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お客様からのお便り

2014年01月出発のお客様からのお便り

【2014-01-22 ご出発】 【担当コンシェルジュ】木内 みつ子

Y様ご夫妻様/定年記念旅行・10日間

木内 みつ子 様

総じて満足のいく旅行でしたが、小生自身のための備忘目的も兼ねて
いくつか(課題も含めて)感想などを記します。

フィレンツェとローマ、それぞれ実質3.5日弱の滞在中
各1日が麗らかな快晴、他は時々曇り〜時々雨〜半日はしっかり雨、
という天候で、外出時に携帯傘は必需でした。
ローマも結構寒く、今の東京と同じ程度の冬の装いがピッタリでした。

フィレンツェのホテル“CROCE DI MALTA”の方は、古い建物を改装したもので、
かつては天井高が5m以上もあろうかという部屋に中間床を増設したらしい
メゾネットスタイルでした。
よって現在の客室床面積は相当に広く、上階がベッド・下階がリビング
上下階ともにバスルーム(バスタブは下階のみ)がついていました。
事前情報と異なりバスローブが無いのが残念でした。
(特にクレームはしませんでしたが。)
課題の1:ベッドに虫が出たこと(これもクレームは敢えてしませんでしたが)
課題の2:メインバスルーム(下階)のバスタブが漏水したこと
…これはフロントに言って、予想外にすぐに改善できたようです。

ローマのホテル“SAVOY”は、客室はフィレンツェに比べるとかなり狭い、
しかし内装は近代的で滞在は快適でした。
立地は「アメリカ大使館近く」というだけでなく所謂「官庁街」であるためか
地域の清潔感・治安の良さが感じられ、
テルミニ駅近くの当初候補から“SAVOY”に変更して正解だったと思います。
スペイン広場とは遠くないですが、近いというには語弊がありそうです。

フィレンツェは、無料のWiFi環境が準備されており重宝しましたが
ローマは、ロビーの片隅に時間従量課金式のパソコンが1台あるのみでした。
それと宿泊に掛るTAXはクレジットカード払いで特に問題なし、でした。
(フィレンツェではフロントマンの‘I prefer CASH’との発言に付き合って
 現金で払ってあげましたが。)

いずれのホテルスタッフも基本は親切・フレンドリーで、比較すれば
ローマの方が少々洗練されていた(都会的)印象がありました。
更に補足すれば、朝食は(もともと期待はしていませんでしたが)
フィレンツェはがっかり、ローマはまずまず、でした。
フィレンツェ(がっかり)とローマ(まずまず)の差は、
如何にアメリカンビュッフェスタイルと言えど、
・パンの種類の多さと味の良さ
・コーヒー等飲料の種類の多様さと味
・ハム類の味
・おまけのヨーグルト等(市販品)の準備程度
いずれの点でもフィレンツェはレベル以下、ローマは総じて認めうる、
という違いです。

観光ツアーは、総じてどれも行ってよかったと感じています。
ちなみに3本とも日本語ガイド付きでしたが、たまたま我々のツアーは
全て日本語の巧みなイタリア人ガイド(順に、女性、女性、男性)で、
特に女性ガイドからは、地元の店舗・レストラン情報等も得られ重宝しました。
シエナ・サンジミニアーノツアーは、(ガイドさんによれば唯一の日本語ガイド
ツアーとのことなので、他の選択肢があっても、これにしたかもしれませんが)
折角トスカーナに行ったので、ピサも含めた周遊が出来れば更によかった
と感じました。
(ホテルに置いてあるパンフ類には、その手のツアーが多々ありました。)

ローマのツアーは集合7:45が少々早く、こたえました。
遅刻しては申し訳ないのでホテルから連日タクシーで駆けつけましたが、
その2日目は係員の方が定刻になっても来ていませんでした。
これは問題でしょう。

なおローマのツアーは観光のオンシーズンに合わせた時間設定と思いますが、
冬季オフシーズンは もう少し遅めの集合時刻設定でも良いように思います。

最終日は、送迎のピックアップが6:50だったので、ホテルで朝食は
摂れませんでした。
あげくにドライバーが5分ほど遅刻してきました。
これも問題でしょう。
(緊急連絡先に電話する寸前でした。 ちなみに、この日も大雨でした。)

ショッピングは(多分、妻は)十分楽しめました。
我々はファッション・ブランド品より、地場スーパー、食品系中心に回りました。
その手の関連情報は必ずしも十分には(ホテルのコンシェルジェも、心の?)
準備が無いようでしたが・・・。

パスタは珍しいものを種々堪能しました。
ただし、ピザは他の(地元の?)人が食べているボリュームを見て敬遠しました。
ガイドさんやツアーで一緒になった日本人の方々の情報から、良いレストランに
巡り会えましたが、味もさることながら、我々の選択条件の一つは
適切な「ボリューム」です。
(イタリア感覚の物量にはとてもついて行けませんので。)

以上、貴メールに例示されたご質問に沿う形で感想を記して見ました。
何らかの参考になれば幸いです。

なお往路のアムステルダムでの乗継滞在時間は、それなりに過ごしましたが、
矢張少々持て余しました。 
復路の乗継はアッという間でしたが・・・。
アリタリア直行便(相当に空いていたらしい)でも良かったのかな?
と少し思っています。
もう一つ、久々のヨーロッパ旅行で、しかも直行便ではなかったため、
往復ともイタリアの空港ではなく、経由地アムステルダムで出入国審査を
受けました。
貴重な?初体験で、少々戸惑った面もあります。(問題というほどでは
ありませんでしたが。) 
また往路、少々航空料金を追加する等により、アムステルダムの市街地に
出ることが可能であれば更に良かった、と思いますが、
これは無理な注文なのでしょうね。

フィレンツェ→ローマの列車は(日本並みに)間際まで入線せず、
乗車したと思ったら定刻に発車、定刻に到着、
意外とパンクチュアルでした。

もとよりプロのレポーターではないので事細かく記せないだけで、
上記以外にも、ゆったりと旅した結果、感じた充足感は多々あります。
お陰さまで人生の節目に残る記念旅行となりました。
有難うございました。
今後も機会がありましたら宜しくお願い致します。

N.Y.


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