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お客様からのお便り
【2017-10-28 ご出発】 【担当コンシェルジュ】今 夏絵

I様/ポルトガルの旅2017

今様

こんにちは!
ご連絡が遅くなりまして大変申し訳ございません。
夏休み後早々に学会があったり、仕事が立て込んでしまい
バタバタしておりました。。

改めまして、ポルトガルより無事帰国しました。
暫くは、時差ボケによる眠気というよりは、毎日変な時間に
お腹が空くという日々が続いておりました(^_^;)

ポルトガルは雨具の出番どころか、連日灼熱の太陽を浴びて
季節ハズレの日焼けをしてしまいました。
朝晩はそれなりに涼しいのですが、日中は30℃くらいとなり
日傘が恋しかったです。。
外人さん達はキャミソール&サングラスで歩いていました(苦笑)
観光名所でも何度もサングラスの売り込みされましたし(^^;
ガイドさんによると、この時期にこんな暑いのは
珍しいとのことでした!

でも、湿度がないのと風がそれなりにあったので
東京の夏よりはずっと過ごしやすかったです。

リスボンはスペインやイタリアに似た雰囲気がありましたが、
もっとコンパクトでカラフル&坂だらけの街でした。

小さい街ゆえに本当に聳えるように家が立ち並んでいて、
ケーブルカーが何故街中に走っているのか理解できました!
でも、このケーブルカーが走っている風景が映画などでも
度々取り上げられているように何とも風情があって
素敵な光景でした♬
道が結構入りくんでいるので、地図をみていても若干
迷いそうになったりしましたが、逆にそれもまた面白かったです(^.^)
    
2日目~3日目にかけてはオプショナルツアーで郊外の
観光名所を沢山周りました。
集合場所もホテルからすぐでしたので、とてもわかりやすかったです!

2日目午前の半日市内観光では、リスボン市内から少し移動した
ベレン地区を中心にまわりました。

テージョ川沿いに大航海時代の歴史的建造物が建ち並んでいるのですが、
中でも一番存在感を成しているのが、16世紀に建造された
ジュロニモス修道院でした。
エンリケ王子とヴァスコダ・ガマに偉業を称えて建てたられたようですが、
かなり大きく壮麗な修道院でした。
スペインのサグラダファミリア並みの混雑ぶりで(笑)
入場するのに長打の列ができていました!
ただ、現在は一部修復工事中とのことでカバーがかけられていたのがちょっと残念でした。

また、河口を守る要塞として造られたベレンの塔(一時はバイキングの
刑務所だった時期もあるようです・・)や、エンリケ王子の
500回忌を記念して造られた発見のモニュメントも
相当な大きさで存在感抜群でした。

世界でも珍しい馬車だけが展示されている馬車博物館にも行きました。
質素なものから、金ぴかのかなり煌びやかなものまで
その時代を反映した馬車を色々みることができました(^^)/
でも、ゴージャスでもあまり乗り心地は良くなさそうでした・・・

お昼には、ガイドさんおすすめのパン屋兼カフェで食べました。
チェーン店のようで街中で何店舗かそののち見かけたのですが、
どこでも朝からかなり混んでいる人気のパン屋さんのようでした。
まず、購入するのに店内で食べるのかテイクアウトなのかで
整理券が分かれていて、それを取らないと混雑時は買えないという・・
最初はよくわからず少し混乱しました(苦笑)

サーモンサンドとポルトガル名物バカリャウ(タラ)のコロッケと
レモネードを頼みましたが、どれもすごく美味しかったです。
サーモンも日本とは違って分厚くカットされていて、パンも柔らかくて
結構大きかったのですがあっさり食べてしまいました(;^ω^)

バカリャウのコロッケは専門店もあるくらいメジャーな
食べ物みたいなのですが、身がぎっしり詰まっていて
衣が薄くて日本のコロッケとはまた違う美味しさでした。
専門店ではチーズ入りのものを食べましたが、
こちらもおやつ代わりにピッタリで日本にも進出してほしいくらいです!


