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日本人にとって、旅の楽しみの一つが温泉です。
南米にも日本ほどではないですが、温泉はあります。
日本人観光客になじみのある南米の温泉といえば、
あの有名なペルーのマチュピチュ遺跡の近く、マチュピチュ村にある温泉が思い浮かびます。
マチュピチュ村の旧称アグアスカリエンテスは、
スペイン語で「お湯」という意味で、
温泉が地名になるくらい大切な存在だったのでしょうか。
そのマチュピチュ村の温泉は、村の外れ、
村のホテルから歩いて行ける距離にあります。
山あいに湯気が上がる光景は、まさに温泉。
テンションが上がります。
ただ、残念ながらお湯はそれほど熱くはなく、
熱いお風呂が好きな人には、ちょっと物足りないかと思います。
それでも、歩きの多いマチュピチュ観光の後、
手足を伸ばして、温泉で疲れを癒せるのはありがたいです。
基本的に南米の温泉は、風呂というよりは
暖かい水の入ったプールのような作りのところが多いです。
男女共用で、もちろん水着着用が基本です。
今まで、あちこちの旅先で温泉があると聞くと、足を延ばしてきました。
アルゼンチンの中部、ブエノスアイレスとイグアスの滝の間くらい、
エントレリオス州と、その隣のウルグアイ側にも温泉がいくつかあります。
たしかに温泉なのですが、このあたりの地形は果てしなく平らで、
どーんと開けた平地に温泉施設があります。
施設もきれいで良いのですが、個人的には何となく、
温泉の雰囲気が盛り上がりません。
なぜといわれても困るのですが、日本人としては、
温泉からは、遠くてもよいので山が見えていて欲しい気がするのです。
これって私だけでしょうか?
山と温泉という点で個人的によかったのは、
チリ南部・パタゴニアの田舎、アンデス山中の温泉付きキャンプ場です。
アンデス山脈が南北に走るチリはたくさんの温泉があり、
山と温泉の組み合わせもバッチリ。
旅の途中に、とあるキャンプ場に泊ったのですが、
そこは露天の温泉もあって、入り放題でした。
熱い温泉に入りながらアンデス山脈を眺め、
チリワインを飲んで、夜はそのまま、近くに張ったテントで就寝という、
これ以上はないという贅沢な温泉です。
貧乏自転車旅だったのでキャンプ場でしたが、
予算に余裕があれば、豪華な温泉リゾートもあり、お勧めです。
3年ほど前に行った、コロンビアの山岳地帯の温泉も良かったです。
きれいに整備されたプールのほかに、泥風呂や、野趣溢れる川の温泉などもあり、いろいろと味わえます。
周囲は山で、近くの川でとれたマス料理も楽しめます。
コーヒー栽培が盛んな地域で、コーヒー農園+温泉の旅もできます。
エクアドルには、その名もバーニョス(風呂)という温泉保養地があり、
ぜひ一度行ってみたいものです。
他にも、南米でまだまだ知らない温泉が、たくさんあります。
ただ、山と温泉が楽しめる地域というのは、
みんな火山地帯で、地震の可能性と隣り合わせです。
地震はないけど温泉もないところと、地震があるけど温泉があるところ、
どちらがよいかといわれると、迷います。
人生と一緒で、二つのものを同時を手に入れることはできない、ということでしょうか。
2019-12-19
南米の温泉
日本人にとって、旅の楽しみの一つが温泉です。
南米にも日本ほどではないですが、温泉はあります。
日本人観光客になじみのある南米の温泉といえば、
あの有名なペルーのマチュピチュ遺跡の近く、マチュピチュ村にある温泉が思い浮かびます。
マチュピチュ村の旧称アグアスカリエンテスは、
スペイン語で「お湯」という意味で、
温泉が地名になるくらい大切な存在だったのでしょうか。
そのマチュピチュ村の温泉は、村の外れ、
村のホテルから歩いて行ける距離にあります。
山あいに湯気が上がる光景は、まさに温泉。
テンションが上がります。
ただ、残念ながらお湯はそれほど熱くはなく、
熱いお風呂が好きな人には、ちょっと物足りないかと思います。
それでも、歩きの多いマチュピチュ観光の後、
手足を伸ばして、温泉で疲れを癒せるのはありがたいです。
基本的に南米の温泉は、風呂というよりは
暖かい水の入ったプールのような作りのところが多いです。
男女共用で、もちろん水着着用が基本です。
今まで、あちこちの旅先で温泉があると聞くと、足を延ばしてきました。
アルゼンチンの中部、ブエノスアイレスとイグアスの滝の間くらい、
エントレリオス州と、その隣のウルグアイ側にも温泉がいくつかあります。
たしかに温泉なのですが、このあたりの地形は果てしなく平らで、
どーんと開けた平地に温泉施設があります。
施設もきれいで良いのですが、個人的には何となく、
温泉の雰囲気が盛り上がりません。
なぜといわれても困るのですが、日本人としては、
温泉からは、遠くてもよいので山が見えていて欲しい気がするのです。
これって私だけでしょうか?
山と温泉という点で個人的によかったのは、
チリ南部・パタゴニアの田舎、アンデス山中の温泉付きキャンプ場です。
アンデス山脈が南北に走るチリはたくさんの温泉があり、
山と温泉の組み合わせもバッチリ。
旅の途中に、とあるキャンプ場に泊ったのですが、
そこは露天の温泉もあって、入り放題でした。
熱い温泉に入りながらアンデス山脈を眺め、
チリワインを飲んで、夜はそのまま、近くに張ったテントで就寝という、
これ以上はないという贅沢な温泉です。
貧乏自転車旅だったのでキャンプ場でしたが、
予算に余裕があれば、豪華な温泉リゾートもあり、お勧めです。
3年ほど前に行った、コロンビアの山岳地帯の温泉も良かったです。
きれいに整備されたプールのほかに、泥風呂や、野趣溢れる川の温泉などもあり、いろいろと味わえます。
周囲は山で、近くの川でとれたマス料理も楽しめます。
コーヒー栽培が盛んな地域で、コーヒー農園+温泉の旅もできます。
エクアドルには、その名もバーニョス(風呂)という温泉保養地があり、
ぜひ一度行ってみたいものです。
他にも、南米でまだまだ知らない温泉が、たくさんあります。
ただ、山と温泉が楽しめる地域というのは、
みんな火山地帯で、地震の可能性と隣り合わせです。
地震はないけど温泉もないところと、地震があるけど温泉があるところ、
どちらがよいかといわれると、迷います。
人生と一緒で、二つのものを同時を手に入れることはできない、ということでしょうか。