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お客様からのお便り

2013年05月出発のお客様からのお便り

【2013-05-01 ご出発】 【担当コンシェルジュ】中島 美弥子

J様 5/1発 ふらふら気ままな一人旅★美術館を見にちょっとパリにでも行ってきます★

中島さんへ。

こんにちわ。
今回の旅も大変お世話になりました!
これで中島さんにお世話になるのも3回目ですね!今回は行きたい美術館が沢山ありすぎ、
自由に動きたかったために一人旅を決行。そして英語もフランス語も幼稚園以下なのに、
こんなに楽しんでこれるとは思っていませんでした。正直もう少し困るんだろうなぁ、と
思っていたので。ほんと、毎回わがままなリクエストをかなえてくだり、支えてくださって
ホント感謝しております。
それでは今回も、今後パリに行かれる方の参考にもなるとうれしいな、という事で
レポートをさせて頂きます★

●5/1(水)……中部国際空港→フランクフルト→ブリュッセル。

初のルフトハンザ。そういえば飛行機の便もわがままでこのルフトハンザにしていただいた
のでしたね。窓際を取って頂いたのですが、モニターの不良。空席があるということで、
ベビーベッドを固定出来る、ちょっとだけ足が伸ばせる席に変更して頂きました。
これはこれでラッキー、ということで♪そして、外が見たいものの、一人旅はやっぱり通路側が
精神的に楽という事を学びました(笑)乗換えも簡単でした。

ブリュッセル到着後さっそくチョコレート屋にふらふら引き寄せられ、日本じゃバレンタイン
の時にしかお目にかかれないようなおしゃれなチョコレートをおやつに購入。1コから売って
もらえるし、安くてびっくり。すぐさま完食★ 
そしてすぐさま電車で南駅まで。ここも駅員さんが慣れているからか、とてもスムーズに
切符が買えました。
今回は路線図をきちんと予習していったので、駅構内で迷う事もなく、ホテルの位置関係もすぐ
分かりました。駅構内を出ると若干治安が悪そうではありましたが、早足で歩けば全然問題なし。

ホテルは全室バスタブ付きで、広くて使いやすいホテルでしたよ♪
飛行機で寝たので結構元気。ホテル到着は7時過ぎてましたが、暗くなるのが9時過ぎなので、
着替えてグランプラスの観光へ。


あまり小さなジュリアン君(小便小僧)に気づかず3度ほど通り過ぎました(笑)それでも
ガイドブックに乗っているような主立ったルートは散歩出来たと思います。

機内食でお腹がいっぱいだったので、名物のフリッツだけ頂いて本日の観光は終了。
メーデーでしたが、観光地だからか特に飲食関係のお店は関係なく営業しているようでした。









●5/2(木)……ブリュッセル→デ・パンネ経由でシント=イデスバルトのポールデルヴォー美術館へ。



色々調べていただけたので、簡単に行く事が出来ました!もう、ここへ行く為だけにベルギーに
寄ったようなものです。しっかりと堪能出来ました!
デ・パンネの駅からトラムへはホームから直接移動出来ました。と言うより、2等が停車した
目の前にトラムが停まっていました。チケットを買うカウンターは閉まっていたのトラム
車内で購入。このトラムがまるで遊園地の乗り物みたいで可愛い♪そして、可愛らしい街中を
ちまちま走っていくのがまた楽しい。移動手段としか考えてなかったので、これは予想外に良かったです。
時間があればオステンドから1時間乗っても楽しかったかも。
20分程でシント=イデスバルトに到着。早速デルヴォーが見たであろうビーチへ。わざわざ
波打ち際まで行ってみました。すごく綺麗な海……ゴミはおろか、海藻すら落ちていないんです。
夏はかなり賑わうんでしょうけど、冬の誰もいない閑散とした海もいいものでした。誰も
乗る当ての無いバギーカーが何台も店先に並んでいたりして、その風景もまたいい。
むちゃくちゃ寒かったですけど。。。ダウン着てる子供がいる位に。。。
寒いので早々にビーチを後にして、美術館へ向かいました。別荘地なのか、閑静な住宅街には
緑がふんだんにあり、それだけでも絵になりそう。そしてその住宅街に突然現れる美術館は、
建物の庭もとても綺麗。ここで創作活動をしていたのだなぁと感慨深くなります。この美術館は
日本語対応していませんが、日本人学芸員の協力者がいるようで、頼めばデルヴォーの生い立ちや
美術館の成り立ち等を書いた簡単な日本語ファイルを貸し出してもらえます。
あの不思議な空間と何とも言えない色味の絵を心行くまで堪能。デルヴォーの描く女性の顔は
奥さんの顔に似ていると言われていますが、再現アトリエにあったモデルの人形にも
そっくりでした。作品が生まれた環境も感じ取れてとても良かったです。たっぷり1時間半は
見ていました。

