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2005-11-11
台湾の景勝地を巡る!レオの1人旅日記♪~Part 2~
2日目 2005年11月2日 日月譚~阿里山
台湾旅行2日目の朝を迎えた。
今日は、私の3?回目の誕生日である。
目が覚めると、ホテルの部屋の窓より美しい日月譚の光景が目の前に広がっている。朝もやに浮かぶ日月譚の姿は非常に幻想的である。
しばし、美しい日月譚に目を奪われていると、次第に陽が昇り、光が眩しいほどに部屋に差し込んできた。
さあ、朝食を食べてさっそく日月譚を散策だ!
本日は、阿里山というご来光の名所に向かわなければならないため、バスや列車の時間などもあり、9:30には日月譚を出発しなければならない。
日月譚周辺には、文武廟、玄奘寺、慈恩塔、といった名所がいくつかあるのだが、日月譚周辺の観光はタクシーをチャーターするしか方法がないため、とても1~2時間という短い時間では巡ることができないのである。
そのため、今回の旅行では、これら名所の観光は断念をして、ホテル付近の湖畔散策と“ザ・ラルー”という蒋介石の別荘を利用した最高級リゾートホテルのみ訪れることにした。
湖周辺には、遊歩道が整備されており、朝の散歩にはとても都合が良い。
最高級リゾートホテル“ザ・ラルー”は、繁華街から少し離れた見晴らしの良い高台の上に建っている。
宿泊料金が1ベッドルーム1泊TWD13,800(約¥48,500)だ。
とても高い・・・。旦那に以前「ここに宿泊してみたいんだけど・・・・」と話してみた。
旦那:「どうせ、すぐに爆睡して寝るんだから、どこに泊まっても同じだろ。」
確かに旦那の言うとおりであった・・・・。
旦那の言葉に言い返すことができなかった私は悔しいので、「とりあえず外観だけでも・・・・」と思い、“ザ・ラルー”を訪れたのであった。
<ザ・ラルーから見た日月譚>
湖畔と“ザ・ラルー”を散策してホテルに戻ると9:00になっていた。
身支度を整えチェックアウトをし、バスに乗車して日月譚を後にした。
日月譚から本日宿泊予定の阿里山までは、以下のような経路である。
<日月譚~阿里山までの経路>
日月譚~水里 豊榮バス 大人1名 TWD46
水里~二水~嘉義 台湾鉄道 大人1名 TWD113
嘉義~阿里山 阿里山登山鉄道 大人1名 TWD399
日月譚を9時30分に出発しても、阿里山に到着するのは17時である。
今日は移動の1日となりそうだ。
しかし、本日のレオの楽しみは阿里山登山鉄道に乗車することなのである♪
阿里山登山鉄道とはヒマラヤ、アンデスと並び、世界三大登山鉄道のひとつに数えられている。海抜30mの嘉義から、同じく2216mの阿里山まで、全長71.4km、熱帯から亜熱帯、温帯と、3つの気候区分にまたがっており、車窓に広がるダイナミックな景観とともに、標高の違いにより様々な植生が楽しめるのも魅力である。
登山鉄道始発駅である嘉義から阿里山へは1日1便しか運行していない。
13:30に嘉義を出発し、3時間半をかけて阿里山まで到達するのである。
登山鉄道以外の阿里山への移動手段としては、嘉義客運バスがある。
こちらは1日5便運行があり、約2時間半で嘉義~阿里山を結んでいる。
阿里山といえば登山鉄道が阿里山観光のみどころの1つと言えるため、乗車しなければ阿里山に来る意味がないのである。
台湾鉄道で嘉義に12:45に到着した後、駅で簡単に昼食を済ませ、13:30登山鉄道に乗車し、嘉義を出発した。
阿里山登山鉄道
登山鉄道車内は、<左側が2席> 通路 <右側1席> という作りになっており、座席もこじんまりとしており非常に狭い。
車両は4両編成で車両ごとにトイレの設置もある。
内装は鉄道の古びた外観とは異なり、比較的新しく綺麗である。
列車が出発し、しばらくして何故登山列車の作りが狭いかが明らかになった。
嘉義を出発した列車は、山間部に入るまでのしばらくの間、街中を抜けていくのだが、民家の軒先すれすれの所を走るのである。民家と線路との間隔は1mあるかないかというほどである。
乗客は、民家にぶち当たるのではないかとスリルたっぷりなのである。(冷や汗)
そのため、列車の作りを小さくしないと通行ができないということなのだ。
列車は、街中から山間部に入ってきた。ディーゼル機関車は、最後尾から列車を押し上げ、途中、ぐるぐるとらせんを描くようにして、急峻な山岳地帯を突破する。
車窓から美しい光景が見えるたびに、乗客が歓声を上げ、立ち上がる。
登山鉄道のBGMには、日本の演歌のカラオケが流れている。
車窓から見える風景をカメラに収めようと試みるが、揺れが激しく、まともに写真を撮ることは困難である。