午後は世界遺産の街、シントラとユーラシア大陸最西端のロカ岬に行きました。
       

シントラは夏の避暑地として別荘が建ち並んでおり、
その周りを深い緑の山々が囲んでおり、山頂に城跡が聳えていました。
王家が夏の間だけ暮らしていたという宮殿も、もともとは
イスラム教徒が残した建物を利用していたようで、
スペインのアルハンブラ宮殿にどこか似た雰囲気でした。

どの建物もカラフルで可愛く、それだけで絵になる素敵な光景でした♪

アメリカからリスボンに移住してきたマドンナが、シントラの空き家を購入しようとしたみたいです(笑)
ちなみに、マドンナは現在はリッツのフロアを貸し切って住んでいるそうです( ゚Д゚)

ロカ岬は、大西洋に突き出た崖のような場所にあり、まさに西の果てでした。


ポルトガルの詩人カモンイスが詠んだ詩が刻んである巨大な石碑が
夕日に照らされてとても幻想的でした。

最西端に降り立ったという到達証明書を発行してもらうこともできて、良い記念になりました。
   
2日目の夕食は、結局ホテルに到着したのも結構遅くなってしまい、
あまり遠出もしたくなかったので今様がお調べくださった
ピザのお店に行ってみました。
やはり、日曜なので閉まっているお店が多くピザ屋さんは結構賑わっていました。
店内もシックでおしゃれな雰囲気で、地元の人だけでなく観光客も結構いました。

ピザは周りをみると薄い生地だったので1人1枚イケるんじゃないかと
思い頼んでみましたが、やはりかなり多くて食べきれませんでした( ;∀;)
ピザ以外にサラダやスープも頼んだのもいけなかったのですが、
日本と同じ考えじゃダメでした・・・
ピザも野菜が沢山のっていて彩りも綺麗で美味しかったので
勿体ないことをしました。。
ポルトガルのレストランはどこでも量が多かったですね~。
地元の方々は本当に良く食べます!笑

滞在したホテルブリタニアは、大通りから1本入った静かな場所にあり、
こじんまりしたホテルでしたが、室内はとても広くアールデコ調で綺麗でした!

アットホームな雰囲気で、朝食のレストランも自宅のような
落ち着いた雰囲気のある空間でゆったり過ごせました。

食事は毎日ほぼ変わり映えしませんでしたが(苦笑)どれも美味しかったです。
特に、クロワッサンがミニサイズなのですが、凄くモチモチした生地で
メチャメチャ美味しく毎日2個ずつ食べていました(^^)/
あの生地の感じは日本ではお目にかかったことがないです。
名物エッグタルトもあり、こちらも毎日食べてました。


3日目も朝から1日ツアー観光でした。
最初に訪れたのは、オビドスという小さい城壁に囲まれた「谷間の真珠」と呼ばれている町でした。
町の入り口から延びている水道橋も圧巻でした。
人口が800人程度しかいないらしく、本当にこじんまりとしていて
路地にはブーゲンビリアやセラニウムなどの花が咲いていて
とても可愛らしい場所でした。
         

狭い路地にはお土産屋さんが連なっていて、その中でも
ポルトガルではメジャーなサクランボのリキュールを売っている
お店が沢山ありました。
日本に例えると梅酒のような感じであちらでは飲まれているようです。

面白いのは、リキュールをチョコレートの器(おちょこのようなイメージ)で飲み、
最後はチョコも一緒に食べるのです!私も1ユーロでお試ししてみましたが、
リキュールはそのままだと結構甘いので、ビターなチョコと
一緒に合わさると丁度いい具合になり、とても良いアイディアだなあと感心しました!
お土産に小さいリキュールをついつい買ってきてしまいました~。

そのあとはアルコバザに行き、12世紀に建てられた世界遺産の修道院を見学しました。

世界遺産に登録されているというだけあって、遠くから見ても非常に赴きのある重厚な建物でした。
質素を旨とするシトー会の精神に沿って建てられたということで、とてもシンプルで神秘的な内装でした。

この修道院にはかつての悲恋物語の主人公の棺があることも注目を集めているようです。

その後は漁師町のナザレに移動し、昼食タイムでした。
ナザレは夏がバカンスでヨーロッパ各地からの観光客がくるリゾート地だそうで、海がとても青くて綺麗でした。

砂浜では日本のように魚が干してあったりと港町ならではの光景も見られました。

食事は町の小さなレストランでしたが、ヤギのフレッシュチーズや
バカリャウのソテーなど地元の食材を使った料理でした。
また、微発砲の白ワイン(グリーンワインとあちらでは呼ぶそうです)
も美味しくて食事にマッチしていて美味しかったです!(^^)!

