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ロマンスカーで箱根に行ってきました。
9月のある暖かな日に、車いすで箱根に行くことにしました。
自宅の横浜から、ロマンスカーを使って箱根湯本まで。
便利だったことや大変だったことを書いてみます。
新宿に10時集合でしたので、朝8時半に自宅からタクシーで横浜駅へ。
車いすは折りたたむとトランクにはなんなく入ってしまいます。
運転士さんも慣れたものでした。
横浜駅からは湘南新宿ラインを使います。
中央改札脇のインフォメーションセンターで、車いすで新宿まで行きたいと告げます。
「新宿まで湘南新宿ラインを使いたい」と言うと、
「どこまで行かれるのですか?」と聞き返されました。
「えっ?」と聞き返すと、
「新宿から先は、どこまで行かれますか?」と言われました。
「小田急線で箱根湯本まで」と言うと、
「わかりました。それですと前のほうが小田急線との接続が良いのでそちらのエレベータを使って、ホームで待っていてください。係りの者が来ます」とのこと。
しばらくホームで待っていると係りの方がやってきて、「新宿までのお客様ですね?」と車いすの乗り口に案内してくれます。
駅員とは別に、サービス専門を担当している人らしく、とても親切です。
どこまで身体が動くのか?背もたれの補助が必要か?振動は大丈夫か?と細かく聞いてくれます。
車いすマークの入り口で待っていると電車がやってきました。
湘南新宿ラインは、通勤時間ということもあって大変混み合っています。
トイレ前の空間が車いす専用スペースになっていて、通勤客がギューギューに詰まって立っていました。
係りの方が「すみません、すみません」と言って、私を専用スペースに案内してくれます。
思いっきり恐縮して、スペースに収まり、係りの方に留め金をしてもらい出発。
心から嫌がっている(?)通勤客の冷たい視線が刺さる中、普段は決して座れない時間帯の横浜-新宿間を快適に座って移動。なんとも面映ゆい感じ。
ここは、2台分の車いすが確保できるそうで、他には後方に同じスペースがあるということです。
ますます混んでくる電車は新宿に到着。
構内アナウンスの「お客様が移動されますのでしばらくお待ちください」が聞こえてくる。
「私のこと?」と思っていると、新宿駅の係りの方が車内に入ってきて、留め金を外し、周りの通勤客をかき分けて外に出してくれます。
みなさん、ご迷惑おかけしました。と思ってしまいました。
JR新宿の係りの方が「小田急線は何を使われますか?」と聞くので「ロマンスカーです」と告げました。
すると「わかりました」と、方向を変えて、「こちらのほうが空いていて移動しやすいです」と南口へ移動。
JRと小田急線の自動改札の乗り継ぎ口に行き、専用口を開けて小田急へ。
小田急の係りの方に「この方はロマンスカーで箱根湯本行きますのでよろしくお願いします」と引き継ぎ。
今度は小田急の係りの方が車いすを押してくれて、「実はこのエレベーターが一番空いているんです。」と、少し外れたエレベーターに案内。
降りるとすぐに、ロマンスカーの車いす入口の前でした。
すごい連携! 凄いぞ日本の鉄道マン!
小田急線の車いすシートは1車両2つ(4つの車両もあります)。
JRと違い、車いすを隣に置いて、一般客と同じシートに座れます。
これは素敵です。
しかし、なかなか安定して車いすが留ってくれません。
このいすは、車両の一番端にあるので、1人用のいすを反対にまわし、後部の2人用と向かい合わせにして、シートと壁の隙間に車いすを留めてOKでした。
3人旅なら丁度よいボックス席になりますね。
車いすを収納したら、のんびり箱根路へ
2時間足らずの快適な鉄道の旅です。
車いすシートのすぐ近くのトイレは車いすのまま使うことができました。
少し狭いですが、何の問題もありませんでした。
もちろん、乗り降りは係りの方ががっちりサポートをしてくれますので、安心でした。
いよいよ箱根湯本です
箱根湯本駅は、タクシー乗り場までエレベーターがあり、隣には「旅館循環の専用バス」が待機しています。
このバスはリフト付きで、車いすが1台収納できます。
少人数の旅行にはおススメです。
どこから乗っても100円です。
その他、箱根湯本には観光のための人力車が駅前に待機しています。
外国人に人気が高いということですが、車いすをあずかってもらうこともできますので、旅館に行くまでや、帰りの日にちょっと観光するにはとても風情のある乗りものです。
乗り降りはイケメンのお兄さんが手伝ってくれます。
そうこう楽しんでいるうちに、箱根湯本温泉の玄関口につきました。
日帰りで楽しむもよし、ノンビリお泊りするのもよし、箱根は車いすに優しいところだといえます。
これから紅葉のシーズンに向けて、皆様も箱根に行かれてはいかがでしょうか?
