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お客様からのお便り

2014年08月出発のお客様からのお便り

【2014-08-03 ご出発】 【担当コンシェルジュ】中島 美弥子

玉井英次様 8/3発 オランダtoベルギー8日間

冠省

日本はいま、お盆の休暇で街中は静かな時間が流れています.4年ぶりの海外旅行で
1週間事務所にいなかったので、みんながお盆休みの最中は私が留守番をしています。

これまで、旅の記録をとったことはなかったのですが、最近は物忘れが激しく、どこ
に行ったかも覚えていない有様で、今回から記録をとっておこうとメモをしていました。
それでも随分漏れているところがありますが、まあ概ね記録されていると思います。
良かったら参考にして下さい。

今回の旅行は初めての夫婦2人旅で不安もありましたが、背中を押していただけたお陰で
楽しい、画期をなす旅行を経験しました。

アムステルダム、アントワープ、ブリュージュ、ブリュッセルと行ってみて、旅の計
画の
狙いのもののようなものを感じました。とても素晴らしいアレンジでした。
飛行機の座席も快適な場所でとても良かったと思います。極めつけは国際列車タリス号と
TGVに乗れたことでした。
ホテルもすべて満足のいく内容で、洗練された洗濯だったと感じています。

今度こそはスペインにと思って、オランダ、ベルギーに行ってしまったのですが、
そのうちスペインへは行くことになると確信しています。このほか、ベルリンやミュン
ヘン
などドイツで行き残したところ、ローマとパリへ再び行きたいことなど、まだまだ欲はつきません。
次回も是非お世話願いたいものと思っています。クールなオランダ、ベルギーから、連日
30度以上湿度70%という日本で喘いでいます。

どうぞ、お元気でご活躍下さい。草々

玉井英次

オランダ、ベルギーの旅 備忘録
2014.8.3~8.10
【初日】
搭乗するとすぐにシャンパンのウエルカムドリンクが出てくるのは、どの航空会社も同
じなのでしょうか。上質なシャンパンで気をよくしました。関西国際空港から少し定刻よ
り遅れて離陸。食事は手の込んだもので美味しかったのですが、何となく食にこだわるこ
とのないおおらかな感じが、オランダ人の食文化なのかと感じられました。
クルーは明るく気さくで感じがよかった。お土産に
オランダのジンが入ったデルフトブルーの
ミニチュアハウスをもらいました。KLMの座席も
いい場所で、くつろぐことができました。

スキポール空港での入国審査は2度目でしたが、
パスポートコントロールの対応は、他国では考えられ
ないくらいフレンドリーでした。今回初めて妻が先に
入国審査を受けたのですが、どんなやりとりをして
いるのかはわからないまでも、終始にこやかな対応と笑顔で送り出していました。
私が審査に臨むと「お連れさんですね、楽しんで下さい」とスタンプをポンと
押して送り出してくれました。

事前に、オランダ観光局のホームページから Holland Pass を購入しておいたので、送迎
を依頼した人とのドッキング前に観光案内所でピックアップしなければと思いゲートをで
たのですが、ここで名札を掲げた出迎えの人とバッタリ出会いました。事情をいうと駐車
場までの間に観光案内所があるからと言い、気軽に連れて行ってくれ、いとも簡単に
Holland Pass を受け取れました。
メルセデスベンツのEクラスを見事に安全に運転する人で、アムステルダムの街中をス
イスイとホテルに案内してくれました。 送迎を頼んでおいて本当によかったと思いました。
到着初日は、王宮やその周辺をぶらぶらと散策した程度で、アムステルダム中央駅近く
のレストランでビールが中心の食事をしました。
クラウンプラザ アムステルダム シティーは、中央駅からすぐだし、近くにトラム乗
り場があり好立地でした。部屋の質もよく、セキュリティーもよく考えていると思いまし
た。また、朝食は豪華なビュフェスタイルで満足のいくものでした。
【2日目】
この日は、旅行目的の第一番の美術館巡りにあてました。ホテルのコンシェルジュから
48時間使えるGVBのパスを購入しました。このパスはトラムでの移動に大変役に立ち
ました。乗り降りの仕方がわかれば、大変便利な乗り物だし、使い勝手のいいパスだと思
いました。
国立ミュージアム(Rijksmuseum)でレンブラントを
堪能しましたし、ゴッホ、フェルメールなどの
絵画にもお目にかかれました。朝一番に出かけ、
開館前から並んだのでスムーズに見学でき、
Holland Pass が役に立ちました。