2時間ほど過ぎると、登山鉄道中間地点にあたる奮起湖駅に到着した。
列車が奮起湖駅に到着すると、行商のおばさんがすかさず列車に乗り込み、果物や奮起湖名物の高原野菜を使ったお弁当を販売し始めた。
奮起湖は列車の停車時間が長いこともあり、乗客もホームに降り立ち、しばし写真撮影である。
奮起湖から終着駅の阿里山までは、約1時間半。
奮起湖を出発した列車は、登山鉄道名物“スイッチバック”を4度繰り返した後、
ようやく阿里山駅に到着した。
阿里山駅に到着すると、改札手前に小さな小屋があるので、そこで阿里山森林遊楽区入山料を支払い(大人1名 閑散期TWD150)、改札口で入山チケットを見せて阿里山に入山するのである。
改札口を抜けると、私の目の前には雲海に阿里山の山々が浮かんでいた。
まさに“絶景!!”である。水墨画のような美しい夕暮れの光景である。
<夕暮れの阿里山の雲海>
阿里山到着後、本日の宿探しが始まった。
今回の旅行では阿里山のみホテルの予約を事前にしていなかったのである。
それは、日本での事前調査によると、阿里山のホテルは閑散期には、交渉次第で通常料金の半額で宿泊できるという情報を得ていたからである。
関西人の商魂たくましいレオは、なんとか格安で宿泊しようと考えていたのである。
レオが宿泊しようとが考えているホテルは“高峰大飯店”である。このホテルを選んだ理由は、阿里山駅周辺のホテルでは一番高級そうに感じたからである。
阿里山到着後、すぐに目的のホテルを目指した。
阿里山のホテル街は、土産物店、飲食店、バスターミナルが集まる広場の裏手に集中している。
すぐに目的のホテルは見つかった。
“高峰大飯店”はガイドブックなどから得られる情報では、
通常期で1泊 TWD3,600 くらいということである。
なんとか1泊 TWD2,000になれば御の字かな?と考えた。
早速、交渉である。
レオ:「シングル1室空室ありますか?」
ホテルフロント:「1室だけあるよ。この部屋だけど(部屋の写真を見せる)」
レオ:「いくらですか?」
ホテルフロント:「1泊 TWD1,200だよ」
レオ:「OK」
即決である。当初考えていた予算より大幅に下回るのである。
フロントの人は、さっそく部屋まで私を連れていき部屋を実際に見せてくれた。
部屋は、ホテル入り口横のこじんまりとした清潔な部屋であった。
私は、再度「OK!」とフロントの人に伝えるとチェックインの手続きを済ませた。
荷物を部屋に置いた後は、飲食店や土産物店などが集まる広場に戻り、
本日の夕食探しである。
夕食は、メニューに英語で“ビーフ スキヤキ TWD350”と書いてあった鍋を食べることにした。
<ビーフスキヤキ鍋>
<阿里山ホテル街>
鍋の味は、はっきり言って私の口には合わなかった・・・・。
しかも、台湾の食事でTWD350とは料金が高い。
しかし残すのはもったいないので、まずくても、とにかく食べたのであった・・・完食。
夕食後、しばし土産物を物色し、“日出商店”というお店で阿里山名物のお茶と櫻花菓という茶菓子を購入した。このお店のご主人は、英語と片言の日本語を話すことができ親切である。
台北の新光三越百貨店にも支店があるということで、販売している商品も信頼できる。
台湾はお茶の産地として有名だが、お茶を購入する際は、粗悪品を高値で売りつけられる場合もあるので、注意が必要なのである。
しばし、店のご主人にお茶を試飲させてもらい、台湾のお茶についての話を聞くことができた。
すっかりお腹が満たされたので、宿に戻り明日のご来光見物に備えて早目に就寝することにした。
ホテルの部屋に戻ってから、即決して部屋を決めてしまったことを少し後悔をした。
それは、入り口横、フロント近くの部屋ということで、人の話し声が非常にうるさいのである。
しかし、我が旦那が認めるほど、どこでも爆睡することができるレオは、周囲の騒音などには動ずることなく就寝したのであった・・・。 z z z z z
<レオのお財布>
日月譚~水里 豊榮バス TWD 46
水里~二水~嘉義 台湾鉄道 TWD113
嘉義~阿里山 阿里山登山鉄道 TWD399
阿里山森林遊楽区入山料 TWD150
昼食 TWD140
夕食 TWD350
宿泊代 TWD1,200
=========================
TWD2,398
*1TWD=約35円
台湾旅行2日目の朝を迎えた。
今日は、私の3?回目の誕生日である。
目が覚めると、ホテルの部屋の窓より美しい日月譚の光景が目の前に広がっている。朝もやに浮かぶ日月譚の姿は非常に幻想的である。
しばし、美しい日月譚に目を奪われていると、次第に陽が昇り、光が眩しいほどに部屋に差し込んできた。
さあ、朝食を食べてさっそく日月譚を散策だ!
