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お客様からのお便り
【2009-03-19 ご出発】 【担当コンシェルジュ】溝口 伸

仲野由利子様/一人でも大丈夫♪バルセロナ6日間

溝口様

こんにちは。お久しぶりです。
お世話になりました。仲野です。
メールが遅くなりまして、本当に失礼いたしました。
帰国した日に風邪をひきまして、しばらく機能停止でした。
風邪も落ち着いてきたので、旅行のことを書き出してみたら、
何だか長くなりそうな気がしてきましたので、
とりあえず今回は3回予定のうちの第1回目ということで、
メールを送ります。
それでは、しばらくお付き合い下さい。

3月19日~20日
海外旅行といえば、中国しか行ったことのない私にとって、
ヨーロッパへの長時間のフライトは未知の世界でした。
飛行機の中は思ったよりも寒く、またちゃんと乗り換えできるかどうか不安で、
あまり眠れませんでした。
乗り換えのためにパリに到着したのが朝の4時頃で、空港が閑散としていて、
一人旅だし、かなり不安な気持ちで空港内を移動しました。
なので、どうやらもう大丈夫らしいとわかった時には、本当にほっとしました。

無事にバルセロナに到着し、ホテルにチェックインするために、サンツ駅に降り立った私・・・
宿泊するExpoホテルは駅の目の前と聞いていたのですが、それらしい建物が見当たらず
駅へ戻ってインフォメーションで聞いてみると、反対側の出入り口と判明。
しかしそこでも見つけることが出来ない。
私はこんなに方向音痴だったのだろうかと、またまた不安な気持ちでスーツケースを
ごろごろと転がしていくと(おまけにスーツケースの車輪が石畳の道にひっかかるんですよね…)
目の前にそびえ立つトーレ・カタルーニャホテルの向こう側にExpoホテルを発見!
よかった~と思いながらフロントへ向かったのだが、フロントのお姉さんが話す英語が
まあわかんないこと。
それでも何とかチェックインを終え、スーツケースを運ぶのを手伝ってくれたお兄さんも
また英語で話しかけてくるのだが、やはりわかるのは2、3割。
私って本当に英語が話せないんだなぁ。
スペイン語はさらにわかんないのに一人で来ちゃって大丈夫か~と少々落ち込み気味。

この日は、カタルーニャ広場まで地下鉄で行ったのだが、
バルセロナの街の独特のにおいが気になり、また外は寒いのに、
地下鉄の構内は生ぬるく、時差ボケか頭痛までしてきて、
せっかくバルセロナまで来たのに大丈夫だろうかと、
ちょっとテンションが落ちた感じで第1日目は終わる・・・

もし、海外への一人旅を考えている方が、この文章を読んだら、
ほ~らやっぱり一人だと何かと大変だよなぁと思われるかもしれませんが、
このままでは終わりません。
続きはまた近いうちに。
それでは、また。

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溝口様

こんにちは。お久しぶりです。仲野です。
旅行からすでに1か月以上たってしまいました。時間が過ぎるのは本当に早いものです。
忘れないうちに書かないと。それでは第2回目です。

3/21
疲れていたせいか少々寝坊してしまったが、ぐっすり眠れて頭痛も消えていた。
そして、バイキング形式の朝食が豪華で、朝からかなり幸せな気分♪
この日は、午前中にカンプ・ノウのスタジアム・ツアーへ行き、
午後はサグラダ・ファミリアへ行こうと考えていた。

地下鉄の中は相変わらず生ぬるいが、
昨日気になったにおいは、もう気にならなくなっていた。
実は私はものすごいバルセロニスタというわけではない。
1番好きなチームはスペイン代表で、1番生で観たい選手は、リヴァプールの
フェルナンド・トーレスだ。
だから、イングランドへ行くことも考えていたが、やはりスペインへ行きたかった。
強くて、観ていて楽しいサッカーをする国がどんな国なのか見てみたかったのである。

スタジアムの中に入り、緑のピッチを目の当たりにした時、
ああプジョルやメッシが見慣れているものを今私も
見ているんだなぁ、本当にバルセロナに来たんだなと思った。
いい気持ちだった。けっこう寒かったけど。
VIP席に座ってぼーっとピッチを眺めていると、
観光客が次から次へとやってくる。
バルサは世界中で愛されているんだなと思った。
その後、オフィシャル・ショップへ行ったのだが、
ここが広くてあっという間に時間がたってしまい、
サグラダ・ファミリアへは明日行くことにした。

夕方、サッカーチケットをお願いしていた
「エッサウィラ」の方とお会いし、総勢4名で夕食へ。
今回の旅行中、唯一のバルセロナらしい食事で、
特にオムレツと、ポテトサラダがおいしかった。
私は、旅行の楽しみは食事、というタイプではないので、
バルセロナはおいしいものがあるとは聞いていましたが、
たいしたものは食べていません。

それでは、また続きます!

