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美食の町サン・セバスティアンから、車で20分。
オリオ川を見下ろす丘の上に建つ、家族経営のチャコリのボデガ(=ワイナリー)に併設された「Bodega Katxiña(ボデガ・カチーニャ)」は、絶景と絶品炭火焼き料理が味わえる、知る人ぞ知るレストランです。
ワールドラグジュアリーアワードで、世界一の炭火焼レストランとして最優秀賞を受賞したというのも頷けます。
オンダラビ・スリという土着のブドウ品種100%で作るチャコリは、ほんのり黄色みを帯び、甘さを抑えた微発泡の白ワインで、おつまみとして供されるイワシの酢漬けやクロケタ(小さなクリームコロッケ)から、メインである魚や肉の炭火焼きまで、どの料理とも相性が良く、ついついグラスを重ねてしまいます。
周りに広がるブドウ畑や、眼下のオリオ川、遠くの山並みなど、美しい景色と美味しい空気。
今回は、食事を兼ねた2時間の視察の予定でしたが、気づけば3時間以上経っており、同行した観光局のスタッフ&ガイドさんが慌てる一幕も。
サン・セバスティアンからひと足延ばして、ぜひ訪れていただきたい場所です。
(営業日の確認と予約をおすすめします)
https://bodegakatxina.com/en/
美食を目的にバスク地方を訪れるなら、バルめぐりにとどまらず、できれば宿泊にもこだわってみたいもの。
サン・セバスティアン(とその近郊)には、ミシュランの三ッ星レストランが3軒ありますが、そのひとつ「AKELARE(アケラレ)」は、2017年にホテルを併設(増設)しました。
もともと高台から海を眺めつつ食事を楽しめる立地なので、木材を多用したスタイリッシュなお部屋は全室、手入れの行き届いた庭園の向こうに海を臨むオーシャンビュー。
宿泊客専用のレストランスペースやスパも充実しています。
ちなみにレストランがオープンした1970年代は、建物の下の方の階はディスコになっていて、週末ともなると「やんちゃな若者」のたまり場になっていたそう。
サン・セバスティアン生まれのガイド女史が「若い頃、よく来たのよ。今は、こんなにオシャレになっちゃって・・・」と、こっそり教えてくれました。
サン・セバスティアンの中心エリアから車で10~15分。
今は、おだやかな時間の流れとともに、美食と景色を堪能できる5ツ星ホテルです。
https://akelarre.net/en/the-hotel/
中世の家並みがそのまま残るサンティリャーナ・デル・マルは、郊外のアルタミラ洞窟(世界遺産)とあわせて、北スペインに来たならば、ぜひとも訪れていただきたい町(というより村)。
40~50分もあればひと周りできる規模ながら、中世の貴族の館だったそれぞれの建物に残る紋章や、ロマネスク様式の教会の回廊など、足を止めてじっくり味わいたくなる魅力にあふれています。
スペインでは人気の観光地でもあるため、雑貨や小物、食品など、ちょっと覘いてみたい土産屋さんもあちこちに。
カンタブリア地方の伝統的なお菓子、プリンのような食感のケサーダや、カステラに似たソバオを人気の老舗でテイクアウトして頬張りながら、のんびり歩いてみてはいかがでしょうか。
ビルバオから専用車を利用すれば2時間半前後と、日帰り圏内ではあるものの、散策とランチ、アルタミラ洞窟の壁画を忠実に再現した博物館(正直、想像以上でした!)をまわることを考えると、かなり駆け足&ハードスケジュールになるので、上記の記事でご紹介した、海辺の町サンタンデールを拠点にするのがオススメです。
2023-11-30
ワイナリー兼レストランで、絶品炭火焼き料理
美食の町サン・セバスティアンから、車で20分。
オリオ川を見下ろす丘の上に建つ、家族経営のチャコリのボデガ(=ワイナリー)に併設された「Bodega Katxiña(ボデガ・カチーニャ)」は、絶景と絶品炭火焼き料理が味わえる、知る人ぞ知るレストランです。
ワールドラグジュアリーアワードで、世界一の炭火焼レストランとして最優秀賞を受賞したというのも頷けます。
オンダラビ・スリという土着のブドウ品種100%で作るチャコリは、ほんのり黄色みを帯び、甘さを抑えた微発泡の白ワインで、おつまみとして供されるイワシの酢漬けやクロケタ(小さなクリームコロッケ)から、メインである魚や肉の炭火焼きまで、どの料理とも相性が良く、ついついグラスを重ねてしまいます。
周りに広がるブドウ畑や、眼下のオリオ川、遠くの山並みなど、美しい景色と美味しい空気。
今回は、食事を兼ねた2時間の視察の予定でしたが、気づけば3時間以上経っており、同行した観光局のスタッフ&ガイドさんが慌てる一幕も。
サン・セバスティアンからひと足延ばして、ぜひ訪れていただきたい場所です。
(営業日の確認と予約をおすすめします)
https://bodegakatxina.com/en/
2023-11-30
目的地にしたい美食&絶景ホテル
美食を目的にバスク地方を訪れるなら、バルめぐりにとどまらず、できれば宿泊にもこだわってみたいもの。
サン・セバスティアン(とその近郊)には、ミシュランの三ッ星レストランが3軒ありますが、そのひとつ「AKELARE(アケラレ)」は、2017年にホテルを併設(増設)しました。
