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お客様からのお便り
【2012-08-23 ご出発】 【担当コンシェルジュ】末松 実千代

I様/レマン湖の休日

末松 実千代さま


こんにちは。
先日のスイス旅行の際は、大変お世話になりましてありがとうございました。
お蔭様で初スイスは、とても楽しく素敵な思い出になりました!
記憶が鮮明なうちに、思いつくまま旅の様子をお知らせ致しますね。

(日程)
ほぼ予定通りでしたが、一部変更したところもございますので、とりあえず訪問先を。

8/23(木) 成田~チューリッヒ~ジュネーブ  定刻通り到着

8/24(金) アヌシー(アヌシー湖、パレ・ド・リル、美術館、お城、旧市街等)

8/25(土) ローザンヌ(オリンピック博物館、大聖堂、エルミタージュ美術館、ウシー城、朝市等)

       ニヨン(散策)

       イヴォワール(五感の庭、他散策)

       エヴィアン(カシャの泉)

8/26(日) ラヴォー(葡萄畑)
 
       ヴヴェイ(イエニッシュ博物館、散策)

       シヨン城

8/27(月) チョコレートトレインにてグリュイエール、カイエネスレ
   
       モントルー散策

8/28(火) モントルーにてショッピング

       シャトーデー(ゴンドラ、リフト)

       ジュネーブ(宗教改革記念碑、ルソーの家、市庁舎、公園他)

8/29(水) ジュネーブ(ピアジェ・タイムギャラリー、イギリス公園他)

       ジュネーブ~チューリッヒ~成田


8/30(木) 成田定刻到着


(ホテルについて)

ジュネーブ(ベスト・ウェスタン・ストラスブール)
駅から近く便利で良かったのですが、お部屋に冷房が無く、夜はかなり寝苦しかったので、この時期冷房無しはちょっとつらかったです。(扇風機あり)

ローザンヌ(シティ)
駅近くというより、ほぼ駅直結でアクセス抜群。ホテルステイが目的でなければ旧市街地区は大変便利と思います。ただ、便利なだけに夜から明け方までずっと、車の騒音と若者の嬌声が鳴り響いていたので、私達は大丈夫でしたが、神経質な方には少々気になるかもしれません。こちらも冷房がなく、夜中に暑くて何度も目が覚めてしまいました。(扇風機あり)

モントルー(ベスト・ウェスタン・ユーロテル・リビエラ)
お部屋が広くテラスも付いており、窓からレマン湖も見えて、とっても素敵なお部屋でした!

ジュネーブ(アストリア)
何といっても交通至便!三ツ星でしたが、こちらは冷房付きでした。


(交通機関について)

まず一番驚いたのが、ジュネーブ~アヌシー間のバス。
ルートは同じなのに、出発地によって料金が違う!!
ジュネーブ→アヌシーは、15.5CHF(又は14€)
アヌシー→ジュネーブは、12.6CHF(又は10.5€)
往復で購入する場合、ジュネーブで買えばジュネーブからの料金×2、アヌシーで買えばアヌシーからの料金×2となります。
税金の違いでしょうか・・・
バスは日本の高速バスの様な感じで、渋滞も無く快適でした。

レマン湖遊覧船、鉄道、バス、メトロ共、時間が正確なので予定が立てやすく、大変便利でした。
遊覧船と鉄道の時刻表をもらって、フル活用致しました。

あと、スイスパスが2名連名の記載になっていたので別行動しようとした時に不便を感じたのですが、これは各々の名前で発行することも可能なのでしょうか?(シヨン城で私が調子が悪くなった為、入り口のベンチで休んでいたのですが、夫がスイスパスを持って中に入った為、後から入ることも、先にホテルに帰ることもできなくなった為。そこまで緊急性はなかったので、結局夫が見終わるまで外のベンチで休んでいました)


(観光について)

