2009-04-20

Hs8 春の節気 《穀雨》 「札幌大通公園」にも花が咲き・・・

みなさん!こんにちは!

今日は4月20日。大通公園の雪も溶け、札幌の街も春らしくなってきました。

さて、暦の上での穀雨は、暦の二十四節気のひとつで、新暦では4月20日頃にあたります。

その名の通り、穀雨とは、穀物の成長を助ける雨のことです。旧暦の便覧には「春雨降りて百穀を生化すればなり」と記されています。

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大通公園とテレビ塔

今日は添乗の仕事がお休みで、歯医者や銀行等の用足しを兼ねて久しぶりに朝から大通公園に出かけました。

場所は札幌市のど真ん中、テレビ塔や時計台の近くです。

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穀雨の意味は、百穀を潤し、芽を出させる雨ということ。しかし、このころとくに雨が多いというわけではないですが、本州では雨が降れば菜種梅雨(なたねづゆ)ということもあります。

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北国の北海道では、早いところではストーブをしまい、ようやく春の到来をかんじる頃でもあります。

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東日本では桜が散りはじめ冬服を脱ぎ、西日本では初夏の陽気に、フジの花の咲き始める季節です。

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ちなみに、北海道の桜の開花は、概ね5月上旬のゴールデンウイーク頃です。また、春と夏がいっぺんに来て、百花繚乱。

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渡り鳥や夏鳥の鳴き声が聞かれるようになる頃です。待ち遠しいですね!

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今回は、春の節気の6番目、《穀雨》 「北国の春・札幌大通公園」の現状報告です。

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公園の隅の花壇に小さな紫花と、黄花が咲いていました。

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にゃんこお昼寝

ぶんぶん亭に帰り、2階の小熊猫庵(レッサーパンダァン)に戻ると、我が家のにゃんこは、私のベッドでお昼寝の最中でした。

それでは、次回は5月06日の《立夏》でお会いしましょう!・・・・(続)

2009-04-17

Bu13 「高尾山・自然観察会」その1

みなさんこんにちは!
ご無沙汰しました!「ぶんぶん亭」です。

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もいわ山

我が家は、札幌のもいわ山の麓(ふもと)にあります。
窓からは、もいわ山のロープウエイが見え、自然環境の良いです。
また、市電で20分。市民の憩いの広場、大通公園も近くです。

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大通公園

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さて、私の現在の仕事は、団体旅行の添乗員、ならびに個人旅行のトラベルパートナーなどの旅行関係です。また余暇の、趣味は自然に親しみ、その中で活動することです。

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高尾山口駅

自然が好きで、エコライフ推進のために、今までに取得した、自然観察指導員、森林活動ガイド、ネイチャーゲームリーダー、コーンリーダーなどの資格を生かし、自然に親しむいろいろなボランティア活動を手がけております。

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高尾山案内板

さて、本日は、先般東京で実施された冬の高尾山・自然観察会の話をしたいと思います。

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自然観察会

東京都下にある高尾山は、都心から電車を乗り継いで、1時間余りの郊外にあります。便利で近いので、休日にはハイカーや観光客でにぎわいます。

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高尾山よりの遠景

海抜599メートルながらも、周辺の人工林と異なり、自然林が広く残っているため、非常に多くの樹木が鬱蒼と茂っています。

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高尾山暖帯林

ハイキングや散策時に、特に目立つことは1号路の尾根を挟み、3号側の南斜面には、カシ類などを主体とした暖帯林が続いています。

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高尾山温帯林

反対に、4号路側の北側斜面にはイヌブナなどの落葉樹を主体とした、温帯林が広がっています。

さて、今回の自然観察会のメインテーマは、4号路の「しもばしら」です。しもばしらは、林の中などに生える多年草、またはその花の名前です。

茎は四角形で堅く、直立して60センチ、幅5センチほどの広さで、先が長く鋭くとがり、へりには鋭いノコギリ歯がついています。

・・・・その2に(続く)

