フエの南約60キロ。市内から車で片道1時間位で行ける「バックマー国立公園」。
元々、ベトナムがフランスの植民地だった時代に避暑地、保養地として開発されたところで、最も高い所で標高約1,500メートル。何とベトナム戦争中は米軍のヘリコプター基地が設けられた事もあるんだとか。フエ市内の歴史遺産めぐりとはガラリと趣きの異なる、大自然に囲まれたトレッキングスポットです。頂上から広大な景色や海を眺めたり、ジャングルを通って様々な鳥や虫の声を聴いたり、さわやかな滝を楽しんだり・・と1日かけてアウトドア気分を満喫できます。フエから充分日帰り観光が可能。特に下界が暑～い時期は、1日高原を歩いて気分をリフレッシュ！というのも良いかもしれませんよ。

「地球の神秘」を感じさせる洞窟や鍾乳洞は、世界各地にあります。ただ、世界の「洞窟フリーク」から、世界有数、いやひょっとしたら一番かも！という高い評価と人気を誇る洞窟がベトナム中部にある事をご存知でしょうか。
それは、世界遺産でもある「フォンニャ・ケバン国立公園」です。何と4億年！前からのアジア最古の歴史と、世界最大級の規模を誇る洞窟群。長らく未開の状態だったため、観光地として整備されているのはそのほんの一部にすぎませんが、そのスケールは圧巻という他ありません。メインとなるのは「フォンニャ洞窟」と「天国の洞窟」。湖から船で入る「フォンニャ洞窟」はアドベンチャー気分も満喫できます。この国立公園の泣きどころ？はそのアクセスの不便さ。まあそれだけに秘境度は満点ですが。フエからは片道3～4時間かかるので、日帰りは可能ですが両方の洞窟を観光するのは難しいです。気合を入れて両方見たい！という方は、最寄りの街のドンホイに泊まるという方法もあります。これからさらに注目度アップ間違いなしの「フォンニャ・ケバン国立公園」。次回のご旅行のプランに加えてみてはいかがでしょうか？