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2020年6月7日に、ブラジルのイグアス国立公園で
イグアス・ハーフマラソン(Meia Maratona das Cataratas)が行われます。
イグアスの滝を見ながら、緑豊かな国立公園を駆け抜ける人気の大会で、
今年で13回目を迎えます。
この参加受付が1月28日にスタートしました。
コースは21㎞と8㎞の2種類で、18歳以上の男女が参加できます。
どちらのコースもアップダウンはわずかで、主催者によれば難易度は中程度。
気持ちの良いマラソンになりそうです。
【日時・場所】
2020年6月7日
ブラジル・フォスドイグアス イグアス国立公園内 Porto Canoas
朝8:30スタート
【参加費】
21㎞、8㎞とも同額ですが、申込時期によって変わります。
定員に達すると締め切られます。
(21㎞=2,500人 8㎞=1,500人)
2/27までの申し込み 120レアル
3/27までの申し込み 140レアル
4/27までの申し込み 160レアル
5/7までの申し込み 180レアル
国立公園入場料、園内シャトルの利用も含まれます。
【申込み】
大会公式WEBサイトから
meiamaratonadascataratas.com.br
【参加キットの配布】(シャツ、ゼッケン、タイム計測用チップ)
6月5日、6日の10時から22時
フォスドイグアスの3国国境(Marco das Três Fronteiras)にて
参加費の支払い証明と写真付き身分証が必要です。
ランナーの皆さん、イグアスの滝を走ってみませんか!?
写真は大会公式Instagramから
2020-01-31
イグアスの滝を走る!イグアス・ハーフマラソンが受付開始
2020年6月7日に、ブラジルのイグアス国立公園で
イグアス・ハーフマラソン(Meia Maratona das Cataratas)が行われます。
イグアスの滝を見ながら、緑豊かな国立公園を駆け抜ける人気の大会で、
今年で13回目を迎えます。
この参加受付が1月28日にスタートしました。
コースは21㎞と8㎞の2種類で、18歳以上の男女が参加できます。
どちらのコースもアップダウンはわずかで、主催者によれば難易度は中程度。
気持ちの良いマラソンになりそうです。
【日時・場所】
2020年6月7日
ブラジル・フォスドイグアス イグアス国立公園内 Porto Canoas
朝8:30スタート
【参加費】
21㎞、8㎞とも同額ですが、申込時期によって変わります。
定員に達すると締め切られます。
(21㎞=2,500人 8㎞=1,500人)
2/27までの申し込み 120レアル
3/27までの申し込み 140レアル
4/27までの申し込み 160レアル
5/7までの申し込み 180レアル
国立公園入場料、園内シャトルの利用も含まれます。
【申込み】
大会公式WEBサイトから
meiamaratonadascataratas.com.br
【参加キットの配布】(シャツ、ゼッケン、タイム計測用チップ)
6月5日、6日の10時から22時
フォスドイグアスの3国国境(Marco das Três Fronteiras)にて
参加費の支払い証明と写真付き身分証が必要です。
ランナーの皆さん、イグアスの滝を走ってみませんか!?
写真は大会公式Instagramから
2020-01-30
インカトレイル、1か月の定期メンテナンス入り
ペルーのインカトレイルは、今年も2月に例年通り、年に一度の定期メンテナンスに入ります。
2月いっぱいは閉鎖され、3月には再開予定です。
Machu Picchu With TWB In Foreground Tyler Bell
インカトレイルは、インカ帝国時代に作られた古い山道で、
この道を通ってマチュピチュ遺跡へ行くインカトレッキングが、
世界の旅人に人気です。
毎年2月の雨季の時期に1か月間クローズし、
道の傷みを修復して、
次の観光シーズンに備えるのが通例になっています。
遺跡管理側のコメントによれば、
雨の影響でダメージを受けた個所などを中心に、
利用者の安全確保のために修復を行うとのことです。
なお、マチュピチュ遺跡は2月中も休むことなく通常通り開園です。
インカトレッキングは1日コースと3泊コースがあり、
どちらも入山人数に制限があるため、数か月前から満員になります。
「今年こそは憧れのインカトレックを!」という方は、
ぜひお早めにお問い合わせください。
2月いっぱいは閉鎖され、3月には再開予定です。
Machu Picchu With TWB In Foreground Tyler Bell
インカトレイルは、インカ帝国時代に作られた古い山道で、
この道を通ってマチュピチュ遺跡へ行くインカトレッキングが、
世界の旅人に人気です。
毎年2月の雨季の時期に1か月間クローズし、
道の傷みを修復して、
次の観光シーズンに備えるのが通例になっています。
遺跡管理側のコメントによれば、
雨の影響でダメージを受けた個所などを中心に、
利用者の安全確保のために修復を行うとのことです。
なお、マチュピチュ遺跡は2月中も休むことなく通常通り開園です。
インカトレッキングは1日コースと3泊コースがあり、
どちらも入山人数に制限があるため、数か月前から満員になります。
「今年こそは憧れのインカトレックを!」という方は、
ぜひお早めにお問い合わせください。
2020-01-29
2020年5月3日 ボリビア大統領選のご注意
2020年5月3日は、ボリビアの大統領選挙の投票日です。
日本と違って投票が義務のボリビアでは、
選挙時にはさまざまなサービスが止まり、旅行者にも影響しますので、ご注意ください。
Calacoto La Paz, Bolivia Russland345 [CC BY-SA]
ボリビア国内の交通機関(国内線、バス、ラパスのテレフェリコなど)は全面運休になります。
ボリビア発着の国際線は運航されますが、国内線との乗り継ぎはできません。
ラパス-ウユニの国内線も運休です。
旅行会社の空港送迎などは可能ですが、当局に事前の許可申請が必要となるため、
早めの手配が必要です。
ボリビア国内の観光施設や博物館などは休業します。
ショッピングモール、レストラン、スーパーマーケット等も休業となります。
ホテル併設のレストランは基本的に営業するようですが、要事前確認です。
ボリビア国内では、5月1日午前0:00から、4日午後12:00まで、
アルコール類の販売、および飲食店での提供が禁止されます。
外を歩くのは別に禁止されていませんので、
乗り物に乗らず、店に入らず、お酒はちょっと我慢して健康的に過ごす感じですね!
ちょうど日本のゴールデンウィークと重なりますが、
旅行をご計画の方はご注意ください。
日本と違って投票が義務のボリビアでは、
選挙時にはさまざまなサービスが止まり、旅行者にも影響しますので、ご注意ください。
Calacoto La Paz, Bolivia Russland345 [CC BY-SA]
交通機関の運休
ボリビア国内の交通機関(国内線、バス、ラパスのテレフェリコなど)は全面運休になります。
ボリビア発着の国際線は運航されますが、国内線との乗り継ぎはできません。
ラパス-ウユニの国内線も運休です。
旅行会社の空港送迎などは可能ですが、当局に事前の許可申請が必要となるため、
早めの手配が必要です。
店、観光施設などの休業
ボリビア国内の観光施設や博物館などは休業します。
ショッピングモール、レストラン、スーパーマーケット等も休業となります。
ホテル併設のレストランは基本的に営業するようですが、要事前確認です。
アルコール類の販売停止
ボリビア国内では、5月1日午前0:00から、4日午後12:00まで、
アルコール類の販売、および飲食店での提供が禁止されます。
外を歩くのは別に禁止されていませんので、
乗り物に乗らず、店に入らず、お酒はちょっと我慢して健康的に過ごす感じですね!
