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お客様からのお便り
【2010-07-03 ご出発】 【担当コンシェルジュ】近藤 昭彦

T様/アメリカ国立公園 グランドサークルの旅

【ソルトレイクシティー~キャニオンランズ】
・ まず、空港から出るとすぐに高速の交差の激しいルートが続きます。この時は、本当にカーナビが大活躍でした。 おかげで難なく通り抜けることができました。少し運転にも慣れて、そろそろスーパーにでも寄ろうかと思ったのですが、なかなか見つけられずにいました。しかし、アメリカは本当に道路標識がわかりやすく、次のジャンクションに何がある のか必ず書いてあるので、しばらく走って小さな町のスーパーで買出しをし、また少し走ってファーストフードで軽食をとりました。もし、モアブに滞在の方は、キャニオンランズへの到着も遅くなりますし、無理に買出しは必要ないかと思います。私たちのホテルは離れていたため、この時に主要な買出しを済ませました。

【キャニオンランズ】
・ 私たちがゲートに着いたのはすでに夕方の5時くらいだったので、ゲートはすでに無人でしたが、24時間OPENなので、問題なく公園内には入れました。そのため入園料は無料でした。私たちは、時間がなくビジターセンターには寄りませんでしたが、無人でも開放はしているようでした。ここで立ち寄ったのは、一番奥のGrand View PointとGreen River Overlook。二つとも圧巻でした。時間があれば、もちろんトレッキングもしたかったのですが、ここは展望台からの景色のみ。そして、この時は二日後の早朝にMesa Archに来ようと思っていたので素通りしましたが、後で良くガイドブック を読んでみると、「昇る朝日とアーチを重ねてみると絶景」となっていて、アーチ事態は、逆光だと書いてありました。どち らにしても、かなり早朝に行かないと駄目だと判明し、私たちのホテルからだと、とても無理な時間ですし、デートホースキャニオンにも行くつもりだったため、結局あきらめました。Mesa Archは、全体を見るのであれば、午後でもOKだと知り、本当に後悔です。あの時に寄っていれば・・・と。やはり下調べはしっかりすべきですね。モアブに宿泊の方は、早朝でもがんばれば行けると思います。それにしても、ゲートからが遠いのが本当に驚きました。
    
【アーチーズ】
・ ここでは、まずゲートでアニュアルパスを購入。あらかじめカードの写真をプリントアウトし、使い方を予習していたので、問題なしでした。アニュアルパスをゲートで受け取ったら、80ドル払い、後ろに運転手の名前をアルファベットで記入します。筆記用具は用意しておくことです

・ アーチーズのビジターセンターは、ゲートから直ぐですし、公園内はトイレが少ないため、必ずここでトイレに行かれることをお奨めします。あと、足りないもの(水等)が手に入るのはここで最後なので、手に入れると良いと思います。入って直ぐ、パークアベニューというポイントがありましたが、私たちは一番奥のデビルズガーデンに行くつもりだったので素通 りしました。しかし、ここは朝のほうが絶景ですので、入って直ぐに寄ることをお奨めします。午後は逆光になります。私たちは夕方行ってしまったので、残念な感じでした。(笑)
途中、数々の絶景を見ながら、デビルズガーデンに到着。ここの駐車場は広いのですが、私たちが着いたときには、もうすでに観光バスが数台とまっていました。駐車場自体は広くても、早くに埋まりそうなので、朝早めの到着をおすすめします。

・ トレッキングですがここでのコースは、一番奥のダークエンジェルまで行きました。私たちの所要時間は、約5時間です。結構長いコースですが、せめてダブルオーアーチまで、行くことをお奨めします。それと、ランドスケープアーチのポイントから見上げたときに、右にある2つのアーチをダブルオーアーチだと思ってしまいがちですが、ダブルオーアーチは ここからは見えません。私たちも最初間違っていましたが、ダブルオーアーチに着いたときに違うことに気が付きました。 
帰り道でも外国人に「あれはダブルオーアーチなの?」と聞かれたので、あ~みんな間違うんだなぁと思いました。(笑)

