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シベリアと聞くと、どうしても最果ての地というイメージがありますが、東シベリアの古都、イルクーツクは、夏は日本からも直行のチャーター便があり、また韓国や中国から乗り継ぎで入国も可能です。また、「一度は乗ってみたい」シベリア鉄道の経由地なので、西のモスクワからでも、東のウラジオストックからでも、または中国からでも、乗り入れることができます。シベリア鉄道全線走破は日数的にも体力的にも厳しいとお考えの方は、このイルクーツクまでを考えてもよいでしょう。
市内はもちろんロシアの雰囲気です。イルクーツクの街並みは、ヨーロッパ文化の影響を大きく受け、古き良き時代の美しい家が建ち並んでいます。伝統的な木造建築は「タリツィ木造建築博物館」に保存されています。イルクーツクのその古い街並みを再現している「オールドタウン130地区」には、カラフルな木造建築が並び、レストランやカフェ、みやげ物屋などが並んでいます。デザインもユニークでロシアの芸術性の高さを感じます。巨大なショッピングモールもでき、夜遅くまでにぎわっています。
市内は路面電車が走り、ロシア正教会の大聖堂が建ち、コンサートホールやサーカス小屋などもある賑やかな街です。
イルクーツクを拠点に出かける、多数の世界一を誇る「バイカル湖」。
実際に見てみると大きさや美しさに驚きます。琵琶湖の約46倍という面積は、見た感じ、湖というより、もう海ですね。この湖の深さ・透明度を感じるためには、ボートに乗ってのクルーズをお薦めします。湖岸から離れるにつれ、湖上は風と水の冷気に包まれるため、ボートには厚い毛布が用意されています。ボートから見る湖底は、湖水の透明度があまりに高いため、数十メートル下の石についている藻、古代の朽ちた木々までも見えて、吸い込まれるような感覚をおぼえます。
バイカルアザラシには博物館で出会えます。寒い中で生き抜くアザラシは、まんまるく太って愛くるしく、時間によっては、アザラシショーもご覧いただけます。
バイカル湖観光は、イルクーツクから日帰りでも楽しめますが、湖岸に宿泊して、朝焼け、夕焼け、のんびり散策やハイキング、湖岸鉄道などを楽しむゆったり旅はいかがでしょうか。忘れてはいけないのが、ここでは魚料理が絶品なことです。バイカル湖ならではの魚「オームリ」(サケ科の白身の魚)をぜひ味わってください。フレッシュマリネもおすすめです。
厳しい寒さから解放された極東の夏は、限られた時間の中での体験が豪快です。
カムチャツカのペトロパブロフスクから約3時間でヴィストラヤ川のキャンプ地へ。夏のみオープンのベースキャンプです。お食事も自然の恵みを存分に味わってください。ここでは採れたての魚のスープも名物です。日本の川魚のような臭みがなくて、美味しくいただけます。
雄大な大自然の中、ゴムボートで川下り体験ができます。初心者向けで約2時間の行程、ライフジャケットのご用意もあります。マスなどのルアーフィッシングにトライできますが、自然保護の為、キャッチ&リリース(再放流)がルールです。自然を守りながら楽しむスポーツです。
また釣りファン憧れのサーモンフィッシングは、マル秘ポイントまでヘリコプターで移動します。キングサーモン、アメマス、イワナ、カラフトマスなどが釣れます。カムチャツカでの釣りは、ロシア国内からはもちろん、ヨーロッパの人々も憧れの場所として訪れます。
釣りの後は、「露天掘り温泉」でごゆっくりお過ごしください。川辺に温度の違う温泉が点在していて、貸し切り風呂に近いものがあります。水着着用でお楽しみください。
カムチャツカ半島の最大都市ペトロパブロフスク市内から約2時間のところに、2つの山、アバチャ山とコリャーク山があります。
アバチャ山麓には、山頂を目指す登山者のために「ベースキャンプ」が設営されています。標高869m。晴れた夏の日には、見上げれば満点の星空、眼下には市内の夜景が広がっています。
■アバチャ山の登山―経験者向け。所要11~12時間。
アバチャ山は標高2,678mで、富士山5合目レストハウスよりちょっと高いぐらいの標高です。登るにつれて向かいのコリャーク山が美しく見えます。山の美しさを鑑賞するには、山麓から仰ぎ見るでもなく、空から見下ろすでもなく、少し離れた距離にある山からほぼ水平に見るのが一番美しい、といわれます。その言葉が実感できる場所です。
■ラクダ山の登山―ハイキング感覚でもOK。所要約4時間。
ハイキング感覚で登れます。山頂は標高1,067m、ベースキャンプから300mの標高差を登ります。のんびり歩くフラワーハイキングで、リスなどとも出会えます。日本では標高の高いところでないと見ることができない高山植物でも、ここカムチャツカでは、標高1,000mのトレッキングで、この高貴な美しさに対面できるのです。高山植物は氷河時代から厳しい環境のなかを生き残ってきた、きわめて大切な“宝物”です。厳しい自然の中でたくましく可憐に咲く花。大地のエキスを吸い取り、色合いも素晴らしい、6月から8月が花の見ごろです。9月には紅葉や秋の植物、キノコ・ベリー類が楽しめます。
7月から8月は成田からカムチャツカへの直行のチャーター便が運航される日もあります。直行便でなければ、ロシア東部のウラジオストックやハバロフスクからの乗り継ぎ便で行くことができます。経由地の都市も楽しみのひとつといえるでしょう。