次のゴッホ美術館は長蛇の列となっていましたが、
案内係の人が声をかけてくれたのでHolland Pass を
見せると、優先レーンに案内してくれ Holland Pass の
威力が発揮されました。レンブラントとゴッホ、フェルメール
などを堪能し、旅行目的の一つを果たしました。

昼食はコンセルトヘボウの近くで、オランダ風ピザ一人前を2人で食べました。もっと
もビール中心の昼食でしたが。
この後は、トラムで中央駅前まで戻って、カナル・クルーズ(Canal Cruise)に乗りまし
た。見事な操船の女性の船長さんで、1時間ほどかけてツワーを楽しみました。





ここでもHolland Pass が活躍しました。

再びトラムで花市場まで戻り、花市場周辺を散策し、近くにあったスーパーマーケット
で野菜サラダ、サンドイッチ、ワインを買い込み、夕食はホテルの部屋で頂きました。

【3日目】











デン・ハーグへ行こうと決めてアムステルダム中央駅へ出向きました。切符売り場は二
つあり、国内線はあちらと教えてくれました。デン・ハーグまでの切符は簡単に買え、列
車の出発時刻とプラットホームも教えてくれました。難なく列車に乗車しスムーズに出発
しました。なにせヨーロッパでは2度目の列車の移動で不安でしたが、何事もありません
でした。
向いに座った若い女性は、我々が写真を撮ったり風力発電を指さしたりしている様をに
こやかに見ていましたが、そのうち本を読み始めたのです。なんと村上春樹の翻訳本を読
んでいるのです。












デン・ハーグ中央駅から徒歩でビネンホフまで行きましたが、ここでは多数の警察官が
街中を警戒していました。中でも男女の騎乗警官の姿も多く見かけられました。
マウリッツハイス美術館でも Holland Pass で入館でき
ましたが、ここでは初めて「どこから来たの?」と
聞かれました。何か統計を取っている感じでした。
レンブラント、フェルメール、ルーベンスなどの名品を
見させていただきました。
オランダでも、ベルギーでも、フラッシュさえ焚かな
ければ写真はOKというので助かりました。毎日という
よりか、ほぼリアルタイムに近いほどフェイスブックに
写真とコメントをアップしたので、日本にいる友人から
「写真はいいのか?」との質問があるくらいでした。
マウリッツハイス美術館のレストランで、またまたビールを頂き上気分になり、
したがって昼食は抜きにしました。

今回、事前に「WIFI環境は整っている」との説明を受けていましたが、移動中のWIFI接続の必要性があり、
海外用のレンタルWIFIを借りてきました。iPadの地図アプリで現在地が表示できるのと、
目的地をセットすれば経路の表示が出るので、道に迷うことはなく便利でした。これはお勧めで、私も次回からは定番にしたいと思います。

さて、一度は来たかった国際司法裁判所(平和宮)を真正面に
見ることができました。私が国際公法を学んだ経塚作太郎先生
は、国際司法裁判所判事の選挙で小田判事の当選のため世界を
飛び回ったと話されていたので、なんだか懐かしい思いが
しました。
疲れてきたのと、デン・ハーグでの目的は果たせたので、早々にデン・ハーグを離れ、アムステルダムに戻りました。
ここでちょっと失敗をしました。アムステルダム中央駅で買った切符は往復切符
( a round-trip ticket )だったのを気づかず、というよりは聞き逃したのか注文ミスだったのか
いずれかで、帰りの切符は不必要にもかかわらず、とにかくデン・ハーグ中央駅で
アムステルダム中央駅までの切符を買ったのです。
しかしこの時、駅員からは「ここへ戻ってくるのか、行きっきりか」とかの質問を受け
たのと、来るときよりも値段が安いにもかかわらずいっこうに気づかないまま、あとにな
って二重に切符を買ったことに気づいたのでした。言葉の壁はやはりあるものですね。
アムステルダムに戻り、ホテル近くのピザ屋さんで遅い昼食をとり、もちろんビールも
頂き、そのあとトラムに乗って西協会とアンネの家へいきました。すごい行列があり何か
と思いましたが、アンネの家を見学する人たちの順番待ちの列で、西協会の塔の上に昇る
のにも2時間待ちという具合でどちらも断念しました。それではとトラムに乗ってレンブ
ラントの家に行きました。ここでも Holland Pass で入館できました。どこから来たのかと
も聞かれました。
もう一度トラムで西協会に戻りましたが、塔へ昇るのには時間待ちといわれ、先ほど予
約しておけばよかったと「後悔先に立たず」でした。
またまたトラムに乗って、スーパーマーケットへ行き、少々の食べ物(野菜サラダ)と
ワインを買い、ホテルに戻りました。
【4日目】
アムステルダム中央駅から国際列車タリスに乗車。定刻数分前に
ホームに到着。先頭車両の1等車でゆったりとした座席です。
スーツケースを棚に上げようと格闘していると、乗客の1人が
手助けをしてくれ助かりました。列車が動き出すなり何を飲み
ますかとクルーがやってき、どこまで行くのですかと聞かれました。
アントワープまで行くこと、コーヒーを頼むと次はケーキを
持ってきてくれました。そうこうしているうちに検札がやってきて
にこやかに切符にスタンプを押して行きました。

