2010-03-01

ロミオとジュリエットの物語の舞台 ヴェローナ

先日、フィレンツェからヴェローナへ日帰り旅行へ行ってきました。世界遺産に指定されているこの町は、あの有名なシェークスピアの「ロミオとジュリエットの物語の舞台となった町でもあります。(イタリア語では「ロメオ」「ジュリエッタ」といいます。)

旧市街の入口となる門を入ると、そこは町の中心であるブラ広場。広場の真ん中には噴水があり、ヴェローナの観光名所のひとつアレーナ(円形闘技場)もあります。

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このアレーナは紀元1世紀に造られ、ローマのコロッセオに次ぐ規模だそうです。コロッセオと違うのは、なんと現在でも劇場として使用していること!

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毎夏、このアレーナで野外オペラが開催され、世界中からオペラファンが集まります。1世紀建造の劇場でオペラ上演って、すごいと思いませんか?

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アレーナを見学した後は、メインストリートのマッツィーニ通りを歩いてエルベ広場へ。ここは古代ローマ時代には、フォロ・ロマーノ(古代ローマ時代の政治の中心地)があった場所。

広場にある高い塔は「ランベルティの塔」と呼ばれ、上まで上るとヴェローナの町が一望できます。

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この広場から少し行ったところに、アレーナに負けずと劣らない観光名所、ジュリエッタの家があります。ロメオと愛の言葉を交わしたと言われるバルコニーもあります。

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通りから短いトンネルのような通路を抜けたところに、その家があるのですが、その通路の壁には、「I LOVE ○○」などの、愛の言葉が書かれたおびただしい数の貼り紙が!

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そのうちの一枚には「SPOSA CON ME(私と結婚して)!」と書かれたものもありました。

ジュリエッタの家の前には、ジュリエッタの像があります。この像の右胸に触ると、幸せな結婚ができると言われていて、右胸を触って写真を撮る人がたくさんいました。

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このジュリエッタの家の近くで、おいしそうなレストラン発見。入口のドアに、「Segnalato da Gambero Rosso」などのシールが貼られているので間違いなくおいしそう。

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※ Gambero Rosso(ガンベロ・ロッソ イタリア語で「赤い海老」の意味)は、イタリア独自のミシュランようなレストランガイドブックです。「Segnalato da Gambero Rosso」は、「ガンベロ・ロッソに掲載された」という意味です。

今回は時間がなくてここで食事はしませんでしたが、これからヴェローナに行かれる方は、行ってみて下さい。

店名: LA TAVERNA DI VIA STELLA ラ・タヴェルナ・ディ・ヴィア・ステッラ
住所: Via Stella 5 電話: 045 8008008
公式サイト: https://www.tavernadiviastella.com/

(Taverna とは「大衆食堂」の意。店名を訳すと「ステッラ通りの大衆食堂」。)

ヴェローナはミラノとヴェネチアの間にあるので、ミラノ又はヴェネチア滞在時に日帰り、もしくは1泊の小旅行で行くのがベスト。

ミラノやヴェネチアから、乗り換えなしの高速鉄道で約1時間半、ヴェローナ・ポルタ・ヌォーヴァ駅 Verona Porta Nuova で下車、駅から町の中心ブラ広場までは徒歩で約20分、又は市バスでも行かれます。

毎夏に行なわれるアレーナでの野外オペラは、夜8時過ぎに上演されるので、終了は深夜になります。オペラ観劇の場合は、日帰りではなく1泊、またホテルもオペラ上演時は、すぐに空室が埋まってしまうの、早めに押さえておいた方がいいでしょう。

アレーナでの野外オペラチケット、ヴェローナのホテル手配も致しますので、ご希望の方はご連絡下さい。