Jump to navigation
Kさんたちがイタリア南部プーリア地方の
浜辺でのんびり過ごしているころ
私は真夏の東京で、旧友たちと
あるイタリア郷土料理の店に居た
日本に一時帰国して
「久しぶりにお会いしましょう」
ということになったとき
誘ってくれる人は
大きく2つのタイプに分かれる
「久々の日本でしょうから
日本の美味しいものを・・・」
というタイプと
「イタリア料理店でワインでも飲みながら
向こうの話をいろいろ聞かせて欲しい」
というタイプである
私は、どちらも好きである
超多忙の人たちに会えるだけ
幸運というものだ
イタリア系(?)日本人の場合
たいていは後者になる
イタリアには20の州があるのだけれど
東京では、そのすべての味が楽しめるという
東京というのは、すごい街だ☆
私の行った店は
料理もいいが、雰囲気がよかった
そして、カメリエーレ(給仕人)が◎
ゆっくりと話しながら食事をするのに
もってこいの場所である
忙しい東京人たちに
そういう場所は魅力だろう
カメリエーレは、おしゃべりな男性だった
でも、こう言うと誤解を招くかもしれない
「おしゃべり」という言葉はちょっとやっかいだ
もちろん、いい意味での「おしゃべり」である
話も振る舞いも品格のある人だった
マニュアルどおりの
機械的な笑顔と受け答えをするのとは
まったく違う
きちんと自分で考え
自分の言葉でしゃべっている
こちらも本気で話がしたくなる
そういう人だった
私は、おしゃべりな日本人男性が好きである
やっぱり真摯なおしゃべりがいい
イタリア社会に溶け込む人は
そういう人が多い
・・・と思う
この、東京で出会ったカメリエーレもまた
おしゃべりで印象に残る人だった
私と同世代、きっと私よりちょっと年上の感じ
この人の将来が楽しみだ☆
そして「美味しいもの好き」とは
どうしても気が合ってしまう
7月にプーリアを旅したKさんご夫妻もまた
そういう人たちだった
自ら称した旅の名は
『見て!食べて!世界一の料理と遺産』である
素晴らしい遺産を見て
美味しいものを食べたい
イタリアを旅する人の適正からすると
バッチリ!☆である(笑)
奥様はこれで5度めというイタリアの大ファン
今回初めてのご主人も
やっぱりイタリアが好きになった
そもそもKさんご夫妻の旅の目的地は
プーリア地方ではなかった
話をしているうちに(メールを交換しているうちに)
「海を眺めて、ゆったりと」が
最大のテーマであることがわかってきた
そういう流れの中で、
「じゃ、プーリアにしましょうか?」という
私のひらめきに賛同してくれた
こうして、『見て!食べて!・・・』の旅は
ローマを絡めたプーリア地方の旅に
決まったのである☆
プーリア地方は
昨今の日本で脚光を浴びつつある
私が一時帰国していたこの夏にも
プーリア特集の旅行雑誌が出版されていた
私のよく知っている人が指南役となったらしい
本人に聞いたのだから間違いない
私にとって目新しいことは何もなかったが
さすがに、よくできた内容の雑誌だった
Kさんご夫妻は、"イタリアのかかと"への旅を
「まるで2度めの新婚旅行のよう」に
出発前から楽しみにされていた
そして、た~・・・っぷりと愉しんでいらした☆
いただいたお写真を眺めていると
本当に新婚旅行みたいで(笑)
「お幸せに・・・」なんてお決まりの文句が
自然と口をついて出てきそうになる
南イタリアの太陽にも負けないくらい
とっても眩しい笑顔だ☆
こちらまで顔がゆるんで
いつの間にかニッコリさせられてしまう
彼らは、私よりちょっぴり年下の
おしゃべり派にちがいない人たちである(笑)
いただくメールの文章はいつも饒舌で
情熱に満ち溢れていた
けれども決して圧迫感を帯びることはなかった
用件だけを並べ立てる
一方的なおしゃべりの類ではなく
常にお互いの信頼関係の上にたつ
しっかりとしたコミュニケーションがあった
だからこそ、とんでもない方向から
いい旅ができあがったように思う☆
旅の後にいただいた文章を読んで感じたのは
この人たちは「旅上手なのだな」ということだ
