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白石様ご夫妻/「よくばりハネムーン - Viaje de Jamón y Queso -」 20日間~イタリア編
遠藤様
こんにちは。お久しぶりです。お元気ですか?
3年前、新婚旅行を計画していただいた白石です。
前回、スペイン編のお便りを送らせていただいてから
長い時間が経ってしまいました。
遅くなりましたが、イタリア編の旅便りを送らせていただきます。
<イタリア編>
5/7からイタリアへ突入。
イタリアはスペインよりも治安が悪いと聞いてドキドキしながらフィレンツェの空港へ。
すぐにドライバーさんにも会えて、ひと安心でした。
花の都フィレンツェ。
ホテルはドゥオモの見える素敵なところで、これから始まるイタリアの旅に胸がときめきました。
ホテルに着くと、遠藤さんから素敵なプレゼントが届いていました。
そうか、ここから二人きりの旅行なんだなと新婚旅行気分が増しました。
ジョットの鐘楼に登ってみると、スペインで見ていた景色と違い少し赤茶色の景色でした。
イタリアはバルがたくさんあるということで、早速ジェラートとピザで食べ歩き。
ジェラートは日本よりもあっさりしていて、何個でも食べられそうな美味しさでした。
イタリアに来たらロードバイクのお店に行きたいというRくんの希望で、地元の方が通いそうなお店へ。
イタリアはロードバイクに乗っている人も多く、グッズも豊富でした。
イタリア初日の夕食は、ホテル近くのレストランへ。
カルボナーラとクワトロフォルマッジを満喫。思ったよりあっさりしていた。
フィレンツェ2日目
ウフィッツィ美術館へ。ヴィーナスや花など本物がこの世にあるんだと
実感し、広い美術館にこんなにも有名な作品が集まっているなんて
すごいなと、感動でお腹がいっぱいになりました。
ランチをしてからヴェッキオ橋を散策。
橋の両側がお店になっているから、橋を渡っている感覚が無くて
不思議でした。
アルト川沿いをブラブラ。工芸品が多いみたい。
街並みとベッキオ橋とアルト川が美しくずっと見ていたくなりました。
ショッピングも満喫してアカデミア美術館へ。ついにダビデさんとご対面。
大学時代に油絵を専攻していたのですが、何度となくデッサンしたダビデ像の本物に会える日が来るとは
思いもしませんでした。
サンタクローチェ教会へも行ってみました。有名人のお墓がずらり。驚きがいっぱいでした。
散策の最後には、鼻を触るとまたフィレンツェに帰ってこれるというイノシシ像に会いに行きました。
また、この美しい街に帰ってきたいです。
今晩のディナーは、トスカーナ料理のお店へ。
鶏レバーやイノシシのトマトソースパスタ、そして大きな魚のソテーを楽しみました。
フィレンツェで有名なTボーンステーキは、800gもあり、「これくらい食べられるよ!」と言われて
オススメされましたが、どう考えても食べ切れなさそうなので諦めました。
翌日、朝からピサの斜塔ツアーへ。
ピサには斜塔以外にもカテドラルなどがありました。
カテドラルも斜塔も美しい形と装飾で、近くで見ると美しさに驚きました。
斜塔の中には入りませんでしたが、外でたくさん写真が撮れました。
芝生の上で、のんびりといい時間を過ごしました。
フィレンツェ市内に戻ってドゥオモへ。
中に入ると異世界のような雰囲気で、ローソクの灯が美しく輝いていました。
神聖な感じで、特別な場所なんだなと実感しました。
もう一度アルト川沿いをブラブラ。
アトリエが立ち並ぶ場所で金細工のアトリエを発見。「耳をすませば」の世界のような美しいアトリエでした。
終着点は、ミケランジェロ広場。
フィレンツェの美しい景色が一望できる眺めのいいところで、フィレンツェで一番好きな場所になりました。
フィレンツェ最後の夜は、ドゥオモの前のオープンテラスでディナー。