美術館を出たものの、フランス語も通じるのかあやしい感じでしたので、カフェに入るのも諦め、
あまりの寒さにシント=イデスバルトの街中は早々に辞退。トラムの駅で話しかけてきたマダムの
言葉もフランス語の響きではなく、言葉が通じないのを感じたのか、寒いね、と改めて
フランス語で声をかけ直して下さいました。帰り着いたブリュッセルは少しまともな気温で
ほっとしながら電車を乗り継ぎマグリットのアトリエへ。切符手配しておいて頂けたので
薄暗いローカル線の中で現地民のふりをする余裕もでき、気分が楽でした。正直。薄暗い
照明の国鉄は北駅〜南駅以外はちょっと怖い(笑)

住宅外の中にお目当てのシルクハット帽の男性の看板を発見。このアトリエは入るには、
ベルを押して中の人に開けてもらうという、マグリットさん家に訪ねる方式。
なかなかないシステムでちょっと新鮮です。



ここもマグリットの絵の中に出てくるモチーフが存分に残っていてとても興味深い美術館で、
たっぷり2時間近く見学できました。ここも音声ガイドはありませんが、日本語の解説カードは
入り口で貸し出してもらえます。
その後はトラムに乗ってグランプラス向かい、中島さんおすすめの名物のワッフルを♪
苺と生クリームがたっぷりのワッフルは、ふわっさくっとした食感でクリームもくどくないので
さらっと完食。美味しかったです。その後パリに移動すべく、ホテルに荷物を取りに行き、
ベルギービールを一本だけ仕入れてタリスへ乗車。



夕食はコールドミートでしたが、ちゃんとした食事でした。デザートのチョコレートケーキ
が美味しかったです。
タリスのタクシーサービスは乗ってすぐに車掌さん(?)が聞きに来てくれるのですが、
たまたま隣の席にパリ在住の日本人の方が居て「北駅で捕まえたほうが安いですが、タクシー
どうしますか?」と通訳して下さったので自力で捕まえる事に。
その後、その方が親切に行き先が同じ方角だから、と遊びにきていた親族の方とタクシーを
相乗りさせてくださったので、苦労する事なくホテルに到着。ほんと人の親切に助けられました。

ここで、問題発生でしたね。その節はほんとありがとうございました。バスタブが欲しくて
選んだホテルだったのに、シャワーブースしかなかったのです。フロントに無い事を伝えて
1回部屋チェンジしてもらったところで同じタイプの部屋でギブアップ。
中島さんに泣きの電話。中島さんが時差のない国に居てくださってほんと助かりました!

もう、なんと言うか、海外旅行にトラブルは付き物なんでお願いしてダメだったらあきらめだなー
と思っていたのに、なんと交渉してくださって2日後からはちゃんとバスタブのある部屋で
過ごせたのです!一人旅でけっこう無茶なスケジュール入れていたので、ほんと助かりました!

●5/3(金)……ベルサイユへ。

ツアーに乗るか、電車で行く方が多いでしょうが、メトロの終点からバスで30分位で行けると
聞いていたので、それを選択。ほとんど宮殿の目の前にあるバス停が終点なので、歩く距離も
少なく迷わないのが最大の魅力。多少寝坊したので到着が9時少し過ぎちゃったのですが、
パリミュージアムパスを購入していたので、30分程で入れました。
オーディオガイドは付き物のようで、パスポートを預ける事もなくレンタル出来ました。
宮殿をゆっくり見て回り、トラムにのってプチトリアノンへ。途中グラントリアノン前にある
ベイクド
ポテトの屋台で昼食。チーズとハムのトッピングを頼んだら、ハムが生ハムに近いもので
とても美味でした。大きいのでお腹も満足。
プチトリアノンは宮殿とは全くちがった趣で、ここも興味深く見学。

