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お客様からのお便り
【2007-03-15 ご出発】 【担当コンシェルジュ】大成 真知子

鈴木伊織様・英里様/イギリス・イタリア・15日間

ウェブ・トラベル
大成さま

ご連絡遅くなり、大変申し訳ありません!
この度は大変お世話になりました。岩手の鈴木英里です。
イギリス・イタリア15日間、とても有意義な旅となりました。
これも大成さんに様々ご手配いただいたからと心から感謝しております。
出発まで2週間を切った段階での依頼、
しかも出発予定日しか決まっていないような状態で、
迅速に、分かりやすいスムーズなプランをご提案いただきました。
おかげで、具体的に「こうしたい」「こっちは削ってもいいけどここは譲れない」
というような、自分たちですら見えていなかった希望が明らかになり、
結果、本当に行きたい場所へ行くことができました。

私も、パートナーさんに寄せられた利用者の方のメールが決め手となって
ウェブ・トラベルさんに手配を依頼したものですから、大変な長文になりますが、
今後旅される方のご参考までに、私たちの新婚旅行についてあれこれ記したいと思います。

<イギリス編>
1日目~2日目(ロンドン)
ミラノ経由でロンドンへ。
初日のホテルはJolly HOTEL St.Ermins(※綴りが合ってますかね・・・)
私がただひたすら「イギリスらしい雰囲気のあるホテルで」
とお願いしていた通りのイメージでした。古さすら味のあるというか。
(そういえばホテルバウチャーには「コンチネンタル朝食」とありましたが、
夫が2日ともフルイングリッシュのビュッフェに手をつけてしまったものの
追加料金は請求されませんでした。係の人が見てなかったのかな?)
他のホテルもすべてそうでしたが、「伝統が感じられ雰囲気たっぷり」
「でも水回りの設備は新しくてきれい」という、
女性のわがままを叶えてくれるホテル選びで、感動しました。

彼は3日目にマンチェスターでマンユーの試合を見たがっていたのですが
人気チームのため事前にチケットが入手できず、
このホテルのコンシェルジュに手配を頼んでみたところ
あれこれ電話をかけ、どうやら秘密のルートから入手してくれました・・・!
(ただし高かった!)
私は試合より、もう1日ロンドンにいたかったなあ~・・・なんて。

3日目(マンチェスター)
結局、Erminsのコンシェルジュにホテル手配までを頼み、この日はマンチェスターに移動。
翌日から使う予定だった、ブリットレイルパスのヴァリテーションも
この日に受けてしまいました。
マンチェスターは特に観光・・・という感じではなく、
フットボール(この国でサッカーと呼ぶと怒られそうなので)の試合だけ観戦。
本場のスタジアムは、客席とフィールドが近いんですね~。
ファンも熱くて、興味のない私でも非常に楽しかったです。

4日目(リヴァプール)
リヴァプールでもフットボール観戦。
また列車で移動しましたが、風景の良い土地での列車は大変良いものですね。
よく言われる「時刻にあまり正確でない」ということは、今回運良く一度もありませんでした。
リヴァプールは天候不順で超大粒のヒョウを初体験。すっごく痛い!
残念ながらビートルズ関連の場所は、通りかかるだけでしたが、
街の雰囲気は味わうことができました。大聖堂も眼福ものでした!

エディンバラ夕景5日目~6日目(エディンバラ)
またまた列車で移動。湖水地方を通過したせいでしょうか、
さらに風光明媚な景色を眺めることができました。
そしてエディンバラに着いてびっくり・・・。こんな街が今でもあるだなんて。
いくらガイドブックを読んでいても、この街の雰囲気は写真では伝わりませんね。
「異国情緒」という言葉がしっくりきました。
ホラーな話も多いそうで、せっかくなので
「メルキャット・ツアー」というホーンテッドツアーにも参加。
多数のプランがある中、我々は20時スタートの
ベーシックなツアーへ。参加者は15名くらい? 
黒装束のガイドさんが芝居がかった語り口で
ホラーな場所へ案内してくれます。1時間半ほど。
残念ながら話の内容は全部理解できませんでしたが、
広くて暗~い地下通路へ潜ったりして、なかなか面白い体験でした。

私がお薦めしたいのはカールトン・ヒル。あっけないほど楽に上れますし、
エディンバラの街並みだけでなく、晴れていたので北海まで見晴らせ、
花も咲き始めていて本当に気持ちよかったです。
ホテルがカールトン・ヒルの目の前だったので、朝の散歩に最適でした。

エディンバラ城もそうでしたが、イギリス全体、様々な場所で
入場料がガイドブックよりやや値上がりしていることが多かったです。
50P~1ポンド程度ではありましたが・・・物価が高いので、
わずかな差でも積み重なると大きかったりしますよね。

7日目~8日目(湖水地方)
湖のほとりにていよいよこの旅最大のイベント(?)レンタカーでの移動です。
エディンバラからカーライルまで列車、
Hertzで車を借りて湖水地方へ。
(3日目に4日間有効のブリットレイルを使い始めてしまった為、
カーライルまで改めて切符を買い直しましたが、
これが一人30ポンドほど。ブリットレイルパスは
何度か乗ればかなりお得なんですね。)

