2005-09-22

古都「クスコ」

クスコ中心部

クスコは、ペルー南部・山岳地域に位置する標高3,360mの都市。
今から500年ほど前にスペインに侵略されるまで、インカ帝国の首都だった街だ。

インカ時代の建造物で街の中心部に残っているは、「カミソリの刃も通さない」という石組のみ。スペイン人は、インカの神殿を壊し、この石組を基盤にして教会を建てた。頑丈すぎて、壊したくても壊れなかったのだろう。

現に大地震が起きた時、スペイン人の教会は崩壊したが、インカ人が造った石組みは、ビクともしなかったそうだ。すごい技術!その精巧な造りには惚れ惚れとする。

クスコは、かの有名なマチュピチュ遺跡観光の拠点となっている為、中心部の広場近くは、土産物屋・旅行会社・ホテル・お洒落な飲食店等が立ち並び、大変賑わっている。

マチュピチュがまだ発見されていなかったら、街の雰囲気も随分と違っていただろう。今もとても風情があるが、今よりももっと、歴史を感じさせる街だったかもしれない。
それとも逆に、近代的なビルを建てたりしていたかも・・・。

いったい500年前は、どんな「クスコ」だったのだろうか。
そして、もしもスペイン人に滅ぼされていなかったら・・・。
想像が膨らむ。

アルマス広場前の教会



アルマス広場前
ラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会


アルマス広場周辺の夕暮れ時は、
とてもロマンチック。

夜でも観光客や地元の人達で
賑わっている。





クスコの街角




クスコの町並みと言えば、坂の多い石畳の道と、赤い屋根瓦の家々。


旅行パンフレット等で見るスペインの町並みと、やはり似ている。







*クスコの街からは「マチュピチュ遺跡」ツアー、「聖なる谷」を巡るツアーの他、
 「マヌー国立公園」へのジャングルツアーも出ている。
 アンデス山脈の向こうはもう、熱帯雨林・アマゾン地域なのだ。

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category街・町・村ペルー  time15:20  authormiyama 

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