その後アントワネットの里村へ。ここでのんびりと一人スケッチ大会が今日最大目でした。
気づいたらベルサイユだけで5時間以上いましたね。でもこの里村は時間と体力があるなら、
ほんとおすすめのスポットです。
帰りもバスとメトロを乗り継いでパリへ。ここでふとオペラ座のチケットを当日取るより事前に
取ったほうが確率高いかな、と思いガルニエへ。チケット販売は正面の広場からぐるっと
回った裏側になります。

よくまぁ、英語とフランス語のちゃんぽんな上に、図で示しただけのメモで分かってくれたなぁと
思うようなやりとりをしながら、10ユーロのオペラのチケットをゲット。
5時過ぎぐらいの時点で、その日の当日券は無いと言われていたので、多分この方法は成功
だったのだと思います。席を決めたらあとはフルネームを伝えるだけで、発券してもらえます。
ウキウキしながら一度ホテルに戻り、夜間営業のある日なのでルーブル美術館へ。



フードコートっぽい食堂があるので、手軽に夕飯もできて良かったです。時間が時間なので
選択肢は少なかったですが、ノワールブーダンが食べられたのでOK!ヨーロッパの美術館と
いうのは、ほんとに有名な作品が柵で仕切られるわけでもなく、惜しげも無くずらーっと
飾ってあるから幸せになりますね。その中でもルーブルは別格でした。
とりあえず、あまり混んでいないから有名どころを閉館まで堪能。1/3も見られないまま、
遠い所から順に係員に追い立てられながら部屋が閉鎖されていき、気づくと出口。まるで羊(笑) 
2日後にまた来ようと誓いホテルに帰宅。

●5/4(土)……ノートルダム寺院→コンシェルジュリー→クリュニュー博物館→モントルイユ蚤の市→国立近代美術館(ポンピドゥーセンター)

ノートルダム寺院近くのカフェ朝食セットとカフェオレ。フランスはほんとパンが美味しい。
そして日本じゃ滅多に飲まないけれど、海外だとコーヒーが美味しく感じる不思議。
9時前に着いたにもかかわらず、ノートルダム寺院の塔に登るには1時間以上並びました。
ミュージアムパスは有効ですが有無は関係なく並びます。そして修行かと思いながら、
螺旋階段を登る。ですが、登った甲斐がある風景です。ガーゴイルがかわいい。そして彼ら
の見つめる先にある町並みの輝かしい事!
パリの町

地下礼拝堂は何度聞いてもよくわからず、行けずじまい。
秘宝とか書いてあるコーナーだったのかなぁ。でもそこはミュージアムパスが使えないよう
でした。思ったより近くにコンシェルジュリーがあったので先に見学。昨日のベルサイユ
との違いに、マリーアントワネットの最後と激動の時代に思いを馳せ、その後中世クリュニュー
博物館も歩いてすぐの距離だったのでそのまま移動。パリの地下鉄1区は数分の距離の事が
多いようです。
メインのタペストリーは日本に来ているのでさらっと見ればいいかな、と思っていたのですが、
結構な量の展示物があり、沢山のタペストリーや間近で見られるステンドグラスなどがあり、
かなり面白かったです。すっ飛ばさなくてよかった〜♪
学生街だからか、お値打ちそうなビストロが軒を連ねていたので食事。だいたいどこも10ユーロか
15ユーロで前菜とメインとデザートが選べるシステム。その中の一軒のメニューが理想的だった
ので一人でも良いかと聞いたら快くOK!と言ってくれたのでそこで昼食。フランスに来たら
是非食べてみたいと思ってたメニューばかりが選べたんです♪
オニオングラタンスープ・牛肉のブルゴニュ風赤ワイン煮込み・カシスとチョコのアイスを選択。
フランスの名物って何?ってよく聞かれるんですけど、日本語にすると案外普通の名前の
メニューになってるんで、気づかないんですよね。
キールを飲んで疲れも吹っ飛び。昼からはモントルイユ蚤の市へ。日用品や布製品の多い
雑多な市でした。ここで大きなストールを購入。日本じゃなかなかない大判サイズで、5ユーロ。
これは良い買い物でした。その後は国立近代美術館へ。実は中学生の美術の時間に初めて

