2005-09-28

結婚式当日

*3日目*
結婚式の当日。式は、11時から。今年初!?の雲ひとつない晴天です。
イギリスの結婚は、実に様々だそうで、教会で挙げるのも、カトリックや、英国国教会とかで違うみたい。
カトリックだと、結婚式の何ヶ月前から、カップルで講習会に参加したり、色々しきたりがあるそう。
英国国教会だと、何をするにも、お金が必要だとか、、、。
そんなわけで、簡単に済ませたい人は、アメリカとかに行って海外挙式をするんだって。
日本と同じだー。
私たちの結婚式は、無宗教なので、レジスターオフィスでやることに。
二人が、結婚を決めたのは、去年の今頃。
式も特にやらず、書類にサインすればOKなのよね!って感じ。
でも、一応日取りは、大安希望で、9月2日にきめた。
本当に、それで良いと思っていた。7月末に、ちひろさんに会うまでは。
エクセターで知り合いになったちひろさんは、英国人妻の先輩。
色々お話をするうちに、、、え!?、、、???
結婚の様子が、ちょっと日本と違うみたい、、、。
思い切って、レジスターオフィスで、サインするだけの結婚の予定だと伝えると、
神妙に教えてくれた。
イギリスのレジスターオフィスは、ちょっとした式場があって、参列者の席があること、しかも、花なんか飾ってあって、
神父さんみたいな式執行役の人が居ること、結婚承認者が2人必要なことなどなど、、、。
これって、全く結婚式じゃあないか!
私は、市役所みたいなところで、サインした書類をパッと提出するだけだと思っていたので、動揺。
そうかあ、イギリスで結婚するっていうのは、これなんだ!だから、海外で結婚する人がいるのね!!納得。
そんな結婚式場みたいなところに、普段着で、二人っきりで行う結婚を思ったら、急に涙が溢れてきてしまった。
驚いたちひろさんは、「二人きりも、ロマンティックだよ」とか「私たちが立ち会ってあげるよ」とか、
暖かく慰めてもらい、さらに、涙が止まらなくなってしまった。
実は、7月末には、両親は、まだ結婚に反対で、両親が式に来るなんて全く考えられない状態。
あー、両親に認めてもらえない結婚って、こういうことなんだ~って、実感。
さっそく、帰ってあんちゃんに話した。
大丈夫だよ~って、結婚式の1ヶ月前までに、レジスターオフィスに二人で行って、打ち合わせをするんだよ~ってのんき。
打ち合わせって!その時点で、かなり日本と違うよ~。書類にサインするのに、打ち合わせなんか要るわけないじゃ~ん!!
二人だけじゃ、さびしいから、あんちゃんの両親だけでも、来てもらいたいと伝えると、
私の両親が来ないなら、呼べないよって。
それもそうかも、、、。反対されてるムード満々だよね。
ということで、私の両親に、式をやることと、出席してほしいと伝えることに。
3回断られ、ついに、4回目に渋々承諾。
ということで、この日を迎えたのです。

さて、うわさの結婚式。
両親もいるし、めぐみちゃんもいるし、ちひろさん夫婦もいるし、数人の列席者も承認もいるし、よかったよかった。
私は、母がなんと日本から持参した着物を。それに、ちひろさんが、ブーケを用意してくれた。ありがとう、、、。
イギリス人参列者には、良いエンターテイメントになったみたい。これまたよかった。
あんちゃんは、あいかわらずのんきで、前日ようやく決めた衣装を着て、あんちゃんの父が、朝、届けてくれた
白い花をボタンホールに付けて、一応新郎風にできあがり。
で、あんちゃんの父、どういうわけか、ずっと、我が家にいて、帰らないの。
どうやら、私は、あんちゃんの父と結婚式場へ行くみたい。
常識的に、新郎と、新婦は別々の車で式場へ行くとのこと。
あんちゃんの父の車は、白いテープで飾られていた。
いつ?作業したのか、あんちゃんの車にも白いテープが、、、。

レジスターオフィスはうわさどおり、結婚式場だった。
私たち前後にも、結婚する人がいて、ウエディング衣装を着て、
列席者と写真なんかとって、祝賀ムード。
あー、二人きりでなくて本当に良かった~。