地図を買ったもののいきなり主要道路への道を誤り、
その後は開き直って、「B」以下の田舎道を走って行ったのです。
でものんびり景色を楽しめましたし、最初の運転は緊張していたので
車(ATを頼んでいただいたら、Fordの乗用車でした。快適!)に
慣れる意味でもマイペースで走れて良かったです。
イギリスは一般道でもみんな馬鹿に飛ばしますね。
慣れるまでは怖かったです
(慣れると信号はほとんどないしストレスのない走行ができました)。
地図を見ることができる相棒がいる場合、高速道路や
みんなガンガンに飛ばす「A」などの主要道路だけでなく、
ちょっと外れた道を行くのもいいものだと思いました。

話はそれましたが、宿泊地のあるウィンダーミアへは夕方到着。
街の雰囲気は・・・日本にもよくある観光地、というか。
BURNSIDE HOTELは、ゴルフ・スカッシュ・水泳などできる施設が隣にあり、
長期滞在のリゾート地、という感じですね。軽井沢みたいな。
特に遊覧船乗り場付近は、箱根とか長野のあたりを彷彿とさせました。
私たちはそれよりフットパスなどを歩きたかったのですが、
あいにくの雨でしたので、ほとんどドライブをしてました。
それでも時折の晴れ間に見せる湖の表情がなんとも言えず、
しっとりとした情緒があって良かったです。
それにしても「ビアトリクス・ポターの世界」は日本人の個人旅行者が多くて驚きました。
ツアーでもないのにあれほど日本人が一堂に会すとは。
ピーターラビットはイギリス屈指の有名ウサギなのですね~。

10日目~11日目(コッツウォルズ地方)
いよいよコッツウォルズへ。
湖水地方からは約4時間ということで、7時頃に出発。
私は日本ですらこれまで一度も高速道路を運転したことがなく、
初めての高速体験がイギリスということで緊張していました。
しかも標識を見誤ってしまい、M6に乗れずにしばらく右往左往したうえ、
逆方向に走ったりしたため、結局M6に入れたのは9時前。
ホテルで朝食を取ってから出ても変わりませんでした・・・

あちらでは制限速度なんかちっとも守ってないんですよね。
みんな時速120~140キロ以上でビュンビュン飛ばしていきます。
私は普段せいぜい60キロくらいでしか走ってないので、
自分は成層圏を越えるんじゃないかと思ったりしました。
道は走りやすかったです。
日本の高速は壁で覆われてますけどイギリスでは景色がよく見えて
気持ちよかったなあ。
途中、ガソリンスタンド(ペトロルステーション)で給油したのですが、
どのガソリンを入れたらいいか分からず戸惑いました。
ハイオクは確か「premium」だと聞いてましたが、
BP社のものは「ultimate」と記されていて・・・
全部セルフでしたが、やり方は聞かなくても分かるくらい簡単でした。
高速料金がかからない分、ガソリン代は高かったです。
日本の倍はするんじゃないかな?

コッツウォルズではまずブロードウェイへ寄ったのですが、
3月は土日しかタワーや案内所が開いてないそうで、
他に1組しか観光客がいませんでした。
しかもお互い、閉じられていた柵を乗り越えてタワーを鑑賞(笑)
その後、村々をホッピングし、バイブリーへは夕方到着。
この村のなんと美しいことか! もっと早々に来れば良かった!
バイブリーコートホテルへ到着後、すぐ散策へ。
川の近くからホテルの敷地に繋がるフットパスも歩きました。
バイブリーは本当に、本当に素敵な場所。
おとぎの国のようでした・・・。
バイブリーコートホテルは、二人で「城?!」と言って大はしゃぎ。
こんな素敵なホテルに、一生に一度でも泊まれるなんて!
調度品ひとつ取っても優美で典雅で・・・
スタッフもフレンドリーでとても親切でした。
おいしいディナーもいただきましたが、3品のわりにボリュームがあり
おなかが苦しかったほどです。そしてデザートの甘いこと!
どこへ行ってもケーキ類は喉が焼けるほど甘いんですよね。

<イタリア編>
要塞のような街12日目
前日遅くミラノへ到着、すっかり寝込んでしまい、
起きたら時計は8時半。
しかもこの日からサマータイムだったため、
実質の時間は9時半!
なのにすっかり時計を早めたつもりになっていて、
ゆっくり朝食をとってしまい、間違いに気づいたのは
10時を過ぎてから。
ミラノはドゥオモ付近を見るだけの駆け足観光の予定で、
昼にはパレルモへ出発予定だったため焦りました~
大成さんにも「注意してくださいね」と言われていたのに・・・

