2008-07-08

トスカーナの海☆風に揺れる青い旗


毎年この時期、私たちは
できるだけ多くの時間を海辺で過ごす


by Akiko Sugesawa




トスカーナは車を10分ほど走らせれば
風景が変わり、気候もまた変わる


by Akiko Sugesawa




私の行く海には
こういう旗が風に揺れている


by Akiko Sugesawa




「イタリアで最も澄んだ海」の勲章

毎年選考され、市行政に与えられる
これは「2008」の旗だ


これからKさんご夫妻が向かう
南イタリアの海もまた
この栄誉に輝いている

私がKさんために
その海を選んだ理由は別にあったのだが

やはり青い旗が掲げられていることを知って
この地へご案内することに確信を持った


実はそのことは
今の今までKさんには伝えていない

最後までとっておいたサプライズだ☆


Kさんは、最初からずっと
私のことをとても信頼して下さっていた

どこの海かも伝えていない状態で
お申し込み手続きをいただいた

だから、期待に応えられるよう
精一杯できるだけのことはした

Kさんのための仕事は
幾多の困難があったにも関わらず
とても気持ちのいいものだった☆





by Akiko Sugesawa



松林の木陰が涼しい私の海には
5年以上も前から毎年この旗が揺れている

トスカーナは、美しい街並みや
田園風景ばかりに注目が集まるけれど
この旗の数もまた全国NO.1だ

つまり、公式に認められた
「イタリアで最も美しい海を有する地」なのである☆

トスカーナの海岸で過ごしたいという日本人は
今のところ、めったにいない


トスカーナはあらゆる意味で
バランスの取れた理想の地

別に何もいまさら
私が声を大にして言うまでもないだろう

プロモーションに成功しているというよりは
その真実が内外で評価されている

トスカーナの魅力は
イタリア国内を初め、世界が認めるところだ



旅づくりの仕事をしながら
ひしひしと感じることがある

日本人旅行者の持つイタリア感には
少しギャップを感じる

溢れる不確かな情報に
惑わされすぎているとも思う

イタリアの人気が上がれば上がるほど
無責任に流される情報が増える


そして残念なことには
国民をリードしていくべき旅行業界が
あまりに頼りない

現地事情を知らないどころか
文化的な認識が薄すぎる

欧州諸国に比べて日本の旅行業界は
サービスの点で優れているようでも
肝心の中身がお粗末だ

徐々に増えてきている
クオリティを求める"本物の"旅行者に
応えるだけの力がほとんどない

その点で、ウェブトラベルは新しい☆
旧態を打開する力がある

私にできる仕事は
まだまだあると思う



ところで
海辺で過ごすときの私は・・・






~ 何も考えぬ主義である ~








by Akiko Sugesawa







そして本来ならば

写真を撮るには
エネルギーを使いすぎるので・・・





~ カメラさえも持たぬ主義である(笑) ~





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    *  *  *



9月にご旅行されるTさん
コメントありがとうございます

この旗のこと、知らなくても
そんなにガッカリしないで下さいね~~(笑)

イタリアに長く住む日本人どころか
イタリア人だって知らない人が
いーっぱいいると思いますよーー
(特に内陸部や山岳地に住んでいると・・・)

日本語で書かれた物も
今まで無いんじゃないでしょうか?
WEBでは無いみたいですね。
知らなくて、当然です(笑)

私がこの記事を書いたことで、
来季のガイドブックとか雑誌とかに
ちらほら載るんじゃないかな~?

なぁんて、思ってます(笑)

ところでTさんには
トスカーナまで来ていただきますし
一味変わった旅になるので
せっかくですから「海」も入れちゃいましょうか?



