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一時期日本では、カウントダウン・パーティなども開かれ、夜中でも盛り上がっていましたが、最近は落ち着いてきましたね。
フランスでもボジョレー・ヌーヴォー解禁時には、カジュアルなレストランなどでは、“Le Beaujolais nouveau est
arrive!”(ボジョレー・ヌーヴォーが到着しました!)などと書かれたポスターが貼られ、オーダーする人が増えます。日本の夏の「冷やし中華始めました!」同様、ついつい頼んでしまう人も多いみたいです。
そのワインを、独自の販売戦略により世界的に有名にしたのは名醸造家、ジョルジュ・デュブッフという人です。ボジョレー・ヌーヴォーは、彼1代によって築き上げられたブランドです。その偉業に敬意をこめて、彼は「ボジョレーの帝王」と呼ばれています。
ボジョレー地方に、そのジョルジュ・デュブッフが作ったワインのテーマパークがあるのをご存じですか?
3万平方メートルという広大な園内は、ワイン醸造所とノスタルジックな農村、ボジョレーの花壇と称する3つのエリアに分かれていて、それぞれがミニトレインで結ばれています。中には、3Dシネマのアトラクションやパターゴルフ場、レストラン、ブティック、ワイン作りの歴史博物館、ナポレオン3世時代の豪華列車の展示など盛り沢山で、1日遊べます。
さて、ボジョレー地方での滞在の際にお薦めなのが、シャトー・ド・バニョルです。ボジョレー中心部にある800年以上の歴史を持つ建造物で、5ツ星の高級ホテルレストランとしても有名です。堀、壁、塔、黄金の石が印象的で、葡萄の木に囲まれたフランス式の庭園内にあります。
ゴシック様式の煙突がそびえる高級レストランでは、ロマンチックなキャンドルライトディナーを楽しめます。
滞在中は、スパ(屋内スイミングプール、ハマム、フィットネスルーム、ネイルコーナー付)でリラックスできます。夏期にはローマ風の屋外スイミングプールも利用できます。また、コンシュルジュがスキー、乗馬、熱気球ツアーなどのアクティビティも手配しており、葡萄畑に囲まれた優雅な時間を過ごせると思います。
ボーヌの街は、ブルゴーニュワインを生み出す丘陵地帯“ コート・ドール” の中心にあるワインの街。また、11 世紀以前はブルゴーニュ公国の大公が居を構えた歴史的な街でもありました。街の西側にあるオテル・デュー(神の館)は、ブルゴーニュ公国の宰相が建てた貧しい人々のための施療院で、オスピス・ド・ボーヌとも呼ばれています。多色のスレートを使った幾何学模様の屋根がとても美しく、大病室の祭壇画も圧巻です。また、「貧しき者の広間」には沢山のベッドが並んでおり、中世の施療院の雰囲気を今に伝えています。
特筆すべきは、この施療院で古くからワインを生産していたという事。治療費を払えない人が多かった為、施療院でブドウ畑を所有し、そこでつくられるワインの収益によって、施療院を運営していました。
今でもワインの生産は続けられており、「オスピス・ド・ボーヌ」という高級ワインとして、毎年11 月「栄光の3日間」と呼ばれるワイン祭りで競売にかけられます。(2017年は11月18日~20日に開催)「栄光の3日間」の初日には、中世の衣装に身を包んだ利き酒騎士団の華やかな入団式も行われます。14 世紀の城壁に囲まれた歴史とワインの街・ボーヌで飲む珠玉の1本は、きっと想い出の味となる事でしょう。
2014-11-20
ボジョレー・ヌーヴォーの里を訪ねてみませんか?
毎年11月第3木曜日に解禁される、ボジョレー地方の新酒を
ボジョレー・ヌーヴォー(Beaujolais nouveau)と言います。
ボジョレー・ヌーヴォー(Beaujolais nouveau)と言います。
一時期日本では、カウントダウン・パーティなども開かれ、夜中でも盛り上がっていましたが、最近は落ち着いてきましたね。
フランスでもボジョレー・ヌーヴォー解禁時には、カジュアルなレストランなどでは、“Le Beaujolais nouveau est
arrive!”(ボジョレー・ヌーヴォーが到着しました!)などと書かれたポスターが貼られ、オーダーする人が増えます。日本の夏の「冷やし中華始めました!」同様、ついつい頼んでしまう人も多いみたいです。
そのワインを、独自の販売戦略により世界的に有名にしたのは名醸造家、ジョルジュ・デュブッフという人です。ボジョレー・ヌーヴォーは、彼1代によって築き上げられたブランドです。その偉業に敬意をこめて、彼は「ボジョレーの帝王」と呼ばれています。
ボジョレー地方に、そのジョルジュ・デュブッフが作ったワインのテーマパークがあるのをご存じですか?
3万平方メートルという広大な園内は、ワイン醸造所とノスタルジックな農村、ボジョレーの花壇と称する3つのエリアに分かれていて、それぞれがミニトレインで結ばれています。中には、3Dシネマのアトラクションやパターゴルフ場、レストラン、ブティック、ワイン作りの歴史博物館、ナポレオン3世時代の豪華列車の展示など盛り沢山で、1日遊べます。
さて、ボジョレー地方での滞在の際にお薦めなのが、シャトー・ド・バニョルです。ボジョレー中心部にある800年以上の歴史を持つ建造物で、5ツ星の高級ホテルレストランとしても有名です。堀、壁、塔、黄金の石が印象的で、葡萄の木に囲まれたフランス式の庭園内にあります。
ゴシック様式の煙突がそびえる高級レストランでは、ロマンチックなキャンドルライトディナーを楽しめます。
滞在中は、スパ(屋内スイミングプール、ハマム、フィットネスルーム、ネイルコーナー付)でリラックスできます。夏期にはローマ風の屋外スイミングプールも利用できます。また、コンシュルジュがスキー、乗馬、熱気球ツアーなどのアクティビティも手配しており、葡萄畑に囲まれた優雅な時間を過ごせると思います。
2014-11-12
ワインが治療費に!ブルゴーニュでワインにまつわる歴史を紐解く
ブルゴーニュの中心・ボーヌ、この街が一年で一番にぎわうのが
11月第3週末に開かれる「栄光の3日間」です。
11月第3週末に開かれる「栄光の3日間」です。
ボーヌの街は、ブルゴーニュワインを生み出す丘陵地帯“ コート・ドール” の中心にあるワインの街。また、11 世紀以前はブルゴーニュ公国の大公が居を構えた歴史的な街でもありました。街の西側にあるオテル・デュー(神の館)は、ブルゴーニュ公国の宰相が建てた貧しい人々のための施療院で、オスピス・ド・ボーヌとも呼ばれています。多色のスレートを使った幾何学模様の屋根がとても美しく、大病室の祭壇画も圧巻です。また、「貧しき者の広間」には沢山のベッドが並んでおり、中世の施療院の雰囲気を今に伝えています。
特筆すべきは、この施療院で古くからワインを生産していたという事。治療費を払えない人が多かった為、施療院でブドウ畑を所有し、そこでつくられるワインの収益によって、施療院を運営していました。
今でもワインの生産は続けられており、「オスピス・ド・ボーヌ」という高級ワインとして、毎年11 月「栄光の3日間」と呼ばれるワイン祭りで競売にかけられます。(2017年は11月18日~20日に開催)「栄光の3日間」の初日には、中世の衣装に身を包んだ利き酒騎士団の華やかな入団式も行われます。14 世紀の城壁に囲まれた歴史とワインの街・ボーヌで飲む珠玉の1本は、きっと想い出の味となる事でしょう。