この2つのアーチは、パーティションアーチで大小二つのアーチが、横に並んでいます。ナバホアーチに行くルートの奥にあり、裏側から顔を出して写真が撮れるので、お奨めです。逆にダブルオーアーチずっと奥にあり、穴の大きさも大きくダイナミックです。デビルズガーデンは長いコースなので、水とスポーツドリンクは必須です。

・ トレッキング終了後、ぞくぞく駐車場待ちの車がくるのでとりあえず出発し、バランスロックの駐車場に止めて、ここで車の中でランチ。外は暑くて断念しました・・・と、ここで少々、曇ってきて通り雨。ちょうど主人の時差ぼけ・疲労もあったので、少々昼寝をしました。雨があがったころに、バランスロックを撮影。ここで、懐中電灯を忘れたことに気づき、ビジターセンタ ーへ戻りました。しかし、残念ながら売っていませんでした・・・。くれぐれも懐中電灯は忘れずに!!です。(笑)なので、デリケートアーチは、少々早めに行くことに決め、その時間までウィンドウズセクション等を見に行きました。結局、デリケートアーチの駐車場には、5時くらいに到着。余裕で駐車ができました。ここからゆっくりトレッキング。少々きついですが、到着したときには、驚きの景色が待っています!!この旅ベスト3に入る絶景でした。あれほど、行った人にしかわからない景色はないのではないでしょうか。圧巻です!!これがユタ州のシンボルというのに納得でした。真っ赤なデリケートアーチは見られなかったけど十分満足でした。私たちがちょうど下りてきたころ、出発する方が結構いましたが、駐車場はまだ余裕があったようです。少し早めにアーチーズを出たので、ホテルの前のレッドクリフが真っ赤になるのを堪能できました。それはそれで、OKという感じでした。

【デットホースキャニオン州立公園】
・ ここは、早朝お奨めということで、ホテルを早めに出発しました。ゲートは無人のことが多いようですが、私たちはビジターセンターで10ドル払いました。アニュアルパスが使用可能かは不明です・・・私たちは最初から州立公園は使用不可だと思い、最初から払いました。センターからさらに奥の展望ポイントまで移動し、絶景を堪能。ここは人も少なくゆっくり見られます。滞在時間はあまりかからないわりに、絶景が堪能でき、大変お奨めです。

【~キャピトルリーフ】
・ ここのドライブは、本当にまっすぐなコースで、主人は時差ぼけのためかなり辛かったようです。時差ぼけでない方も、眠気覚ましのドリンク必須です。キャピトルリーフに近づくにつれ、景色が変わり、(眠くなければ)かなり良いコースです。キャピトルリーフは、幹線道路沿いに絶景が続くので、ドライブだけでも結構堪能できます。数箇所ポイントがあるので、停まってみると良いと思います。私たちは、原住民の壁画のみ見ました。これは必見です。その後ビジターセンターに停まり小休
憩。私たちは、シーニックドライブさえも行く時間がなかったのですが、余裕がある方は、トーリーというかわいい街が近くにあるので、そこで一泊し、ジープツアーとかに参加しても良いと思われます。キャピトルリーフは、あまり日本では知名度がないですが、いつかゆっくり見たいと思いました。

【トーリー~ブライズキャニオン】
・ ここからのドライブコース(12号線)は、絶景の連続で是非通ることをお奨めします。ところどころオーバールックがあるので、ほどほどに止まってみると良いでしょう。

【ブライズキャニオン】
・ まずビジターセンターに行きマップを入手しましたが、トレッキングの詳しいマップはなく、有料のものを購入しました。これが後にとても役に立ちました。各ビューポイントも詳しく載っていてお奨めです。その後、公園内ロッジの駐車場へ車を止め、 突然の絶景にただただ感動でした。その後少しリム沿いを歩き、ナバホループへ下りました。すると、谷に向かって右側のコース(ウォール街)への道にバリケードがあり、崩落のため工事中でした。しかたなく、左のコースへ行き、その後クイーンズガーデンを歩きました。ここはサンセットポイント等の上のポイントだけでは決して味わえない景色を味わうことができ、
お奨めします。時間も思ったよりかかりませんし、できれば行ってみた方が良いでしょう。元気がある方は、その後リム沿いを歩いて、シャトルバスを使って帰ってくるのも良いかと思います。私たちは、夕景・朝景は車で行くことにし、とりあえずホテルに一度チェックインしました。夕食後、夕日が落ちる時間に合わせて、インスピレーションポイントに車で行きました。
 ここは3つ展望台がありますが、一番谷に向かって右奥の展望台まで行くことをお奨めします。ここが一番高台なので、見える景色が全然違います。そして、次の日の朝、ブライスポイントまで車で行き、朝日を堪能しました。ブライズキャニオンは、体力と時間と相談し、車とトレッキングを組み合わせたら良いでしょう。私たちの感想ですが、夕景よりどちらかというと朝景の方が良かったです。ブライズキャニオンは、グランドサークルの中でも、所要時間は少ない方だと思います。

