水の上の暮らしに憧れを感じてしまう私にとって、
ハウスボート（フローティングハウス）は、魅力的な住居。



オランダを始め、欧米では、ハウスボートに暮らしている人たちは多く、
その家をレンタルすることもできる。

4年前にバンクーバー・フレーザー川に浮かぶ
Bed&Breakfast「Duck Inn」に泊まった。



夕暮れ時に、家の横にあるカヌーを借りて、水の上で夕陽を楽しんだ。
素敵な瞬間だった。



鴨の群が近づいてきた。


ここだからこそ出来る過ごし方も、この宿の素晴らしさだが、
何よりも感動したのは、このB&Bのオーナーご夫婦のホスピタリティ。

朝食は自分で作るから・・と伝えておいたら、冷蔵庫に

絞りたての濃厚な牛乳（上のほうは、とろとろのクリーム状だった！）
産みたて卵
手作りブルーベリージャム
スモークサーモンとベーグル
その他、マフィン、パンケーキミックス等が用意されていて、

当時10歳だった息子が寝る部屋のベットの上には、
メッセージカードつきで、お菓子とおもちゃが用意されていた。

泊まりに来る私達のことを、心待ちにしていてくれたような
温かい心の伝わってくるもてなしに感動した。

ここで過ごした日々が素晴らしかったことは言うまでもない。

朝食用のスモークサーモンは、
ご主人が釣って、自分でスモークした自家製！



サーモン嫌いの主人も、「美味しい！」と絶賛するほど。

今回バンクーバーに到着した際、なんとかもう一度あの味を・・
と思い、思いきって電話をしてみた。

すると、4年も経っているのに、私達のことを覚えていてくれて、

宿のゲストブックに息子が書いた絵のことが、とても好きで、
今でも、ときどき見ている、と話してくれた。

その小さかった息子が、もう私より背が高いことを話すと、
「信じられない！！！」と仰天され、、、
また家族で訪ねることを約束した。

サーモンは今でも作っていて、買うことは可能だと言う。
でも、取りに行く時間がないことを話すと、宿泊先のホテルまで
デリバリーを頼んでくれた。

、、というわけで、我が家の冷凍庫には、
とびきり美味しいサーモンがごろごろしている。



バンクーバーに行く機会があったら、
とっても、とってもお勧めなB&Bです。

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