ナザレは建物が白で統一されているようで、それが海とマッチしていて
まさにバカンスに最適な印象でした。

昼食後はバターリャ(戦いという意味だそうです)というポルトガルの独立を守る
大事な戦いに勝利を記念した修道院を見学しました。
こちらの修道院は今までの修道院に比べると規模は小さめでしたが、
ゴシック様式の豪華な装飾の建物で、こちらも世界遺産に登録されているそうです。ステンドグラスがとても綺麗でした!

最後はファティマというキリスト教の聖地に出向き、実際に熱心な信者の方々が
沢山巡礼に訪れていました。
こちらの地にはかつてマリア様が出現した奇跡が起きたということから
その場所に教会が立ち、聖地となったようです。
大祭の時は何万もの巡礼者で埋め尽くされるとのことです。

この日の夕食は、ここでもガイドさんがお薦めしてくれた
シーフード料理のお店に行ってみました。
本当はロナウドも訪れるという有名なシーフードのお店に行きたかったのですが、
22時~でないと空いていないらしく(ポルトガルの夕食開始は20時以降が一般的なようで
夜遅くまでお店はどこも賑わっていました)、
もう一つのお薦めと言われたピノキオというお店を予約して頂いて行きました。
こちらも人気店のようで、私が着いた20時頃はまだ席に
余裕がありましたが、気づくと満席でものすごい賑わいでした!


お薦めはアサリの蒸し煮とシーフードリゾットということでそちらを注文しましたが、
どちらもお薦めというだけあって凄く美味しかったです。
鍋ごと出てくるのでかなり豪快でボリューミーなのでそれだけで
お腹一杯になりました(笑)
本当はパエリアとかも凄く美味しそうだったので残念です…
やはり食事はスペインと似たメニューが多いですね!

4日目はフリーだったので、ゆっくり朝食を取ったあとに活動開始しました。

まずは、リスボンに来たからにはケーブルカーに乗らなければ!
ということでガイドさんに穴場と言われたホテルから一番近い
地元民しかほぼ乗らないというケーブルカーに乗ってきました。

確かに場所的には大通りから一本奥に入ったところにあるので、通りすぎそうになりましたが狭い坂道にちゃんとケーブルカーが停まっていました‼平日午前中だったこともあり人気は全然ありませんでしたが(苦笑)正に映画に出てくるような光景が目の前にあり興奮しました。

乗車時間はたった1分程度なのですが…かなり急な坂を登るので、
地元民にはなくてはならないのでしょうね。


その後は立て続けにトラムに乗って市内を一周しました。
トラムはケーブルカーと違って観光客でかなりの混雑ぶりでしたが、
トラムに揺られながら街の様子を眺められてまたバスとは違った
感覚もあり楽しかったです。
東京では路面電車はなかなか乗れないので貴重です(^.^)

午前中は乗り物巡りということで、街のど真ん中にあるレトロな
エレベーターにも乗りに行きました(笑)
こちらもかなり並びましたが、本来は街の低地と高地を繋ぐ目的で
作られたようですが今は展望台となっていて、リスボンの街が
一望出来るとても見晴らしの良いところでした。
エレベーターを降りると今でもちゃんと高地に繋がる道もありました!