ちょうど日本のゴールデンウィークと重なりますが、
旅行をご計画の方はご注意ください。
2020-01-28
南米で時間に正確な航空会社 その2
前回、OAGの定時運航率ランキングをもとに、
南米で時間に正確な航空会社を調べましたが、
今回は日本-南米間の移動に使う航空会社について見ていきます。
当たり前ですが、日本から南米へ旅行するときは、
まず最初に南米までの長距離移動があります。
この部分は南米の会社ではなく、欧米や中東系だったりしますので、
そこの定時運航率を見てみます。
まず、日本と南米(ここではコロンビア以南の南米大陸各国とします)の両方に乗り入れていて、
日本から南米への移動に使われそうな航空会社を、独断でピックアップします。
【北米系】エアカナダ、アエロメヒコ、アメリカン、デルタ、ユナイテッド
【欧州系】アリタリア、エールフランス、ブリティッシュ、イベリア、ルフトハンザ、ターキッシュ
【中東系】エミレーツ、エティハド、カタール
【オセアニア系】カンタス
まだ他にもあると思いますが、
とりあえず、今回はこの15社を比較対象にしました。
日系は南米へ自社運航で乗り入れていないので入りません。
次に、OAGのレポートから各社の定時運航率を拾い、順番に並べます。
すると、こういう結果になりました。
●日本-南米の移動で使いそうな航空会社15社の定時運航率の比較(2019年)
順位 / 航空会社 / 定時運航率
1 / イベリア(スペイン) / 84.06%
2 / デルタ(アメリカ) / 83.56%
3 / エティハド(アラブ首長国連邦) / 83.40%
4 / カンタス(オーストラリア) / 82.96%
5 / アリタリア(イタリア) / 81.58%
6 / カタール(カタール) / 80.32%
7 / エールフランス(フランス) / 79.92%
8 / エミレーツ(アラブ首長国連邦) / 79.47%
9 / アエロメヒコ(メキシコ) / 78.95%
10 / アメリカン(アメリカ) / 77.90%
11 / ターキッシュ(トルコ) / 76.72%
12 / ユナイテッド(アメリカ) / 76.28%
13 / ブリティッシュ(イギリス) / 76.18%
14 / ルフトハンザ(ドイツ) / 73.96%
15 / エアカナダ(カナダ) / 66.42%
Punctuality League 2020 Report - OAG.comのデータから筆者集計
Iberia Airlines [CC BY]
独断で選んだ15社を定時運航率の順に並べただけですので、
乗り継ぎの良さなどは一切考慮されていません。
定時運航率は各社の路線全体の数値で、南米路線だけの数値ではありません。
OAGの定時運航の定義は、定刻から15分以内の到着です。
いかがでしょうか?
イメージに近いところもあれば、意外なところもあるかもしれません。
北米系では、デルタが頭一つ抜け出した印象です。
また、全体的に中東系の手堅さが目立ちますね。
もちろん、定時運航率はあくまで確率ですので、
実際の旅行計画の際には、行きたいところに飛んでいるか、
そして便利なスケジュールかが大切になってきますが、
大まかなご参考にでもなれば幸いです。
南米で時間に正確な航空会社を調べましたが、
今回は日本-南米間の移動に使う航空会社について見ていきます。
当たり前ですが、日本から南米へ旅行するときは、
まず最初に南米までの長距離移動があります。
この部分は南米の会社ではなく、欧米や中東系だったりしますので、
そこの定時運航率を見てみます。
まず、日本と南米(ここではコロンビア以南の南米大陸各国とします)の両方に乗り入れていて、
日本から南米への移動に使われそうな航空会社を、独断でピックアップします。
【北米系】エアカナダ、アエロメヒコ、アメリカン、デルタ、ユナイテッド
【欧州系】アリタリア、エールフランス、ブリティッシュ、イベリア、ルフトハンザ、ターキッシュ
【中東系】エミレーツ、エティハド、カタール
【オセアニア系】カンタス
まだ他にもあると思いますが、
とりあえず、今回はこの15社を比較対象にしました。
日系は南米へ自社運航で乗り入れていないので入りません。
次に、OAGのレポートから各社の定時運航率を拾い、順番に並べます。
すると、こういう結果になりました。
●日本-南米の移動で使いそうな航空会社15社の定時運航率の比較(2019年)
順位 / 航空会社 / 定時運航率
1 / イベリア(スペイン) / 84.06%
2 / デルタ(アメリカ) / 83.56%
3 / エティハド(アラブ首長国連邦) / 83.40%
4 / カンタス(オーストラリア) / 82.96%
5 / アリタリア(イタリア) / 81.58%
6 / カタール(カタール) / 80.32%
7 / エールフランス(フランス) / 79.92%
8 / エミレーツ(アラブ首長国連邦) / 79.47%
9 / アエロメヒコ(メキシコ) / 78.95%
10 / アメリカン(アメリカ) / 77.90%
11 / ターキッシュ(トルコ) / 76.72%
12 / ユナイテッド(アメリカ) / 76.28%
13 / ブリティッシュ(イギリス) / 76.18%
14 / ルフトハンザ(ドイツ) / 73.96%
15 / エアカナダ(カナダ) / 66.42%
Punctuality League 2020 Report - OAG.comのデータから筆者集計
Iberia Airlines [CC BY]
独断で選んだ15社を定時運航率の順に並べただけですので、
乗り継ぎの良さなどは一切考慮されていません。
定時運航率は各社の路線全体の数値で、南米路線だけの数値ではありません。
OAGの定時運航の定義は、定刻から15分以内の到着です。
いかがでしょうか?
イメージに近いところもあれば、意外なところもあるかもしれません。
北米系では、デルタが頭一つ抜け出した印象です。
また、全体的に中東系の手堅さが目立ちますね。
もちろん、定時運航率はあくまで確率ですので、
実際の旅行計画の際には、行きたいところに飛んでいるか、
そして便利なスケジュールかが大切になってきますが、
大まかなご参考にでもなれば幸いです。
2020-01-25
南米で時間に正確な航空会社
航空関連情報を提供する英国のOAGは、
先日、2019年の世界の航空会社の定時運航率ランキングを発表しました。
南米関係の航空会社を見ていきたいと思います。
まず、全航空会社のランキングでは、
中南米のコパ航空(2位)とラタム航空(5位)がベスト5入りし、
日本のANA(7位)、JAL(15位)よりも上位になりました。
ちなみに日系ではスカイマークの3位が最高です。
●2019年 定時運航率ランキング 全航空会社(OAG調査)
順位 / 航空会社 / 定時運航率
1 / Garuda Indonesia / 95.01%
2 / Copa Airlines / 92.01%
3 / Skymark Airlines / 90.12%
4 / Hawaiian Airlines / 87.40%
5 / LATAM Airlines Group / 86.41%
6 / Aeroflot / 86.30%
7 / All Nippon Airways / 85.92%
8 / Jetstar Asia / 85.48%
9 / Singapore Airlines / 85.32%
10 / Thai AirAsia / 84.49%
15 / Japan Airlines / 83.44%
2位のコパ航空は、前年の1位から1つ順位を下げました。
パナマが拠点で、南北アメリカの中心という地理的メリットを活かし、
北中南米の各地を結んでいます。
5位のラタム航空は、前年の7位から2つ順位を上げました。
チリのラン航空とブラジルのタム航空が合併して生まれた会社で、
南米最大級のネットワークです。
特にペルーやチリでは強く、
イースター島へ行くときには必ずお世話になる会社です。
ラタム航空は、特に規模の大きい20社を比較した、メガエアライン部門でも、
ANA,JALを抑えて1位になり、健闘が光ります。
次にラテンアメリカ地域のランキングを見てみます。
●2019年 定時運航率ランキング ラテンアメリカ(OAG調査)
1 / Copa Airlines(パナマ) / 92.01%
2 / LATAM Airlines Group(チリ) / 86.41%
3 / Sky Airline(チリ) / 83.42%
4 / Azul Airlines(ブラジル) / 80.40%
5 / Aerolineas Argentinas(アルゼンチン) / 79.26%
6 / Aeromexico(メキシコ) / 78.95%
