2009-04-07

Hm21 早春の北海道!道北の味処 ◇ あさひかわラーメン村

旭川ラーメンの発祥時期は、昭和初期にさかのぼる。そもそも元祖の北海道ラーメンは、札幌すすきの発のいわゆる支那そばと言われている。

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ラーメン村表玄関

その後、中国の各種麺料理が融合しあい、昭和初期にはすでに旭川独自の麺文化が広がっていたそうである。

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ラーメン村平面図

太平洋戦争によって一時途絶えたかに思われた旭川のラーメン文化は、終戦後に一気に花開く。

最低気温、零下三十度を下回る厳しい寒さには、表面に油を浮かせた冷めにくいスープが良く似合う。

濃い味を好む北国のラーメン通の嗜好に合わせ、豚骨に煮干等の海産物のだしを加えた醤油味が特徴である。

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有名店の店構え

ラーメンは函館の塩味、札幌のみそ味、そして旭川の醤油味といわれているが、そんなことはなく、食べる人の好みの問題である。

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ラーメン村北側

旭川ラーメンの色白で水分が少ない縮れ麺は、そのスープを充分にからませるために。先人のたゆまざる努力と工夫によって、一歩ずつ進化してきたのである。

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ラーメン村南側

この誇るべきラーメン文化をもっと広く知ってもらおうと1996年8月11日、旭川ラーメンをこよなく愛する市内のラーメン愛好家の盛り上がりの中で生まれたのが「あさひかわラーメン村」である。

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長屋風?ラーメン村

青葉、天金、梅光軒、さいじょう、一蔵、山頭火、いってつ庵、いし田の8軒が軒を並べ、その味、旨さを競っている。

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「青葉」ラーメン村店

私も2年間、仕事の関係で旭川市に在住していたが、ラーメン村はもちろんのこと、殆どの有名店の味を食べ比べてみた。

食べてはみたものの、こればかりは自分の舌、好みの問題で、どの店のどのラーメンが1番旨いとは言い切れないのが悩みでもある。

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トイレの入口?

今や札幌のラーメン横町と共に、全国のラーメンブームをリードする存在にまで成長した旭川ラーメンを、さらなる高みへと押し上げていくために、どの様な方策があるのだろうか。

このあさひかわラーメン村が、北海道の味処としていつまでも輝く存在であるために、今後とも応援を続けたいものである。(続)

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category北海道・見どころ味処  time16:24  authorkomiya 

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