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T様ご一家/イタリア文化(食・都市・車)探訪の旅8日間
高橋 様
ご連絡が遅くなりましたが、無事に戻りました。
高橋さんのお陰で、楽しく充実した旅を過ごすことができました。
本当にありがとうございました。
出発までには予定変更など、いろいろありましたが、「今回の旅行に行ってよかった!」とつくづく感じています。
家族もそれぞれに良い思い出を残せたのではないかと思います。
帰りの飛行機が遅れたため自宅に戻ったのは午前0時過ぎでしたが、なぜか家族全員が直ぐには眠らず、スーツケースの片づけ、妻は洗濯準備、息子は友達への報告と眠りについたのは午前3時を過ぎていたと思います。
出発当日は、朝はバタバタとしましたが、心配していた飛行機の乗り換えも順調にできました。
ただ、北京の乗り換え時のボディーチェックが厳しく、横暴な態度には閉口しました。
日本から乗り合わせた外国人の方もTransferなのに日本語で「バカ」と怒って、私たちに話しかけてきました。
その日の救いは、ローマ空港からのホテルまでの送迎運転手の方が、気さくでイケメンのお兄さんだったことでしょうか?
ホテルへチェックインしたのは午後8時過ぎでしたが、テルミニ駅の探検に息子と出かけました。ラッキーなことに観光案内所が午後8:30まで開いており念願の「ローマパス」を買うことができました。
(ローマパスは本当に便利でした。翌日からのバスや地下鉄を自由に使うことができ、長蛇の列だったコロッセオも待ち時間ゼロで入場できたのが助かりました。)
そのあとは24番線から5分以上も奥まったところにあるフェウミチーノ空港線のホーム(26~28番線)を確認し、地下のスーパーマーケット、駅中のショッピングエリアを散策することができました。
テルミニ駅は本当に便利な駅ですね。ホテルが駅近でしたので、ローマ滞在中は毎晩家族で出かけ、食事やショッピングを楽しみました。息子は駅の有料トイレで小銭が足りなかったのを旅行中の外国人に助けてもらったと感激していました。
また、方向音痴のくせに「テルミニ駅内は大体分かった。」と自慢していました。
また、スーパーマーケットは便利ですね。遅くまで開いており、水や食品も手頃な価格で購入でき、助かりました。おみやげにボローニャのスパーで「Ringo」「Locker」などのお菓子をたくさん買いました。
帰りの空港線の切符も事前にテルミニ駅の自販機でクレジットカードで購入できましたよ。
「地球の歩き方」の記載とは多少表示が変わっていましたが、中学生レベルの英語力の私でも何とか購入できました。座席や日時の指定はなく、購入日からのかなり長い有効期間が記載されているだけでした。
また駅に掲示された時刻表でフィレンツェへの列車の最終目的地や発車予定番線も確認でき、安心しました。終点はトリノ行きでした。発車番線も変更になりましたが、教えて頂いたとおり電光掲示板で確認しました。ただ、移動当日は発車番線がなかなか表示されないのに気をとられ、注意していた切符への刻印忘れを列車に乗車後に気づき、発車3分前に息子にホームに降りて刻印してもらい、事なきを得ました。
ローマでの、バチカン日本語ツアーですが、参加者は私たちだけで、英語ツアーと合同のバス移動でした。集合場所がツアー会社の事務所で探すのに少し苦労しました。集合時間15分前に到着しましたが、日本語ガイドが来るまで待つよう言われ、ガイドさんは10分前に到着していたようですが・・・
スタート時間まで何の指示もなく話かけてもくれず、少し不安でした。
始業時間までは、仕事をしないのがイタリアの流儀のようです。
日本人の参加者がいつも少ないのか、バスの車内では英語ガイドのアナウンスを気にしながらの説明で日本語ガイドに質問をしていると事情の分からない英語ツアーのお客さんからは「シー」と注意されるなど肩身の狭い感じでした。
バチカンでのガイドは、わかりやすく丁寧でシスチィーナ礼拝堂の絵の意味も理解して見ることができ、このツアーを頼んで良かったと思いました。
バチカンやサンピエトロの重厚な迫力ある建物や芸術品には、圧倒されました。
昼食は、紹介していただいた「カラバーショ」に行ってきました。評判通りおいしかったですよ!!ウェターさんが親切で、英語で対応してくれました。
前菜はサーモンがなく、Alici marinate をしきりに勧めるのでアリッシ?の意味も分からず、オーダーしましたが「いわし」をおいしく頂きました。普段はマリネを食べない息子が「おいしい」とたくさん食べたのには驚きました。
スパゲッティ・ボンゴレもアサリがとても柔らかく、自家製の麺も腰がありました。そして最後の「ティラミス」これは絶品でした。お腹が一杯と言っていた妻もこれだけは別腹とペロリと頂くほどでした。
そのあとも高橋さんが勧めてくれた「サンタンジェロ城」「ナボーナ広場」「ジョリッティ」「トレビの泉」「パンテオン」と廻ってきました。
サンピエトロ寺院のクーポラは長蛇の列で登るのをあきらめましたが、サンタンジェロ城の屋上からのローマの眺めは素晴らしく、感動しました。
「ジョリッティ」のジェラートもおいしかったです。ただ、先に食券を買うことや1人3種類のジェラートを選べるのを知らなかったので、ジェラートを口にするまでに少し時間がかかりましたが周りの様子を見て何とかなりました。そのおいしさも格別でした。
