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古い武家屋敷やしっくいの土塀の風情ある佇まいが残る山陰の小京都、
通りのわきを流れる堀割に放たれた色とりどりのコイたちが、ひとときとして同じ姿を留めない雅な時間を紡ぎだします。
人の気配を感じると、そろ~り、後をついてくるコイたち…。
鯉たちの泳ぐ殿町は、駅から少し歩きますが…
…古いけれど、美しく手入れされた街並みを抜けていくうちに、足取りもゆったりとしてくるから不思議です。
水道管のふた(?でしょうか。それ)もとってもオシャレ。
それはまるで、歩道に留められたボタンのようでした。
遊歩道を悠々と泳ぐコイたち。
空をゆく流れる雲も、鯉が泳いでいるように見えるのは私だけでしょうか。
鯉の姿を左に愛でながら真っ直ぐすすむと、左手、津和野川の手前に国の重要無形文化財の指定を受けている「鷺舞」のモニュメントが見えてきます。
耳を澄ませば、古式ゆかしい楽の音が聞こえてきそう…。
見る角度によって臨場感が変わるので、
是非、ぐるりと様々な角度から眺めてみてくださいね。
のんびり水遊びする鳥たち…。
でも、陽気な気候に誘われたのは鳥たちだけではありません。平日だと言うのに、街はそこそこの人出。それでも静かな静かな津和野の街でした。
新山口駅から電車に乗り、左手に日本五大稲荷神社の一つと言われるこの太鼓谷稲成神社が見えてきたら間もなく津和野。
何でものぼり旗めくこちらは出口だそうで…
…入口はつづら折りになった階段をのぼって拝殿を目指します。
小さな小さな、そして静かな静かな街です。
サビついた山肌に目の覚めるようなエメラルドグリーンの湖面。
この奇妙な取り合わせも自然のなせる仕業だからこそ…。
草津は温泉地として大変有名ですが、少し足を延ばせば那須火山帯の活火山である白根山などへのハイキングも楽しめます。
標高は2160m。直径300m、水深30mのカルデラ湖で、世界で最も酸性度の高い湖として知られています。冬でもすべてが凍ることはなく、今でも湖底からガスを噴出しているとか。
-登り口はレストハウス裏手のこちらから-
緩やかながら、20分弱は登り続けなければなりませんが、犬に引き上げてもらいながら登る人、臨月間近の妊婦さん、ライダー、そして家族連れと、皆、のんびり自分のペースでプチ登山?を楽しんでいるようでした。
そんなギャラリーの目を楽しませてくれていたのが自生する植物たち。秋の主役はリンドウです。
秋の山と言えば紅葉…。赤や黄色に色づくイメージですが、背丈もそれほど高くないので、気分は「小さい秋、見~つけた♪」と言う感じ。リンドウの藍色は素敵なアクセントととなって、山に彩を添えていました。
◆リンドウ(竜胆)◆
根からとれる薬は、竜の胆のように苦いそうで、苦味健胃、消化不良、食欲増進、解毒などに効果があるとか。
-花言葉-
・正義感(紫)・的確(白)・気遣う心
・悲しんでいるあなたを愛する
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
さて、ここまでくれば山頂はすぐそこ。でも、ここからぐっと傾斜がきつくなるので、気合いを入れて一気に登り切るほうがいいかも知れませんね。
訪れたのは10月の初め。空では夏と秋の雲が足早に行き交って…。
こちらは、登るときも降りてきたときも見かけた老夫婦。まるで風景に溶け込むかのような雰囲気は、長い年月をともにしてきたご夫婦にしか出せない味かも知れませんね。穏やかな笑顔が、その背中から伝わってくるようなお二人でした。
白根山までの道すがら、志賀草津高原ルートの道路脇には強烈な硫黄臭が鼻をつき、緑の山肌を裂くように広がる旧火山の活動現場、殺生河原がありますが、バスの音声案内によると、硫黄が強く噴出した時には空を飛ぶ鳥さえ落とすほど…、と言われているそうです。
◆追伸◆草津温泉は強力な殺菌作用をもつ酸性泉なので、昔の人は、その付近のアルカリ泉(四万温泉など)で「仕上げ湯」や「直し湯」として、草津のお湯で刺激の受けた肌の仕上げをしたそうです。
草津温泉にいらっしゃるなら、是非、この「仕上げ湯」もお忘れなく。
白根山へは草津バスセンターからのバスが便利です。
最寄り駅はJR長野原草津口ですが、列車の発着に合わせてバスが待機。30分ほどで到着します。
新宿などからの長距離バスも発着するので、うまく使いこなせば効率良く観光できるのではないでしょうか。
名古屋 ⇔ 草津 JRバス関東 「スパライナー草津」
軽井沢 ⇔ 草津 草軽交通
時刻表 >>> 草軽交通と西武バス、両方の記載があります。
2005-11-15
島根県>津和野>鯉の里
古い武家屋敷やしっくいの土塀の風情ある佇まいが残る山陰の小京都、