アントワープまでは1時間くらいだったでしょうか、すぐに到着した感じでした。ホー
ムから地上に上がって、インフォメーションでコインロッカーの場所を聞いてバッグを預
けました。スーツケースが2個入る大きなロッカーが4ユーロでした。日本語での使い方
の説明があり助かりました。
アントワープ中央駅は見事な建物で、この駅だけでもアントワープへ来た値打ちがある
というものです。徒歩でフルン広場、ノートルダム大聖堂へ行き、聖堂の中に入りました。
ともかく大きな教会で、ウイーンのシュテファン寺院にも劣らないくらいの教会だと思い
ました。
肉屋のギルドハウスは閉まっており見学できませんでしたが、聖パウルス教会の見学は
できました。ここでもルーベンスやヴァン・ダイクなどの絵画を見ることができました。
ルーベンスの家を見学しようとしましたが、このあたりで雨が激しく降り出し、疲れてき
たのでトラムに飛び乗りアントワープ中央駅に戻りました。
少し早めのブリュージュ駅行きの列車にのりましたが、疲れていたのかほとんど居眠り
をしてしまいました。
ブリュージュ駅からタクシーに乗りホテルへ、5分ほどでホテルに到着しました。ホテ
ル デュークス パレスはもと宮殿だったとのことで、美しく風格のある建物でした。チェ
ックインの時、パスポートをしげしげと見ていたフロントの人が、「誕生日ですね。おめ
でとう」と言ってくれました。
以前、中国の西安のシャングリラホテルでも誕生日にチェックインしたことがありまし
たが、この時はバースデイケーキが部屋に届けられましたが...。
ともかく最上階の5階の部屋で、少し狭いかとも思いましたが、水回りが素敵でした。
大きめのバスタブと扉で仕切られたシャワールームがあり、実に快適でした。窓からの眺
めもよく、ホテルの中庭が美しく見渡せる部屋でした。
マルクト広場へはすぐのロケーションでありながら、ホテル周辺は実に静かなとことで
した。
少し早めにブルージュに入ったので、十字の門、ボンヌ・シェール風車、聖ヤンハイス
風車を見に散策しました。ホテルに帰る途中にあった総菜屋さんでピザを買い、さらにホ
テル近くのスーパーで野菜、ワインを買い込みました。夕食はホテルの部屋とりました。
【5日目】
朝食を済ませチェックアウトしてブリュージュ駅に行こうとしたら、「荷物はホテルで
お預かりしてもいいですよ」と声をかけてくれました。しかし、いずれはブルージュ駅に
戻らねばならないのでタクシーを呼んでもらい、駅のコインロッカーに荷物を預けて徒歩
でペギン会修道院方面に向かいました。途中にインフォメーションセンターに立ち寄り、
公衆WIFIのお世話になりました。(この時点では、借りた海外WIFIルーターは、
使った情報量が上限を超えたとして、接続をたたれており使えなくなっていました。)
ビール醸造所を探して愛の湖公園周辺を歩いているとレース細工のショップがあり、土
産のレースを買いました。やっとビール醸造所にたどり着き、工場内の見学ツワーに参加
この見学ツワーの最後にはここでつくられたビールを一杯ご馳走になりました。
しました。
あとは自腹で美味しいビールを頂きました。
だいたい今回の旅行は、朝食をしっかりとるのと、途中でビールを楽しむので昼食は必
要ないくらいでした。
ビール醸造所を出たあとは、ダイヤモンド博物館を見学し、このあと運河クルーズで楽
しみました。世界各地から観光に来ている模様で、様々な言語が飛び交っていましたが、
みんな楽しげににこやかに過ごしているのが印象的でした。
早めにブリュッセルへ行こうとブルージュ駅に向かって歩いたつもりだったのですが、
方角を間違えてしまい駅とは正反対のロバの門まで行ってしまいました。この時点でも間
違いには気づかず、鍛冶屋の門にいると錯覚していました。行けども行けどもブルージュ
駅には達せず、ついに誤りに気づいたときは鍛冶屋の門を過ぎたところで、慌てて道を変
えサンド広場からコンサートホールまでたどり着きました。ここまで来れば駅の場所もわ
かり、汗が噴き出る思いでした。WIFIルーターが使えておれば位置情報でこんな失敗
はしなかったと思いますが、これも後の祭りです。
ブリュージュ駅からブリュッセルへはあっという間だったと思います。スケジュールで