旅というのは
やはり、その人の生き方を反映している
このブログの最初の記事に書いたことは
もう、確信に近い! →こちら
幸せなご夫婦からいただいたお便りは
なんとも素敵だ☆
「旅のヒント」と「生きるヒント」が
いっぱい詰まった玉手箱のようにさえ
感じられる
→Kさんご夫妻からのお便りはこちら
このお便りの後・・・
つまり、最後の最後にわかったことだが
彼らにとって「食」はかなり重要らしい
幸せの鍵は、ひょっとして
ここにあるのかも知れない☆
>>メールを送る >>他のイタリア関連記事を読む 菅澤さん、こんにちは。東京ぶんぶんです。しばらくブログの掲載が無かったので、どうしたのかな?と思っていたら、日本に来てらしたのですね。
さて、こちら、札幌のもいわ山の麓は、朝晩が摂氏17度以下になり、肌寒くなりました。ななかまどの実も赤く色づき、急に秋が深まってきています。
この冬に、寒さしのぎに南仏プロヴァンスからモナコにかけて旅行する計画を立てております。
時間があれば、トスカーナにも行きたいのですが、日数の関係で、残念ながら1年先の北イタリア旅行になりそうです。
それまでに、北イタリアの観光グルメスポット等、定期的な話題の提供をお願いいたします。
2008-09-12
ゆったり地中海を眺めて☆南イタリア・プーリア地方の白い町
Kさんたちがイタリア南部プーリア地方の
浜辺でのんびり過ごしているころ
私は真夏の東京で、旧友たちと
あるイタリア郷土料理の店に居た
日本に一時帰国して
「久しぶりにお会いしましょう」
ということになったとき
誘ってくれる人は
大きく2つのタイプに分かれる
「久々の日本でしょうから
日本の美味しいものを・・・」
というタイプと
「イタリア料理店でワインでも飲みながら
向こうの話をいろいろ聞かせて欲しい」
というタイプである
私は、どちらも好きである
超多忙の人たちに会えるだけ
幸運というものだ
イタリア系(?)日本人の場合
たいていは後者になる
イタリアには20の州があるのだけれど
東京では、そのすべての味が楽しめるという
東京というのは、すごい街だ☆
私の行った店は
料理もいいが、雰囲気がよかった
そして、カメリエーレ(給仕人)が◎
ゆっくりと話しながら食事をするのに
もってこいの場所である
忙しい東京人たちに
そういう場所は魅力だろう
カメリエーレは、おしゃべりな男性だった
でも、こう言うと誤解を招くかもしれない
「おしゃべり」という言葉はちょっとやっかいだ
もちろん、いい意味での「おしゃべり」である
話も振る舞いも品格のある人だった
マニュアルどおりの
機械的な笑顔と受け答えをするのとは
まったく違う
きちんと自分で考え
自分の言葉でしゃべっている
こちらも本気で話がしたくなる
そういう人だった
私は、おしゃべりな日本人男性が好きである
やっぱり真摯なおしゃべりがいい
イタリア社会に溶け込む人は
そういう人が多い
・・・と思う
この、東京で出会ったカメリエーレもまた
おしゃべりで印象に残る人だった
私と同世代、きっと私よりちょっと年上の感じ
この人の将来が楽しみだ☆
そして「美味しいもの好き」とは
どうしても気が合ってしまう
7月にプーリアを旅したKさんご夫妻もまた
そういう人たちだった
自ら称した旅の名は
『見て!食べて!世界一の料理と遺産』である
素晴らしい遺産を見て
美味しいものを食べたい
イタリアを旅する人の適正からすると
バッチリ!☆である(笑)
奥様はこれで5度めというイタリアの大ファン
今回初めてのご主人も
やっぱりイタリアが好きになった
そもそもKさんご夫妻の旅の目的地は
プーリア地方ではなかった
話をしているうちに(メールを交換しているうちに)
「海を眺めて、ゆったりと」が
最大のテーマであることがわかってきた
そういう流れの中で、
「じゃ、プーリアにしましょうか?」という
私のひらめきに賛同してくれた
こうして、『見て!食べて!・・・』の旅は
ローマを絡めたプーリア地方の旅に
決まったのである☆
プーリア地方は
昨今の日本で脚光を浴びつつある
