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2010年03月出発のお客様からのお便り

【2010-03-20 ご出発】 【担当コンシェルジュ】伊藤 八重子

吉田稔様/ネパール・視察旅行:カトマンズ~ポカラ~ナガルコット

ネパール旅行についての報告
伊藤様            
                         平成22年4月6日
                         
ネパール旅行を企画していただいた伊藤様には、最初に感謝いたします。
すばらしい旅行でした。トラブルもなく、極めて順調でした。ありがとうございました。

メンバーでの感想は
①エベレスト遊覧飛行にてエベレストが見えとても感激した。
②ポカラでのアンナプルナへの扇風機付グライダーでの飛行が怖かったが、迫力満点で
 アンナプルナ山系のすばらしく、機会があれば何度でも乗ってみたいとのことでした。
 (小生は臆病で度胸がなく乗れませんでした、乗ったのは4人のみでした)
③ネパールの人々と交流でき、一般家庭で昼食をご馳走になり、夜はゴルカレストラン
 で民族舞踊つきの宴会を開催してくれました。④カトマンズの喧騒に驚き、人権、教育は
 世界でもかなり遅れているようでした。また少し田舎の人々の生活も、男が出稼ぎで不在、
 女性と子供が過酷な労働をしており、地方は都会よりかなり格差があるようです。
 ネパールの感想を一言で言えば、自然はすばらしくとても厳しいが故、生活は貧困で、
 庶民は生きることに一生懸命で、長年の間、{祈り}によって生きてきたようです。

旅行の感想はこれぐらいにして、伊藤様の専門分野についての感想です。
ホテルはすべて良かった。合格点です。日程も余裕があり、我々世代にはぴったりでした。
旅行のガイドも誠実な人でとても努力家でよかったです。
旅行を実際にして、現地で意外な経験をしたことをお知らせします。

①タクシーは仕切り人と交渉し仕切り人が運転手と交渉 規定の料金はなし。
 観光客はふっかけられ、利用できない。ネパールの知人が交渉したのでやっと乗れました。
②遊覧飛行は前日ネパールの知人に依頼 格安でしたがなんと3時間待たせ,正規の飛行が
 終了して、格安の飛行機に乗ることができた。多分規定以外のアルバイト的なもの?
③買い物も、値段がなく駆け引きあるのみ。
④初日、ネパールの知人に町を案内してもらったが、ガイドによれば法律違反とのこと。
 ガイドにも山岳、トレッキング、街、それぞれ分担があり、ガイドの仕事確保、外国人
 観光客より費用徴収を徹底しているようです。
⑤食事は衛生的でないので、余りたくさん食べないで腹7分目。
 ホテル以外カットフルーツは食べないこと。水は相当注意。メンバーも3人下痢に苦しめられた。
 (小生は東南アジアのベテランですから今は耐性があります)
⑥中国人の傍若無人な振る舞いに閉口。うるさいし、列は横から入るのは平気、ごみは
 捨てる。まだまだ文化度は低いが、金は持っている。ネパールのガイド曰く、中国の
 観光業者はチップを一人一日最低3ドルに規定、団体だとすごい額のチップになり、
 最近はガイドも中国人を優先し、日本人は後回し、喜ばないとのこと。


ネパールはまだまだ貧しく、生きていくのが精一杯の国ですから、庶民は少しでも現金
収入を画策するので、なんとなく胡散臭い国と感じたのでしょう。
ネパールの怖さの断片を垣間見ました。

①交通事故に遭遇 この交通事故を理由に村人が全員出てきて加害者のバスを破壊し、
窓ガラスはすべて粉々にしていました。
②大型バスが横転、けが人が出ていました。

①②はカトマンズからナガルコットに行く舗装道路での出来事です。
ナガルコットには、軍隊の訓練場ができており、このためのすばらしい(ネパールでは)
舗装道路ができており、観光客も多いようです。

③旅なれたバックバックパッカーは別にして、普通の一般人には、日本でセットして、
 その料金をきっちり支払ったほうが、現地での胡散臭い業者と交渉するより安全で
 す。国内飛行機も指定しておかないと、いつ何時乗れるのかとても不安ですし、
 遊覧飛行等もし事故になれば闇のアルバイト飛行では済みません、
 自動車事故を考えれば、旅行業者のドライバーは現地の車より相当信頼が置けました。
④物乞い、物売り、障害者が町にあふれています。小生は相当ショクを受けましたが、
 これが現実です。トレッキング主体の朝日旅行の団体といっしょになりましたが、
 日本の上品な中年の女性と男の人は山が見えて、少し優越感を感じたとか話していましたが、
 すこしはこの現実を見たのでしょうか?
 別にトレッキングの上品な団体に文句はないですが、荷物はすべてネパール人が運んで
 くれたとのことです。このことに何も感じない日本人も多いのでしょうか?
⑤家族、親族の団結は強く、また商売もすべて知人、同じ村の出身者で団結し、お互いに
 リベートを分け与えていました。我々は、現地で知人の親戚一同25人の歓迎を受け、
 また、支援物資(ティシャツ 靴 )を買いましたが、すべて知り合いからの購入で
 紹介者がリベートをもらっていました。

日本での企画旅行は現地調達より少し高くなるかもしれませんが、安全安心を考えれば
絶対に必要なことです。自信を持って、アドバイスをしてください。旅行のポイント
ポイントは押えて、その部分は必ず日本でセットすることがとてもありがたかったです。
今後ともよろしくお願いします。


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