はブリュッセルMIDI駅で下車することになっていましたが、列車がブリュッセル・ゾ
ーンとなっていたので、ブリュッセル中央駅まで乗車しました。ブリュッセル中央駅を出
てタクシー乗り場まで行くと運転手が寄ってきて「どこまでいくの?」と聞いてくれまし
た。ホテルの名前を見せると、「そのガードをくぐって右にそのホテルが見える」と教え
てくれました。
ホテル ロイヤル ウインザーはブリュッセル中央駅とグランプラスのすぐそばにある
好立地のホテルでした。重厚な作りと歴史を感じさせるところが良かったと思います。
ホテルで一服していると、コンシェルジュの中島さんから電話を頂きました。心配して
いただいている様子でしたが、こちらは上機嫌で楽しんでおり恐縮しました。この後グラ
ンプラスに行き、小便小僧の像を見に行きました。この像ですが別段なんと言うことはな
いのですが、すごい人だかりで像の前まで行くのが一苦労するほどでした。
グランプラスに戻り、ここにあるレストランで夕食をとりました。もちろんムール貝の
白ワイン蒸しを頂きました。ただただ満足の一語です。そのうち辺りが暗くなる頃、グラ
ンプラスのライトアップがはじまりました。赤、青、緑、白、次々と色が変化していく様
は圧巻でした。
帰りにホテルの前のショップで赤ワインを買いました。店主は「日本のどこから来たの
か」と質問したので「奈良から」と答えると大はしゃぎで「日本は好きだし、奈良はいい」
と大喜びしていました。「自分はイラン人だよ」とも、実にフレンドリーでした。
ホテルに戻り部屋に入るとエアコンディショナーが効き過ぎて寒いくらいでした。この
寒さでは眠れそうになく、また風邪を引きそうなのでフロントに行きエアコンディショナ
ーを止めてもらおうと部屋を出ると、丁度ボーイさんが通りかかったので事情を言うとす
ぐに対応してくれました。結局、ホテルの設備担当の技術者がやってきて止めてくれ安眠
できました。
【6日目】
ブリュッセルの2日目は朝から雨が降り、がっかりしましたが気を取り直して出かけま
した。ブリュッセル公園付近を散策しながら王宮の前まで行きました。王宮の真向かいで
は、なにやらイベントの準備中で大音響のシステムの調整などが行われており、王宮の前
で大音響を発するイベントが出きるのかと驚きました。
王立美術館にいくともうすでに数人が列を作って開館を待っていました。入館すると王
立美術館・世紀末美術館とマグリット美術館のすべてを見学するのかと聞かれました。王
立美術館の入り口ですべてのチケットが買えるのでした。
ブリューゲル、ルーベンス、メムリンクなどの大作を見ることができ、特に妻はブリュ
ーゲルの「ベツレヘムの戸籍調査」が気に入っており、これが見られたので満足していま
した。王立美術館から世紀末美術館、マグリット美術館とまわったのですが、3つの美術
館を一気にまわるのはやはり無謀かとも思いました。時間をかけてゆっくりと見て回るこ
とが大事ですが、1週間の旅行ではやはり時間が不足します。
このあと王宮に出かけ、見学をさせてもらいました。王宮見学は無料、写真も撮り放題
実にオープンな王室なのかと感じました。
王宮の並びに王宮レストランがありました。ちょうど昼食時分だったのでここで昼食を
と思いましたが、高級なレストランだったら堅苦しいしと思いながら意を決して入ってみ
ました。なんとコンビニエンス・ストアーのようなというか、ビュッフェ形式のレストラ
ンでボールのような器に中に野菜やらなにやら好きなものをいれて、料金はグラムいくら
というものでした。もちろんビールも幾種類か置かれており、気軽に利用できるレストラ
ンでした。
食事が済む頃には雨も小降りか降り止んだ状態になっていました。聖ミッシェル・エ・
ギュデュル大聖堂まで歩き、この大聖堂を見学しました。それからギャルリー・サンチュ
ベールを歩き、ベルギーチョコレートを買いました。感心したのは、レジで店主が「チョ
コレートが溶けないようにとクールバックがいるでしょう」と手早くバッグに入れてくれ
たことです。このバックのお陰でチョコレートは溶けませんでした。
ホテルに戻って少し休憩した後夕食に出かけました。ブシェ通りにあるレストランは 「お
魚美味しい」「エビもあるよ」など日本語での客引きが上手でしたが、あまり日本人は見
