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S様ご夫妻/ロンドン,パリ、ベルリン、ウィーンと巡る旅
羽生様
今回の旅行、企画段階から最後まで、こまごました相談にも丁寧に答えていただき、感謝しました。
一番ありがたかったのは、各航空会社に空港内での車椅子のアシストをしっかり伝えておいてくださったこと。どの空港でも、スムースに車いすで移動が可能でした。楽に乗り降りできました。ありがとうございました。
帰りは英国航空がストライキで、フィンエアーに代わりましたが、その連絡もちゃんと伝わっていました。ヘルシンキの空港ではかなりの移動距離だったので、とても助かりました。
ロンドン、ベルリン、ウィーン、各都市でプライベートツアーを組んでいただきましたが、ガイドの方は、みな親切で、分かりやすく案内をしてくださいました。ガイドさんによる半日のツアー以外は、すべて自由行動でしたが、定番の大英博物館などは簡単に済ませ、関心のある美術館を回ったりしました。その他、二人で列車に乗りウィンザー城に行ってきました。にぎやかなロンドンの町も、ちょっと郊外に行くだけで、ずいぶんとひなびた感じになるのだなあと思いました。
パリでは、本当にスウェーデン在住の日本人夫婦と合流し、四人でモンマルトルやセーヌ川クルーズ等の観光やレストランでの食事を楽しみました。 帰りがヘルシンキ経由になったことを話すと、来年はフィンエアーに乗ってスウェーデンまで来てねとまた、念を押されました。
ベルリンが一番印象に残りました。東西を隔てていたのは、案外薄い壁だったこと。元東ドイツだったほうは、私たちがなじんでいたかつての中国の街のようで、社会主義時代の名残が感じられました。さらにさかのぼってナチス。600万のユダヤ人を殺さなくていいのに・・・・とも。でもそれは、私たちが平和な時代に生きているからこそ言えるのんきなきれいごとかもしれない。人間はどんな残酷なことでもしてしまうんだという事実は事実。どう考えたらいいのかなあと思いました。
ウィーンはきれいな街でした。ホテルの正面の地区はあいにく工事中(想定外)でしたが、反対側の出入り口を出ると上海の南京路か、北京の王府井のような繁華街(また中国!?)で、とても便利でした。
どの街の美術館、博物館も、調べていただいたハロッズデパートも車いすがおいてあり、使うことができました。身分証明書を置いて行ってくれというところもありましたが、みな親切な対応でした。そのような施設の担当の方から、通りがかりの方々に至るまで、みんな例外なくさらっとアシストしてくれたというのが実感です。
そうそう、私たちのような老夫婦の欧米系ツアリストがどの街にもたくさんいて、笑ってしまいました。結構むすうっと黙りこくって食事をしているオールドカップルが珍しくなく、いずこも同じと思ったりしました。
夫は、荷物を持ち、私の手を引き、タクシーをつかまえ、車いすを押して大変でした。
感謝です。楽しい旅でした。この九月で結婚40年。とてもいい記念になりました。
羽生様 ありがとうございました。
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