2009-04-14

Hm28 早春の北海道!道央の味処 ◇ 札幌ら~めん共和国

札幌ら~めん共和国は、JR札幌駅前のエスタ10階にあるレストラン街の一画に設営されている。北海道各地の有名ラーメン店のフードテーマパークである。

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札幌ら~めん共和国の正面入口

施設の企画とプロデュースは、全国のフードテーマパークを数多く手がけた実績を持つナムコが担当し、運営はJR北海道グループの札幌駅総合開発が行っている。

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札幌ら~めん共和国の提灯アーチ

ラーメン激戦区の札幌に、道内各地の有名ラーメン店を一同に集結させ、その味を競い合わせる事により、北海道におけるラーメン文化をより一層発展させることを目的としている。

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共和国内各店舗の紹介

北海道ラーメンは、平成13年10月に道民の参加により、北海道民全体の宝物として、「北海道遺産」のうちのひとつに認定された。

北海道のラーメン文化を、この札幌ら~めん共和国を通じて、新たな情報交換・地域活性の場として役立てていきたいという趣旨である。

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各店舗のらーめんの紹介

4月13日現在、札幌ら~めん共和国には札幌を中心に、厳選を重ねた各地域の有力ラーメン店が7店舗出店している。

また、併設のお土産ショップ「札幌らーめん開拓舎」には、道内各地の有名店のラーメンがずらりと取り揃えられている。

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旭川・梅光軒

しょうゆ味での人気は1番、元祖旭川ラーメンの梅光軒。トンコツ主体の動物系、昆布、煮干し等の魚介系のダブルスープに野菜の旨味を加えた、「旭川ら~めん」を代表する名店である。

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札幌・大心

大心の味噌ラーメンは、生粋の和職人の店主が完成させた究極の味。味噌をとことん研究し続けた匠の技、和の技法との融合とも言える味わいは、「札幌味噌ら~めん」の代表である。

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小樽・初代

知名度は全国区の小樽・初代。トン骨、鶏ガラ、煮干し、昆布、数種類の野菜を約半日かけて煮込み、さらにそれを一晩寝かせて使用する古酒のように濃厚で熟成感のあるスープが味の決め手である。

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美深・ぴうか

「ぴうからーめん」は、新鮮な野菜と挽肉を香ばしく仕上げ、味わい深い濃厚なスープに絡ませた一杯。「昭和の懐かしさ」も感じさせる完成度の高いラーメンである。

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札幌・白樺山荘

脱サラした店主のカタにはまらない自由な発想のラーメンが、逆に白樺山荘の個性と人気につながっている。こってり系のパンチのある「札幌味噌ら~めん」は特に定評がある。

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札幌・けやき

けやきの3種類のみそに野菜の甘みをプラスした味噌ダレは、キレがあり、まろやかで、ツヤとコクがある。行列の絶えない「札幌味噌ら~めん」専門店と呼ぶに相応しい人気店である。

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森・次郎長

道南地区森町次郎長の「函館塩ら~めん」は透明度の高いスープのまろやかな味わいが「塩ラーメンの傑作」。店主の信条、「味の決め手は人の味」という姿勢が「塩ラーメン」人気に拍車をかけている。(続)

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2009-04-13

Hm27 早春の北海道!道北の見どころ ◇ 旭山動物園FINAL

北国にも春が来て、はや4月4日。旭山動物園の中も寒さが和らぎ、北方系の動物以外も元気がでてきたようである。

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ぺんぎん館

今日は天気も良くゆったりと見学時間がとれるのが嬉しい。まずは、シャッターチャンスのもぐもぐタイムをご案内しよう。

時間 定期もぐもぐタイム
11:00 ぺんぎん館
11:15 ほっきょくぐま館
11:45 あざらし館
12:30  
13:30  
14:00 ほっきょくぐま館
14:30   
14:45 あざらし館
15:00 ぺんぎん館

ご存じ、冬の動物人気御三家は、ぺんぎん、あざらし、ほっきょくぐまである。御三家のもぐもぐタイムは、午前中は、11時から12時の間。午後は、14時から15時の間と決められている。

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ぺんぎん館2

見学のポイントは入館時間。シャッターチャンスのベストポイントを確保することである。まずは、ぺんぎん館に10:50。あざらし館に11:30。ほっきょくぐま館に13:30と早めに入館すると良い。