7 / GOL Linhas Aereas(ブラジル) / 78.04%
8 / Avianca(コロンビア) / 76.63%
9 / Volaris(メキシコ) / 75.61%
10 / Caribbean Airlines(トリニダード・トバゴ) / 74.95%
上位の3社は、日本の大手2社とほぼ同等の定時運航率です。
5位アルゼンチン航空はいろんな評判もあるようですが、
10本のうち約8本は定時運航という結果です。
なお、OAGのランキングでは、
定時から15分以内の到着を定時運航としています。
もちろん、定時運航率はあくまで確率ですから、
悪天候などでどうしても遅れることもありますが、
こういう数字を頭の片隅にでも置いておくと、
初めての航空会社でも、安心して乗れるかもしれません。
出典
Punctuality League 2020 Report - OAG.com
先日、2019年の世界の航空会社の定時運航率ランキングを発表しました。
南米関係の航空会社を見ていきたいと思います。
まず、全航空会社のランキングでは、
中南米のコパ航空(2位)とラタム航空(5位)がベスト5入りし、
日本のANA(7位)、JAL(15位)よりも上位になりました。
ちなみに日系ではスカイマークの3位が最高です。
●2019年 定時運航率ランキング 全航空会社(OAG調査)
順位 / 航空会社 / 定時運航率
1 / Garuda Indonesia / 95.01%
2 / Copa Airlines / 92.01%
3 / Skymark Airlines / 90.12%
4 / Hawaiian Airlines / 87.40%
5 / LATAM Airlines Group / 86.41%
6 / Aeroflot / 86.30%
7 / All Nippon Airways / 85.92%
8 / Jetstar Asia / 85.48%
9 / Singapore Airlines / 85.32%
10 / Thai AirAsia / 84.49%
15 / Japan Airlines / 83.44%
2位のコパ航空は、前年の1位から1つ順位を下げました。
パナマが拠点で、南北アメリカの中心という地理的メリットを活かし、
北中南米の各地を結んでいます。
5位のラタム航空は、前年の7位から2つ順位を上げました。
チリのラン航空とブラジルのタム航空が合併して生まれた会社で、
南米最大級のネットワークです。
特にペルーやチリでは強く、
イースター島へ行くときには必ずお世話になる会社です。
ラタム航空は、特に規模の大きい20社を比較した、メガエアライン部門でも、
ANA,JALを抑えて1位になり、健闘が光ります。
次にラテンアメリカ地域のランキングを見てみます。
●2019年 定時運航率ランキング ラテンアメリカ(OAG調査)
1 / Copa Airlines(パナマ) / 92.01%
2 / LATAM Airlines Group(チリ) / 86.41%
3 / Sky Airline(チリ) / 83.42%
4 / Azul Airlines(ブラジル) / 80.40%
5 / Aerolineas Argentinas(アルゼンチン) / 79.26%
6 / Aeromexico(メキシコ) / 78.95%
7 / GOL Linhas Aereas(ブラジル) / 78.04%
8 / Avianca(コロンビア) / 76.63%
9 / Volaris(メキシコ) / 75.61%
10 / Caribbean Airlines(トリニダード・トバゴ) / 74.95%
上位の3社は、日本の大手2社とほぼ同等の定時運航率です。
5位アルゼンチン航空はいろんな評判もあるようですが、
10本のうち約8本は定時運航という結果です。
なお、OAGのランキングでは、
定時から15分以内の到着を定時運航としています。
もちろん、定時運航率はあくまで確率ですから、
悪天候などでどうしても遅れることもありますが、
こういう数字を頭の片隅にでも置いておくと、
初めての航空会社でも、安心して乗れるかもしれません。
出典
Punctuality League 2020 Report - OAG.com
2020-01-24
南米の民衆を描いた画家 グアヤサミン
エクアドルの著名な芸術家・グアヤサミンの作品を展示する
「ラ・カピージャ・デル・オンブレ」は、キト市の緑の多いエリアの高台にあります。
「ラ・カピージャ・デル・オンブレ」は直訳すると「人間の礼拝堂」という意味になります。
グアヤサミンの作品は、
ラテンアメリカの民衆の暮らしや社会をテーマとし、
国際的に高く評価されています。
壁画も手掛け、エクアドル政府や議会庁舎、
スペインのマドリッド国際空港、パリのユネスコ本部、
サンパウロのラテンアメリカ議会などで、
その作品を見ることができます。
グアヤサミンは1919年、キトに生まれ、地元の美術学校で学びました。
10人兄弟の最年長で、早くして母親を亡くし、家庭は貧しかったそうです。
学生時代、仲の良い友人を抗議デモの最中に亡くしたことが、
彼の作風に影響を与えたといわれています。
若くして数々の芸術賞を受賞し、
やがてラテンアメリカ各地を旅して、民衆の暮らしに触れた彼は、
貧困、抑圧、差別などのテーマに取り組んでいきます。
ラ・カピージャ・デル・オンブレの外観は無機質ですが、
中に入ると大きな吹き抜けが特徴的です。
この吹き抜けの上の天井に、ポトシ鉱山の労働者達をモチーフにした作品があります。
ポトシはボリビアにある南米最大級の銀鉱山で、
産出される銀はスペインの繁栄を支えましたが、鉱山の労働環境は劣悪でした。
鉱山労働者の寿命は短く、その環境は今も根本的には変わっていないと言われます。
独特の白黒の強烈なタッチで、その厳しい状況が描かれています。
グアヤサミンは1999年に亡くなり、その3年後の2002年、
彼の邸宅の隣接地にラ・カピージャ・デル・オンブレはオープンしました。
ラ・カピージャ・デル・オンブレと同じ敷地内に、
グアヤサミン邸が公開されています。
美しい邸宅の中には多数の美術品が展示されています。
広いアトリエも残され、グアヤサミンの生前のインタビューがビデオで紹介されています。
グアヤサミンの作品は、人間の尊厳や幸せについて、考えさせられます。
キトで時間があれば、ぜひとも足を運んでみたいところです。
https://www.webtravel.jp/sanature/11548.html
「ラ・カピージャ・デル・オンブレ」は、キト市の緑の多いエリアの高台にあります。
「ラ・カピージャ・デル・オンブレ」は直訳すると「人間の礼拝堂」という意味になります。
グアヤサミンの作品は、
ラテンアメリカの民衆の暮らしや社会をテーマとし、
国際的に高く評価されています。
壁画も手掛け、エクアドル政府や議会庁舎、
スペインのマドリッド国際空港、パリのユネスコ本部、
サンパウロのラテンアメリカ議会などで、
その作品を見ることができます。
グアヤサミンは1919年、キトに生まれ、地元の美術学校で学びました。
10人兄弟の最年長で、早くして母親を亡くし、家庭は貧しかったそうです。
学生時代、仲の良い友人を抗議デモの最中に亡くしたことが、
彼の作風に影響を与えたといわれています。
若くして数々の芸術賞を受賞し、
やがてラテンアメリカ各地を旅して、民衆の暮らしに触れた彼は、
貧困、抑圧、差別などのテーマに取り組んでいきます。
ラ・カピージャ・デル・オンブレの外観は無機質ですが、
中に入ると大きな吹き抜けが特徴的です。
この吹き抜けの上の天井に、ポトシ鉱山の労働者達をモチーフにした作品があります。
ポトシはボリビアにある南米最大級の銀鉱山で、
産出される銀はスペインの繁栄を支えましたが、鉱山の労働環境は劣悪でした。
鉱山労働者の寿命は短く、その環境は今も根本的には変わっていないと言われます。
独特の白黒の強烈なタッチで、その厳しい状況が描かれています。
グアヤサミンは1999年に亡くなり、その3年後の2002年、
彼の邸宅の隣接地にラ・カピージャ・デル・オンブレはオープンしました。
ラ・カピージャ・デル・オンブレと同じ敷地内に、
グアヤサミン邸が公開されています。
美しい邸宅の中には多数の美術品が展示されています。
広いアトリエも残され、グアヤサミンの生前のインタビューがビデオで紹介されています。
グアヤサミンの作品は、人間の尊厳や幸せについて、考えさせられます。
キトで時間があれば、ぜひとも足を運んでみたいところです。
https://www.webtravel.jp/sanature/11548.html
2020-01-23
ペリトモレノ氷河の次の大崩落は?
