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2008-10-16

苦しみを見守る

1学期の終わり頃、担任の先生から、
「今週は、ひどく疲れているように見えた。」と言われた。

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夜、大丈夫なのかどうか、聞いてみた。

すると、

「今までは心が悲しくても顔は笑っていたんだけど、
それも疲れてきたら、
今週からは、心のとおりの顔をすることに決めたんだ・・」
と言う。

そういえば、この前、こんなことを言っていた。

「疲れることある?」と聞くと、
「日々、つらいこともある。」と言うので、

「つらいときは向上しているときで、
今は階段を上っているから疲れるんだよ。
一番つらいときは、一番階段を上る寸前のところだから
疲れるけど、上れるとラクになれるから」と話したら、

「でも、お母さん、本当に階段を上っているときは、
休むことができるけど、僕はいつ休めるの?」
と言われてしまった。

小さいのに、こんなに苦しんで、
しなくてもいい苦しみを与えてしまって、
連れてきてしまって、ごめんね、、という気持ちだった。

でも、きっと、きっと、この苦しみは
何かを彼の中に残すはず。

きっと、いつか、自信となるはず。

もう十分、がんばっている彼に
「がんばれ!」とは言えなかった。

「大丈夫だから」
「ありのままの自分でいいんだよ」

と言うしかできなかった。

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