アヌシー観光は、アヌシー湖とパレ・ド・リル位しか考えていなかったのですが、美術館が思いの他良かったです。丁度コンテンポラリーアートの展示会開催中だったのですが、なかなか見応えがありました。
アヌシー湖の遊覧船は、せっかくだからと乗り降り自由の2時間コースにしたのですが、確かに乗り降り自由で降りたところで自由に散策はできるのですが、遊覧船の本数が少ない為、一度降りてしまうと次の船を待つのに何時間も待たねばならないということに気付き、結局一度も降りずに2時間ひたすら遊覧しました。(1時間で約半周。2時間で1周。遊覧船に乗っているだけなら1時間コースで十分でした)

予約して頂いた『ラ・シブレット』は、お昼のせいか、皆さんカジュアルな感じで来られていました。
観光客と思しき方は、私達の他、南アジア系の御家族連れが一組で、後は地元の常連さんの様な感じの方が多かった様に思います。
お料理はボリューム満点で美味しかったのですが、最後の方はお腹いっぱいで、大食漢の私達夫婦がデザートを少しだけ残してしまいました。
アミューズは美しく、前菜も美味しかったのですが、フォワグラが口の中で溶ける感触が少々オイリーに感じられ、前菜一品の50€のコースで充分だったかなと思いました。
メインはお魚にしたのですが、別添えで生姜ソースが試験管の中に入れられて来たのが面白かったです。
お料理は美味しかったですが、デザートは普通でしょうか。
食後はハーブティーを頂きましたが、ちゃんとフレッシュのハーブを使っていて爽やかな後味でした。
お食事の際に白ワインを頂いたのですが、今回の旅行中で一番美味しいワインでした。


2日目が苦渋の選択・・・
限られた滞在時間で行きたいところが山の様にあり・・・
ニヨンとイヴォワールに行きたかったのと、ローザンヌをゆっくり観光したかったこと、ローザンヌ滞在中にエヴィアンに行きたかったこと等考え、モルジュとトロシュナに行くと若干行ったり来たりで効率が悪くなることから、この日の観光はローザンヌからスタートにしました。(さすがにモルジュ朝7時着は無理でした・・・)
モルジュは次回、朝市、トロシュナ、ソーヴァブランの森等ゆっくり時間を取って回りたいと思います。
ローザンヌはまずオリンピック博物館に行ったのですが、運悪く(運良く?)この日はたまたまトライアスロンの大会が開催されており、レマン湖沿いの道路がそこら中交通規制でロープを張られていたので、博物館までの道のりが一苦労でした。
オリンピック公園は建物は閉鎖中ですが、途中までは入って行けるので聖火は見ることができました。
レマン湖沿いに停泊してある船に一部展示がありましたが、第一回アテネから直近のロンドンまで歴代のメダルが展示されていた他は、選手のウェアや道具がほんの少しだけ展示され(日本関連はアーチェリーの山本選手の弓のみ。内村選手のウェアはなかったです!)はっきり言ってかなり貧弱なので、オリンピックに並々ならぬ関心がある方以外は、リニューアル後に行かれることをおすすめ致します。

大聖堂は壮大でステンドグラスが美しかったです。

バスに乗って山の上のエルミタージュ美術館へ。
元銀行家の邸宅を美術館に改装し、広大な良く手入れされたお庭からの素晴らしい眺めは圧巻でした。
この日はスイスの画家の企画展開催中で、あまり好みの作風ではありませんでしたが、山の上からローザンヌの街並を見られただけでも行った甲斐がありました。

ローザンヌでも朝市が開催されていたのですが、こちらは朝早い時間はお店も人出もまばらで、お昼近くにはかなり賑わっていました。

イヴォワールはどこのお家も綺麗にお花で飾られていて、とっても可愛らしい町でした。
偶然見つけた『五感の庭』にも立ち寄り、美しいお花や果樹にに癒されました。

パノラミック号からのラヴォーの眺めは本当に美しく、大好きになりました!
(因みにパノラミック号の料金は12€ではなく、12CHFでした)