アルゼンチンのパタゴニアにあるペリトモレノ氷河は、
寒さが和らぐ夏(12~2月頃)が、観光シーズンです。
気になるのは、次の氷河の大崩落はいつあるのかです。
ペリトモレノ氷河は何年かおきに、大きな崩落を繰り返しています。
氷河は常に成長しています。
ペリトモレノ氷河はアルヘンティーノ湖に面していますが、
この湖は幅が狭いです。
氷河が成長して迫り出してくると、
湖を横切って対岸まで達し、湖をせき止めてしまいます。
いわば、天然の氷のダムが湖を二分してしまうわけです。
やがて、このダムの両側で水位差ができると、水圧で氷に穴が開いてトンネル状になり、
穴が大きくなって最後には崩れます。
これが氷河の大崩落です。
このサイクルは数年おきに繰り返されており、
前回は2018年3月、その前は2016年3月でした。
ちなみにその前は2012年3月に起こっています。
直近の3回はたまたま、いずれも3月だったのですが、
冬の7月に起こったこともあります。
前々回、2016年3月の大崩落を動画でご覧ください。
前回2018年の大崩落は深夜に起こり、
国立公園の開園時間外で無人だったため、
誰も目撃者がいませんでした。
かつては、大崩落は4~5年おきくらいと言われていたのですが、
気候変動の影響なのか、
最近はサイクルが短くなっている感もあります。
一度は生で見てみたい大崩落。
2016年、2018年と来ていますので、
単純に考えると次は今年2020年か?とも思えますが、
こればかりは自然現象ですので、いつ起こるかは誰にもわかりません。
大崩落は運次第だとしても、小さな氷の塊(といっても大きい)が落ちる
小さな崩落は、毎日起こっています。
これを見るのも意外と難しく、ふと目をそらした瞬間に落ちたりするのですが、
現地にお越しの際は、ぜひ目を凝らして、よく観察してみてください。
寒さが和らぐ夏(12~2月頃)が、観光シーズンです。
気になるのは、次の氷河の大崩落はいつあるのかです。
ペリトモレノ氷河は何年かおきに、大きな崩落を繰り返しています。
氷河は常に成長しています。
ペリトモレノ氷河はアルヘンティーノ湖に面していますが、
この湖は幅が狭いです。
氷河が成長して迫り出してくると、
湖を横切って対岸まで達し、湖をせき止めてしまいます。
いわば、天然の氷のダムが湖を二分してしまうわけです。
やがて、このダムの両側で水位差ができると、水圧で氷に穴が開いてトンネル状になり、
穴が大きくなって最後には崩れます。
これが氷河の大崩落です。
このサイクルは数年おきに繰り返されており、
前回は2018年3月、その前は2016年3月でした。
ちなみにその前は2012年3月に起こっています。
直近の3回はたまたま、いずれも3月だったのですが、
冬の7月に起こったこともあります。
前々回、2016年3月の大崩落を動画でご覧ください。
前回2018年の大崩落は深夜に起こり、
国立公園の開園時間外で無人だったため、
誰も目撃者がいませんでした。
かつては、大崩落は4~5年おきくらいと言われていたのですが、
気候変動の影響なのか、
最近はサイクルが短くなっている感もあります。
一度は生で見てみたい大崩落。
2016年、2018年と来ていますので、
単純に考えると次は今年2020年か?とも思えますが、
こればかりは自然現象ですので、いつ起こるかは誰にもわかりません。
大崩落は運次第だとしても、小さな氷の塊(といっても大きい)が落ちる
小さな崩落は、毎日起こっています。
これを見るのも意外と難しく、ふと目をそらした瞬間に落ちたりするのですが、
現地にお越しの際は、ぜひ目を凝らして、よく観察してみてください。
2020-01-22
スターフルーツ
スターフルーツの季節です。
スーパーの店頭にたくさん出ていたので買ってみました。
値段は1㎏あたり8,900グアラニー(約160円)でした。
ちなみに、ここパラグアイではcarambolaといいます。
しばらく冷蔵庫で寝かせてから、食べてみました。
そのままだと縁の尖った部分(星形の先端にあたる部分)が苦いため、
まず、その部分を切り落とし、それから輪切りにスライスします。
すると、このように星形になります。
微妙な硬さと酸味がバランスよく、おいしくいただきました!
日本ではスターフルーツは沖縄で作っているようです。
日本では、いくらくらいするんだろうと思って、通販サイトで調べてみると。。。
安くて1Kgで2,500円~とか、一桁違います!!
もう一度言いますが、パラグアイでは1㎏160円です。
あらためて、南国の味覚が豊富なのは、南米ならではと実感です。
もし夏にパラグアイへいらしたら、ぜひスターフルーツもお楽しみください。
ところで、Wikipedia スターフルーツを見ると、
「東南アジア地区などで、塩をかけて食べることがある」とか。
スイカに塩、みたいなものなのでしょうか?
「スイカに塩」派の私としては、ぜひ次回、チャレンジしたいと思います。
スーパーの店頭にたくさん出ていたので買ってみました。
値段は1㎏あたり8,900グアラニー(約160円)でした。
ちなみに、ここパラグアイではcarambolaといいます。
しばらく冷蔵庫で寝かせてから、食べてみました。
そのままだと縁の尖った部分(星形の先端にあたる部分)が苦いため、
まず、その部分を切り落とし、それから輪切りにスライスします。
すると、このように星形になります。
微妙な硬さと酸味がバランスよく、おいしくいただきました!
日本ではスターフルーツは沖縄で作っているようです。
日本では、いくらくらいするんだろうと思って、通販サイトで調べてみると。。。
安くて1Kgで2,500円~とか、一桁違います!!
もう一度言いますが、パラグアイでは1㎏160円です。
あらためて、南国の味覚が豊富なのは、南米ならではと実感です。
もし夏にパラグアイへいらしたら、ぜひスターフルーツもお楽しみください。
ところで、Wikipedia スターフルーツを見ると、
「東南アジア地区などで、塩をかけて食べることがある」とか。
スイカに塩、みたいなものなのでしょうか?
「スイカに塩」派の私としては、ぜひ次回、チャレンジしたいと思います。
2020-01-21
ピジャロのディアブラーダ2
引き続き、ピジャロのディアブラーダを、画像でご紹介します。
ディアブラーダとガリシャ。
ガリシャとは白い衣装で女装した男達で、ディアブラーダに同行します。
踊るガリシャ達。
金の角が立派なディアブラーダ。
女性のディアブラーダ。
ディアブラーダ達は手に鞭のようなものを持っています。
赤い角のディアブラーダ。
とぼけた顔のガリシャ達。表情が読めないだけに、逆に怖いかも。
ポーズを決めてくれた女性のディアブラーダ。
ディアブラーダを見る場所ですが、サンファン市場の前には桟敷席が設置され、
このあたりがグループのパフォーマンスにも力が入って、人気の見物スポットのようです。
ピジャロは首都キトからは片道4時間前後、日帰りもできない距離ではありません。
宿泊する場合、この町はホテルが少ないですが、10㎞離れたアンバトにはたくさんあります。
少し足を延ばし、温泉地バーニョスとの組み合わせもおすすめです。
人気のお祭りとはいえ、まだまだそこまで観光化も進んでおらず、
田舎の祭りの雰囲気が残っていました。
エクアドルの新年は、こうしてにぎやかに幕を開けます。
ディアブラーダとガリシャ。
ガリシャとは白い衣装で女装した男達で、ディアブラーダに同行します。
踊るガリシャ達。
金の角が立派なディアブラーダ。
女性のディアブラーダ。
ディアブラーダ達は手に鞭のようなものを持っています。
赤い角のディアブラーダ。
とぼけた顔のガリシャ達。表情が読めないだけに、逆に怖いかも。
ポーズを決めてくれた女性のディアブラーダ。
ディアブラーダを見る場所ですが、サンファン市場の前には桟敷席が設置され、
このあたりがグループのパフォーマンスにも力が入って、人気の見物スポットのようです。
ピジャロは首都キトからは片道4時間前後、日帰りもできない距離ではありません。
宿泊する場合、この町はホテルが少ないですが、10㎞離れたアンバトにはたくさんあります。
少し足を延ばし、温泉地バーニョスとの組み合わせもおすすめです。
人気のお祭りとはいえ、まだまだそこまで観光化も進んでおらず、
田舎の祭りの雰囲気が残っていました。
エクアドルの新年は、こうしてにぎやかに幕を開けます。
2020-01-18
ハーブ
実はここ1週間ほど、軽い夏風邪をひいています。
昼間は暑いのでエアコンを使っているのですが、
夜は結構涼しく、その温度差が原因かもしれません。
それほどひどくはないのですが、のどと鼻に来る風邪で、
のどがイガイガして咳が出るのが困ります。
そういえば、のどによいお茶があったのを思い出して、試してみました。
ブロンキオ・テというお茶で、
パラグアイのお茶メーカー「テ・グアラニ」の製品です。
こちらではスーパーで普通に買えます。
ちなみにブロンキオはスペイン語で気管支、テはお茶です。
直訳すると「気管支茶」という感じでしょうか。
パッケージの説明には、伝統的に気管支によいとされるハーブを