さて、空き時間には、お昼ごはんを済ませること。園内のレストランは、いつも混雑しており、食券、座席の確保、食事、下げ膳まで、早くても4,50分は時間のロスがある。

従って、できればお弁当の持参をお勧めする。お手拭きや、テーブルと椅子がゆったりとした、無料休憩所が幾つかあるので、早めに場所を確保してお昼を済ませよう。

それでも見学時間が余った場合は、小動物舎のレッサーパンダを観察するのが面白い。

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レッサーパンダの昼寝

御三家を見終わり、小獣舎のレッサーパンダを見に行く。丁度お昼寝の時間なのか、1頭が木の上、2頭がガラス張りの畜舎で眠りこけている。

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レッサーパンダ

屋外の日陰に1頭、雪の上ではあるものの、元気な姿で右に左にうろうろと、行ったり来たりしている。

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箱の上のレッサーパンダ

正面の小屋にもう1頭見つけた。あちらのレッサーパンダは面倒くさそうに、キョロキョロとあたりを見回して、時々遠くを見つめ、物思いに耽っているようである。

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レッサーパンダ

ビッグニュース!4月4日に、あざらしの赤ちゃん「こまち」が誕生。ゴールデンウイークには、是非見に行こう!

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こまち

旭山動物園は4月7日で一時閉園となるが、4月29日より再開園となるので、我々の団体ツアーは、園内の動物たちと共に、しばらくの間お休みとなる。

みなさん、さようなら!ゴールデンウイーク頃に、またお会いしましょう!(続)

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2009-04-12

Hm26 早春の北海道!道央の見どころ ◇ ルスツリゾート

北海道のルスツリゾートといえば、広大なスケールの雪の斜面を、スキーやスノーボードでスリルとスピードを楽しめるウインタースポーツリゾートとして全国的に有名である。

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ルスツリゾート

さて、私は今日も団体添乗の仕事で、首都圏のお客様を道内観光各地にご案内している。今日は気持ちの良い快晴であるが、外気温はプラス5度。まだまだ寒い早春である。

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スノーラフティング

スキー&スノーボードは若い人に任せて、ほかにファミリーで、何かで遊びたいという方に、雪遊びを堪能できる豊富なウィンターアクティビティーが幾つか用意されている。

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スノーラフティング

スノーモービルが牽引するゴムボートに乗り、運転スピードを調節する事で、木々の間や雪原を蛇行しながら進む、スリル満点の「ジェットトレイン」がある。

また、小さなお子様も一緒に安心して楽しめ、広い雪のグランドを走り回るスノーラフティングがある。冬から春のシーズンのお子様連れにはオススメである。

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スノーラフティング

スノーラフティングと言えばスノーモービルが牽引するゴムボート。雪原の上をゆるやかに蛇行しながら進むゴムボートでスリル満点。

スノーモービルの運転スピードを調節する事で、小さなお子様がご一緒でも安心して楽しめる。(続)

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2009-04-11

Hm25 早春の北海道!道南の見どころ ◇ 洞爺湖遊覧船

サミットで全国的に有名になった洞爺周辺。その温泉街の目の前に広がるのが、洞爺湖。天気が良ければ、その遙か遠方にエソ富士の羊蹄山が美しく輝き、道南では屈指の観光名所の一つである。

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洞爺湖と羊蹄山

さて私は、今日も団体添乗の仕事で、相変わらずお客様を道南の観光地にご案内している。

洞爺湖は、今日も気持ちの良い快晴。但し、外気温はプラス8度。時折、山から吹き下ろす風の冷たさを感じる早春である。

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団体観光バス

なだらかな丘陵に囲まれ、晴れた日には秀麗な羊蹄山を望むことが出来る洞爺湖。冬でも凍結しないこの湖には、北海道らしいスケールの大きさを感じる。

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早朝の洞爺湖中の島

湖の中央に浮かぶ島々。中でも大島は、エゾシカ達の楽園。熊などの天敵がいないこの島にひとつがいの鹿が渡り、繁殖したのが始まりと言われている。

今では数百頭が棲むとされている。緑の原生林が生い茂り、数十種の野鳥達が歌う、自然の宝庫でもある。

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洞爺湖桟橋

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洞爺湖遊覧船

これまでの遊覧船とはかなり違う印象がある、観光遊覧船の「エスポアール」。中世のヨーロッパのお城を彷彿とさせる双胴船である。

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湖面から望む有珠山等の山々

湖上の船内からは有珠山をはじめ、羊蹄山や、昭和新山が望める。道南観光の際は、洞爺湖遊覧船からのパノラマ観光をお薦めする。(続)