2017-05-15
イルクーツクとバイカル湖
シベリアと聞くと、どうしても最果ての地というイメージがありますが、東シベリアの古都、イルクーツクは、夏は日本からも直行のチャーター便があり、また韓国や中国から乗り継ぎで入国も可能です。また、「一度は乗ってみたい」シベリア鉄道の経由地なので、西のモスクワからでも、東のウラジオストックからでも、または中国からでも、乗り入れることができます。シベリア鉄道全線走破は日数的にも体力的にも厳しいとお考えの方は、このイルクーツクまでを考えてもよいでしょう。
市内はもちろんロシアの雰囲気です。イルクーツクの街並みは、ヨーロッパ文化の影響を大きく受け、古き良き時代の美しい家が建ち並んでいます。伝統的な木造建築は「タリツィ木造建築博物館」に保存されています。イルクーツクのその古い街並みを再現している「オールドタウン130地区」には、カラフルな木造建築が並び、レストランやカフェ、みやげ物屋などが並んでいます。デザインもユニークでロシアの芸術性の高さを感じます。巨大なショッピングモールもでき、夜遅くまでにぎわっています。
市内は路面電車が走り、ロシア正教会の大聖堂が建ち、コンサートホールやサーカス小屋などもある賑やかな街です。
イルクーツクを拠点に出かける、多数の世界一を誇る「バイカル湖」。
実際に見てみると大きさや美しさに驚きます。琵琶湖の約46倍という面積は、見た感じ、湖というより、もう海ですね。この湖の深さ・透明度を感じるためには、ボートに乗ってのクルーズをお薦めします。湖岸から離れるにつれ、湖上は風と水の冷気に包まれるため、ボートには厚い毛布が用意されています。ボートから見る湖底は、湖水の透明度があまりに高いため、数十メートル下の石についている藻、古代の朽ちた木々までも見えて、吸い込まれるような感覚をおぼえます。
バイカルアザラシには博物館で出会えます。寒い中で生き抜くアザラシは、まんまるく太って愛くるしく、時間によっては、アザラシショーもご覧いただけます。
バイカル湖観光は、イルクーツクから日帰りでも楽しめますが、湖岸に宿泊して、朝焼け、夕焼け、のんびり散策やハイキング、湖岸鉄道などを楽しむゆったり旅はいかがでしょうか。忘れてはいけないのが、ここでは魚料理が絶品なことです。バイカル湖ならではの魚「オームリ」(サケ科の白身の魚)をぜひ味わってください。フレッシュマリネもおすすめです。
2017-05-15
ヴィストラヤ川下り
厳しい寒さから解放された極東の夏は、限られた時間の中での体験が豪快です。
カムチャツカのペトロパブロフスクから約3時間でヴィストラヤ川のキャンプ地へ。夏のみオープンのベースキャンプです。お食事も自然の恵みを存分に味わってください。ここでは採れたての魚のスープも名物です。日本の川魚のような臭みがなくて、美味しくいただけます。
雄大な大自然の中、ゴムボートで川下り体験ができます。初心者向けで約2時間の行程、ライフジャケットのご用意もあります。マスなどのルアーフィッシングにトライできますが、自然保護の為、キャッチ&リリース(再放流)がルールです。自然を守りながら楽しむスポーツです。
また釣りファン憧れのサーモンフィッシングは、マル秘ポイントまでヘリコプターで移動します。キングサーモン、アメマス、イワナ、カラフトマスなどが釣れます。カムチャツカでの釣りは、ロシア国内からはもちろん、ヨーロッパの人々も憧れの場所として訪れます。
釣りの後は、「露天掘り温泉」でごゆっくりお過ごしください。川辺に温度の違う温泉が点在していて、貸し切り風呂に近いものがあります。水着着用でお楽しみください。
2017-05-15
カムチャツカ登山
カムチャツカ半島の最大都市ペトロパブロフスク市内から約2時間のところに、2つの山、アバチャ山とコリャーク山があります。
アバチャ山麓には、山頂を目指す登山者のために「ベースキャンプ」が設営されています。標高869m。晴れた夏の日には、見上げれば満点の星空、眼下には市内の夜景が広がっています。
■アバチャ山の登山―経験者向け。所要11~12時間。
アバチャ山は標高2,678mで、富士山5合目レストハウスよりちょっと高いぐらいの標高です。登るにつれて向かいのコリャーク山が美しく見えます。山の美しさを鑑賞するには、山麓から仰ぎ見るでもなく、空から見下ろすでもなく、少し離れた距離にある山からほぼ水平に見るのが一番美しい、といわれます。その言葉が実感できる場所です。
■ラクダ山の登山―ハイキング感覚でもOK。所要約4時間。
ハイキング感覚で登れます。山頂は標高1,067m、ベースキャンプから300mの標高差を登ります。のんびり歩くフラワーハイキングで、リスなどとも出会えます。日本では標高の高いところでないと見ることができない高山植物でも、ここカムチャツカでは、標高1,000mのトレッキングで、この高貴な美しさに対面できるのです。高山植物は氷河時代から厳しい環境のなかを生き残ってきた、きわめて大切な“宝物”です。厳しい自然の中でたくましく可憐に咲く花。大地のエキスを吸い取り、色合いも素晴らしい、6月から8月が花の見ごろです。9月には紅葉や秋の植物、キノコ・ベリー類が楽しめます。
7月から8月は成田からカムチャツカへの直行のチャーター便が運航される日もあります。直行便でなければ、ロシア東部のウラジオストックやハバロフスクからの乗り継ぎ便で行くことができます。経由地の都市も楽しみのひとつといえるでしょう。