ミックスしたとあり、咳、風邪、痰などによいと書かれています。
ティーバックではなく、細かい茶葉が大袋に入っています。
付属の説明書によると、まずブロンキオ・テ大さじ半分を
よく沸かした熱湯500ccに入れ、10分待ちます。
この間、お茶の湯気を吸いこむとなお、効果があるとのこと。
その後、お茶を濾して、ハチミツを加えて飲みます。
これを大人は1日4~5回くらい行うとよいとのこと。
さっそくやってみました。
お茶の湯気を吸い込むと、独特の香りが鼻にすうっと通り、気持ち良いです。
しばらく置いてから、濾してハチミツを入れて飲みます。
ハチミツなしでも飲めなくもないですが、かなり苦いので、
マイルドにするためのハチミツなのでしょう。
体も中から温まり、ぽかぽかした感じになります。
これを今朝から何度か繰り返しているのですが、
心なしか、喉と鼻が楽になったような気がします。
パラグアイはハーブが盛んで、
市場や道端で、よくハーブを売っています。
いろいろな種類があり、何に効くハーブが欲しいというと、
それに適したものを出してくれます。
また医師の処方箋でも、薬に加えて、
「〇〇のお茶を毎日飲むように」などと指示されることもあります。
それだけ、ハーブが暮らしに根付いているということなのでしょう。
ハーブと休養で、夏風邪を退治したいと思います。
昼間は暑いのでエアコンを使っているのですが、
夜は結構涼しく、その温度差が原因かもしれません。
それほどひどくはないのですが、のどと鼻に来る風邪で、
のどがイガイガして咳が出るのが困ります。
そういえば、のどによいお茶があったのを思い出して、試してみました。
ブロンキオ・テというお茶で、
パラグアイのお茶メーカー「テ・グアラニ」の製品です。
こちらではスーパーで普通に買えます。
ちなみにブロンキオはスペイン語で気管支、テはお茶です。
直訳すると「気管支茶」という感じでしょうか。
パッケージの説明には、伝統的に気管支によいとされるハーブを
ミックスしたとあり、咳、風邪、痰などによいと書かれています。
ティーバックではなく、細かい茶葉が大袋に入っています。
付属の説明書によると、まずブロンキオ・テ大さじ半分を
よく沸かした熱湯500ccに入れ、10分待ちます。
この間、お茶の湯気を吸いこむとなお、効果があるとのこと。
その後、お茶を濾して、ハチミツを加えて飲みます。
これを大人は1日4~5回くらい行うとよいとのこと。
さっそくやってみました。
お茶の湯気を吸い込むと、独特の香りが鼻にすうっと通り、気持ち良いです。
しばらく置いてから、濾してハチミツを入れて飲みます。
ハチミツなしでも飲めなくもないですが、かなり苦いので、
マイルドにするためのハチミツなのでしょう。
体も中から温まり、ぽかぽかした感じになります。
これを今朝から何度か繰り返しているのですが、
心なしか、喉と鼻が楽になったような気がします。
パラグアイはハーブが盛んで、
市場や道端で、よくハーブを売っています。
いろいろな種類があり、何に効くハーブが欲しいというと、
それに適したものを出してくれます。
また医師の処方箋でも、薬に加えて、
「〇〇のお茶を毎日飲むように」などと指示されることもあります。
それだけ、ハーブが暮らしに根付いているということなのでしょう。
ハーブと休養で、夏風邪を退治したいと思います。
2020-01-17
ピジャロのディアブラーダ
エクアドルのピジャロ(Pillaro)で毎年1月1日~6日に開かれるディアブラーダは、
伝統的な悪魔のマスクのお祭りです。
頭から角が生えたような独特のマスクをつけたグループが、
音楽に合わせ、町を練り歩きます。
ディアブラーダの起源はスペイン植民地時代にさかのぼり、
スペイン文化と、南米の文化が融合して生まれました。
古い言い伝えによれば、植民地時代、キリスト教宣教師の教えを拒否した先住民の人々が、
悪魔になったともといわれています。
悪魔のマスクは手作りで、動物の角や歯が使われています。
衣装は鮮やかな赤や黒が基調です。
悪魔と一緒に、ガリシャと呼ばれる、マスクを身に着けて白い衣装で女装した男達と、楽団も同行します。
ディアブラーダの各グループは各地区のコミュニティーの人々で構成され、
祭りの間、10以上のグループが踊りを披露します。
ピジャロは、中部の都市アンバトから約10㎞のところにあり、
祭りの日には、多くの観光客が押し寄せます。
2009年には、エクアドルの無形文化遺産に宣言され、
年々人気が高まり、ここ10年ほどで有名になったそうです。
1月1日の昼前に到着したのですが、
ディアブラーダが通る道沿いは、もう見物人で埋め尽くされていました。
ディアブラーダがやってくると、見物人は悪魔と一緒にセルフィーしたり、
グループに飛び込み、悪魔と一緒に踊る人もいたりして、大騒ぎです。
後半に続きます。
伝統的な悪魔のマスクのお祭りです。
頭から角が生えたような独特のマスクをつけたグループが、
音楽に合わせ、町を練り歩きます。
ディアブラーダの起源はスペイン植民地時代にさかのぼり、
スペイン文化と、南米の文化が融合して生まれました。
古い言い伝えによれば、植民地時代、キリスト教宣教師の教えを拒否した先住民の人々が、
悪魔になったともといわれています。
悪魔のマスクは手作りで、動物の角や歯が使われています。
衣装は鮮やかな赤や黒が基調です。
悪魔と一緒に、ガリシャと呼ばれる、マスクを身に着けて白い衣装で女装した男達と、楽団も同行します。
ディアブラーダの各グループは各地区のコミュニティーの人々で構成され、
祭りの間、10以上のグループが踊りを披露します。
ピジャロは、中部の都市アンバトから約10㎞のところにあり、
祭りの日には、多くの観光客が押し寄せます。
2009年には、エクアドルの無形文化遺産に宣言され、
年々人気が高まり、ここ10年ほどで有名になったそうです。
1月1日の昼前に到着したのですが、
ディアブラーダが通る道沿いは、もう見物人で埋め尽くされていました。
ディアブラーダがやってくると、見物人は悪魔と一緒にセルフィーしたり、
グループに飛び込み、悪魔と一緒に踊る人もいたりして、大騒ぎです。
後半に続きます。
2020-01-16
お金が文字通りに紙切れになった話
ネットで海外ニュースを見ていたら、たまたまこんな記事を見つけました。
infobae:El Banco Central retirará de circulación los billetes de 5 pesos
(アルゼンチン中央銀行、5ペソ札の流通を終了へ)
アルゼンチンの5ペソ札は、1月末をもって利用が終了し、価値がなくなるという記事です。
5ペソ札を支払いに使えるのは今月(2020年1月)の末までで、
2月1日以降は使えなくなり、新しい同額の硬貨に取って代わられます。
これは前から予定されていたことで、
その期日が目前に迫ったということのようです。
大きな理由はペソの価値の低下です。
5ペソ札は1998年に発行されましたが、
その当時、ペソの価値は今より高く、
5ペソ札はそれなりに価値がありました。
私が初めてアルゼンチンに行った2003年には、1ドル=3ペソ前後でした。
ところがその後はどんどん下がり、最近では1ドル=約60ペソです。
5ペソ札は約9円にしかならず、実質的には小銭なのに
財布のスペースばかり取って、使いにくい状態になっていました。
この実態にあわせ、より使いやすい高額紙幣が発行され、
小額紙幣は廃止されて硬貨へ置き換えられることになったのです。
急いで引き出しを探ってみたら、
数年前にアルゼンチンへ行ったときの使い残しの5ペソ札が2枚と、
他にも紙幣が何枚か出てきました。
アルゼンチンの5、2、10ペソ札
ここアスンシオンから一番近いアルゼンチンの町までは陸路で1時間強。
一瞬、週末にペソを使いに行こうか、とも思いましたが、
手持ちのペソだとコーヒー一杯飲めるかどうかで、
交通費の方が高くつきそうです。
記事の最後の方に、私にとっては、さらに驚きの情報がありました。
5ペソ札と同じ理由で、2ペソ札は既に2018年に利用終了になっているとのこと。
2ペソ札も持っているのですが、知らない間に紙切れになっていたなんて。
大した金額ではないとはいえ、ちょっとショックです。
行き場のない2ペソ札と5ペソ札、このまま手元に取っておいたら、
将来、何倍もの価値が出る、ということはないかなぁ。。。
そういえば、10年ほど前にベネズエラ旅行をしたときの
使い残しの紙幣も持っていたのですが、
これも完全に紙切れになってしまいました。
最後にカラカスの空港で使い切ろうと思っていたら、
深夜で店がことごとく閉まっていて、結局使い切れなかったのです。
こういう国のお金は、使えるときに使っておかないと、と反省です。
お金も残せばよいというものではなく、正しい使いどきがあるということですね。
infobae:El Banco Central retirará de circulación los billetes de 5 pesos
(アルゼンチン中央銀行、5ペソ札の流通を終了へ)
アルゼンチンの5ペソ札は、1月末をもって利用が終了し、価値がなくなるという記事です。