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2009-04-10

Hm24 早春の北海道!道南の見どころ ◇ 室蘭地球岬

室蘭の地球岬?知る人ぞ知る。知っている人は少ないが、道南のローカル名所の一つで、朝日新聞社主催の北海道の自然100選で得票第1位となり、一躍全国区の知名度となった観光地である。

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地球のオブジェが公衆電話

さて、今日も私は、団体添乗の仕事で、相変わらずお客様を道南の観光地にご案内している。今日も気持ちの良い快晴ではあるが、海風が冷たく感じる摂氏7度。まだまだ寒い早春である。

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公園内の純白のトイレ

地球岬のある室蘭市は、北海道有数の重工業都市として発展してきた街。工業の街としてのイメージが強いが、その一方で、手つかずの自然が残され、地球岬を初めて訪れた人は太平洋に面する海岸線を見て感嘆の声を上げる。

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地球岬灯台

高さ100メートル前後の断崖絶壁が約13キロメートルも続く海岸線は、人やキツネなどの進入を拒み、ウミウ、カモメなどの海鳥たちの楽園となっている。

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太平洋の水平線に何思う?

また、この地域は渡り鳥のルート上にあり、渡り鳥を狙ったハヤブサの営巣地としても知られる自然豊かな地である。

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愛の鐘

道内の若いカップルが、数多く訪れ、愛の鐘を鳴らし、永遠の愛を誓うとか?

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逆光の中での愛の鐘

中でも元旦には、毎年家族連れなど、多くの人達がやってくる初日の出の名所となっている。(続)

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2009-04-09

Hm23 早春の北海道!道南の見どころ ◇ 登別地獄谷

全国的に有名な登別温泉。その登別温泉街から歩いて数分のところに地獄谷がある。

地獄谷のそばに行くと、大地の割れ目から熱湯や水蒸気がもうもうと立ち登り、時折、火山ガスが激しく噴き出し、あたり一面にはかなり強烈な硫黄の臭いに包まれている。

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登別地獄谷

灼熱地獄にいるような体験ができる登別地獄谷は、約1万年前にできた爆裂火口跡で、ここから湧き出た温泉が、近隣の旅館やホテルの浴場へと送湯管で送られている。

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地獄谷遠景

地獄谷一帯をめぐる散策路や、大湯沼の展望台までの探勝路も整備されており、日本各地にもよくある典型的な温泉地の観光名所の一つである。

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噴煙

さて今日も、団体添乗の仕事で、お客様を道南の観光地にご案内している。朝一番の観光地、登別地獄谷は気持ちの良い快晴。但し、外気温は今だ、プラス5度。まだまだ寒い早春である。

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噴煙口間近

3月も下旬、春分も過ぎ、北海道の太陽の日差しも明るさを増し、ようやく春を感じさせてくれる時節となった。

我々の団体ツアーは地獄谷を間近で観光した後、次の観光地、室蘭地球岬へと向かったのである。(続)

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2009-04-08

Hm22 早春の北海道!道央の見どころ ◇ 小樽にしん御殿

北海道の海の玄関、小樽。その近隣に、通称、にしん御殿がある。正式名にしん御殿小樽貴賓館は、小樽市指定歴史的建造物第3号に指定され、歴史好きには格好の研究対象である。

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入り口の案内灯籠

にしん御殿は、小樽中心部から車で10分ほどにある。日本海を望む高台に建てられており、天気が良ければ、遙か石狩湾、雄冬岬まで見渡せる。

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小樽貴賓館表玄関

今日も私は、団体添乗の仕事で、本州のお客様を小樽市内の観光地にご案内している最中である。

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貴貧館正面

たまたま2名様がオプションで、にしん御殿見学のご希望があり、フリータイムにお連れした次第。今日は気持ちの良い快晴であるが、外気温はプラス7度。いまだ寒気の残る早春の昼下がりである。