濃いカルボナーラとナポリ・ピッツァをいただきました。
日本で食べるよりチーズもたっぷりで濃厚で、とっても美味しかったです。
鐘の鳴り響く素敵な街、フィレンツェの優しい空の色と空気を忘れないようにしたいです。
5/10、今日からミラノへ。
ミラノは大きな駅なので、スリなどに遭わないかビクビクしながら出発。
電車の中では素敵な出会いがありました。
中学生くらいイタリア人の女の子が隣の席に座っていて、
私が書いている旅日記の日本語に興味深々。
話しかけてみると言語に興味があるみたいで、日本語が
不思議だったみたいでした。
Rくんによる日本語講座がスタート。
とても勉強熱心な女の子で、日本語の使い方なども聞いてきました。
女の子の名前はビアンカちゃんだったので、日本語では「白」っていう
意味で、私たちの名前にも「白」が入っているんだよと教えてあげたら
とても喜んでいました。
この出会いは、一生忘れない旅の思い出になりました。
温かい気持ちになって下車したところは、ミラノ駅。
切符の買い方を教えてお金を取ろうとする移民の人たちにビクビクしながら、ホテルへ到着しました。
大きな街に圧倒されながらドゥオモ観光へ。
ミラノのドゥオモは大きくて映画の世界のような不思議な空間でした。
大きな教会なのでステンドグラスもゴージャス。
ドゥオモの上に登ってみるとミラノを一望できました。ドゥオモの屋上から見るミラノの空はとても綺麗で、
街並みは少し茶色でした。
今までと違うところは、遠くに新宿のようなビル群が見えるところ。都会だと実感しました。
ドゥオモの上で食べたパニーニがとっても美味しかったです。
ミラノでのショッピングも早速楽しみました。
私の従姉妹がミラノに住んでいるので、オススメのお店をリサーチして、ペックという食料品店と、
kikoという化粧品店に行きました。お土産選びにも役立ちました。
そして、ミラノに来たら絶対買おうと思っていたガッリにマロングラッセのお店へ。
以前お土産でもらって美味しかったので、今回も最終日にお土産を買おうと思います。
ガレリアの真ん中にある牛に、旅の安全と今後の幸せを祈ってブランド街へ。
歩いている人も止まっている車も高級な場所で、私たちはジーンズとTシャツ。
場違いな感じもしましたが、旅の記念にRくんからネックレスを買ってもらいました。
街を散策しながらファブリアーノという文具店へ。Rくんの好きなお店だそう。
オリジナルグッズも可愛くて二人で満喫しました。
ショッピングを楽しんでウキウキのままディナーへ。
Rくんオススメのお店。オッソブーコとクワトロフォルマッジをいただく。
どちらもチーズが濃厚で、本当に美味しかったです。
食後にティラミスとカプチーノもいただいて、素敵なディナーになりました。
翌日は、サッカー観戦でベルガモへ。アタランタ vs ミラン戦。
アタランタのホームがベルガモなので、目的は本田を見ることでしたが、
アタランタ・サポーターを装って行くことに。(アタランタ・サポーターが怖いらしい)
まずはベルガモの街を散策。
少し近代的で美しい新市街からフニクラに乗って高台にある旧市街へ。
レトロな街並みで、緑も多く美しい街では、生演奏のサックスやトランペットを演奏している人もいて、
楽しい音楽が街中に流れていました。
コッレオー二礼拝堂は装飾が可愛らしく、街に溶け込んでいて、とても好きになりました。
綺麗な街に癒された後は、いざ戦場へ。
スタジアムに近づくにつれポリスが増えていくことにドキドキしました。
無事に本田もカカも見られて、Rくんは大満足。
サッカー観戦している現地のおじさんたちが子供みたいにリアクションをしていて、
見ているだけで楽しかったです。
この日は、日曜日で近くのお店も閉まっていたので、ホテルのレストランでディナー。
大人っぽいレストランで、お洒落して、ミラノカツレツとラビオリを赤ワインと一緒にいただきました。