【ザイオン】
・ まず、全く問題なく東ゲートに到着。そこでアニュアルパスとパスポートを掲示しました。そして、サイオンロッジのバウチャーを見せると、赤い紙(パーミッド)をくれました。人によるかもしれませんがゲートで要求してみると良いでしょう。さて、ここからが絶景続きでした。主人はカーブが多く、そんな場合ではなさそうでしたが・・・。東ゲートからのルートは現在夜間工事中の区間なので路肩が少々ボロボロでした。通行に問題はなさそうでしたが、工事が必要なのは納得でした。片側通行やトンネルで、数か所停止地点があります。ここのルートは途中チェッカーボード・メサ等のポイントがあるので、時間 と相談して停まってみると良いでしょう。その後、左折しビジターセンターに向かいました。センターからはシャトルバスが出ているせいか、駐車場はほぼ満車。かろうじて停められましたが、時間によっては難しいかもしれません。ここでは、トイレと SHOP、天候状況をチェックしました。もし、言葉の問題がない方は、ザイオンロッジのロビーでも情報が得られるかもしれません。(特にボードでの表示はないので、フロントの人に聞くという方法になります)ロッジのSHOPも結構充実していました ので、ザイオンロッジ宿泊予定の方でビジターセンターに駐車できなかった方は、無理に立ち寄るまでもないかもしれません。

・ その後、ザイオンロッジに駐車し、急いで準備しいよいよエンジェルランディングに挑戦。時間はすでに1時近くでした。時間的には暑い時間帯でしたが、早めに行ってしまいたかったので、出発です。さすがにこの時間帯の人は少なめで、確かに暑かったですが、途中、日陰もほどほどにあるので、休憩しながらなら問題ないでしょう。前半は、スイッチバッグの連続です。これが結構きついいです。それが終わると谷のすきまの日陰の道をしばらく歩き(ここは平坦で涼しいのでここで体力回復です)その後、さらにきついスイッチバッグの連続です。これを登り切ると、分かれ道があり、右に行くとエンジェルランディングです。その後、小休憩できるような場所があり、ここからこれから登る崖が見えます。断念する人はここで折り返しです。私たちが行ったとき、前を歩いていたカップルは、彼女の方はここで待っていたようです。そういう方も結構いました。
さて、ここからはグローブをはめて、鎖の岩登りです。私たちの時は人が少なかったので、鎖待ちしたのは1,2回でしたが、 混んでいると大変かもしれません。ですので、早朝なら7時くらいには出発した方が良いでしょう。8時くらいの出発と、夕方 3時くらいの出発が多いようでした。頂上は、登りきってずっと奥です。私たちは、最初どこが頂上なのかわからなかったので何度も、ここで終わり??なんて感じでした。前後歩いていた人と「どこが頂上??」なんて会話もしました(笑)。日本の
山のように、何か看板が立っているということはないので、もう行けないという奥が頂上です。ここからの景色は、まさに 「天使が舞い降りる」場所でした。達成感と爽快感でいっぱいになります!!ザイオン滞在の方は是非是非挑戦してください!!
一生の思い出になるはずです。下からエンジェルランディングを見上げるたびに、二人でニヤついていました。くれぐれもスポーツ飲料、グローブは忘れずに!