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貴貧館裏手

その敷地面積は約1,500坪。同じ敷地内にある青山別邸は、木造2階建て 建坪は150坪。雪国には珍しい瓦葺きの重ね屋根、軒下の角には組木と樽木を結ぶひよどり線と呼ばれている。

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青山別邸

青山別邸の中は、6畳から15畳の部屋が18室と、トイレ、風呂、廊下などがあり、まさに金に糸目をつけない豪邸ぶりである。

別邸の中には、日本画、襖絵や屏風などの書画、骨董品などが当時のまま展示されている。

さらに、花や鳥を彫り込んだ紫檀や黒檀を使った欄間、クルミと象牙の飾り棚などの芸術品が別邸のあちらこちらに置かれている。

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石狩挽歌記念碑

にしん御殿といえば、石狩挽歌でも有名であるが、その記念碑が入り口横に立っている。

団体観光コースでは、なかなかご案内できる場所ではないが、歴史好きな方にはお薦め。

オプションで、お一人様、昼食こみ60分コース5千円(消費税別)。見学のみ20分コース千円(消費税込み)などのお得なコースがある。(続)

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2009-04-07

Hm21 早春の北海道!道北の味処 ◇ あさひかわラーメン村

旭川ラーメンの発祥時期は、昭和初期にさかのぼる。そもそも元祖の北海道ラーメンは、札幌すすきの発のいわゆる支那そばと言われている。

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ラーメン村表玄関

その後、中国の各種麺料理が融合しあい、昭和初期にはすでに旭川独自の麺文化が広がっていたそうである。

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ラーメン村平面図

太平洋戦争によって一時途絶えたかに思われた旭川のラーメン文化は、終戦後に一気に花開く。

最低気温、零下三十度を下回る厳しい寒さには、表面に油を浮かせた冷めにくいスープが良く似合う。

濃い味を好む北国のラーメン通の嗜好に合わせ、豚骨に煮干等の海産物のだしを加えた醤油味が特徴である。

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有名店の店構え

ラーメンは函館の塩味、札幌のみそ味、そして旭川の醤油味といわれているが、そんなことはなく、食べる人の好みの問題である。

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ラーメン村北側

旭川ラーメンの色白で水分が少ない縮れ麺は、そのスープを充分にからませるために。先人のたゆまざる努力と工夫によって、一歩ずつ進化してきたのである。

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ラーメン村南側

この誇るべきラーメン文化をもっと広く知ってもらおうと1996年8月11日、旭川ラーメンをこよなく愛する市内のラーメン愛好家の盛り上がりの中で生まれたのが「あさひかわラーメン村」である。

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長屋風?ラーメン村

青葉、天金、梅光軒、さいじょう、一蔵、山頭火、いってつ庵、いし田の8軒が軒を並べ、その味、旨さを競っている。

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「青葉」ラーメン村店

私も2年間、仕事の関係で旭川市に在住していたが、ラーメン村はもちろんのこと、殆どの有名店の味を食べ比べてみた。

食べてはみたものの、こればかりは自分の舌、好みの問題で、どの店のどのラーメンが1番旨いとは言い切れないのが悩みでもある。

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トイレの入口?

今や札幌のラーメン横町と共に、全国のラーメンブームをリードする存在にまで成長した旭川ラーメンを、さらなる高みへと押し上げていくために、どの様な方策があるのだろうか。

このあさひかわラーメン村が、北海道の味処としていつまでも輝く存在であるために、今後とも応援を続けたいものである。(続)

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2009-04-07

Hm20 早春の北海道!道北の見どころ ◇ 旭山動物園3

今日は年度末の3月31日。ペンギンパレードの最終日である。天気も良く、旭山動物園もどことなく春の気配が漂っている。

今回の団体旅行参加のお客様は、観光時間が3時間あまりとゆったりと設定され、たっぷりの見学時間を差し上げられることが嬉しい。

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ペンギンパレードの準備

14時30分からのペンギンパレードに向け、係員が残雪を積み上げて、そのコース整備に汗を流している。

我々は、ペンギンパレードが始まるまでには時間があるので、最初にホッキョクグマ館から回ることにする。南側のフィールドは、すでに雪はなく、元気良くホッキョクグマが歩き回っていた。