快晴のパレルモは海の色もエメラルドで「シチリアに来たんだな~」と実感。
ホテルでは受け付け時にパスポートを見せたまま
なぜかその時に返してくれなかったので「?」と思いましたが、
後で申し出たらどうやら忘れていただけのよう・・・
でもイタリアに悪い先入観があったので、
「5つ星ホテルの従業員といえど、信用していいのだろうか」
なんて思ってしまいました・・・(でもすごく良いホテルでした)
観光から戻ると部屋の扉が開いていて、中ではベットメイキングを。
これにも一瞬かなり動揺しましたけど、イタリアではこのように
「チェックインしたあと、改めてベッドメイキングする」習慣があるんですかね?
部屋へ入ったときも一応ベッドメイクはされていたのですが、
再度部屋へ戻るとチョコレートやドアメッセージが置かれている、
というようなことが、イタリアのよそのホテルでもありました。
というか、ヨーロッパでは一般的なことなのかな?
イギリスではそういうことはなかったですけど、気になったので。

パラッツォ・アドリアーノ13日目
パレルモから、朝、パラッツォ・アドリアーノへ。
『ニュー・シネマ・パラダイス』のメインロケ地なのに、
ほとんどそのことを観光PRしてないんですね。
実は前日どこからバスに乗るか、結局分からずじまいで、
(ツーリストインフォが日曜で閉まっていたもので)
朝6時ころ駅の周りで辞書を引き引き、
地元の人に聞いて回ったのですが
イタリア語の説明をきちんと理解できず相当うろつきました。
「ASTと書かれた青いバス」ということだけは日本で調べていたものの、
それが市内バスなのか長距離バスなのかも知らなくて・・・
どうも「6時45分発」らしいと分かったのですが、
7時になってもそれらしいバスに巡り会えずで、
半分諦めていました。
でも結局、7時すぎにバスがやってきて、無事に行けたんです。


かの地は夫が「どうしても」と行きたがった場所で、
大成さんにもプラン変更などでご迷惑をおかけしました。
片道2時間(プラス運転手さんの自主的な休憩で30分?笑)
バスも日に数本しかない、山の中の辺鄙なところですが、
イタリアに来てはじめて、警戒心を持たずのんびり、
ゆったり過ごすことができました。何せ、ベンチで昼寝したくらいですから!
ちょっとした路地にもストーリーがあって、映画の雰囲気そのまま・・・!
今回、フィレンツェやローマなどの大都市を見られなかったことを
少なからず後悔していましたが、そういう場所だけがイタリアではない
ということに気づかされました。本当に行って良かったです。
町唯一のレストランが閉まっていたため、
パン屋さんで買ったパンとジュースでの昼食。
安かったな~パン3つにジュース2本で3ユーロほどでした。

14日~15日目
旅行最後の地、ヴェネツィアへ。
ホテルでのチェックインに手間どりました。
というのも、コンサートの団員らしき人々が団体で泊まりにきており、
ロビーは人で溢れんばかり。みんな国籍も年代もバラバラ。
ひとりひとりパスポートをチェックし、宿泊名簿を見て・・・
とやっているので、全然チェックインできなかったのです。
荷物だけ預かってもらおうにも、従業員はそちらにかかりっきりで
まったく相手にしてもらえず。しかたなく列に並んで順番が来ても
「この人たちが全部チェックし終わるまで待って欲しい」と・・・
飛行機も遅れて到着していたこともあり、
ようやく観光に出られるようになったときには既にどこも閉館してました。
まさかこんな目に遭おうとは・・・
ホテルの人の態度が悪いということは全然ありませんでしたが、
他のお客さんも困ってましたし、もっとやり方があっただろうにと思うと残念でした。

翌日は昼には機上の人となる予定でしたので
めぼしい寺院などを巡る余裕はなく、
「前日にもっと早く観光できていたらなあ」と思わずにいられませんでした。
しかもその団体さん、夜中ずっと騒いでいて・・・。
もちろん、こういったことは運とか巡り合わせですから
誰の責任でもないですし、次来ることができたら、
そのときはもっと余裕を持った日程で来たいと思います。
最後になりましたが、ホテルの内装・設備等は最上のものでした。
窓から見える大運河も絶品でしたし。
あっ、あと悔しかったのが、ゴンドラを値切って
45分80ユーロの約束で乗せてもらったのですが、
実質は30分くらいでした。得したのか損したのか・・・
でも、出費は大きくとも、ゴンドラには絶対乗るべきですね。

と、ここまでだらだらと思うままに綴ってしまったにも関わらず
とても思い出を書ききれるものじゃありませんでした・・・。
ひとつ実感したのは、大成さんに選んでいただいたホテルは設備の良さだけでなく、
たいていが観光あるいは駅近の至便な場所にあり、
時間のロスが防げたということです。
他にもこちらの希望を汲んでいただけたことが信頼に繋がりました。

この旅については自分の子や孫にまで語って聞かせることになると思います。
帰って早々、また行きたいくらいです。

大変な長文になってしまったことをお許しください。
本当にお世話になりました。次回があればまたぜひ御社にお願いしたいと考えています。
どうもありがとうございました。


鈴木伊織・英里



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