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溝口様

3/22~23
午前中、昨日行くことができなかったサグラダ・ファミリアとカーサ・バトリョへ出かけた。
サグラダ・ファミリアは本当に高くて、彫刻もたくさんあって圧倒されたが、
石でできているので寒かった。エレベーターで上の方へも行ったが、けっこうこわかった。
カーサ・バトリョは個人の家なので、床が木でできていて、あたたかかった。
ステンドグラスもきれいだし、こじんまりとしていて、入場料はちょっと高いが、
個人的にはこちらのほうがおすすめである。

 

そしてカンプ・ノウへマラガ戦観戦へ♪
地下鉄の中にはユニフォームを着た人達が大勢いる。
マリア・クリスティーナ駅を降りてスタジアムの方へ歩いていくと、
出店が並び、鳴り物の音がして、だんだんテンションがあがってくる。
私もマフラーを買ってしまった。
席へたどりつくまで少々時間がかかったが、
メインスタンド側のVIP席から4列めというとても近い席だった。
まずマラガの選手たちがアップに出てきたが、
それだけでブーイング。
バルサの選手たちが出てくると拍手で迎える。
並みの神経ではつとまらないなと思った。

今回、生で観たい選手を3人あげるとすれば、
それはプジョル、メッシ、ボージャンだった。
なので、プジョルがけがをしたというニュースをきいた時は、本当にショックだった。
お願いだから、もう誰もけがしないで、と旅行前は祈るような気持ちでいっぱいだった。
そして当日、エトー、アンリ、メッシの3トップだけでなく、シャビとイニエスタも先発♪
メッシのドリブルといい、シャビのパスといい、本当に速い。
そしてアンリの走る姿の優雅なこと。
途中からボージャンも出てきてがんばっていた。
あの強力な3トップに割って入るのは大変なことだろうと思うが、いずれスペイン代表の
エースストライカーになる選手だと思うので、今後もがんばってほしい。
試合は6-0という大勝だった。
これでプジョルがいたなら完璧だったが、夢のような時間はあっという間に過ぎ去り、
ああ終わっちゃったなぁと思って前方を見ると、バックスタンドの観客は
すでに帰り始めている。
余韻にひたるとかってないのだろうか。
私も、お隣の新婚旅行中のご夫婦と一緒に歩いて帰った。
その節はありがとうございました。
8、9万もの人が誘導もなく一斉に帰れるのだろうかと、ちょっと心配だったが、全く大丈夫だった。

翌日は、午前9時30分にバルセロナを発つ。
通路側の席を確保しなければと思った私は、3時間前に空港に着くとして
時間を逆算していくと、午前4時起きせねば、という結論に達した。
しかし、全然帰りたくないし、荷物はまとまらないし、ドアの外からは日本語の話し声が
聞こえるし、寝たのは午前2時だった。
それでもちゃんと起きてチェックアウトをして、空港へ向かう列車の中で、何度も涙がでてきた。
私はそう何度も旅行に行っているわけではないが、こういう感覚は初めて味わうもので、
旅行からしばらくたった今でも、時々思い出すことがある。
何となくもの悲しい気分で日本に帰ってきた。

最寄駅に、父が迎えに来てくれた。
実はこのとき、WBCの決勝戦真っ最中。
しかも9回。父はものも言わずにラジオに集中している。
こんな時に申しわけなかったなと思ったが、とても試合を見ていられない
とのことだったので、まあちょうどよかったかも。
優勝の瞬間は、ちゃんとテレビで見ることができた。
そして私は、この日に風邪をひいた。
会社は休めず、しばらくぼーっとした日々を過ごすこととなる・・・

最後になりましたが、溝口さんには大変お世話になりました。
最初は某大手旅行会社のツアーでいこうと思っていたのですが、
溝口さんに手配していただいて本当によかったです。
英語もスペイン語も微妙でしたが、恐ろしい目にあうこともなく、楽しい一人旅でした。
またぜひ、お願いしたいです。

何か縁があるような気がするので。バルセロナには・・・


妹のあつひめ
ゆりこ姫に、こんな旅行ドラマがあったとは!
両親からは、「一人旅行禁止令」が出てるけど、
負けずにまた出掛けて楽しんでください!
 人生は一度きりなんだし!
応援してます!ヽ(^。^)ノ


もり
へぇー!楽しんでくださいね!私も応援しているよ!!



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