かけませんでした。
ここのレストランでパエリアを頂きました。オマールエビ1匹、車エビなのか手長エビ
なのかエビが数匹、ムール貝やアサリなどのほか、イカのリングなどがたくさん入ってい
ました。大変美味しかったのですがあまりの量の多さに「もう食べられないギブアップす
る」と店の人に伝えると、「ネバー ギブアップ」と返されました。
値段は何と白ワインも入れて総計128ユーロと大散財でしたがとても満足しました。
このあとグランプラスのライトアップを見ようと2時間ちかく待ちましたが、なかなか
暗くならずイライラするばかりでした。ようやくライトアップが始まりましたがライトの
色は赤のみ。昨夜の青、緑、赤、白とは違いがっかりし、帰りかけると金色と白とのカク
テル模様に変化し、堪能させてくれました。
【最終日】
今日で旅は終わり、あとは帰国するのみ。日本では台風11号が関西を直撃する様子で、
無事飛び立つことが出きるか心配でしたが、昨夜はエールフランス航空からWEBサイト
からチェックインするようEメールが届くほどで、台風による運休はなさそうでした。
ブリュッセルMIDI駅からパリ・シャルルドゴール空港までのTGV乗車を手伝って
くれる人が朝7時15分にホテルに来るので、遅れないようにとあたふたとしました。
朝食は午前7時からなので、とても間に合わないと覚悟していましたが、あたって砕け
ろと6時40分くらいにレストランに出向き交渉しましたが「準備中」とのことで断られ
てしまいました。7時前にチェックアウトしましたが、朝食を諦めきれず、スーツケース
をフロントに預けて慌ただしく朝食を頂きました。
案内をしてくれる人はすでにロビーに来ておられました。タクシーを呼んでもらい駅に
向かいました。ここでも案内を依頼しておいて良かったとつくづく思いました。エールフ
ランス航空のカウンターが駅のどこにあるのかなど経験者でなければわからないでしょう
し、まして乗車する車両がどこにあり、スーツケースを預ける車両はどこなども初体験で
はとても難しいものでした。
ヨーロッパの鉄道はどこでも同じなのでしょうか、音もなくいつの間にか動き出してい
る感じで、TGVも静かに何事もないように動き出していました。
あっという間にシャルルドゴール空港につきました。スーツケースはホームに並べてお
いていてくれました。それも私たちがピックアップするのを見届けてくれているのでした。
空港はどのカウンターも行列ができるほど混雑しており、SkyPriority のカウンターも行列
ができるほどでした。
数年前に来たときとは違い、シャルルドゴール空港はかなり変身している様子でパスホ
ートコントロールを通過したあと多少まごつきました。仮のラウンジではWIFI接続が
必要かと聞かれ、イエスと答えるとIDとパスワードを書いたカードをくれました。
携帯電話にエールフランス航空から搭乗口が変わったとメールが届き、リアルタイムで
の案内が確実に届く仕組みに驚きました。
ここでも上質なシャンパンのウエルカムドリンクを頂き、エールフランス航空ならでは
の食事と飲み物に堪能しました。あとは爆睡。疲れと酔いが混じっていたのか、朝まで眠
り続けました。
定刻より少し早く関西国際空港に着陸。雨は激しく降っていましたが風はなく、見事な
着陸でした。素早く入国審査を受け、税関を通過して、預けてあった車を受け取って関空
大橋を渡りました。この直後から風雨が強まり、関西国際空港は閉鎖されてしまいました。
自宅へ帰り着いたのは朝10時頃、我ながら素早い身のこなしで台風をさけて、何事もな
く無事旅を終えました。
アムステルダムでも、アントワープでも、ブリュージュでも、ブリュッセルでも、見残
したこと、やり残したことをあとで気づき残念な思いをしていますが、これはこれで次の
旅への思いをかき立ててくれるものとなりました。もう一度オランダ、ベルギー、さらに
はルクセンブルクへと思いが募ります。
初めての夫婦2人旅が、大成功に終わったことを喜び、感謝しています。次回も是非こ
の方式でと強く思っています。
以上
null


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