5/12、水の都ベネチアへ。
ミラノ駅から2時間半、海の上に浮かぶベネチアの景色が見えた時は、テーマパークに着いたような
気持ちになりました。
ナポレオンが「世界で一番美しい」と言ったサンマルコ広場へ。
まず大鐘楼へ行ってみる。高い塔で「また登るのか!」と思ったらエレベーター付きで安心しました。
今まで見た中で、一番茶色い景色でした。
ランチは、折角なら海の幸を食べようと、リゾット・ボンゴレを食べました。
ベネチアングラスも見て、街を散策。
迷路のような道を歩くと運河に小さな橋がかかっていて、どこも絵になる景色。
一度絵に描いたことのあるベネチアに、いつかは来てみたいと思っていたので、綺麗な景色の中を
ゆっくり散策して満喫できました。
ミラノ最終日。
従姉妹のご夫婦とリナシェンテのテラスでランチ。
今日は、二人ともお洒落してミラノの街を楽しむことにした。
ショッピングも楽しんで、念願の「最後の晩餐」を見に行きました。
少し早めに着いたので、従姉妹に教えてもらったMAGGIのジェラートを食べに行く。
今まで食べた中で一番濃厚なチョコとナッツのジェラート。本当に美味しかった。
私たちが食べている前では、スーツ姿のダンディなおじさまたちが嬉しそうにチョコを食べている。
こういう景色もイタリアならではで、微笑ましく見ました。
「最後の晩餐」は15分単位で交代して、入る人を調節していました。
ドキドキしながら中に入ると、壁に本物の「最後の晩餐」とキリストの十字架の絵が描かれていました。
実物は優しい色で、見る角度や距離によって見え方が違っていて、ただただ感動し15分間はあっという間でした。
イタリアの旅で初めての雨。
雨宿りしながらショッピングを楽しみ、Rくんに時計をプレゼントしました。
雨あがり。ドゥオモ前にあるワインバーでスパークリングワインを楽しみ少し休憩。
旅の終わりが近づいて、二人とも言葉も少なくドゥオモを眺めました。
最後のディナーは、ポルチーニ茸が食べたいという私のリクエストをRくんが探して、叶えてくれました。
高級住宅街にあるポルチーニ・リゾットのお店は、インターホンを鳴らして入り口を開けてもらう、
隠れ家のようなところでした。
ポルチーニとポテトのサラダ、ポルチーニ・リゾット、リゾットのティラミス。
念願のリゾットは日本で食べたことのないくらいの大きさのポルチーニ茸と、少しずつ溶けていくチーズが絶妙で、本当に美味しかったです。
Rくんが探してくれたお店は本当に素敵で、最後の晩餐にふさわしい夢のようなディナーでした。
旅が始まった頃は細かった月が満月に近づくにつれて寂しくなっていきましたが、満月を見ながら
最後の夜は二人で歌を歌いながらホテルへ帰りました。
スペイン・イタリアの生ハムとチーズの旅はここで終了です。
無事に旅を終えることができ、たくさんの思い出が作ることができました。
またしても長文になってしまいましたね。
遠藤さんが作ってくださった私たちの旅は、時が経っても忘れることのない時間になっています。
ご連絡が遅くなりましたが、改めてありがとうございました。
最後になりましたが、ご報告があります。
今月末に出産を控えており、家族が増えることに
なりました。
次は、家族3人での旅をまたお願いしたいです。
産休に入り、やっとゆっくりと身の回りの整理を
する時間が取れました。
遠藤さんへのメールも、ずっと書かなければと
思いながら長い時間が経ってしまい、今更かな…とも
感じながら書きましたが、読んでいただいて
ありがとうございました。
新婚旅行の写真も、やっとこれからプリントしたり
まとめたりしようとしているところです。
今後とも宜しくお願い致します。
T.白石
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