本日は、阿里山というご来光の名所に向かわなければならないため、バスや列車の時間などもあり、9:30には日月譚を出発しなければならない。
日月譚周辺には、文武廟、玄奘寺、慈恩塔、といった名所がいくつかあるのだが、日月譚周辺の観光はタクシーをチャーターするしか方法がないため、とても1~2時間という短い時間では巡ることができないのである。
そのため、今回の旅行では、これら名所の観光は断念をして、ホテル付近の湖畔散策と“ザ・ラルー”という蒋介石の別荘を利用した最高級リゾートホテルのみ訪れることにした。
湖周辺には、遊歩道が整備されており、朝の散歩にはとても都合が良い。
最高級リゾートホテル“ザ・ラルー”は、繁華街から少し離れた見晴らしの良い高台の上に建っている。
宿泊料金が1ベッドルーム1泊TWD13,800(約¥48,500)だ。
とても高い・・・。旦那に以前「ここに宿泊してみたいんだけど・・・・」と話してみた。
旦那:「どうせ、すぐに爆睡して寝るんだから、どこに泊まっても同じだろ。」
確かに旦那の言うとおりであった・・・・。
旦那の言葉に言い返すことができなかった私は悔しいので、「とりあえず外観だけでも・・・・」と思い、“ザ・ラルー”を訪れたのであった。
<ザ・ラルーから見た日月譚>
湖畔と“ザ・ラルー”を散策してホテルに戻ると9:00になっていた。
身支度を整えチェックアウトをし、バスに乗車して日月譚を後にした。
日月譚から本日宿泊予定の阿里山までは、以下のような経路である。
<日月譚~阿里山までの経路>
日月譚~水里 豊榮バス 大人1名 TWD46
水里~二水~嘉義 台湾鉄道 大人1名 TWD113
嘉義~阿里山 阿里山登山鉄道 大人1名 TWD399
日月譚を9時30分に出発しても、阿里山に到着するのは17時である。
今日は移動の1日となりそうだ。
しかし、本日のレオの楽しみは阿里山登山鉄道に乗車することなのである♪
阿里山登山鉄道とはヒマラヤ、アンデスと並び、世界三大登山鉄道のひとつに数えられている。海抜30mの嘉義から、同じく2216mの阿里山まで、全長71.4km、熱帯から亜熱帯、温帯と、3つの気候区分にまたがっており、車窓に広がるダイナミックな景観とともに、標高の違いにより様々な植生が楽しめるのも魅力である。
登山鉄道始発駅である嘉義から阿里山へは1日1便しか運行していない。
13:30に嘉義を出発し、3時間半をかけて阿里山まで到達するのである。
登山鉄道以外の阿里山への移動手段としては、嘉義客運バスがある。
こちらは1日5便運行があり、約2時間半で嘉義~阿里山を結んでいる。
阿里山といえば登山鉄道が阿里山観光のみどころの1つと言えるため、乗車しなければ阿里山に来る意味がないのである。
台湾鉄道で嘉義に12:45に到着した後、駅で簡単に昼食を済ませ、13:30登山鉄道に乗車し、嘉義を出発した。
阿里山登山鉄道
登山鉄道車内は、<左側が2席> 通路 <右側1席> という作りになっており、座席もこじんまりとしており非常に狭い。
車両は4両編成で車両ごとにトイレの設置もある。
内装は鉄道の古びた外観とは異なり、比較的新しく綺麗である。
列車が出発し、しばらくして何故登山列車の作りが狭いかが明らかになった。
嘉義を出発した列車は、山間部に入るまでのしばらくの間、街中を抜けていくのだが、民家の軒先すれすれの所を走るのである。民家と線路との間隔は1mあるかないかというほどである。
乗客は、民家にぶち当たるのではないかとスリルたっぷりなのである。(冷や汗)
そのため、列車の作りを小さくしないと通行ができないということなのだ。
列車は、街中から山間部に入ってきた。ディーゼル機関車は、最後尾から列車を押し上げ、途中、ぐるぐるとらせんを描くようにして、急峻な山岳地帯を突破する。
車窓から美しい光景が見えるたびに、乗客が歓声を上げ、立ち上がる。
登山鉄道のBGMには、日本の演歌のカラオケが流れている。
車窓から見える風景をカメラに収めようと試みるが、揺れが激しく、まともに写真を撮ることは困難である。
2時間ほど過ぎると、登山鉄道中間地点にあたる奮起湖駅に到着した。
列車が奮起湖駅に到着すると、行商のおばさんがすかさず列車に乗り込み、果物や奮起湖名物の高原野菜を使ったお弁当を販売し始めた。