・ 次の早朝、ホテルからすぐのエメラルドプールのトレイルに挑戦。ここは人気があるので、空いている早朝がお奨めです。私たちが下りてくるときには続々登って行っていました。ここのコースは奥に行くと道が狭いので、空いているときが良いでしょう。ホーストレッキングもやっていて、言葉の問題がない方はそれに参加するのも良さそうでした。

・ 少し休憩後、ポールを持ってシャトルバスで終点のテンプル・オブ・シナワバまで行き、いよいよ川登りです。最初にリバーサイドウオークを歩きました。ここは別に・・・という感じでしょうか(笑)このコースの突き当りから、ナローズです。ジップロックに必要なものを入れ、川に入いりました。この時期でもやっぱり冷たかったですが、徐々になれていきます。基本的に膝ぐらいの水位ですが、数か所、股のところまでの水位のところもあり、日にもよると思いますが、下着も濡れるかもと思ったほうが良いでしょう。それでも、直ぐに乾くので心配無用です。外国人には、サンダルの人やポールなしの人もいましたが、絶対に危険なのでお奨めしません。ポールが無い方は、センターやロッジのSHOPで購入することをお奨めします。
木製のものはたくさん売っていたので、それだけでも購入しましょう。私たちは、高い滝があり、それから少々行ったところで引き返しました。他の人は、かなり奥まで行っていたようですが、自己判断での行動が良いでしょう。ここは午後にはかなり込み合うコースです。暑い午後には気持ちよさそうですが、それだけかなり混み合うので、出発時間は検討された方が良いでしょう。ちなみ、私たちは11時くらいに川に入り12時半くらいに上がりました。そのころには、入り口付近は行列でした。川の中のトレッキングは、なかなか体験できないことなので、ザイオンにきたら必須のコースと言えるでしょう。
 
  【サイオン~レイクパウエル】
・ ここのルートは、かなり直線が多いので、トレッキングの後は眠気が襲ってきそうです。私たちは、ザイオンロッジの芝生で昼寝した後の出発だったので問題なかったですが、カナブ等で休憩した方が良いでしょう。途中の89線沿いにTHE BIG WATERというビジターセンターが右側にポツンとあるのですが、ここはトイレ休憩にお奨めです。できたばかりのセンターの ようで、ゆっくり休憩ができ、ペイジの資料も手に入ります。その後は、数か所オーバールッキングがあるので、停まってみると良いでしょう。

【レイクパウエル】
・ レイクパウエルのマリーナに入るときにゲートがありますが、レイクパウエルリゾートへ宿泊の方は、バウチャーとアニュアルパスを見せるとフリーです。時間のある方は、ここのアクレィビティへ参加された方が良いと思います。私たちは泊まるだけでしたが、レインボーブリッジへのボートツアーは良さそうでした。グランドサークルの中で水辺のスポットは少ないので、ここでは貴重な体験ができそうです。

【ホースシューベント】
・ ここは、レイクパウエルリゾートへ泊まる日の夕方にいきました。昼間はかなり暑いらしいので、早朝か夕方がお奨めです。砂地を20分くらい歩きます。突然断崖の絶景が見えますが、あまりにもスケールが大きすぎで、すべてを写すのに少々苦労します。運がよければ、コロラド川をクルージングするボートが見えます。断崖の景色もすごいのですが、自分たちの立 っている地面の景色もすごいです。鱗のような岩場の景色もぜひ堪能してください。私は、帰ってきてこの地面の写真の凄さにおどろきました。

【アンテロープキャニオン】
・ まず、ロウアーです。ロウアーは予約なしでOKなので、朝一番のツアーに参加しました。ゲートに行くとすでに数台の車が止まっていて、時間になるとゲートが開き、ガイドさんの車を先頭に、ツアー小屋まで数十メートル走ります。ここには、 一応トイレがありました。ここで受付、支払いを済ませます。適当な人数でグループを作ってくれて、それにガイドさんが一人つき出発します。私たちの時は、10人ほどでした。しばらく行くと細い穴が現れ、ガイドさんがその穴を下りて行き、私たちもそれについて行きます。下りるとそこは、もうキャニオンの中です。ガイドさんにもよると思いますが、私たちのときは、とても細かい説明もあり、後半は写真もこまめに撮ってくれたり、ナバホの笛を吹いてくれたり、色々演出もしてくれて、とても親切なガイドさんでした。ロウアーは、人が一人やっと通れるくらいの場所もたくさんあり、アドベンチャー的で楽しいです。1時間以上キャニオンの中を進み、終点に着いたら、急な階段を登り地上を歩いてもどります。全部で1時間半ほどです。人数も少なく、ゆっくり写真撮影もでき、キャニオンの内部もとても綺麗に保存されているように思いました。