一通り乗り物巡りが終わった後は、観光客で賑わうアウグスタ通りで
ポルトガルサッカー強豪チームベンフィカのオフィシャルショップで
ユニフォームをGETし、ポルトガル製の
有名なボルダロ社の食器を購入してから市場に行きました。

市場はリニューアルしたばかりのようで、とっても綺麗でした!
日本の市場を想像していくと全く違ってお洒落で
ビックリしてしまいます。
市場での目的は巨大フードコートでのお昼ご飯だったのですが(笑)
お店がありすぎて目移りして大変でした。。
メニューも黒板などに細かく書いてあるので読むのも一苦労で、
結局写真が載ってるビーフサンドとお豆(いんげんの大きい感じのもの)の天ぷらとサングリアを購入して食べました。


天ぷらというのは、てっきり日本発祥だと思っていたのですが、
ポルトガルが元祖だというのを初めて知りました!
サングリアもフルーツたっぷりでカヴァで割ってあるのか炭酸が効いてて美味しかったです。

他のお店も皆美味しそうで、時間がもっとあったら
ゆっくりメニューみて色々食べたかったです~。
市場の一角はポルトガル産のお土産コーナーもあり、チョコレートや
コルクに入れ物に入ったお塩(ポルトガルはコルクが名産のようですね)、
アズレージョのコースターなどお土産もゲットし結構な荷物を抱えながら帰りました('◇')ゞ

一旦ホテルに戻ったあとは、スーパーにも行き(丁度地元の人たちの帰宅時間にかぶってしまい、相当な混雑ぶりでした・・)
オイルサーディンや生ハム、スモークサーモン、チーズなど購入し
こっそりスーツケースに入れて持ってきました(苦笑)
オイルサーディンはポルトガルではかなりメジャーなようで、
オイルにつけてあるだけでなく、トマトソースにつけてあるものなど
日本ではみかけない様々な種類があって面白かったです!

チーズは羊のミルクを使用したもので、凄くソフトでパンにつけて食べたり
焼いたりしてもクリーミーで美味しかったです♪

最後の夜ご飯は、クチコミで日本びいきのおじさんが
経営しているお店が美味しいとのことだったので試しに行ってみました。
行ってみると、さっそくおじさんが「いらっしゃい」と出迎えてくれました(笑)
タコのリゾットお薦めと書いてあったので、2日連続でリゾットを食べてしまいましたが
こちらも大きなタコがゴロゴロ入っていて美味しかったです。
やはり量が多かったのであとサラダを頼んでビールを飲んで
お腹が満たされました(о´∀`о)

ポルトガルのビールはベルギービールのように濃い感じもなく、
ライトで飲みやすかったです。

ちょうどお店のテレビでサッカーチャンピオンリーグがやっていて、
ベンフィカvsマンUの試合だったので店員さん達はテレビに釘付けで接客をしばし忘れる…
といった海外ならではの光景もあり。
また、ちょうどハロウィーンだったので子供達がお菓子をもらいに
お店にガヤガヤ入ってきたりとかなか楽しかったです!

最終日はお迎えの時間まで、散歩がてら隣駅まで歩き、
リスボンで最も古いらしき老舗のカフェ(クリスマス菓子のボーロレイを最初に作ったところらしいです)に行き、
ゆっくりお茶をしました。
ちょうど11/1はポルトガルのお盆にあたるらしく、家族で朝食を食べたり
のんびり過ごされている方が多かったです。

ちなみにポルトガルではコーヒーと注文すると必然的に
かなり濃いエスプレッソが出てきます!
なので注文するときは要注意です(^.^)
でも1杯60セントとかなので安いですよねー。

スタバならエスプレッソでもそれなりのお値段なので損した気分になりますけどね(苦笑)

コーヒーに限らず、ポルトガルは物価が安くて助かりました。

というわけで、あっという間の6日間でした!
もう少し日程があればリスボンだけでなくポルトの方まで足を運んでみたかったです。
でも、本当にポルトガルはコンパクトでカラフルで明るくご飯も美味しい素敵な国でした。
日本から直行便が出ればいいのになぁと思います。
やはり他の国に比べて日本人観光客は少ないような印象でした。

ちょっと遠いですけど、もっと沢山の方々にポルトガルを知ってもらえる日がくるといいです。

それでは、ダラダラと長く書いてしまいましたが旅行のご報告でした!

今回も素敵な旅行を企画していただきまして本当にどうも有難うございました。

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。



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