2020-01-17

ピジャロのディアブラーダ

エクアドルのピジャロ(Pillaro)で毎年1月1日~6日に開かれるディアブラーダは、
伝統的な悪魔のマスクのお祭りです。
頭から角が生えたような独特のマスクをつけたグループが、
音楽に合わせ、町を練り歩きます。

null

null

null

ディアブラーダの起源はスペイン植民地時代にさかのぼり、
スペイン文化と、南米の文化が融合して生まれました。
古い言い伝えによれば、植民地時代、キリスト教宣教師の教えを拒否した先住民の人々が、
悪魔になったともといわれています。

悪魔のマスクは手作りで、動物の角や歯が使われています。
衣装は鮮やかな赤や黒が基調です。
悪魔と一緒に、ガリシャと呼ばれる、マスクを身に着けて白い衣装で女装した男達と、楽団も同行します。

null

ディアブラーダの各グループは各地区のコミュニティーの人々で構成され、
祭りの間、10以上のグループが踊りを披露します。

ピジャロは、中部の都市アンバトから約10㎞のところにあり、
祭りの日には、多くの観光客が押し寄せます。
2009年には、エクアドルの無形文化遺産に宣言され、
年々人気が高まり、ここ10年ほどで有名になったそうです。

1月1日の昼前に到着したのですが、
ディアブラーダが通る道沿いは、もう見物人で埋め尽くされていました。
ディアブラーダがやってくると、見物人は悪魔と一緒にセルフィーしたり、
グループに飛び込み、悪魔と一緒に踊る人もいたりして、大騒ぎです。

null

null



後半に続きます。



categoryGeneral  time07:12  authorbwt00016 

Comments

コメントはまだありません。