2005-11-20

手の洞窟 CUEVA DE LAS MANOS~古代人の手形~

世界遺産「CUEVA DE LAS MANOS」(手の洞窟=クエバ・デ・ラス・マノス)は、約9,370~3,000年前の手形が残る洞窟。

何千年もの間に、数回にわたって描かれており、どのようにして描かれたのかは、はっきりと分かっていないそうだ。

手形のほか、この地域に生息する動物達の姿なども描かれている。

場所はアルゼンチン南部・パタゴニア地方。大荒野の真ん中の町ペリト・モレノから南東に、160kmのあたり。
大荒野を走る国道40号線から40kmほど東へ入ったところにある。
深い峡谷の中の不思議な空間だ。

私達は、ペリト・モレノから南へ約80kmの、Estancia(農場)Casa de Piedraの
キャンプ場を拠点に、自転車+トレッキングで訪ねた。

渓谷までは自転車で、小高い丘を2つ越えて約2時間。
途中アルマジロやグアナコ(パタゴニア地方に住むラマの一種)の姿も見かけた。
その後深い谷底へ下り、宿のおじさんの手作りの標識を頼りに、
川沿いに歩くことさらに約2時間。
途中、小さな農場が1軒あるだけだ。

左右にそびえたつ岩壁、人影ひとつない静けさ。
太陽が照りつけ、喉がからからになる。



たどり着いた洞窟の壁面や天井には、おびただしい数の鮮やかな手形があった。
険しい渓谷の中にある、神秘的な場所だった。

静かなこの渓谷に、かつては大勢の人達が暮らしていたのだろうか。
何千年も昔から、こんな風景だったのだろうか。
そして、人々はどんな思いで、ここに手形を残したのだろうか。


川沿いで出会った牛達は、人の姿には慣れていないようだ。
私達に気付くとギョッとして、ものすごく警戒した目つきで睨み付けてきた。
もしも攻めてこられたら怖いだろうな・・・。

*ペリト・モレノの町から、「CUEVAS DE LAS MANOS」へ行く
 日帰りツアーが出ています。(もちろん往復とも車)

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2005-11-01

ティエラ・デル・フエゴ国立公園fromウシュアイア



南米最南端の町、アルゼンチンのウシュアイアの外れにある、
「ティエラ・デル・フエゴ国立公園」では、四季折々の美しい
山・湖・湾の風景を眺めながら、ハイキングを楽しむことができる。
とりわけ、ここの紅葉は素晴らしいそうだ。

町からバスであっという間に来れる上、高低差が無いコースばかりなので、
気軽に爽快な自然を堪能しに来れるのだ。
野生の小動物や、野鳥達を見かけることも多い。


草むらでは、野うさぎ達が草をほおばっていた。

道の終点
公園内には、首都ブエノスアイレスから3,000km続いている
国道3号線の終点がある。(指を指している所が現在位置)
私達はブエノスアイレス方面から走ってきたわけではないが、
サンチアゴから約5,000km走ってきたので、やはり感慨深い。
しかし、この場所には自転車で来るべきだった・・・。

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