式は、30分くらい。打ち合わせで教わった台詞を言って、無事終了。
花が飾ってあるどころか、BGM もあったりして、まるで結婚式だった、、。
みんな、来てくれて本当にありがとう。
祝福されているうちに、結婚って本当に人生の重要なイベントなんだなあって実感。

式の後は、私たち二人の大好きのパブ「HOLT」で祝杯。
パイントを注文したら、イギリス人に驚かれた。
着物の花嫁が、生ジョッキって、、、てこと? NEVER MIND !! 

は~。疲れたね。って家に帰って、着物を脱いでゆっくりする気でいた私。
しかし、イギリス式なのか、それとも、あんちゃん家族式なのか分かりませんが、
あんちゃん両親宅で、2次会。
どうしても、ウエディングケーキが必要なのだそう。
あんちゃんの母が、手作りで用意していた。
一応、ケーキカットみたいなことをして、あんちゃんの母もご満悦。ふ~。
さて、この2次会、延々と続き、私が家に帰って、着物を脱いだのは、21時でした。













categoryシートンでの生活  time23:08  authorsaruta 

Comments

Hiroyo さんのコメント:

はじめまして。
来週月曜日にロンドンで結婚式を挙げて英国人の妻となる予定のHiroyoともうします。
私もイギリス式結婚と日本式との違いにまったく同じように困惑しました。動揺の仕方があまりにも同じなので、コメントをしたくなってしまいました。
私も彼も再婚同士で、大げさなものが嫌いで、あまり豊かでもないので、「一番シンプルに」と二人で言ってはいたのですが、その前提のイメージがそれぞれ違っていたようで、一週間を切ったいまさら大困惑中です。結婚式らしきものをしなくてはならないことは一応もう分かっていたので、彼のお姉さんの勧めに従ってドレスを買い(大げさなウェディングドレスではなくて控えめな色でシンプルなデザインのサテンのドレスです。)、合うようなアクセサリーをお友達からお借りし、結婚指輪の交換だけはしたいね、といってなんとか買い揃え、そこまでは良かったのですが。。。
え、証人?ブライズメイド?(それ何する人?)ブーケって花嫁だけが持つんじゃないの?慣習だから前の晩はよそに泊まれ?(私、前日も夜11時半過ぎまで仕事なんですけど。。。?)Something four?(知ってますけど、それって持たなくちゃならないの?)などなど、彼のお姉さんから突然いろいろ言われると、どれがしなくてはならないもので、どれがしなくてもいいもなのか、イギリスの習慣を知らない私としては大困惑!だって、こちらで他の方の結婚式に出たことさえないんです。メディアで知るイギリスの結婚式は伝統的なしきたりにもとづいたもの。そんなものはしたくない。30分で終わる簡単な式のために私の両親を日本から呼んだりもしないし。
っていうか、その直後に申請しなくてはならないビザ延長書類が揃わないことと、日々のアルバイト、ビザ取得後の就職活動と家計のことで今の私の頭は一杯いっぱい。突然現れた結婚式のしきたりにびっくりした私はついつい彼の前でパニクってしまいました。
今まで順調にイギリスの生活になじんできたのですが、やっぱり文化や慣習の違いって大変なんですねぇ。改めてしみじみ感じています。
私たちも式の後は行きつけのパブで軽食だけ用意をして軽く祝杯を挙げて、来てくれた人たちと歓談して終わり、もちろんケーキなんておおげさなものはなし、と私は思っているのですが、彼とその親友が「レセプション」と呼ぶその会が、私の想像通りなのか、なにかもっとちゃんとした司会のいるパーティーになってしまうのかはまだ不明です。
イギリスで式を挙げた日本人花嫁のブログ記事を読むと、ほとんどの方がかなりちゃんとした式とパーティーをやっていらっしゃるようで、ますます不安が募っていたので、この記事を読ませていただき、同じようにシンプルにすませた方がいるんだと分かって、その具体的な内容も分かってほっとしました。
どうもありがとうございます。
2011-09-21 time07:03