2008-04-30

海外のおいしい水

バスケットには3秒ルールと言うのがあるけれど
「地面に落としたものも、3秒以内ならOK」というもう1つの3秒ルール
  一体誰が言い始めたのか、
  でも老若男女、どこの誰もが知っているこのルール

友人と話していたら
なめていた飴玉も3秒ルールならばOK
  ただし、水で洗ってから・・・
という話もでた ^0^

今の日本は殺菌・除菌ブームだけど
あまりにも無菌状態で生活するのも抵抗力がなくなる
ある程度の大腸菌はおなかに持っているほうが
生命力が強くなる
  と、ももたんは思う。

ところで国内でも「生水は飲むな」というけれど
海外に行くとなおさら飲み水が気になりますよね
衛生面だけでなく
成分=ミネラルの含有量(軟水・硬水)
ガス入りかどうか・・・などなど

ももたんが添乗員としてヨーロッパに行くと
「水道水は飲んでも良いけれど心配だったらミネラルウォーターを買って」
とお話します。
(どの国に行くかにもよるけれど)
たいていのお客様はミネラルウォーターを飲まれるようです。

と・こ・ろ・が、大きな間違いが!
ミネラルウォーターに対する神話とでも言うのか、
ミネラルウォーターを飲めば自分の体に合っていると思っている方が多いと思う
炭酸ガス入りの水が嫌でガス抜きの水を買う
  → これは正しい
ヨーロッパの硬水が嫌でガス抜きミネラルウォーターを買う
  → これは場合によっては間違っている
衛生面が不安で水を買う
  → こういう方も、実は・・・

***** ***** ***** ***** *****
炭酸ガス抜きの水は軟水じゃないです
ヨーロッパのミネラルウォーターも数々あるけれど
有名どころでフランスの、
エビアンやボルビックは軟水
 (注 下のLinkをクリックしてコメントを見てください)
null ビッテルやコントレックスは硬水!

もし自分のおなかに合う軟水が飲みたくて
銘柄を確認せずに
ガス抜きミネラルウォーターを買っていたら
それは間違い。

おなじみエビアンとベルギーのミネラルウォーターSPA
SPAの赤ボトルはガス入り 青ボトルはガス抜き
ボトルの色はキョーレツだけどおいしいSpring Waterです

***** ***** ***** ***** *****
レストランで日本のように水が提供されないことに不便を感じていた人が
別のレストランでピッチャーなどに入った水がテーブルの上にあると
「このレストランはお水が飲めてうれしい♪」とゴクゴク・・・
  でもそういう人の大半が
  「ホテルの水道水は飲まない」人だったりする

「お客様、それは水道水ですよ」
  と、ももたんは敢えて言わない

「添乗員ならばお客様の安全を考え言うべきだ」
「言わないのは無責任」 と思うかもしれないけれど
ももたんとしては
海外旅行とはその国を
メディアなどを通さない自分自身のフィルターで知ること

と思っているので
「この国の水は飲める」ことを知ってもらうことも
大切な海外旅行の成果だと考えている。

「●●の国は水を買わなくていけないから不便だ」という印象を持ってしまうのは
その国に対して正しい知識を得ていないと思う。
レストランだって「飲んでも大丈夫」と思うから水道水を提供しているのだ。

飲む といっても
一口飲んでみるだけでも良いです
ホテルやレストランの水道水、是非味わってみてください
  ホテル(都市)によって、おいしい水・まずい水
  やっぱりいろいろです

もちろん、過去に飲んでみてまずかった都市の水は
飲むことをお勧めしていませんのでご安心を・・・^0~
添乗員の言うことよりも
現地ガイドやドライバーに
「あなた自身はどうしているか」と聞いてみると良いかもね
by ももたん
続きがあります

2008-04-20

中央駅

今、東京駅が工事中です
もともと丸かった屋根が戦争で壊れ
お金がなかったので今のような八角形になったらしく
それを建築当時の丸屋根に戻すらしい

null
       丸の内北口と南口はこんな丸屋根だった

東京駅は単なるターミナルとしての駅ではなく
皇族専用の入り口があったり
首相の暗殺事件があったり
またステイションホテル(ステーションではなく ^0^)発祥の駅であったりと
歴史的な価値も高いと思う。
工事用のフェンスで覆われた今の東京駅には
威厳も歴史も感じられないけれど
そのフェンスに
開業当時の歴史や写真などを書いたパネルが展示されていて
なかなか興味深い

その展示資料によると
丸屋根の丸の内南口は乗車客用の入り口
丸の内北口は降車客用の出口
八重洲側には出入り口はなかったそうだ
  (中国の駅に、
  入り口と出口が別というシステムの駅があった記憶があります)

そして東京駅は山手線の中で一番最後にできた駅みたい
1872年に新橋と横浜に鉄道が開通したのが日本の鉄道の始まり
その後 私鉄路線として上野~熊谷(埼玉県)間(1883年)
その私鉄と官鉄を結ぶルートとして1885年に赤羽~品川間が開通し
新宿駅・渋谷駅などもその時出来たのに
上野~新橋間には鉄道はなかった(つまり東京駅も)

工事中は「中央停車場」と呼ばれ
中央駅にすべきか、東京駅にするかが
侃侃諤諤、議論されたらしい
  開業の2週間前にやっと「東京駅」と決まり
  そして1914年(大正3年)12月18日オープン