・ 次に、アッパーです。私たちは、11時半のツアーを事前にネットで予約をしていきました。オフィスにつくと、カウンターで予約番号と名前をチェックしていたので、ほとんどの方が事前予約をしているようでした。朝一のロウアーで一緒だったフランス人も何人かいました。両方行かれる方も結構いるみたいです。この時間帯のツアーは人数もかなりいて、この時はジープが5台出ていました。ペイジのオフィスからジープでキャニオンに行くので、そこまでもアトラクション的です。砂地をジャンプしながら走るので、ハンカチ・バンダナで口を押さえると良いでしょう。帽子も飛ばされそうになります。アッパーは、洞窟の中に入って行く感じで、みんなでガイドさんについて入っていきます。こちらはかなり混雑で、ゆっくり見るというより、写真を撮って早歩き、写真を撮って早歩きという繰り返しです。次々グループが入ってくるので慌しいです。光が差し込んでくると、ガイドさんが光にそってシャベルを使って砂をかきあげて舞うようにしてくれます。肉眼ではこれがとても綺麗なのですが、写真では砂がないほうが綺麗に写るようです。私たちは最後尾で着いていったのですが、後半はガイドさんも最後尾 にいたので、素人ではわからない技ありの写真をたくさん撮ってくれました。そういうこともあるかもしれません。ここは、行っ た道をまた帰ってくるという感じです。人が多いので、キャニオンの保存状態は決して良くは無いのですが、やはり光の差し込んだキャニオンの景色は必見でしょう。是非、お昼のツアーの参加をお奨めします。ここでも、車を下りた時、ガイドさんと握手しチップを渡しお別れです。アンテロープのアッパーは、グランドキャニオン以上に日本人に出会った場所でもありま した。
【追伸】 色々なサイトで、三脚があると良いとなっていますが、特に必要はないと思います。私たちも細いタイプを持って行きましたが、結局不要でした。三脚を立てて撮影する余裕は、まったくないという感じです。たしかにピント合わせに悩まされる場所ですが、本格的に撮影したい人は、カメラマン専用ツアーがあるので、そちらに参加し三脚を使用するようです。一般の方は特に必要ないでしょう。

【モニュメントバレー】
・ モニュメンドバレーは、今までかなり映像や雑誌で見慣れていましたし、ここにたどり着くまでにすごい景色の連続だったので、そんなに感動しないのではないかと思っていましたが、その思いとは逆に、それまでとはまた違った景色で本当に 感動の連続でした。私たちは、カイエンタ方面から入ったので、まず、通称フォレストガンプポイントに行きました。163号線をグルーディングロッジへとビジターセンターへの交差点をそのまま通りすぎ、「13マイル」の緑の看板まで走って、後ろを振り向くと、そこはもう映画の世界です。ここは是非是非行って下さい。交差点から、だいたい20分くらいでしょうか。 停まる車が結構いるようで、駐車スペースはちゃんとあります。ここは行かないと、絶対に後悔します!!私たちは、数日後にセドナで、偶然テレビで「フォレストガンプ」を見ることができ、とても感動しました。その後、グルーディングロッジへ行き夕食を食べました。ネットで評判だった「ナバホタコ」を食べましたが、あまりのボリュームに閉口してしまいました。このレストランは景色も良いですし、なかなかお奨めです。その後SHOPを物色してから、いよいよ宿泊の「ビューホテル」へ。ゲートでは、バウチャーを見せましたがしっかり入場料金を取られましたので、宿泊とは関係ないようです。その後ようやくチェックイン。ホテルの内容はホテル編に書きましたので省略します。荷物を置いたあと、次の日のジープツアーを申し
込みに行きました。ビジターセンターの駐車場に小さな受付小屋があり、そこで受付、支払をすませました。早朝がお奨めだということで、朝一番のツアーに申し込みました。ジープツアーは、かなり遅い時間までやっていたようで、部屋から眺めていた限りでは、真っ暗になるまで車が走っていました。ですので、次の日のスケジュールに余裕がない方は、夕方着いてからでも十分に参加可能かと思います。バレードライブは、ツアーか自分で行くか悩みどころですが、私達はツアーで正解だったと思います。その理由は、・ 私達は朝一の時間のためプライベートツアーだったこと。・ ジープの上(乗用車よりかなり目線が高いです)から写真を撮り放題だったこと。・ 運転不要なので二人とも一緒に景色を堪能できたこと。・ ナバホ族しか行けないポイントにも行けること。・ 最後のバレーから戻る長い上り坂で、乗用車ではかなり大変と思われること。です。
自分のペースで周れるからと自分で行かれる方もいらっしゃるようですが、もしプライベートツアーなら、かなりゆっくり周ってくれますし、各ポイントで車を降り、「ここは10分ね。」とか「ここは20分ね。」とか、結構自由でガイドがべったりという訳でもないです。安くはないツアーなので、なんとも言えませんが、私的にはツアー参加をお奨めします。