ポンピドゥーを知った時からの憧れの美術館。追いかけて短大で現代美術を勉強したけれど、
一筋縄ではいかなかった現代美術(笑)
それでもあれこれ”考える”というのが楽しい作業。そこにある意味や哲学を感じながら
鑑賞するのは、古典的な秘術品を見るのとはまた違った楽しさがあります。
閉館までゆっくり堪能して、さすがに疲れたのでモノップで明日の朝食を買って、クレープ屋さん
でハムとキノコのクレープ(キノコがすごく美味しかった!)を食べてホテルに帰宅。
普通のスーパーでも日本じゃ高くて手が出ない山羊のチーズがごろごろと売っているのを見て
思わず購入。ものすごく美味しかったので、チーズ好きの友人に思わずメールしちゃった
くらいです(笑)

●5/5(日)……ヴァング蚤の市→オランジュリー美術館→レジオンドヌール→ルーブル美術館→サンマルタン運河・凱旋門

ヴァング蚤の市へ。ここはこじんまりとしていて、フリーマーケットっぽいイメージ。
素敵な紫色のグラスを見つけたけれど、店主が居なくて諦める。でもきっとあの厚みのある
グラスはアンティーク。高かったんだろうなぁ。
高そうなものからどうみてもガラクタまで扱ってる、昨日とは全然雰囲気の違う蚤の市でした。
収穫も無かったので、バスで車窓を楽しみながら、癒しを求めてオランジュリー美術館へ。
この日は第一日曜日で美術館は無料の日でしたが、ミュージアムパスを持っていると並ば
なくて済みます。5分程で入場できました。モネの睡蓮をこれでもかという程堪能。そして
オルセーの込み具合をチェックすべく行ってみたものの、ミュージアムパス所持者の列も
ものすごい並んでいたのでここは諦め、隣のレジオンドヌール(勲章博物館)へ。
ここはいつでも無料です。当時の服装に勲章をどうやって身につけていたかがマネキンで
展示してあったりと興味深いです。教科書などで見た事あるルイ14世の肖像画もゆっくり
見られます。
変わった展示が見たい人にはなかなか穴場だと思います。この周辺はすべて徒歩移動。少し
疲れたのでチュイルリー公園の中のカフェでオレンジ風味のクリームブリュレを頂きました★
愛想のいいギャルソンさんの働きを見ながらゆったりティータイム。
その後、ルーブルへリベンジに行くも、やはりすべては見る事は出来ませんでしたね。無料日
にもかかわらず入場には全く並ばなかったので、3時間程見る事が出来ました。
美術館は閉館ですが、5時だとまだまだ明るいパリ。知り合いに『すごく景色が良いからぜひ
行くといいよ』とすすめてもらったサンマルタン運河に行ってみることに。こんな風景は
確かに日本じゃないですね。

堤防に沢山の人が座り込んで、まるでピクニック。私もファラフェルをテイクアウトして
ゆったり夕食。お店が休みの日曜日にはうってつけなのかもしれません。
船が通る為に橋が移動するのも面白かったですし、特に柵とかもなく、川が生活の一部
なんだなぁと分かる何とも見晴らしの良いスポットでした。スケッチ道具持って行けば
よかった……。
ゆっくり時間が流れるパリではまだまだ遊べる時間が残っています。エッフェル塔の写真
ぐらい撮りたいなと思い、凱旋門へ移動。
ミュージアムパスが有効なので全く並ばずに入場出来ました。またまた修行かと思いながら
展望台へ。でもここからの風景は、ノートルダムとはまた違った良さ。お約束のエッフェル塔
つまんでみたりと遊びながら、夕暮れのパリを眺めてゆったりしているうちに、エッフェル塔
が22時になるとシャンパンフラッシュという光のショーをしている事を思い出したので、
そのまま暗くなるまで金網の前で張り付いちゃいました(笑)
写真は綺麗に撮れなかったんですが、とても綺麗でした。

思ったより遅くなったので、急いでホテルへ帰宅。メトロ名物の車内演奏なんかも見れた
んですが、あまり治安は良さそうではありません。勘違いした声かけをしてくる人もいるので
完全無視。ひたすら地元民に成り済まし。特に乗換えであろうと夜のピガール駅に近づくのは
止めようと誓いました(笑)