5ペソ札を支払いに使えるのは今月(2020年1月)の末までで、
2月1日以降は使えなくなり、新しい同額の硬貨に取って代わられます。
これは前から予定されていたことで、
その期日が目前に迫ったということのようです。
大きな理由はペソの価値の低下です。
5ペソ札は1998年に発行されましたが、
その当時、ペソの価値は今より高く、
5ペソ札はそれなりに価値がありました。
私が初めてアルゼンチンに行った2003年には、1ドル=3ペソ前後でした。
ところがその後はどんどん下がり、最近では1ドル=約60ペソです。
5ペソ札は約9円にしかならず、実質的には小銭なのに
財布のスペースばかり取って、使いにくい状態になっていました。
この実態にあわせ、より使いやすい高額紙幣が発行され、
小額紙幣は廃止されて硬貨へ置き換えられることになったのです。
急いで引き出しを探ってみたら、
数年前にアルゼンチンへ行ったときの使い残しの5ペソ札が2枚と、
他にも紙幣が何枚か出てきました。
アルゼンチンの5、2、10ペソ札
ここアスンシオンから一番近いアルゼンチンの町までは陸路で1時間強。
一瞬、週末にペソを使いに行こうか、とも思いましたが、
手持ちのペソだとコーヒー一杯飲めるかどうかで、
交通費の方が高くつきそうです。
記事の最後の方に、私にとっては、さらに驚きの情報がありました。
5ペソ札と同じ理由で、2ペソ札は既に2018年に利用終了になっているとのこと。
2ペソ札も持っているのですが、知らない間に紙切れになっていたなんて。
大した金額ではないとはいえ、ちょっとショックです。
行き場のない2ペソ札と5ペソ札、このまま手元に取っておいたら、
将来、何倍もの価値が出る、ということはないかなぁ。。。
そういえば、10年ほど前にベネズエラ旅行をしたときの
使い残しの紙幣も持っていたのですが、
これも完全に紙切れになってしまいました。
最後にカラカスの空港で使い切ろうと思っていたら、
深夜で店がことごとく閉まっていて、結局使い切れなかったのです。
こういう国のお金は、使えるときに使っておかないと、と反省です。
お金も残せばよいというものではなく、正しい使いどきがあるということですね。
2020-01-15
パイロン・デル・ディアブロの滝
エクアドルのバーニョス周辺で見逃せない、もう一つの滝が
パイロン・デル・ディアブロの滝です。
先に紹介したマント・デ・ラ・ノビアの滝からは5kmほどの距離です。
バーニョスからバスでも行けます。
この滝は車道からやや離れており、駐車場から、
徒歩で森の中の遊歩道をどんどん下っていきます。
こんなに下って、帰りが大変だなと思う頃、
レストハウスがあり、そこでチケットを買って入場します。
滝で濡れた服を乾かしている先客がいて、ちょっと不安になります。
パイロン・デル・ディアブロは切り立った崖の間にあり、
その地形上、道は崖に沿って付けられていて、
滝を見るには、接近して水しぶきの洗礼を受けないといけません。
まず展望台があり、そこへは水しぶきが注ぐ、急な階段を下りていきます。
展望台から間近に見上げる滝は迫力です。
さらに近くで見るためには、大人は屈まないと通れない、
低くて狭いトンネルを抜けていきます。
このトンネルを抜けると展望テラスがあり、
もう1回トンネルを抜けると、滝の裏まではもうすぐです。
短い階段を上ると滝裏へ行けます。
滝裏は激しいシャワーが注ぎます。
決して、イグアスのように大きな滝ではないのですが、
すぐ間近に見るので迫力は満点です。
水しぶきを浴びながら階段を上り下りしたり、
狭いトンネルをくぐったりと、冒険系が好きな方にはお勧めです。
必ず濡れるので、雨具や乾きやすい服など、
濡れてもよい服装がお勧めです。
足元も、できれば防水のトレッキングシューズがベストです。
なるべく軽装で、濡れると困るカメラや機器類は持たないほうが無難です。
この滝は私有地にあり、滝を境に所有者が分かれているそうです。
中で自由に行き来できない作りになっていて、
滝を両方から見たい場合には、
それぞれで入場券を買って入場する必要があります。
私は片側しか見ていないのですが、反対側には高い吊り橋などがあり、
また違った景色が楽しめるようです。
他にも、バーニョス近郊にはトレッキングやサイクリングルートもあり、
1日のアクティビティの後にはもちろん、温泉も楽しめます。
パイロン・デル・ディアブロの滝です。
先に紹介したマント・デ・ラ・ノビアの滝からは5kmほどの距離です。
バーニョスからバスでも行けます。
この滝は車道からやや離れており、駐車場から、
徒歩で森の中の遊歩道をどんどん下っていきます。
こんなに下って、帰りが大変だなと思う頃、
レストハウスがあり、そこでチケットを買って入場します。
滝で濡れた服を乾かしている先客がいて、ちょっと不安になります。
パイロン・デル・ディアブロは切り立った崖の間にあり、
その地形上、道は崖に沿って付けられていて、
滝を見るには、接近して水しぶきの洗礼を受けないといけません。
まず展望台があり、そこへは水しぶきが注ぐ、急な階段を下りていきます。
展望台から間近に見上げる滝は迫力です。
さらに近くで見るためには、大人は屈まないと通れない、
低くて狭いトンネルを抜けていきます。
このトンネルを抜けると展望テラスがあり、
もう1回トンネルを抜けると、滝の裏まではもうすぐです。
短い階段を上ると滝裏へ行けます。
滝裏は激しいシャワーが注ぎます。
決して、イグアスのように大きな滝ではないのですが、
すぐ間近に見るので迫力は満点です。
水しぶきを浴びながら階段を上り下りしたり、
狭いトンネルをくぐったりと、冒険系が好きな方にはお勧めです。
必ず濡れるので、雨具や乾きやすい服など、
濡れてもよい服装がお勧めです。
足元も、できれば防水のトレッキングシューズがベストです。
なるべく軽装で、濡れると困るカメラや機器類は持たないほうが無難です。
この滝は私有地にあり、滝を境に所有者が分かれているそうです。
中で自由に行き来できない作りになっていて、
滝を両方から見たい場合には、
それぞれで入場券を買って入場する必要があります。
私は片側しか見ていないのですが、反対側には高い吊り橋などがあり、
また違った景色が楽しめるようです。
他にも、バーニョス近郊にはトレッキングやサイクリングルートもあり、
1日のアクティビティの後にはもちろん、温泉も楽しめます。
2020-01-11
マント・デ・ラ・ノビアの滝
エクアドルのバーニョスの楽しみは温泉だけではありません。
町から少し足を延ばすと、さまざまなアクティビティが楽しめます。
バーニョスの町からアマゾン方面への国道を約12km進んだところに、
マント・デ・ラ・ノビアの滝があります。
滝の名前は、スペイン語でウエディングベールの意味で、
そう言われれば、その名の通り、白い落水があたかもベールのような優雅な姿を見せています。
訪れたときは落ちる水は1本だけでしたが、
水量によっては2本の滝が現れることもあるようです。
国道から滝へは徒歩15分くらい。
滝の近くまでは吊り橋を通って徒歩で行けますが、
「タラビータ」と呼ばれる、ゴンドラのような乗り物もあります。
タラビータ
J. Miers - User: (WT-shared) Jtesla16 de wts wikiviajes
タラビータは、渓谷の上空高くに張られたロープを、
モーターの動力で進むゴンドラが行き来します。
ゴンドラには壁も椅子も何もなく、むき出しのかごに立ち乗りです。
乗ってみると、動き出すと同時に全身に風速を感じ、かなりのスピードと高度で、迫力満点!
思わず足がすくんで、手すりを持つ手に力が入ります。
滝の上でひと時止まって、写真タイムのサービスつきです。
ここで落とし物をしたら一巻の終わり。
風で帽子など飛ばされないよう、お気をつけて。
タラビータで往復することもできますし、
行きだけタラビータ、帰りは滝経由で歩いて戻ってくることもできます。
タラビータに乗るかどうかに関わらず、
滝への道は土道で、雨が降ると足元が悪くなるので、
しっかりしたトレッキング用の靴がお勧めです。
町から少し足を延ばすと、さまざまなアクティビティが楽しめます。
バーニョスの町からアマゾン方面への国道を約12km進んだところに、
マント・デ・ラ・ノビアの滝があります。
滝の名前は、スペイン語でウエディングベールの意味で、
そう言われれば、その名の通り、白い落水があたかもベールのような優雅な姿を見せています。
訪れたときは落ちる水は1本だけでしたが、
水量によっては2本の滝が現れることもあるようです。
国道から滝へは徒歩15分くらい。
滝の近くまでは吊り橋を通って徒歩で行けますが、
「タラビータ」と呼ばれる、ゴンドラのような乗り物もあります。
タラビータ
J. Miers - User: (WT-shared) Jtesla16 de wts wikiviajes
タラビータは、渓谷の上空高くに張られたロープを、
モーターの動力で進むゴンドラが行き来します。
ゴンドラには壁も椅子も何もなく、むき出しのかごに立ち乗りです。
乗ってみると、動き出すと同時に全身に風速を感じ、かなりのスピードと高度で、迫力満点!
