« || 1 | 2 | 3 |...| 43 | 44 | 45 |...| 52 | 53 | 54 || »

2008-04-28

かわいい子には旅をさせよ☆国際版


ウチの子の通信簿をもらいに
小学校へ行った

結果はオールDである

ウチの子ったら
いつもこんな調子だ

イタリアの小学校の通信簿は
A~Eの5段階に分かれていて
もちろんAが最高の評価


国語(イタリア語):D
英語     :D 
歴史・地理  :D
算数     :D
理科     :D

   ・
   ・
   ・

だからもう、が~っかり・・・







・・・というわけでは、全くない(笑)



5段階評価ではあるけれど
下から3つはこのような表示になる

NS non sufficente → 不可
S sufficiente    → 可
B buono      → 良

その上に次の2つがくる

D distinto → 優
O ottimo  → 最優秀

ottimoオッティモは文字通り「最高の」評価で
先生たちは6月の学年末にしか与えない

ウチの子の学年は
4人の担任の先生が3クラスを見る

先生のひとりが
「学年末にはすべて"ottimo "だと思いますよ」
と太鼓判を押してくれた

だから、大満足の結果だ☆


これを見た人はきっと
ただの親バカ自慢と思うかもしれない

まあ、学校の評価がすべてではない
という見方もあろう

けれどもこの裏には
私たちの努力が隠されている


私たち夫婦は
どちらもイタリア人ではない     →こちら

イタリアでは「外国人夫婦」だ

何も考えないでいたら
このオールDはありえない

私たち家族全員の努力の結果なのだ☆

ウチの子はイタリア語を
母国語のひとつとして
完璧に身に付けてくれた


それはそうと・・・

日本へ一時帰国していたことで
2週間分の授業の遅れが気になっていた

ところが、意外なことに先生は
「日本から戻って、また、だいぶ成長したようですね」
とおっしゃった

そうなのだ!

旅は人間の成長のための
最高のツールだった☆

ヒトの子の親になると
「かわいい子には旅をさせよ」
をいつしか忘れそうになる

親が思うよりずっと、子供はたくましい☆

授業の遅れは
友達が競ってノートを貸してくれたから
難なく取り戻せた

(↑先生いわく、ウチの子はかなりの人気者らしい☆)


人は全く環境の違う場所へ行くと
ものすごい刺激を受ける

感受性の強い子供なら
きっとその何百倍、何千倍だ

テーマパークもいいけれど
たまには旅に出て・・・
一緒に過ごして
一緒に感じて
一緒に考える

これはきっと貴重な財産になる☆


      * * *


・・・ と、ここで
この記事は終わるはずだった


ところが次の朝
ものすごいものを見つけたのだ!




                        ↑”ウチの子”画                



ウチの子の文字で
イタリア語の注意書きが3つあった

ANTICHI EGIZI     →古代エジプト人
ALFABETO DEGLI EGIZI →エジプト人のアルファベット
REGINA NEFERTITI    →ネフェルティティ女王


そういえば・・・
これに関連した質問を
ウチの子から2つ受けた記憶がある

(↑かなり曖昧(苦笑))


「ねえ、ママ、これもらってもいい?」

使ってない栞(しおり)だった
本の間に挟むのに使うんだと思っていた


「ねえ、ママ、これ"Queen"ってことは"女王様"ってことでしょ?」

私は何かをやりかけていて
「うん、きっとそうでしょうねぇ~」
と適当に答えておいた

(↑かなり反省(涙・・・))


それにしても
これ、いつの間にやったんだろう・・・?!

お昼に学校から帰ってきて
ゆっくり皆でご飯を食べて
宿題をやって

通信簿をもらいにまた学校へ行って

あんまりいい天気だったものから
郊外へサイクリングに行くことにして
5時からはスポーツ教室があって

その後はウチに戻って
一緒に手打ちうどん(笑)を作って
夕食を食べて・・・

こんな時間は
どこにも無かったはずだ!


しかもよく見ると・・・
こりゃ、すごいぞ!

定規も使ってないし
透かしのワザもみられないし
見たまんまをほぼ同スケールに
写し描いている


し・か・も~!☆

アルファベットの表を写した脇に
自分の名前まで
ヒエログリフで書いてあるぅ~!!!


すんごい人がウチに居るもんだ☆

(↑か・な・り、尊敬!☆)


ん?!

で、古代エジプトのものだってことが
なんでウチの子にはわかったんだろう・・・(謎)




>>メールを送る   >>他のイタリア関連記事を読む             
続きがあります
authorsugesawa  linkLink  comment2 
categoryイタリア  time14:00

« || 1 | 2 | 3 |...| 43 | 44 | 45 |...| 52 | 53 | 54 || »