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ホッキョクグマ

次に、アザラシ館。出会ってみたい動物は、やはりペンギンの次ぎに声が多い。「よっ、ゴマちゃん、久しぶり!」と思わず声をかけたくなるような、可愛らしいゴマフアザラシが2頭日向ぼっこしている。

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ゴマフアザラシ

次に、オオカミの森。春の日差しの中、陽気も良くなると、お昼寝の時間なのか2頭とも眠りこけていた。前回立ち寄ったときには、元気良く駆け回っていたが、冬も終わり、休息の期間に入ったのだろうか。

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オオカミの森

オオカミの森の隣にある猛獣館に向かう。まずは、アムール虎。キリッとした標榜に、おおきな体に鋭い牙。やはり北方系の虎なので、寒さには強そうである。

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アムール虎

「後ろ足をあげたときの、オシッコには気をつけて!」と飼育員のおじさんが注意している。油断していると、ビュッとオシッコが飛んでくることがあるのだ。

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アムール豹

その隣には、アムール豹。屋外の日陰に1頭、寒い中ではあるものの、元気な姿で右に左にうろうろと、行ったり来たりしている。突然、立ち上がって、
「ガオーッ」とほえて観光客を威嚇した。

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豹タッチ!

(続)

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2009-04-06

Hm19 早春の北海道!道東の見どころ ◇ 紋別ゴマちゃんランド

今日の団体旅行の出発地点は、北海道網走支庁管内の紋別空港である。今日のお客様を乗せた東京からの全日空便は、定刻よりも20分遅れで到着した。

空港の到着ロビーで、手早く旅行参加受付を済ませ、観光バスで10分ほどの至近距離にある紋別ガリンコ埠頭にバスで移動し、紋別ゴマちゃんランド入り口前に到着した。

一回の入場制限が30名のところを、なんとかお願いして43名ぞろぞろとプラットホームに上がり込んだ。真ん中を開け、半円形にお客様を誘導する。

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ゴマちゃん登場!

飼育係のお姉さんの「坊や達、イラッシャーイ」のかけ声の下、ごまふアザラシの雄が六頭、プラットホームに上がり込んできた。

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ゴマちゃんのモグモグタイム

さっそくゴマちゃんランド飼育係のお姉さんの説明を聞き、ごまふアザラシの生態の勉強を開始する。お姉さんは一頭ずつ順番に名前を呼びながら、餌のホッケの切り身を口の中につるンと入れていく。

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ゴマちゃんの昼寝

五分程度のモグモグタイムが終わると昼寝の時間になる。六頭が揃ってお腹を上に向け、ゴロンと横になる。

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ゴマちゃん逃走

その中の一頭が、何を思ったのか、通路から逃走しようとモゾモゾ動き始めた。すると、飼育係のお兄さんが立ちはだかり、「ダメダメ、ごま太郎は皆の所へお帰りーッ」と追い返した。

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おーっとストップ・・・残念!

ごま太郎は仕方なく、仲間の下にスゴスゴと帰っていった。

我々は30分ほどゴマちゃんランドでゴマフアザラシとスキンシップを楽しんだあと、観光バスに乗り込み今夜のお宿の層雲峡に向かったのである。(続)

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2009-04-05

Hm18 早春の北海道!道央の見どころ ◇ ノーザンホースパーク

北海道の空の表玄関、新千歳空港。その空港から車で15分あまりの近隣に、ノーザンホースパークがある。ノーザンホースパークは苫小牧市美沢地区に広がり、天気が良ければ目の前に樽前山も見え、馬好きには格好のテーマパークになっている。

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ノーザンホースパーク

さて私は、団体添乗の仕事で、首都圏のお客様を道内観光各地にご案内している。今日は気持ちの良い快晴。但し、外気温はプラス5度。まだまだ寒い早春である。

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ポニー

ノーザンホースパークは「人と馬と自然」をテーマに1989年に誕生。その敷地面積は50ヘクタール(約15万坪)という、何だか数字だけでは理解できないくらいの広さがある。その広大な自然の中で、馬とのふれ合いを楽しんでもらおうという自然公園である。