*  *  *



やはり9月にご旅行のHさん (←登場2回目!)
コメントありがとうございます

「トスカーナの海、行ってみたい!と思いました。
イタリアは本当に魅力的な国です♪」

ん~・・・
その魅力が伝わってくれて嬉しい!☆

この記事では特に質感を大切にしました

でも、ほんとはやっぱり
水に入るのが気持ちいいんです♪

浜辺を素足で歩くだけで
元気になれます☆





菅澤さん、こんにちは。東京ぶんぶんです。耳に痛い事をご指摘されたように感じております1人です。確かに日本の旅行会社の対応は、広く浅くゼネラルなもので、スペシャリストは少ないと思います。

私も、マレーシア、韓国、は誰のも負けない経験と、知識はありますが、ハワイ、バリはまあ互角に渡り合えるでしょう。しかし、イタリア、特にトスカーナに至っては皆目検討もつきません。

唯一いえることは、西欧、日本の文化の違い。或いは、西欧は文化優先で、日本は経済優先という商売に対する思い入れの違いではないでしょうか。

いずれにせよ、ウェブトラベルのパートナーは、仕事に対する姿勢、価値観を文化優先でいきたいものですね。
categoryイタリア  time22:17  authorsugesawa 

Comments

小宮 俊一 さんのコメント:

菅澤さん、こんにちは。東京ぶんぶんです。耳に痛い事をご指摘されたように感じております1人です。確かに日本の旅行会社の対応は、広く浅くゼネラルなもので、スペシャリストは少ないと思います。

私も、マレーシア、韓国、は誰のも負けない経験と、知識はありますが、ハワイ、バリはまあ互角に渡り合えるでしょう。しかし、イタリア、特にトスカーナに至っては皆目検討もつきません。

唯一いえることは、西欧、日本の文化の違い。或いは、西欧は文化優先で、日本は経済優先という商売に対する思い入れの違いではないでしょうか。

いずれにせよ、ウェブトラベルのパートナーは、仕事に対する姿勢、価値観を文化優先でいきたいものですね。
2008-07-10 time11:18

菅澤 彰子 さんのコメント:

こんにちは、小宮さん!

ウェブトラベルの一番の強みは、
人材のユニークさにあると思います。

ユニークな経歴を持つ人がやるからこそ、
面白い旅がつくれる。

個性溢れるパーソナリティーと
ウェブトラベルとのコラボレーションです。

毎年新卒者ばかりを雇う企業とは、
格段に違いますよね。

ひとりひとりがブレインなわけです。

ところで・・・
小宮さんのご専門が都市のエコロジーとは!

私は「エコ地域デザイン研究所」という
機関のために専門学術的な仕事もしているんですよ。

こちらでもやはり貴重な存在として
大事にしていただいています。。
ありがたいことです。

今、ローマの・・・
おおっと、ここには書けないので
機会がありましたら、また今度♪
2008-07-10 time13:35

柳川 ともみ さんのコメント:

こんにちわ トラベルパートナーの柳川ともみです。
菅澤さんも小宮さんも、みんな面白い経歴をお持ちなんですね。

「ウェブトラベルのパートナーたちの人材のユニークさ」
「個性溢れるパーソナリティーと
  ウェブトラベルとのコラボレーション」
を実感しました。

私は障害者福祉が専門ですけど
常日頃、街を障がいのある方の立場から見ています。
点検したり、行政に働きかけをするまではいかないんだけど・・・

どういう視点で見ているかというと、特にトイレ。
ここのトイレは車椅子を使う人に使いやすいかって
外国に行っても
トイレ見学をすることが多いです・・・
2008-07-27 time11:45

菅澤 彰子 さんのコメント:

柳川さん、はじめまして!
コメントありがとうございます。

旅をするにも、自分なりの視点を持つことで
より深く、印象的なものになりますよね。

そして、決して飽きることがない
・・・ですねよね?!

トイレもまた、奥が深いです。

福祉はとても大切なテーマです。
これからも頑張って下さいね!

ある行政の視察団を企画段階から助言し
現地イタリアでコーディネートしたのが、
私がウェブトラベルの仕事を始める
直接のきっかけとなりました。

私、普段は海外に居るので、
他のパートナーの方々をほとんど存じ上げないのですが、
面白い方がたくさんいらっしゃるようです。

皆さん、ぜひ声をかけてみて下さいね♪
2008-07-27 time18:25