もともと高台から海を眺めつつ食事を楽しめる立地なので、木材を多用したスタイリッシュなお部屋は全室、手入れの行き届いた庭園の向こうに海を臨むオーシャンビュー。
宿泊客専用のレストランスペースやスパも充実しています。
ちなみにレストランがオープンした1970年代は、建物の下の方の階はディスコになっていて、週末ともなると「やんちゃな若者」のたまり場になっていたそう。
サン・セバスティアン生まれのガイド女史が「若い頃、よく来たのよ。今は、こんなにオシャレになっちゃって・・・」と、こっそり教えてくれました。
サン・セバスティアンの中心エリアから車で10~15分。
今は、おだやかな時間の流れとともに、美食と景色を堪能できる5ツ星ホテルです。
https://akelarre.net/en/the-hotel/
2023-11-30
「リオハ」で赤ワインに“溺れ”たい
スペインの赤ワインと聞くとRioja(リオハ)地域を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
実はこのリオハ、エブロ川沿いに、行政的には複数の州にまたがっており、「リオハ・アラベサ」はバスク州のアラバ県。
サン・セバスティアンから2時間、ビルバオからなら1時間~1時間半で訪れることができ、マドリードやバルセロナからよりも断然近いのです。
そこでオススメしたいのが、サン・セバスティアンを訪れた後、リオハへ寄り道してからビルバオへ向かう(あるいは逆)ルート。
グリーン・スペインと言われる、緑豊かなバスクの山々の景色から一変、乾燥した荒々しい岩山が車窓に広がり、城壁に囲まれた中世の村々を目にすると「イメージしていたスペイン」を感じる方も少なくないようです。
そうした中世の趣を残すエルシエゴの村はずれ、モダンアートそのもののようなワイナリー・ホテル「MARQUES DE RISCAL(マルケス・デ・リスカル)」は、ビルバオのグッゲンハイム美術館と同じくフランク・ゲーリー氏の設計で、スペイン王室御用達ワイナリーのブドウ畑の中に浮かぶように建っています。
種類豊富なワインを楽しめるラウンジやバー、ガストロノミー・レストランはもちろん、ヴィノテラピー(原意:ワイン療法)のスパ施設を備えた5ッ星ホテルは、敷地内に自社の各種ワインやグッズを揃えたショップも有しており、1泊ではその魅力を味わい尽くせないかもしれません。
https://www.marquesderiscal.com/en/marques-de-riscal-hotel
実はこのリオハ、エブロ川沿いに、行政的には複数の州にまたがっており、「リオハ・アラベサ」はバスク州のアラバ県。
サン・セバスティアンから2時間、ビルバオからなら1時間~1時間半で訪れることができ、マドリードやバルセロナからよりも断然近いのです。
そこでオススメしたいのが、サン・セバスティアンを訪れた後、リオハへ寄り道してからビルバオへ向かう(あるいは逆)ルート。
グリーン・スペインと言われる、緑豊かなバスクの山々の景色から一変、乾燥した荒々しい岩山が車窓に広がり、城壁に囲まれた中世の村々を目にすると「イメージしていたスペイン」を感じる方も少なくないようです。
そうした中世の趣を残すエルシエゴの村はずれ、モダンアートそのもののようなワイナリー・ホテル「MARQUES DE RISCAL(マルケス・デ・リスカル)」は、ビルバオのグッゲンハイム美術館と同じくフランク・ゲーリー氏の設計で、スペイン王室御用達ワイナリーのブドウ畑の中に浮かぶように建っています。
種類豊富なワインを楽しめるラウンジやバー、ガストロノミー・レストランはもちろん、ヴィノテラピー(原意:ワイン療法)のスパ施設を備えた5ッ星ホテルは、敷地内に自社の各種ワインやグッズを揃えたショップも有しており、1泊ではその魅力を味わい尽くせないかもしれません。
https://www.marquesderiscal.com/en/marques-de-riscal-hotel
2023-11-29
サンティリャーナ・デル・マルとアルタミラ洞窟壁画
中世の家並みがそのまま残るサンティリャーナ・デル・マルは、郊外のアルタミラ洞窟(世界遺産)とあわせて、北スペインに来たならば、ぜひとも訪れていただきたい町(というより村)。
40~50分もあればひと周りできる規模ながら、中世の貴族の館だったそれぞれの建物に残る紋章や、ロマネスク様式の教会の回廊など、足を止めてじっくり味わいたくなる魅力にあふれています。
スペインでは人気の観光地でもあるため、雑貨や小物、食品など、ちょっと覘いてみたい土産屋さんもあちこちに。
カンタブリア地方の伝統的なお菓子、プリンのような食感のケサーダや、カステラに似たソバオを人気の老舗でテイクアウトして頬張りながら、のんびり歩いてみてはいかがでしょうか。
ビルバオから専用車を利用すれば2時間半前後と、日帰り圏内ではあるものの、散策とランチ、アルタミラ洞窟の壁画を忠実に再現した博物館(正直、想像以上でした!)をまわることを考えると、かなり駆け足&ハードスケジュールになるので、上記の記事でご紹介した、海辺の町サンタンデールを拠点にするのがオススメです。