【グランドキャニオン】
・ この日は、金曜日だったためゲートでの渋滞を覚悟していましたがすんなり入場。ここでもらった本語版の新聞は後にかなり役に立ちました。事前にダウンロードされる方はこちらです。(http://www.nps.gov/grca/parknews/newspaper_translations.htm#CP_JUMP_436980)特にシャトルバスの内容は、ガイ ドブックでは補えない内容なので、よく読まれた方が良いでしょう。ゲート通過後、最初にデザートビューに立ち寄りました。ここは一番東側で、次の日に戻ってくるのは困難と思われたので、この時に寄りました。ウォッチタワーは必見です。とても歴史ある建物ですし、お店も充実しています。その後、リパンポイントだけ寄り、早めにホテルにチェックイン。そしてレストランでの夕食後、日の入りまで時間があったので、ホピポイントへ歩いてみようということになったのですが、歩いている途中で少々雨が降ってきて、奇麗な景色も見られそうもないので、諦めて引き返しました。途中、エンジェルロッジのお店を見たりして、次の日に備えて早めにホテルへ戻ることにしました。さて次の日は、かなり早起きしました。真っ暗の中マーサーポイント方面のバスに乗るためにホテルを出たのですが、バス停をなかなか見つけられずウロウロしてしまいました。
懐中電灯のおかげでたどり着いたのですが、できれば前日に場所の確認をされた方が良いでしょう。真っ暗だと、本当にわかりにくいです。その後、なんとかバスに乗車し、マーサーポイント最寄りのバス停で下車しましたが、マーサーポイントは閉鎖中になっており(これは、サイトで確認してください)、またウロウロしてなんとか迂回し、ヤパパイポイントで朝日の景色を堪能できました。その後リム沿いをホテルまでゆっくり歩きました。早朝だったので、動物もたくさん見られ、人も少なく早朝のリムトレイルはなかなかお奨めです。一度、ホテルに戻り朝食後、準備をしていよいよブライトエンジェルトレイルです。
このコースは、なかなか過酷だと聞いていたので、覚悟で挑戦です。私たちは、9時くらいに降り始めたのですが、後で思うとそれでも遅いくらいです。できれば7時くらいには出発した方がいいでしょう。谷は下りれば下りるほど気温は上がります。
すれ違いに谷から上がってくる人の様子を見ると、かなり過酷だということがわかりました。当然下りは楽でした。ただ上りは倍かかるということなので、どこで引き返すかが迷いました。私たちは3マイロッジで引き返しました。本来、プラトーポイントまで行くためのトレイルですが、この時期は真夏でしたし、ここまででかなりの景色を堪能できたので、とても満足できました。
 谷の下から見上げるグランドキャニオンは、それまでとは違う景色の連続で、想像以上のものでした。キツイ登りを乗り越えようやく到着し、ホテルまでの途中、エンジェルロッジのお店でアイスクリームを食べ、もうそのおいしかったこと!!リム沿い から、3マイルロッジを見下ろすたびに、あそこまで行ったんだぁという満足感でいっぱいになったのでした。時間と体力のある方は途中まででも、是非ブライトエンジェルトレイルを体験してみてください。くれぐれも、首の後ろを冷やし、日陰での休憩を心がけ、水・スポーツ飲料は多めに持ち挑戦してください!!
・ その日の午後は、昼寝をしたり買い物をしたりしました。夕方、前日行けなかったイーストリムへバスで行きました。バスは かなり混雑していたのに、更に1台のバスに席数以上の人数は乗せない(立席はなし)方針のようなので、なるべく早めにバス停に行かれることをお奨めします。私たちは2台目になんとか乗れました。ですので、日の入りジャストの時間に合わせてバス停まで行くと、ぜんぜん間に合わないということになります。それかバスはやめて、リム沿いをゆっくり歩いてというの も良いかもしれません。私たちには、到底そんな体力は残っていなかったので迷わずバスにしました。当初、ホピポイントに 行く予定だったのですが、かなり混雑する感じだったので、急きょモハベポイントまで行くことにしました。実際、ほとんどの人はホピポイントで下りて行きました。モハベポイントは人も少なめで、ゆっくり日の入りまでの時間を過ごすことができました。早めに行って、ホピポイントとモハベポイントの間を歩いてみても良いかもしれません。帰りのバスは、行きと停ま るポイントが違うので注意が必要です。(ホピポイントは停車しません。その上、かなりの人が乗車するので注意が必要) 日本語版の新聞をよく読まれると良いでしょう。

