2017-05-15

イルクーツクとバイカル湖

null

シベリアと聞くと、どうしても最果ての地というイメージがありますが、東シベリアの古都、イルクーツクは、夏は日本からも直行のチャーター便があり、また韓国や中国から乗り継ぎで入国も可能です。また、「一度は乗ってみたい」シベリア鉄道の経由地なので、西のモスクワからでも、東のウラジオストックからでも、または中国からでも、乗り入れることができます。シベリア鉄道全線走破は日数的にも体力的にも厳しいとお考えの方は、このイルクーツクまでを考えてもよいでしょう。

null

市内はもちろんロシアの雰囲気です。イルクーツクの街並みは、ヨーロッパ文化の影響を大きく受け、古き良き時代の美しい家が建ち並んでいます。伝統的な木造建築は「タリツィ木造建築博物館」に保存されています。イルクーツクのその古い街並みを再現している「オールドタウン130地区」には、カラフルな木造建築が並び、レストランやカフェ、みやげ物屋などが並んでいます。デザインもユニークでロシアの芸術性の高さを感じます。巨大なショッピングモールもでき、夜遅くまでにぎわっています。

null

市内は路面電車が走り、ロシア正教会の大聖堂が建ち、コンサートホールやサーカス小屋などもある賑やかな街です。
イルクーツクを拠点に出かける、多数の世界一を誇る「バイカル湖」。

null

実際に見てみると大きさや美しさに驚きます。琵琶湖の約46倍という面積は、見た感じ、湖というより、もう海ですね。この湖の深さ・透明度を感じるためには、ボートに乗ってのクルーズをお薦めします。湖岸から離れるにつれ、湖上は風と水の冷気に包まれるため、ボートには厚い毛布が用意されています。ボートから見る湖底は、湖水の透明度があまりに高いため、数十メートル下の石についている藻、古代の朽ちた木々までも見えて、吸い込まれるような感覚をおぼえます。
バイカルアザラシには博物館で出会えます。寒い中で生き抜くアザラシは、まんまるく太って愛くるしく、時間によっては、アザラシショーもご覧いただけます。

null

バイカル湖観光は、イルクーツクから日帰りでも楽しめますが、湖岸に宿泊して、朝焼け、夕焼け、のんびり散策やハイキング、湖岸鉄道などを楽しむゆったり旅はいかがでしょうか。忘れてはいけないのが、ここでは魚料理が絶品なことです。バイカル湖ならではの魚「オームリ」(サケ科の白身の魚)をぜひ味わってください。フレッシュマリネもおすすめです。
category観光地  time22:15  authorbwt10296 

Comments

コメントはまだありません。