トレビの泉へ向かっている際「ガッレリア・アルベルト・ソルディ」を出たところで、歩道と車道の境のチェーンに引っ掛かり転倒し、右足を負傷してしまいました。
スネの部分が切れ、足首にかけて腫れてしまいました。
チェーンによる打撲がひどく、初めは痛がったので病院に行こうかとも思いましたが、冷たいミネラルウォーターで冷やしながら何とか旅行を続けることができました。
フィレンツェの薬局で湿布の購入を試みましたが、なぜか大きなバンソウコウを日本へお土産に持って帰ることになってしまいました。
フィレンツェの初日は暑く、40°もありました。アフリカから熱波が来ていると中央市場の日本人店員さんに聞きました。試食を勧められるまま、おいしさとお値打ちな値段につられ「バルサミコ酢」「オリーブオイル」「トリフソース」「パルミジャーノ・レッジャーノ」「やぎチーズ」「パスタ」を購入していました。早速、帰国後 朝食にチーズをおいしく頂きました。息子も「やっぱり違うね!」と言ってます。
フィレンツェでは、昼食に入ったPizzeria Centopoveri」で隣に座ったアメリカ人のご夫婦に話かけられ、少し会話をすることができました。
(実は、なぜかローマやボローニャでも外国人観光客から、よく話かけられたのですが・・・)
アメリカ コネチカット州?からハネムーンで、私たちと同じようにローマからフィレンツェへ回ってきたとのことでした。
その日が奥様の43歳の誕生日とのことで、とても幸せそうでした。
旦那さんはイタリアの食事で太ってしまうと嘆いておられ、息子も意味が分かったのか Me Toと答えていました。いい思い出ができました。
また、この店はおいしいパスタや肉または魚料理、ミネラルウォーターがついた定食が10ユーロでした。値段の高いフィレンツェではお勧めですよ。
ウイィフィツィ美術館は予約して良かったです。一般入場は3時間待ちでした。
いくつもの名作といわれる絵画を目の前にして、演劇部のほかに美術部にも所属している息子には刺激的な場所だったようです。
パリオーネも寄ってきましたよ。マーブル模様の紙のおしゃれな文具がありました。息子は、彼女にメモ帳を買って好評だったようです。
夜10時頃、ホテル(パラッツオ・ヴェッキオ)で停電が2回ありました。30分間隔で発生し、シャワーやトイレの水も出なくなったので困りました。妻は翌日もホテルから何の言葉もないと怒っていました。
ホテルはどこも駅に近く便利でよかったのですが、ここは「バスタブがない部屋」だったのと「下水の匂い?」「停電の対応」がマイナスでした。もう少し、英語力と勇気があれば部屋を替えてほしいと言えたのですが、次回は頑張ってみたいと思います。
ボローニャでのランボルギーニとフェラーリ博物館への送迎は良かったですよ。
まず、送迎の運転手さんが、誠実でやさしい方でした。運転も丁寧で、私たちは安心して車中で眠ってしまうほどでした。また、一生懸命英語で説明をしてくれ、レストラン「カヴァリーノ」にも連れて行ってくれました。妻の好感度は◎だったようです。
博物館としては、ランボルギーニ博物館がよかったようです。息子によればフェラーリに比べ貴重な名車の展示が多く、なにより博物館に横付けされていた最新型の「レベントン」というスポーツカーのエンジン音まで聞くことができ、興奮していました。
息子が、車から降りてきた会社の偉そうな人に、エンジン音が聞きたいと話したら、どうも通じたようで「5分後に出るので来なさい」と呼んでもらえ、エンジンをかけて、走り去る「レベントン」の映像とエンジン音を動画にしっかりと残せました。息子には忘れられない思い出になったと思います。
最後のボローニャは、マッジョーレ広場周辺に見どころがコンパクトに集中していました。おしゃれな店が「ポルティコ」というアーケードの下に並んでおり、ショッピングも楽しみました。旧ボローニャ大学やサン・ペトロニオ聖堂など無料の施設も多く、半日観光でしたが、妻はかなり気に入ったようです。
帰りの飛行機がローマで1時間以上の出発が遅れました。
私たちは乗り継ぎの時間に余裕があったので問題ありませんでしたが、中国人のお客さんは乗り継ぎに間に合わないと乗務員にクレームを言う人が大勢おり、もうすぐ着陸だというのにビジネスクラスの席に勝手に移動し、座り込むなど騒然としていました。
北京でも天候の関係で1時間30分ほど出発が遅れましたが、こちらは日本人の乗客が多かったので問題はありませんでした。逆に、私が機内で配布された携帯品の申告書が英語と中国語しかなく、困っていると、企業の出張帰りの男性が日本語の用紙を分けてくださいました。
日本人の「やさしさ」を感じました。
今回は、イタリアの文化を探訪することが目的の旅でしたが、改めて日本文化や日本人の良さを感じる旅ともなったようです。
個人旅行は今回が初のチャレンジでした。
確かに準備は大変で色々失敗やハプニングもありましたが、少しの勇気があれば「地元の方との自由なコミュニケーション」やマイペースで自分たちの好きなものを見て、食べる自由があり、旅行の楽しさは一般ツアーの何倍にもなること。達成感もプラスされることを実感しました。
ぜひ早くお金をためて、イタリアのほかの都市へ行きたいと思います。
その頃は息子はいっしょに来てくれるでしょうか?無理かな? 夫婦二人になりそうですね。
その節は、高橋さん また手配をよろしくお願いします。
またの機会を楽しみにしています。
それでは Ciao!
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