思わず足がすくんで、手すりを持つ手に力が入ります。
滝の上でひと時止まって、写真タイムのサービスつきです。
ここで落とし物をしたら一巻の終わり。
風で帽子など飛ばされないよう、お気をつけて。
タラビータで往復することもできますし、
行きだけタラビータ、帰りは滝経由で歩いて戻ってくることもできます。
タラビータに乗るかどうかに関わらず、
滝への道は土道で、雨が降ると足元が悪くなるので、
しっかりしたトレッキング用の靴がお勧めです。
2020-01-10
エクアドルの温泉郷 バーニョス・デ・アグア・サンタ
エクアドルのバーニョス・デ・アグア・サンタ(通称バーニョス)は、
国内ではよく知られた温泉地です。
首都キトからは車で約3時間ほど、
車窓にトゥングラワ火山が見えてくると、バーニョスは近いです。
町はパスタサ川に沿ってあり、周りは山に囲まれています。
町を歩くと、公衆浴場から湯気が上がっているのが目に入りました。
公衆浴場テルマス・デ・ラ・ビルヘンは町の中心から近く、
夜でも大勢で賑わっています。
お湯は硫黄分を含んだ褐色。
あたりには硫黄のにおいが立ち込め、いかにも温泉らしい雰囲気です。
温泉の横には長い滝があり、入浴しながら眺められます。
翌日、町から車で約10分のところにある浴場、エル・サラドを訪れました。
すぐ横を川が流れ、訪れたのは昼間ですが、
先のテルマス・デ・ラ・ビルヘンよりはこじんまりとしていて、空いていました。
エル・サラド
ここは温度が違うプールがいくつかあり、好みに応じて選べます。
一番熱いプールはかなり熱く、時々上がって休憩しないと、
すぐのぼせてしまうほど。
一方、ぬるめのプールは適温で、何時間でも入っていられるくらいです。
もっとぬるいプールもありますが、そちらはちょっと寒いくらい。
ここもお湯は硫黄系の褐色で、効能書きはないので良くわかりませんが、
なんだか体によさそうです。
基本的に露天(オープンエア)ですが、一番熱いプールだけ屋根がついています。
施設は全体的に清潔で、気持ちの良い温泉です。
水着と帽子着用で、男女混浴です。
入浴しながら人々を観察して感じたのは、
みんなとても楽しそうに、長時間、入浴するということです。
日本では、温泉ではゆっくり静かに体を温め、体を清めるというイメージだと思いますが、
ここエクアドルでは、みんなでわいわいおしゃべりしたり、
楽しいレジャーという雰囲気です。
男女が分かれておらず、家族やカップルが一緒ですから、
もしかするとプールに遊びに来ている感覚に近いのかもしれません。
町には公衆浴場以外にもスパがいくつかあり、
スパ付きのホテルや、マッサージ屋さんも多いです。
泊まったホテルにはスチームバスとマッサージもあり、これもまた幸せでした。
旅の疲れを癒せるバーニョス、またいつか帰りたい町です。
国内ではよく知られた温泉地です。
首都キトからは車で約3時間ほど、
車窓にトゥングラワ火山が見えてくると、バーニョスは近いです。
町はパスタサ川に沿ってあり、周りは山に囲まれています。
町を歩くと、公衆浴場から湯気が上がっているのが目に入りました。
公衆浴場テルマス・デ・ラ・ビルヘンは町の中心から近く、
夜でも大勢で賑わっています。
お湯は硫黄分を含んだ褐色。
あたりには硫黄のにおいが立ち込め、いかにも温泉らしい雰囲気です。
温泉の横には長い滝があり、入浴しながら眺められます。
翌日、町から車で約10分のところにある浴場、エル・サラドを訪れました。
すぐ横を川が流れ、訪れたのは昼間ですが、
先のテルマス・デ・ラ・ビルヘンよりはこじんまりとしていて、空いていました。
エル・サラド
ここは温度が違うプールがいくつかあり、好みに応じて選べます。
一番熱いプールはかなり熱く、時々上がって休憩しないと、
すぐのぼせてしまうほど。
一方、ぬるめのプールは適温で、何時間でも入っていられるくらいです。
もっとぬるいプールもありますが、そちらはちょっと寒いくらい。
ここもお湯は硫黄系の褐色で、効能書きはないので良くわかりませんが、
なんだか体によさそうです。
基本的に露天(オープンエア)ですが、一番熱いプールだけ屋根がついています。
施設は全体的に清潔で、気持ちの良い温泉です。
水着と帽子着用で、男女混浴です。
入浴しながら人々を観察して感じたのは、
みんなとても楽しそうに、長時間、入浴するということです。
日本では、温泉ではゆっくり静かに体を温め、体を清めるというイメージだと思いますが、
ここエクアドルでは、みんなでわいわいおしゃべりしたり、
楽しいレジャーという雰囲気です。
男女が分かれておらず、家族やカップルが一緒ですから、
もしかするとプールに遊びに来ている感覚に近いのかもしれません。
町には公衆浴場以外にもスパがいくつかあり、
スパ付きのホテルや、マッサージ屋さんも多いです。
泊まったホテルにはスチームバスとマッサージもあり、これもまた幸せでした。
旅の疲れを癒せるバーニョス、またいつか帰りたい町です。
2020-01-09
エクアドルのロカ・ビウダ(気狂い未亡人)
エクアドルの年越しの風物詩でもうひとつ、外せないのが「ロカ・ビウダ」です。
直訳すると「気が狂った未亡人」という意味で、単に「ビウダ」とも言います。
年末、道の真ん中に陣取り、踊りやパフォーマンスをして、
通りがかった車のドライバーから小銭をせびる集団がいたら、それがビウダです。
未亡人といいますが、実際には男性で、
お面をつけたり女装をして女性を演じます。
夫と死別して気が狂ったかわいそうな女性という設定なのですが、
なかにはやたらセクシー?なパフォーマンスを見せる人もいます。
動物のかぶり物などの仮装のこともあります。
別に危険ではないのですが、結構真剣で、ちょっと怖かったりもします。
酒を用意していて、ドライバーに飲ませたりすることもあります。
なかには、道路にロープや棒を渡して料金所もどきを作って、
「集金」しているところもあったりします。
都会ではそれほどでもないですが、田舎の道路などでは各集落ごとにビウダがあり、
しょっちゅう車を止められるので、この時期の移動は時間がかかります。
運転手に酒を飲ませるビウダ
正直、急いでいるときには、いらつくのですが、
車の運転手も楽しんでいるようで、
伝統行事ということで、別に警察のおとがめもないようです。
彼らが集めたお金は何に使われるのか、
地元のコミュニティーのために使われたりするのかと、
何人かのエクアドル人に聞いてみたことがありますが、
答えは一様に、「うーん、彼らの酒代になるんじゃない」とのことでした。
私がはじめてロカ・ビウダに遭遇したのは、自転車ツアーに参加していたときで、
ツアー仲間と離れて一人、下り坂を自転車で快走していたら、
前方の道に障害物が置かれているのが目に入り、
マシンガンのようなもの(たぶんおもちゃ)を肩から下げて女装した青年に
止められました。
そのときはまだ、この習慣をよく知らなかったので、
「なに、武装ゲリラ?」と焦りましたが、それほどの緊迫感はなく、
小銭を渡して「解放」してもらいました。
その後も、あちこちで同じように止められ、
いやおうなく、この習慣を知ることになりました。
ちょっと怖いかもしれませんが、悪い人たちではないので、
もしエクアドルで年越しすることがあれば、「ロカ・ビウダ」も必見です。
直訳すると「気が狂った未亡人」という意味で、単に「ビウダ」とも言います。
年末、道の真ん中に陣取り、踊りやパフォーマンスをして、
通りがかった車のドライバーから小銭をせびる集団がいたら、それがビウダです。
未亡人といいますが、実際には男性で、
お面をつけたり女装をして女性を演じます。
夫と死別して気が狂ったかわいそうな女性という設定なのですが、
なかにはやたらセクシー?なパフォーマンスを見せる人もいます。
動物のかぶり物などの仮装のこともあります。
別に危険ではないのですが、結構真剣で、ちょっと怖かったりもします。
酒を用意していて、ドライバーに飲ませたりすることもあります。
なかには、道路にロープや棒を渡して料金所もどきを作って、