・ 最終日は、朝に鉄道駅を見に行ったり、ホテル前のホピハウスを見に行ったりしました。ここは、とてもかわいい建物なので、一度は入られた方がいいでしょう。ビレッジ周辺は人も多くなりそうだったので、10時くらいには出発しました。

・ グランドキャニオンは、これまでの国立公園と人の数が全く違い、かなり混雑していました。しかし、やっぱり必見の国立公
 園の一つと言えるでしょう。感想は、やっぱりグランドキャニオンは、凄かったの一言です!!

【ウィリアムズ】
・  ここはネットでとても良いという情報だったので、立ち寄った街だったのですが、二人とも大のお気に入りの街になりました。ルート66の看板を見たとたんに、かなりテンションが上がり、ちょっと寄るつもりがお昼まで食べることになってしまいました。街に入ったとたんレトロな雰囲気が漂い、グランドキャニオン行きの列車が停まっていたり、ウィリアムズの鉄道駅も雰囲気があり、十分に楽しめます。今回は残念ながらルート66を通ることはなかったけれど、この街のおかげでその雰囲気を味わうことができました。街には、かわいいカフェがあったり、お土産屋さんがあったり、街がルート66一色で、そぞろ歩きがとても楽しいところです。とてもお奨めです。

【セドナ】
・ まず最初に街中のビジターセンターに行きました。ここで情報収集し、少し街をぶらぶらと歩きました。街は、景色と雰囲気がマッチしていて素敵です。1時間ほど歩いたのですが、アイスクリームを食べたりしました。しかし、あまり買いたいものもなく、石やスピリチュアルなことにあまり興味のない方はどうかなぁ・・・というのか正直な感想です。お土産もメキシコのものが多数置いてあったりして???という印象でした。ただ、現地のツアー会社の方に教えてもらったオーガニックのスーパーマーケット(New Frontiers Natural Foods)は2回行くほど良かったです。セドナらしくなかなかこだわった感じのお店で、オーガニックのチョコレートなどがあり、お菓子などのお土産を買われるなら、ここがお奨めです。
その後、夕方にホーリー・クロス教会とエアポート・メサに行きました。時間もあまりかかりませんし、お奨めです。

・ 2日目は、早朝に気球ツアーに参加しました。とても高額なツアーですが、かなり満足の高いツアーでした。飛ぶ前の準備も結構楽しませてくれますし、パイロットの技術も高かったです。そして何と言ってもこのツアーは飛行時間が長いです。(50分くらいでしょうか・・・)気球体験の後は、軽食とシャンパンが振舞われたり、ささやかなプレゼントがあったりと、きめ細やかなサービスがあり、とても満足できるものです。ホテルの送迎のついていますし、スタッフもみな優しく、文句なしのツアーです。
  