●5/6(月)……ラデュレのサロン・ド・テ→モンマルトル→マドレーヌ→オペラ・ガルニエでオペラ鑑賞

急に思い立って、朝食にパン・ペルデュを食べにラデュレのサロン・ド・テへ。日本だったら
わざわざ地下鉄乗って朝食なんか食べに行かないでしょうに(笑)
メニューはオールフランス語。メニューでよく見る綺麗な書体が実は苦手で、見ているうちに
読むのを放棄。ヨーロッパではよく使われている書体なんですが、読みにくくてスペルが拾い
にくいんですよね。早々に読むのを諦めて、ネットで拾った画像と情報を指さし、フレンチ
トーストとバニラティーをオーダー。他のお茶の種類は全く分からずじまい。でもバニラティー
も目的の一つだったので問題なし♪
わざわざ食べに行った甲斐はありました!10時迄の限定メニューです。店内全組日本人でした(笑)

今日のメインはモンマルトルのダリ美術館。ミュージアムパスは無効ですが、濃密なダリの
世界が堪能できる美術館です。日本語ガイドもしっかり借りて(パスポートと交換)、
一つ一つ丁寧に見て回りました。かなり好きな作家ではありますが、変人≒天才だと思って
いましたが、
結構常識もあった人だったと認識が変わりました。

折角だからサクレ・クール寺院も見学。ここでフランス語学校の先生をしているという人に
捕まり、なんだかよくわからない内にモンマルトル観光してくれるというので少しだけ
おつきあいをしましたが、なんだかとても面倒になってきたので駅で解散。
ちょっと珍しいものは見れましたが、クリニャンクールに行く時間がなくなってしまい
ましたので、ホテルに一旦帰宅。ちょっとだけおしゃれな服に着替えてオペラを見に出発。
時間があったのでマドレーヌ寺院の見学もし、ラファイエットの食品館でお土産の下見を
しつつ、時間がなくなったので夕飯用にテリーヌやキッシュを計り買いしていよいよオペラ座へ。
10ユーロの席だったのでどんな場所かと思えば、ちゃんとしたボックス席でびっくり。
シャガールの天井画もしっかりと見え、これで舞台も見れるならただ昼間の見学をするより
とても上質な時間が過ごせそう!と思っていた所、同じボックスのマダムが待ち合わせて
いた友人が来なかったようで、一つ前の席を譲ってくださったので、さらにゆっくり見る事が
出来ました。

本格的なオペラは人生初。多分ドイツオペラだからドイツ語の歌詞で、字幕がフランス語。
でも演目はヘンゼルとグレーテル。原作の童話は知っていますし、オペラ用のあらすじも
予習していったので問題はありませんでした。
舞台が2階建て6部屋の空間に仕切られて、それぞれの空間で色々な出来事が分かるような演出と
舞台装置に驚きました。これはとても良い思い出になりました。幕間に奮発してシャンパン
なんかも頂いちゃいました♪

●5/7(火)……オルセーでの企画展→奇跡のメダイユ教会→ラファイエットで買物

連日の夜遊びでちょっと体調を崩していましたが、最終日だったので頑張って出掛ける事に
しました。まずはオルセー美術館へ。改装されて評判が良いせいで、かなり込み合っています。
今日はもうミュージアムパスがないので9時に到着していましたが、通常列に1時間弱並んで
入場しました。すべての展示会用のチケットを買い、オーディオガイドを借りて、まずは
お目当ての企画展『奇妙な天使』展を見学。黒いロマン主義、いわゆる不気味な絵や
不安感を煽る絵が多いんですが、これが結構なボリュームで見に来て良かった!
図録がかなり高額なのと重いのとで入手を断念したのが悔やまれますが、ポストカードだけは
手に入れてきました!これだけでもかなりのボリュームでしたが、通常の展示も少し朦朧
としながら見学。有名所が結構お出かけしていたみたいで、お目当てすべてはみられません
でしたが、ドガの絵が目の前で見られて幸せでした。
ラストチャンスだったので、フォアグラ入りのサンドイッチの美味しい店があるとの情報で
わざわざマドレーヌへ一度戻り、昼食をテイクアウト。野菜が挟んでないのは残念だけれど、
とっても美味でした。