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ポニー2

初めての方向けの「15分体験乗馬」から上級者向けの「ライディングエリア」まで、幅広く誰でも簡単に馬とふれ合うことができる施設が整っている。また、スタッフが引く馬で5分のコースを回る初心者向けの「観光ひき馬」がある。

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観光ひき馬

また、冬にはのんびりと園内を巡る「観光馬そり」、春から秋にかけては「観光馬車」などもあり、とにかく馬を身近に感じられる観光牧場である。

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観光馬車

その他にも、ホースギャラリーや食事にショッピング、パークゴルフやテニス、アーチェリー、また冬にはウインタースポーツと、一日ではとても遊び尽くせないほどの広さである。

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ソフトクリームおいしい!?

団体観光メニューでは、ひき馬、または馬車とポニーへのニンジンの餌やり、ソフトクリームが3点セットになったお得なコースがある。(続)

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2009-04-05

Hm17 早春の北海道!道南の見どころ ◇ 昭和新山熊牧場

北海道サミットで全国的に有名になった洞爺温泉。その温泉の近隣にあるのが、昭和新山の熊牧場。天気が良ければ、昭和新山も目の前に見え、所謂、典型的な北海道の観光名所の一つである。

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昭和新山熊牧場

さて、今日も団体添乗の仕事で、相変わらずお客様を道南の観光地にご案内している。洞爺湖畔は、今日も気持ちの良い快晴。但し、外気温はプラス5度。まだまだ寒い早春である。

暦の上では春分も過ぎ、北海道の太陽の日差しも明るさを増し、ようやく春を感じさせてくれる。

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園内マップ

広い熊牧場の園内では、年齢別のグループで遊んだりくつろいだりしているクマを間近に見ることが出来る。のんびり寝転がったり、じゃれ合って相撲をとったり。小熊の可愛い様子から、大迫力の大人のクマの雄叫びまで楽しめる。

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春ですネーッ!

入り口で販売されているクマ用の¥200のりんごや、¥100のクッキーがあると、餌やり体験も出来る。人間が手にりんごを持っているのを発見すると、クマは立ち上がり、ちょうだい、ちょうだい!と手招きするクマもいる。

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えさ、おくれ!

投げたりんごをガプッと食べる様子や、クマがリンゴを狙って取る様子など、可愛いと思う反面、やはり本物のヒグマの迫力はすごい!

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あれ、えさはどこだ?

(続)

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2009-04-05

Hs7 春の節気 《清明》 「北の街サッポロ」にも春の気配

みなさん!こんにちは!

今日は4月5日、旧暦では「清明」です。清明は、暦の二十四節気のひとつで、4月5日頃ですが、その名の通り、光りがあたりに満ちあふれ、空気は清浄となり、草木が芽吹く季節です。

語源は清浄明潔の略で、この日から穀雨までの期間を言います。家の回りの雪も溶け、もいわ山界隈も春らしくなってきました。

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清明の日のもいわ山

今日は添乗の仕事がお休みで、久しぶりに朝から「ぶんぶん亭・小熊猫庵(レッサーパンダァン)」におります。場所はぶんぶん亭の2階のホットコーナーです。

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旭山動物園の小熊猫(レッサーパンダ)

先日、旭山動物園に添乗したときに、偶然レッサーパンダが立ち上がっているのを見つけました。我が家のにゃんこ同様、可愛いですね。

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さて、暦の上での「清明」は、草木の花が咲き始め、地上に清明の気があふれ、風がさわやかに吹き、春の盛りで、桜前線が東北まで北上してくる季節です。

関東、東北の南斜面では、桜前線が北上中ですが、我が「北の街サッポロ」もいわ山麓界隈は、まだ春の花便りは聞けず、冬と春の間の空白の中におります。

ちなみに、北海道の桜の開花は4月下旬から5月下旬頃です。札幌の桜の開花の平年は5月5日の端午の節句。また、ヒバリやウグイスの鳴き声が聞かれるようになる頃です。待ち遠しいですね!

今回は、春の節気の5番目、《清明》 「早春の札幌郊外」の現状報告です。

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それでは、次回は4月20日の《穀雨》でお会いしましょう!・・・・(続)