・ 次に、同じ日の夕方から、ジープツアーに参加しました。4WDのツアーを催行している会社は数社あるようですが、色々調べて評判がよく料金も安価だというので、私たちは「ピンクジープ」にしました。ここもホテル送迎がついています。まずホテルへ迎えに来てくれて、その後オフィスに到着後すぐに受付をし、出発までSHOPを見たりトイレに行ったりして待ちます。ピンクジープのGOODSはとてもかわいいので、Tシャツを買ったりしました。次の日には、ここのカフェに立ち寄ったり、二人でピンクジープの大ファンになりました。さて、肝心のツアーですが、アメリカ人の女性の二人組と合計4人で出発です。ドライバーさんは髭の似合うとても優しいおじさまでした。このドライバーさんが大当たりで、とても優しくて、私たちを楽しませようと、本当に親切でした。前半は、ドライバーさんによって行くコースが違うようでした。自分では行けない場所のようで、地図上で場所を教えてもらいましたが、4大ボルテックスとはまったく違う場所でした。後半は、いよいよブロークンアローのコースです。ここは、4WDならではでエキサイティングの連続で、大興奮でした。私たちは夕方のコースに参加したのですが、特に夕日をここから見て下さいということはなかったのですが、終わりに近づくにつれて、山が赤くなっていき、帰りは奇麗な夕焼けが見えました。私たちは、離れた森の中のホテルだったので、夕方のツアーで正解でした。もし、ホテルから夕焼 けの山が堪能できる方は、昼間のツアーでも十分かもしれません。それにしても、ピンクジープツアーは、かなりお奨めです!!

・ 最終日は、朝一番にカセドラル・ロックに登りに行きました。結構、岩登りがありますが、これまでのトレッキングにくらべるとそれほど高いレベルではありません。頂上(正確には頂上ではありませんが・・)に着くと、絶景が待っています。でも、 それまでグランドサークルの絶景続きだったので、感動度は今一というのが正直なところでした・・・とは言ってもやっぱり爽快なのでお奨めですよ。

・ セドナは、の「天使の町」という本が大変参考になりました。私たちは食べ歩きはしませんでしたが、その本を参考にして お店巡りも良いかもしれません。ただ、セドナは全体的にかなり観光化されてしまっているという印象が強かったです。ショッピングは期待していたのですが、セドナ在住アーティストの作品とかメキシコの商品とかストーン関連とか、あまり買いたいと思うものには出会わなかったです。ピンクジープのドライバーさんからお奨めと教えてもらった、テラカパキとヒル・サイド・セドナにもいきましたが、私たちにとってはあまり・・・という感じでした。もし、ショッピングをされるのであればほしいものにもよりますが、フェニックスに行く高速沿いに何件か大型のアウトレットがあるので、セドナを早めに出発してそちらに立ち寄った方が良いかもしれません。最終的な感想としては、スピリチュアルなことにあまり関心のない私たちにとっては、セドナはOPツアー参加の方が楽しいところでした!!ちなみに、4大ボルテックスには、カセドラル・ロックしか 行っていませんが、二人とも何も感じることはありませんでした・・・・ハハ。

【フェニックス】
・ ここは、泊まっただけなのですが、空港近くのホテル「Best Western Airport Inn」はなかなか良かったです。スタッフ も利用者に外国人が多いせいか、簡単な英語で的確に説明をしてくれますし、部屋も必要な設備は整っています。もし、次回があるとしてもここを利用することでしょう。あと、フェニックスの空港ですが、空港で最後にお土産を買おうとしていても、 本当に何もありません。LAやSF・NYと違い日本人が少ない空港ということもあると思いますが、箱詰めのチョコレートとかそういったものは一切ありません。私たちは、かろうじて乗り継ぎのソルトレイクシティの空港でお菓子を少し買えましたが、あらかじめスーパーマーケット等で何か買われておいた方が良いでしょう。

【全体を通して】

グランドサークルのドライブは、とても過酷です。特に夏の日が長い時間は、どうしても睡眠時間は少なくなりがちです。夜は部屋でゆっくりするとかどこかで昼寝をするなど、上手に休息の時間を取った方が良いでしょう。どうしてもあちこち見たいと思ってしまいますが、2か所はあきらめて1か所をゆっくり見るという気持ちで周ることをお奨めします。私たちも、実際行ってあきらめたところが数か所ありました。暑さと疲労との戦いのような旅ですが、それに勝る感動と達成感でいっぱいになります。私たちにとって、アメリカはやっぱり凄すぎの旅でした!!




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