2018-08-10

アグリジェントの「神殿の谷」 Valle dei Templi





アグリジェントにある「神殿の谷 (伊名: Valle dei Templi)」は、

「アグリジェントの考古学地域 (英名: Archaeological Area of Agrigento)」として、

1997年にユネスコの世界遺産に登録されました。


古代ギリシャの植民都市として、紀元前6世紀に建設が始まり、

その昔は、Akragasという名で呼ばれていたことが知られています。


19世紀初頭に発掘がされたこの遺跡は、1,300ヘクタールの広大な敷地で、

世界的にみても大規模な考古学スポットです。


「神殿の谷」というだけあって、数多くの神殿遺跡がありますが、

なかでもドーリア(ドリス)式の円柱群がほぼ完全な形で残るコンコルディア神殿は、

現存する古代ギリシャの遺跡の中でも、非常に保存状態のよいものです。



Agrigento-Tempio della Concordia01.JPG
By Evan Erickson - Own work, Public Domain, Link




イタリアにいながら、ギリシャの古代建築をたっぷり見学できるとなると、

実質的には、まるで2カ国を周遊するようなものです。


この世界遺産は、南イタリアのシチリア島、アグリジェント郊外にあります。




菅澤 彰子(すげさわ あきこ/ イタリア在住)


category名建築&世界遺産  time01:21  authorbwt10932 

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