2012-07-30

あの山を越えた、隣の谷は異文化圏

スイスに行ったことがある人なら 大抵マッターホルンを見に行ってるんじゃないかな
  あの単峰の三角型の山は、誰が見ても判るのが便利

山が連なる連峰は
  そして有名どころの山がいっぱいあると
添乗員としては
山の名前と形を覚えて間違えずに案内するのが
初心者の頃はかなり怪しいんだよね~
     
    この間シャモニーで出合った日本人ツアーのグループ
    ツアーバスじゃなくて町を走る公共バスに乗って移動していたんだけど
    あるお客さんがバスに乗っている現地の人に聞いていた
    「モンブランはどの山?」

    ああ そうか
    多分このツアーの添乗員さんはシャモニーに初めて来たんだ
    せっかく晴れてモンブランが見えているのに
    お客さんに教えてあげてないのは・・・・ ^-^

誰だって初めてのことはあるんだ ^0^

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マッターホルンを見るにはツェルマットという町に行く

    ツェルマットは
    ローヌ川からフィスプ谷を上り詰めたトコにある村なんだけど
    今回ももたん
    もひとつ西側にあるジナル谷に行ってきた
    ガイドブックには【アニヴィエの谷】って紹介されている

  
nullたった一つ谷を隔てただけなのに
そこはツェルマットとは全く違う文化圏
  ツェルマットはドイツ語圏
  ジナルはフランス語圏

「隣だもん、少しはドイツ語も通用するのかな」
   【注意】 ももたんがドイツ語を話せるっていう
   意味じゃない

って思ったけど
ジナルでは
基本的にドイツ語は「外国語」状態だった・・・


ジナル村

それなのにツェルマットとジナルは、同じ州なんだよ~
  話は飛ぶけど
  福島県は浜通り、中通り、会津地方の3つからなるけど
  それぞれ全然違う文化圏らしい
  これも山や谷が文化を隔てているから
  地形が文化を分けるのは珍しいことじゃないけど
  日常の生活はどうなっているんだろう・・・  

多摩川育ちのももたんには理解不能 ^-^

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ジナルのハイキングはヴァイスホルンを見ながら
  ヴァイスホルンはドイツ語で白い山の意味
  フランス語圏でも周囲の山はドイツ語の名前も多い
  
null場所によって
マッターホルンがちょっこし
見えるんだよ
  
 なんてったってジナルは
 マッターホルンを見るための
 隣の谷だもんね


一番左がヴァイスホルン 
右の一番奥に小さく見えるのがマッターホルン
左下にジナルの村も見える 


だけどジナルの村からは見えない
もう少し高い場所で、もう少し谷の奥に行くと・・・ ^0^ ^0^ ^0^

そこまでハイキングをするのが大変って人に特別に教えちゃう
  ジナルからソルボア方面へのロープウェイに乗ってると
  途中でマッターホルンが見えるんだ
      見えるといっても三角お山の頂上付近だけど
      マッターホルンを見たことがある人には
      「アレだ!」ってキット判るはず
      上の写真は、そのロープウェイから撮った写真だよ

え、マッターホルン ^0^
 どこ?地図に載ってないよ?

ジナルでもらったハイキングマップにはCervinって書いてあるのがマッターホルン
  つまりドイツ語の名前かフランス語か・・・
  フランス語の発音には自信が無いんだけどケルヴァンって読むのかなぁ


ちなみにジナルは Zinal ってスペル

日本語のガイドブックには
《ジナール》 って書いてあったけど
現地の人の発音を聞くと 《ジナル》





 ヴァイスホルンをバックに山の羊たち
  この後、羊たちがどんな行動をしたかは
  次の記事をお楽しみに・・・ ^-^



    アクセントは「ナ」じゃなくて、「ジ」の部分に軽くすると良いみたい
      バレエの演目にジゼルって言うのがあるでしょ
      ゼ を ナ に換えるとそれらしい発音になるよ

発音が違うと
バスに乗って、行き先を運ちゃんに理解してもらうのも一苦労だからね・・・
  がんばれ ももたん、フランス語!
by ももたん
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categoryてくてく! 町歩きとハイキング  time23:49  authoryanagawa 

Comments

アサリ さんのコメント:

こんにちは。アサリです。
ツアーの形態で添乗員さんが居ずに、
現地のガイドさんのみというツアーは聞いた事がありますが、
添乗員さんがいて現地ガイドさんはいない、
添乗員さんのみというツアーは、初めて聞きました。

特に南ヨーロッパスペインやイタリアなどでは、
現地人のガイドさんも付きますよね。

いつもブログの記事と離れた事を書いてしまっていますが、
新しい発見です。
2012-07-31 time10:23

ももたん さんのコメント:

アサリさん こんにちは~
  
記事の主題からずれてても内容に興味を持ってくれて
知識の一つにしてくれたら ももたんは嬉しいよ ^0^

現地ガイド(観光案内人)と添乗員(行程管理者)のことだけど
国ごとに決まりが違うので、このスタイルが正しいっていうのはないの

確かにスペイン、イタリアなんかは
ライセンスのあるガイド以外は案内しちゃいけないし
ライセンスはその国の国籍がないと取れないから
  つまり外国人にはガイドの資格が取れない
どうしても現地のガイドさんが必要

    添乗員がトイレの位置を教えただけで
    警察にしょっ引かれたって話も聞いてる
      何しろ現地のおまわりさんは日本語わかんないからね
      トイレの案内してるのを観光案内に見えたんだろう

でも記事で紹介したツアーの場合は
多分ロープウェイ乗り場でガイドさんと会うんじゃないかな
  ホテルからロープウェイ乗り場までは
  添乗員の引率で移動していたみたいだよ
 
だってバス停でバスを待っていたその人たちに ももたんが声をかけたら
「あなたが現地のガイドさん?」って言われたもん

移動は観光じゃないから添乗員の引率で基本的には問題ないけど
その移動中に
「あれがモンブラン、あれがなにそれ山」って【積極的に】案内してると
問題になるかもね

参考になったかな ^0^
2012-07-31 time15:22