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アグリジェントにある「神殿の谷 (伊名: Valle dei Templi)」は、
「アグリジェントの考古学地域 (英名: Archaeological Area of Agrigento)」として、
1997年にユネスコの世界遺産に登録されました。
古代ギリシャの植民都市として、紀元前6世紀に建設が始まり、
その昔は、Akragasという名で呼ばれていたことが知られています。
19世紀初頭に発掘がされたこの遺跡は、1,300ヘクタールの広大な敷地で、
世界的にみても大規模な考古学スポットです。
「神殿の谷」というだけあって、数多くの神殿遺跡がありますが、
なかでもドーリア(ドリス)式の円柱群がほぼ完全な形で残るコンコルディア神殿は、
現存する古代ギリシャの遺跡の中でも、非常に保存状態のよいものです。
イタリアにいながら、ギリシャの古代建築をたっぷり見学できるとなると、
実質的には、まるで2カ国を周遊するようなものです。
この世界遺産は、南イタリアのシチリア島、アグリジェント郊外にあります。
菅澤 彰子(すげさわ あきこ/ イタリア在住)
2018-08-10
アグリジェントの「神殿の谷」 Valle dei Templi
アグリジェントにある「神殿の谷 (伊名: Valle dei Templi)」は、
「アグリジェントの考古学地域 (英名: Archaeological Area of Agrigento)」として、
1997年にユネスコの世界遺産に登録されました。
古代ギリシャの植民都市として、紀元前6世紀に建設が始まり、
その昔は、Akragasという名で呼ばれていたことが知られています。
19世紀初頭に発掘がされたこの遺跡は、1,300ヘクタールの広大な敷地で、
世界的にみても大規模な考古学スポットです。
「神殿の谷」というだけあって、数多くの神殿遺跡がありますが、
なかでもドーリア(ドリス)式の円柱群がほぼ完全な形で残るコンコルディア神殿は、
現存する古代ギリシャの遺跡の中でも、非常に保存状態のよいものです。
By Evan Erickson - Own work, Public Domain, Link
イタリアにいながら、ギリシャの古代建築をたっぷり見学できるとなると、
実質的には、まるで2カ国を周遊するようなものです。
この世界遺産は、南イタリアのシチリア島、アグリジェント郊外にあります。
菅澤 彰子(すげさわ あきこ/ イタリア在住)