私が一時帰国していたこの夏にも
プーリア特集の旅行雑誌が出版されていた
私のよく知っている人が指南役となったらしい
本人に聞いたのだから間違いない
私にとって目新しいことは何もなかったが
さすがに、よくできた内容の雑誌だった
Kさんご夫妻は、"イタリアのかかと"への旅を
「まるで2度めの新婚旅行のよう」に
出発前から楽しみにされていた
そして、た~・・・っぷりと愉しんでいらした☆
いただいたお写真を眺めていると
本当に新婚旅行みたいで(笑)
「お幸せに・・・」なんてお決まりの文句が
自然と口をついて出てきそうになる
南イタリアの太陽にも負けないくらい
とっても眩しい笑顔だ☆
こちらまで顔がゆるんで
いつの間にかニッコリさせられてしまう
彼らは、私よりちょっぴり年下の
おしゃべり派にちがいない人たちである(笑)
いただくメールの文章はいつも饒舌で
情熱に満ち溢れていた
けれども決して圧迫感を帯びることはなかった
用件だけを並べ立てる
一方的なおしゃべりの類ではなく
常にお互いの信頼関係の上にたつ
しっかりとしたコミュニケーションがあった
だからこそ、とんでもない方向から
いい旅ができあがったように思う☆
旅の後にいただいた文章を読んで感じたのは
この人たちは「旅上手なのだな」ということだ
旅というのは
やはり、その人の生き方を反映している
このブログの最初の記事に書いたことは
もう、確信に近い! →こちら
幸せなご夫婦からいただいたお便りは
なんとも素敵だ☆
「旅のヒント」と「生きるヒント」が
いっぱい詰まった玉手箱のようにさえ
感じられる
→Kさんご夫妻からのお便りはこちら
このお便りの後・・・
つまり、最後の最後にわかったことだが
彼らにとって「食」はかなり重要らしい
幸せの鍵は、ひょっとして
ここにあるのかも知れない☆
>>メールを送る >>他のイタリア関連記事を読む 菅澤さん、こんにちは。東京ぶんぶんです。しばらくブログの掲載が無かったので、どうしたのかな?と思っていたら、日本に来てらしたのですね。
さて、こちら、札幌のもいわ山の麓は、朝晩が摂氏17度以下になり、肌寒くなりました。ななかまどの実も赤く色づき、急に秋が深まってきています。
この冬に、寒さしのぎに南仏プロヴァンスからモナコにかけて旅行する計画を立てております。
時間があれば、トスカーナにも行きたいのですが、日数の関係で、残念ながら1年先の北イタリア旅行になりそうです。
それまでに、北イタリアの観光グルメスポット等、定期的な話題の提供をお願いいたします。
イタリア
06:35
sugesawa
Comments
小宮 俊一 さんのコメント:
2008-09-12
11:50
菅澤 彰子 さんのコメント:
小宮さん、こんにちは。
長い夏休みが、ようやく終わろうとしています。冷たい雨が降り出しました。
地中海地方にお出ででしたら、やはり春から秋にかけてがいいと思います。
ところで・・・
これ以降のコメントは、本文からだいぶ外れる展開となってしまいましたので、
割愛させていただきました。どうぞご了承ください。
また関連記事のほうに、ぜひコメントさせてくださいね。
長い夏休みが、ようやく終わろうとしています。冷たい雨が降り出しました。
地中海地方にお出ででしたら、やはり春から秋にかけてがいいと思います。
ところで・・・
これ以降のコメントは、本文からだいぶ外れる展開となってしまいましたので、
割愛させていただきました。どうぞご了承ください。
また関連記事のほうに、ぜひコメントさせてくださいね。
2008-09-14
07:11
さて、こちら、札幌のもいわ山の麓は、朝晩が摂氏17度以下になり、肌寒くなりました。ななかまどの実も赤く色づき、急に秋が深まってきています。
この冬に、寒さしのぎに南仏プロヴァンスからモナコにかけて旅行する計画を立てております。
時間があれば、トスカーナにも行きたいのですが、日数の関係で、残念ながら1年先の北イタリア旅行になりそうです。
それまでに、北イタリアの観光グルメスポット等、定期的な話題の提供をお願いいたします。