津和野。
通りのわきを流れる堀割に放たれた色とりどりのコイたちが、ひとときとして同じ姿を留めない雅な時間を紡ぎだします。
人の気配を感じると、そろ~り、後をついてくるコイたち…。
3世代、肩を並べてコイたちにエサをやる後ろ姿は、
見ているこちらまで微笑ましくなります。
見ているこちらまで微笑ましくなります。
鯉たちの泳ぐ殿町は、駅から少し歩きますが…
…古いけれど、美しく手入れされた街並みを抜けていくうちに、足取りもゆったりとしてくるから不思議です。
水道管のふた(?でしょうか。それ)もとってもオシャレ。
それはまるで、歩道に留められたボタンのようでした。
遊歩道を悠々と泳ぐコイたち。
空をゆく流れる雲も、鯉が泳いでいるように見えるのは私だけでしょうか。
鯉の姿を左に愛でながら真っ直ぐすすむと、左手、津和野川の手前に国の重要無形文化財の指定を受けている「鷺舞」のモニュメントが見えてきます。
耳を澄ませば、古式ゆかしい楽の音が聞こえてきそう…。
見る角度によって臨場感が変わるので、
是非、ぐるりと様々な角度から眺めてみてくださいね。
のんびり水遊びする鳥たち…。
でも、陽気な気候に誘われたのは鳥たちだけではありません。平日だと言うのに、街はそこそこの人出。それでも静かな静かな津和野の街でした。
新山口駅から電車に乗り、左手に日本五大稲荷神社の一つと言われるこの太鼓谷稲成神社が見えてきたら間もなく津和野。
何でものぼり旗めくこちらは出口だそうで…
…入口はつづら折りになった階段をのぼって拝殿を目指します。
◇◆◇
普通電車もいいけれど、是非ともSL山口号に乗って訪ねたい小さな小さな、そして静かな静かな街です。
◇◆◇
2005-11-15
群馬県>草津>白根山
サビついた山肌に目の覚めるようなエメラルドグリーンの湖面。
この奇妙な取り合わせも自然のなせる仕業だからこそ…。
草津は温泉地として大変有名ですが、少し足を延ばせば那須火山帯の活火山である白根山などへのハイキングも楽しめます。
標高は2160m。直径300m、水深30mのカルデラ湖で、世界で最も酸性度の高い湖として知られています。冬でもすべてが凍ることはなく、今でも湖底からガスを噴出しているとか。
-登り口はレストハウス裏手のこちらから-
緩やかながら、20分弱は登り続けなければなりませんが、犬に引き上げてもらいながら登る人、臨月間近の妊婦さん、ライダー、そして家族連れと、皆、のんびり自分のペースでプチ登山?を楽しんでいるようでした。
そんなギャラリーの目を楽しませてくれていたのが自生する植物たち。秋の主役はリンドウです。
秋の山と言えば紅葉…。赤や黄色に色づくイメージですが、背丈もそれほど高くないので、気分は「小さい秋、見~つけた♪」と言う感じ。リンドウの藍色は素敵なアクセントととなって、山に彩を添えていました。
◆リンドウ(竜胆)◆
根からとれる薬は、竜の胆のように苦いそうで、苦味健胃、消化不良、食欲増進、解毒などに効果があるとか。
-花言葉-
・正義感(紫)・的確(白)・気遣う心
・悲しんでいるあなたを愛する
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
さて、ここまでくれば山頂はすぐそこ。でも、ここからぐっと傾斜がきつくなるので、気合いを入れて一気に登り切るほうがいいかも知れませんね。
訪れたのは10月の初め。空では夏と秋の雲が足早に行き交って…。
こちらは、登るときも降りてきたときも見かけた老夫婦。まるで風景に溶け込むかのような雰囲気は、長い年月をともにしてきたご夫婦にしか出せない味かも知れませんね。穏やかな笑顔が、その背中から伝わってくるようなお二人でした。
白根山までの道すがら、志賀草津高原ルートの道路脇には強烈な硫黄臭が鼻をつき、緑の山肌を裂くように広がる旧火山の活動現場、殺生河原がありますが、バスの音声案内によると、硫黄が強く噴出した時には空を飛ぶ鳥さえ落とすほど…、と言われているそうです。
◆追伸◆草津温泉は強力な殺菌作用をもつ酸性泉なので、昔の人は、その付近のアルカリ泉(四万温泉など)で「仕上げ湯」や「直し湯」として、草津のお湯で刺激の受けた肌の仕上げをしたそうです。
草津温泉にいらっしゃるなら、是非、この「仕上げ湯」もお忘れなく。
◇◆◇◆◇
白根山へは草津バスセンターからのバスが便利です。
最寄り駅はJR長野原草津口ですが、列車の発着に合わせてバスが待機。30分ほどで到着します。
新宿などからの長距離バスも発着するので、うまく使いこなせば効率良く観光できるのではないでしょうか。
名古屋 ⇔ 草津 JRバス関東 「スパライナー草津」
軽井沢 ⇔ 草津 草軽交通
時刻表 >>> 草軽交通と西武バス、両方の記載があります。