その後奇跡のメダイユ教会へ。旅に出ると必ずちょっと不思議ワールドかパワースポットと
呼ばれる所に寄って見たくなる性分。ここの教会は最近日本でも有名になって来たらしいと
いうのを帰国してから知りましたが、このパリ旅行を決めてから密かに行くぞと決めていた
教会です。教会の内装が水色系でとても綺麗なんです。ここでメダルを買ってお土産にしよう
と思っていたので早速売店へ。どういう経緯でここにいらっしゃるのか、年配の日本人の
シスターもいらっしゃいます。なにより、この教会には色々な教会の沢山のシスターが集って
らっしゃって、うれしそうに皆が挨拶しあっているのが何故か印象的でした。
丁度良い時間だったので、ミサにも参加。とても空に近いような神聖な空気に満たされて、
癒された時間を過ごしました。

残りの時間はお買い物。高いブランドものより美味しいもの!今回はバターを持ち帰ると
決めていたので売り場を散策。正直美味しいワインとパン、それに少々のバターとチーズと
ハムがあれば幸せ。なので生鮮食品売り場はお宝の山(笑)

山のように売られるチーズを見て回り、加工肉が持ち帰れないのを残念に思い、またも売り場で
知り合った在住日本人の方に美味しいバターを教えていただけたので、お土産もそれに決めて
しまいました。
今日も夕食はこちらの総菜を。トマトのファルシ、ジャガイモのグラタンなど美味しそうな物を
見繕って、ここでの買物を終了。
あとはスーパーマーケットへ行き、昼間おやつに買ったチョコレートが美味しかったので
同じ物を大人買い。

寂しいけれど、荷造りをしないと帰れないので早めにホテルへ帰宅。
この日だけは体調が最悪でしたが、それなりにやり尽くした気がしました(笑)

●5/8(水)・9(木)……パリ→中部国際空港

ブーランジェリーが開店する7:00少し前にパゲットの買い出しへ。2007年のブーランジェリー
コンクール1位のお店が歩いて5分程度のところにあるラッキー。どうしても美味しいパンが
持ち帰りたかったのです。最後の買物に出掛けると言うと「こんな時間に何処にいくんだ?」
と聞かれたので、ブーランジェリーだよ、開いてるよね?と聞くとものすごく納得したような
顔でドアを開けてくれました。フランスパンを3本も抱えて帰って来たら、にこやかに笑みを
返されました♪
いよいよ帰国。中島さんが選んでくださったサービス、とても便利でした!雨が降っていましたし、
生もの買い込んだので結構な重さになっていたので、ホテルから空港まで手間無しで
行ける
のはほんとよかったです。乗り合った人と会話が交わせなかったのが残念でした。英語、
勉強しなきゃ。。。免税店とかがあまりないターミナル1からだったのが残念でしたが、最後に
空港のbarで大きなマカロンも食べましたよ!あまりの美味しさに上司のお土産にしちゃいました。

フランクフルトでの乗り継ぎで、行き先は分かっているのに一生懸命説明しようとしてくる
係員の言っていることが良くわからなくてちょっと困りましたが、何とかクリア。
どうやらどこかからの乗り継ぎ便が遅れていたようで、そこから来た日本人の団体を先に
通したかったらしく、それにまぎれて出国手続きが優先的にしてもらえたようです。
帰りも
快適な飛行機ライフを送り、無事帰宅。

和食が恋しいなんて事はなく、さっそく買い込んできた食材でサンドイッチをつくり、
両親にごちそうをしたのでした★


こんな感じの旅でした。帰って早々すぐにもう一回行きたい!と思う程、楽しくて仕方
ありませんでした。
一人だったので無理を利かせて、結構回れたと思います。毎日早寝早起きでしたし(笑)
でも、誰かと一緒だったら行動は2/3になったかもしれませんが、もう少し街中の普通のお店や
ゆったりとした昼食時間を楽しめたかもしれませんね。
まだまだ行きたかった所がありますし、体調不良で諦めた博物館もありましたし、食べたい
ものもまだまだありましたが、ひとまず悔いはありません!

素敵な旅になったのも、中島さんのおかげです。ありがとうございました&
またの機会にはよろしくお願い致します!


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