そういえば日本には中央駅ってないですね
ヨーロッパの鉄道は
たいていその町の一番大きな駅が中央駅
名前の通り、その町の中心たる役割や大きさがあって
その周辺や近郊の駅は別の名前がついています

******* ******* ******* 
東京駅の大きな特徴は
列車が駅を通過できるようにホームが設計されたこと

ヨーロッパの中央駅のほとんどは
「頭端式(とうたんしき)」といわれる駅の構造
(いわゆる櫛型で線路の端が行き止まりになっている)
  フランクフルト中央駅、ミュンヘン中央駅、
  チューリッヒ中央駅、ミラノ中央駅、
  中央駅ではないけれどベニス、アントワープなどなど
こういう駅では列車の先頭にある機関車を
最後尾に付け替える作業が大変だし、
付け替えのための線路も必要。
  ちなみに日本にも頭端式はあります
  上野駅の13番線ホームなどはその例。

駅で作業をする人には大変でも
旅行者にとって頭端式の駅は、とっても便利
特にスーツケースを持っている時 ^0^
  最近の駅にはエスカレーターやエレベーターがあるけれど
  頭端式ならばそんなものがなくても
  段差なく駅の出口に行かれるバリアフリー対応

そう、改札じゃなくて出口です
ヨーロッパの駅は改札がなくて代わりに検札があります
国によって車内検札のみの国もあれぱ、
駅の入り口で切符に刻印をして、
  その切符を車内検札を受ける国といろいろです

ヨーロッパはどこも同じ、と思って
イタリアで刻印をしないで列車に乗って
罰金を取られたことがあります。
  ミラノからアオスタ間10.12ユーロのところ、
  罰金は5ユーロでした
  皆様もお気をつけて・・・


歴史が甦る新しい東京駅の完成が楽しみだけど
今でもこんな柱が5番線ホームにあります
これは開業当時のものらしい
開業当時を感じられるものは、
  今のまま、なくならないで欲しいですね
by ももたん
続きがあります

2008-04-17

視覚に障害があって、見えなくて旅行が楽しいの?

「視覚に障害のある方と旅行に行く」 と話すと
こういう質問をよく受けます。
  観光 という文字に 「見」 や 「光」 の字があるように
  旅行とは、お日様を浴びて光輝く景色を
  見て楽しむことが多いですものね 

でもそれは見える人間の言い分です。
視覚障害者が
「見えないのだから旅行に行ってもつまらない」のならば、
普段から見えない彼らは
生活や人生そのものも「つまらない」ことになってしまいます

違うんです、楽しみの捕らえ方とか感じ方が。

たとえば海
一度に7色の色が見える海をみて
あなたならば何をしますか。
まず写真を撮って、それから・・・?

見えない方は、
  もちろんそれぞれ個性があって全員同じではないですが、
まず潮のにおいをかぎ、貝殻や砂を拾い、
海に触れ
  それから多くの方がその手を舐め!
写真を撮る(撮ってもらう)人もいたりします

その後、しばらく海風を感じながら
感想を話し合ったりします。
「気持ちいいねぇ」 「静かだねぇ」 「潮の香りがあまりしないね」 
「やっぱり水はしょっぱいね」 などなど。

いかがです、旅を楽しんでいると思いませんか?

ももたん
北海、地中海、ベニスの海、南シナ海、インド洋
オホーツク海、東シナ海 などを一緒に舐めてきました^-^
知ってる?
海って、どこでも同じ濃さじゃないんですよ。

写真はみんなで楽しんだ東シナ海の海です
  よく見ると、盲導犬も3頭いますよ

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Fhoto by Kajikawa


by ももたん
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2008-04-12

山が赤く染まる・・・!

紅葉の話題かな と思うでしょうね。Non Non!
赤といってもピンクも含むかな・・・ 
  春だからツツジか芝桜
いえいえ、違います。
答えはしゃくなげ 現地語ではラリグラスといいます

そこはネパール、
 ラリグラスはネパールの国花で
 500ルピー札の図柄にもなっている花ですnull

   ピンク色はぜぇ~んぶラリグラスです!

高度が上がるにつれてラリグラスが・・・
「わ~ きれーっ」と感動して何枚も写真を撮ったけど
後から見ると
最初に撮ったものは背景の花も少なくて
結局消去してしまいました
  デジカメってこういうとき便利 ^0^


ネパールの山はハイキング道ではなく生活の道
スイスなどヨーロツパのハイキングの道と違って
ロープウェイも登山列車もないんです
すべて ‘テクシー♪’ 自分で頑張らないといけない
でも頑張る価値はありました

ラリグラスの花畑から
白く輝く雪を抱いた山と赤く染まる山とのコントラスト
はたまたラリグラスのトンネル
川の流れる谷の先に、赤く輝く花
  何度も何度も
  「ラリグラスの写真を撮るのはこれで最後」と言いながら
  さっきはウソをついたと言い訳をしながら、また撮っていました



ダウラギリ(8167m)
白い山という意味です
 つまりネパールの
    モンブラン・・・








山にはラリグラス以外の花もたくさんあります
桜の木もあったけど、もう小さなさくらんぼになっていました

その代わり桜と見間違えるような花がありました


  ネパールの桜?

実はこれ沈丁花。
日本のとちょっと違うようで、ほんのりピンク色
まるで桜のように見えるでしょ

******* ********* *******
ネパールに行ったのは3月末から4月上旬
  いっぱい山や花を楽しんで帰ってきたけれど
  帰国したら
  すっかり葉桜でした・・・~0~
by ももたん
続きがあります