「集金」しているところもあったりします。
都会ではそれほどでもないですが、田舎の道路などでは各集落ごとにビウダがあり、
しょっちゅう車を止められるので、この時期の移動は時間がかかります。
運転手に酒を飲ませるビウダ
正直、急いでいるときには、いらつくのですが、
車の運転手も楽しんでいるようで、
伝統行事ということで、別に警察のおとがめもないようです。
彼らが集めたお金は何に使われるのか、
地元のコミュニティーのために使われたりするのかと、
何人かのエクアドル人に聞いてみたことがありますが、
答えは一様に、「うーん、彼らの酒代になるんじゃない」とのことでした。
私がはじめてロカ・ビウダに遭遇したのは、自転車ツアーに参加していたときで、
ツアー仲間と離れて一人、下り坂を自転車で快走していたら、
前方の道に障害物が置かれているのが目に入り、
マシンガンのようなもの(たぶんおもちゃ)を肩から下げて女装した青年に
止められました。
そのときはまだ、この習慣をよく知らなかったので、
「なに、武装ゲリラ?」と焦りましたが、それほどの緊迫感はなく、
小銭を渡して「解放」してもらいました。
その後も、あちこちで同じように止められ、
いやおうなく、この習慣を知ることになりました。
ちょっと怖いかもしれませんが、悪い人たちではないので、
もしエクアドルで年越しすることがあれば、「ロカ・ビウダ」も必見です。
2020-01-08
エクアドルの年越し
年末年始はエクアドルで迎えました。
エクアドルの年末年始には、面白い習慣がいくつかあり、その一つが「モニゴテ」です。
モニゴテとは、大晦日に燃やすための人型の人形です。
年を越すにあたり、自分で作るなり、店で買うなりして、この人形を事前に用意しておきます。
大晦日、このモニゴテを外へ運び、まずはじめに、みんなで殴ったり踏んづけたりします。
そして、その後に火をつけます。
そのとき、旧年中の忘れてしまいたいことをしたためた紙も、一緒に燃やします。
最後に、燃え上がるモニゴテの上を、助走をつけて勢いよく飛んだりします。
旧年の悪いこととお別れし、幸せな新年を迎えるという意味があるようです。
Año Viejo
Esteban Mendieta Jara
そして年越しには花火を上げて祝い、
飲んで踊り明かすというのが新年のお決まりです。
モニゴテは、昔は各家庭で古布などで作っていたそうですが、
今では、年末に露店などで売りに出されています。
人気があるのはキャラクターものや、その年の「時の人」で、
政治家はいつも人気があるそうです。
今年の「一番人気」はレニン・モレノ大統領だと
ニュースで報じられていました。
年末にモニゴテを売る露店(キト市内)
燃やす前のモニゴテは家に飾ったり、車につけたりもします。
車につけるための小さなモニゴテもあり、
日本でも、正月飾りをつけた車を見ることがありますが、あんな感じです。
首都キトでは例年大晦日に、モニゴテのコンテストがあり、
自慢のモニゴテが大通りに展示されます。
残念ながらこの日に体調を崩してしまい、見物が叶わなかったのですが、
もし大晦日にキトにいることがあれば、一見の価値がありそうです。
ちなみにこの習慣はエクアドルだけではなく、
呼び方は違うものの、中南米のいくつかの国であるようです。
日本の厳かな年越しとは全然違いますが、
古い年を忘れ、新しい年の幸せを願う気持ちは、
世界どこでも同じだと感じます。
エクアドルの年末年始には、面白い習慣がいくつかあり、その一つが「モニゴテ」です。
モニゴテとは、大晦日に燃やすための人型の人形です。
年を越すにあたり、自分で作るなり、店で買うなりして、この人形を事前に用意しておきます。
大晦日、このモニゴテを外へ運び、まずはじめに、みんなで殴ったり踏んづけたりします。
そして、その後に火をつけます。
そのとき、旧年中の忘れてしまいたいことをしたためた紙も、一緒に燃やします。
最後に、燃え上がるモニゴテの上を、助走をつけて勢いよく飛んだりします。
旧年の悪いこととお別れし、幸せな新年を迎えるという意味があるようです。
Año Viejo
Esteban Mendieta Jara
そして年越しには花火を上げて祝い、
飲んで踊り明かすというのが新年のお決まりです。
モニゴテは、昔は各家庭で古布などで作っていたそうですが、
今では、年末に露店などで売りに出されています。
人気があるのはキャラクターものや、その年の「時の人」で、
政治家はいつも人気があるそうです。
今年の「一番人気」はレニン・モレノ大統領だと
ニュースで報じられていました。
年末にモニゴテを売る露店(キト市内)
燃やす前のモニゴテは家に飾ったり、車につけたりもします。
車につけるための小さなモニゴテもあり、
日本でも、正月飾りをつけた車を見ることがありますが、あんな感じです。
首都キトでは例年大晦日に、モニゴテのコンテストがあり、
自慢のモニゴテが大通りに展示されます。
残念ながらこの日に体調を崩してしまい、見物が叶わなかったのですが、
もし大晦日にキトにいることがあれば、一見の価値がありそうです。
ちなみにこの習慣はエクアドルだけではなく、
呼び方は違うものの、中南米のいくつかの国であるようです。
日本の厳かな年越しとは全然違いますが、
古い年を忘れ、新しい年の幸せを願う気持ちは、
世界どこでも同じだと感じます。
2020-01-07
東方の三賢人の日
新年あけましておめでとうございます。
2020年もよろしくお願いします。
今日1月6日は「東方の三賢人の日」です。
日本ではなじみのない記念日ですが、
新約聖書に登場する、イエスキリストの誕生時に訪ねてきて
生まれたばかりのキリストに贈り物をしたとされる
3人の人物(東方の三賢人)に由来します。
スペイン語ではLos Reyes Magos(ロス・レジェス・マゴス)といいます。
東方の三賢人のイメージ
Cabalgata Reyes Magos 10
Malojavio El Saucejo
そこから、この日には子供にプレゼントをあげる習慣ができ、
今では、子供向けプレゼント商戦が展開されています。
ここパラグアイでは、プレゼントとして自転車に人気があり、
昨日、たまたま通りがかった量販店では、
子供用の自転車を買い求める親子連れで賑わっていました。
お子さんのいる家庭では、12月のクリスマスが終わったと思ったら、
1月のロス・レジェス・マゴスに向けて用意をするため、大変なようです。
そういう意味では、クリスマスのすぐ後にお年玉がある日本も、似たようなものですが。
子供にとって、クリスマスや年末年始は、年に一度の楽しい季節ですが、
大人にとっては、楽しくも、いろいろと大変な時期というのは、
日本でも南米でも同じなようです。
2020年もよろしくお願いします。
今日1月6日は「東方の三賢人の日」です。
日本ではなじみのない記念日ですが、
新約聖書に登場する、イエスキリストの誕生時に訪ねてきて
生まれたばかりのキリストに贈り物をしたとされる
3人の人物(東方の三賢人)に由来します。
スペイン語ではLos Reyes Magos(ロス・レジェス・マゴス)といいます。
東方の三賢人のイメージ
Cabalgata Reyes Magos 10
Malojavio El Saucejo
そこから、この日には子供にプレゼントをあげる習慣ができ、
今では、子供向けプレゼント商戦が展開されています。
ここパラグアイでは、プレゼントとして自転車に人気があり、
昨日、たまたま通りがかった量販店では、
子供用の自転車を買い求める親子連れで賑わっていました。
お子さんのいる家庭では、12月のクリスマスが終わったと思ったら、
1月のロス・レジェス・マゴスに向けて用意をするため、大変なようです。
そういう意味では、クリスマスのすぐ後にお年玉がある日本も、似たようなものですが。
子供にとって、クリスマスや年末年始は、年に一度の楽しい季節ですが、
大人にとっては、楽しくも、いろいろと大変な時期というのは、
日本でも南米でも同じなようです。