チョコレートトレインはとっても楽しかったです!
グリュイエール城は不思議なオブジェと美しい庭園、素晴らしい景色を満喫できましたし、カイエ・ネスレの工場見学はすごく凝っていて大人も充分楽しめるものでした。

シャトー・デーは本当に絵の様に美しい田園風景が広がり、ケーブルカーとリフトで山頂に上り、最高に気持ち良かったです。
ここで『Espace Ballon』(気球博物館)に入ろうとスイスパスを提示したのですが、ここはスイスパスの対象外だからと受付で断られました。
特に興味があって見てみたいという訳でもなかったのでパスしましたが、後でホテルに戻って一覧表を見ると、ちゃんとリストに入っていました。
受付の方が御存知なかったのか、リストが間違っているのか、リスト作成後に対象外になったのかは不明ですが・・・
ケーブルカーもスイスパスが使えず普通に支払いましたが、これもガイドブック等によるとケーブルカーもスイスパスの対象になったり半額で利用できるところが多いと記載されているので、これも本当に対象外なのかどうか怪しいのではと思いました。


(食事について)

スイスの食事は高くてイマイチというのを、残念ながらしみじみと実感しました。
勿論フィリップ・ロシャやアンヌ・ソフィー・ピックのお店等はきっと美味しいと思いますが、滞在中ずっと3食このクラスのお店というのはなかなか厳しいものがあるので、お手頃で美味しい物というのを探すのが至難の業というのを思い知りました。
教えて頂いたモントルーのお店に行きたかったのですが、後半はお腹の調子がもうひとつであまり食欲が無かった為、結局伺えずに残念でした。


(ジュネーブの治安について)

町を歩いていると、アラブ系、アフリカ系、アジア系、東欧系、南米系等色々な人種が入り乱れているので、一瞬自分がどこの町にいるのかわからなくなってしまい、ヨーロッパの町であることを忘れてしまいそうになります。
実際に自分で歩いてみて、明るい時間やお店が開いている時間に人通りの多いところを歩く分にはそれ程危険を感じる様なことはありませんでしたが、お店が閉まった後(カフェやレストラン)の外出は避けた方が良いなと思いました。

上述の話と若干矛盾する様ですが、夫がルソーの家の裏手にあるサンジェルマン教会の写真を撮っていたら、ブラジル人の青年が夫に慣れ慣れしく話しかけ、踊りながら不自然に身体を摺り寄せて来ました。パンツのポケットやカバンを狙っている感じで、ぴったりくっついて離れないので、私が間に割り込んで撃退致しました。
明るい時間で通りのカフェやレストランはお客さんで賑わっており、人通りもたくさんあるところだったですが、ほんのわずか死角になるところがあり、そこに入って来た観光客を狙ったのかもしれません。
後から考えると相手がナイフ等持っていなくて良かったと思いましたが、まだ明るい時間帯で、すぐに人通りのあるところへ出られたのと、すぐに周囲に声が届くところで私が大きな声で怒鳴りつけたので、大事には至りませんでした。

ということもあり、やはりジュネーブの治安は良くないと思いました。


思いつくまま書いてみましたが、長文にて失礼致しました。
大事なことを書き落としていることもあるかもしれないので、逆にこの点はどうだっのかという疑問等がございましたら、どうぞ御遠慮なくお尋ねになられて下さいませ。

若干体調が落ちた日もありましたが、お天気にも恵まれて(エヴィアンで短時間雨が降った以外、ずっと晴天でした!)本当に連日縦横無尽に目一杯楽しめました。
少し欲張りすぎてしまった感も無くはないですが、心残りは又次回にとっておきたいと思います。
末松さまのアドバイスと行き届いたお手配のお陰で、本当に楽しいレマン湖の休日でした。
又何かございましたら、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
この度はお世話になりました。




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