2005-07-20

シドニーでは50万人集まる祭りがある

祇園祭の山鉾巡行を見に来たのは何年振りだろう?
千年を越える歴史を知るほどに、この巡行の迫力を感じる。
また、街を埋め尽くさんばかりの人波は久しぶりに迫力満点だった。

オーストラリアでも各地で多種多様なフェスティバルが行われる。
オーストラリアの場合、スポーツや音楽などのイベントものが多い。

ゴールドコーストのインディカーレースも代表される一つで、この日、
サーファーズパラダイスの通りはサーキットと化し、車のエンジン音
とともに軍の飛行機による航空ショーが、けたたましい騒音を奏でる。

このイベントのことを聞かされていないツアー客は、旅の思わぬオマケ
として喜ぶ人もいれば、旅の思わぬ落とし穴となって耳をつんざく半端
でない騒音に辟易してしまう人もいる。
そして、こういうイベントの日に限ってクレームの電話を受け、10分
で済むような話しに大爆音のお陰で3倍の30分もかかり、クレームは
10倍以上にもなったことがある。まあ色んな意味で皆が盛り上がる。

こんなインディに対抗しようと始まった訳ではないと思うが、お隣りの
ブリスベンではコックローチレースなる、レアな大会も行われている。

オーストラリア最大のフェスティバルは、祇園祭の山鉾巡行に似て非な
る?マルディグラだ。荘厳華麗な山鉾に代わって、きらびやかな仮装を
した世界中のゲイやレズビアンがシドニーの街で巡行を行う。
この強烈な個性の主達の巡行をみるために約50万人の見物客が世界
からやってくる。この日ばかりはシドニーはそれはそれは大パニック…
いや、大盛況になる。

伝統を守り続ける長い歴史を持つ日本と、新しいものにチャレンジする
新しい国、オーストラリアの精神を祭りの中に見ることができた。

そういえば、昔マルディグラの仮装行列を見ていると、その中に社員の
一人が混じって歩いてきたのにはビックリした。 これに関してはまた。

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category豪州を考える/イベント  time00:02  authorkawanishi 

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