奮起湖は列車の停車時間が長いこともあり、乗客もホームに降り立ち、しばし写真撮影である。
奮起湖から終着駅の阿里山までは、約1時間半。
奮起湖を出発した列車は、登山鉄道名物“スイッチバック”を4度繰り返した後、
ようやく阿里山駅に到着した。
阿里山駅に到着すると、改札手前に小さな小屋があるので、そこで阿里山森林遊楽区入山料を支払い(大人1名 閑散期TWD150)、改札口で入山チケットを見せて阿里山に入山するのである。
改札口を抜けると、私の目の前には雲海に阿里山の山々が浮かんでいた。
まさに“絶景!!”である。水墨画のような美しい夕暮れの光景である。
<夕暮れの阿里山の雲海>
阿里山到着後、本日の宿探しが始まった。
今回の旅行では阿里山のみホテルの予約を事前にしていなかったのである。
それは、日本での事前調査によると、阿里山のホテルは閑散期には、交渉次第で通常料金の半額で宿泊できるという情報を得ていたからである。
関西人の商魂たくましいレオは、なんとか格安で宿泊しようと考えていたのである。
レオが宿泊しようとが考えているホテルは“高峰大飯店”である。このホテルを選んだ理由は、阿里山駅周辺のホテルでは一番高級そうに感じたからである。
阿里山到着後、すぐに目的のホテルを目指した。
阿里山のホテル街は、土産物店、飲食店、バスターミナルが集まる広場の裏手に集中している。
すぐに目的のホテルは見つかった。
“高峰大飯店”はガイドブックなどから得られる情報では、
通常期で1泊 TWD3,600 くらいということである。
なんとか1泊 TWD2,000になれば御の字かな?と考えた。
早速、交渉である。
レオ:「シングル1室空室ありますか?」
ホテルフロント:「1室だけあるよ。この部屋だけど(部屋の写真を見せる)」
レオ:「いくらですか?」
ホテルフロント:「1泊 TWD1,200だよ」
レオ:「OK」
即決である。当初考えていた予算より大幅に下回るのである。
フロントの人は、さっそく部屋まで私を連れていき部屋を実際に見せてくれた。
部屋は、ホテル入り口横のこじんまりとした清潔な部屋であった。
私は、再度「OK!」とフロントの人に伝えるとチェックインの手続きを済ませた。
荷物を部屋に置いた後は、飲食店や土産物店などが集まる広場に戻り、
本日の夕食探しである。
夕食は、メニューに英語で“ビーフ スキヤキ TWD350”と書いてあった鍋を食べることにした。
<ビーフスキヤキ鍋>
<阿里山ホテル街>
鍋の味は、はっきり言って私の口には合わなかった・・・・。
しかも、台湾の食事でTWD350とは料金が高い。
しかし残すのはもったいないので、まずくても、とにかく食べたのであった・・・完食。
夕食後、しばし土産物を物色し、“日出商店”というお店で阿里山名物のお茶と櫻花菓という茶菓子を購入した。このお店のご主人は、英語と片言の日本語を話すことができ親切である。
台北の新光三越百貨店にも支店があるということで、販売している商品も信頼できる。
台湾はお茶の産地として有名だが、お茶を購入する際は、粗悪品を高値で売りつけられる場合もあるので、注意が必要なのである。
しばし、店のご主人にお茶を試飲させてもらい、台湾のお茶についての話を聞くことができた。
すっかりお腹が満たされたので、宿に戻り明日のご来光見物に備えて早目に就寝することにした。
ホテルの部屋に戻ってから、即決して部屋を決めてしまったことを少し後悔をした。
それは、入り口横、フロント近くの部屋ということで、人の話し声が非常にうるさいのである。
しかし、我が旦那が認めるほど、どこでも爆睡することができるレオは、周囲の騒音などには動ずることなく就寝したのであった・・・。 z z z z z
<レオのお財布>
日月譚~水里 豊榮バス TWD 46
水里~二水~嘉義 台湾鉄道 TWD113
嘉義~阿里山 阿里山登山鉄道 TWD399
阿里山森林遊楽区入山料 TWD150
昼食 TWD140
夕食 TWD350
宿泊代 TWD1,200
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TWD2,398
*1TWD=約35円
旅行記
18:00
nishio
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