お1人お1人のご要望に合わせた旅のプランお手伝いいたします。
2014-10-14
ロマンスカーで箱根に行ってきました。
箱根にGO 車いすで行くロマンスカーの旅 体験記
ロマンスカーで箱根に行ってきました。
9月のある暖かな日に、車いすで箱根に行くことにしました。
自宅の横浜から、ロマンスカーを使って箱根湯本まで。
便利だったことや大変だったことを書いてみます。
新宿に10時集合でしたので、朝8時半に自宅からタクシーで横浜駅へ。
車いすは折りたたむとトランクにはなんなく入ってしまいます。
運転士さんも慣れたものでした。
横浜駅からは湘南新宿ラインを使います。
中央改札脇のインフォメーションセンターで、車いすで新宿まで行きたいと告げます。
「新宿まで湘南新宿ラインを使いたい」と言うと、
「どこまで行かれるのですか?」と聞き返されました。
「えっ?」と聞き返すと、
「新宿から先は、どこまで行かれますか?」と言われました。
「小田急線で箱根湯本まで」と言うと、
「わかりました。それですと前のほうが小田急線との接続が良いのでそちらのエレベータを使って、ホームで待っていてください。係りの者が来ます」とのこと。
しばらくホームで待っていると係りの方がやってきて、「新宿までのお客様ですね?」と車いすの乗り口に案内してくれます。
駅員とは別に、サービス専門を担当している人らしく、とても親切です。
どこまで身体が動くのか?背もたれの補助が必要か?振動は大丈夫か?と細かく聞いてくれます。
車いすマークの入り口で待っていると電車がやってきました。
湘南新宿ラインは、通勤時間ということもあって大変混み合っています。
トイレ前の空間が車いす専用スペースになっていて、通勤客がギューギューに詰まって立っていました。
係りの方が「すみません、すみません」と言って、私を専用スペースに案内してくれます。
思いっきり恐縮して、スペースに収まり、係りの方に留め金をしてもらい出発。
心から嫌がっている(?)通勤客の冷たい視線が刺さる中、普段は決して座れない時間帯の横浜-新宿間を快適に座って移動。なんとも面映ゆい感じ。
ここは、2台分の車いすが確保できるそうで、他には後方に同じスペースがあるということです。
ますます混んでくる電車は新宿に到着。
構内アナウンスの「お客様が移動されますのでしばらくお待ちください」が聞こえてくる。
「私のこと?」と思っていると、新宿駅の係りの方が車内に入ってきて、留め金を外し、周りの通勤客をかき分けて外に出してくれます。
みなさん、ご迷惑おかけしました。と思ってしまいました。
JR新宿の係りの方が「小田急線は何を使われますか?」と聞くので「ロマンスカーです」と告げました。
すると「わかりました」と、方向を変えて、「こちらのほうが空いていて移動しやすいです」と南口へ移動。
JRと小田急線の自動改札の乗り継ぎ口に行き、専用口を開けて小田急へ。
小田急の係りの方に「この方はロマンスカーで箱根湯本行きますのでよろしくお願いします」と引き継ぎ。
今度は小田急の係りの方が車いすを押してくれて、「実はこのエレベーターが一番空いているんです。」と、少し外れたエレベーターに案内。
降りるとすぐに、ロマンスカーの車いす入口の前でした。
すごい連携! 凄いぞ日本の鉄道マン!
小田急線の車いすシートは1車両2つ(4つの車両もあります)。
JRと違い、車いすを隣に置いて、一般客と同じシートに座れます。
これは素敵です。
しかし、なかなか安定して車いすが留ってくれません。
このいすは、車両の一番端にあるので、1人用のいすを反対にまわし、後部の2人用と向かい合わせにして、シートと壁の隙間に車いすを留めてOKでした。
3人旅なら丁度よいボックス席になりますね。
車いすを収納したら、のんびり箱根路へ
2時間足らずの快適な鉄道の旅です。
車いすシートのすぐ近くのトイレは車いすのまま使うことができました。
少し狭いですが、何の問題もありませんでした。
もちろん、乗り降りは係りの方ががっちりサポートをしてくれますので、安心でした。
いよいよ箱根湯本です
箱根湯本駅は、タクシー乗り場までエレベーターがあり、隣には「旅館循環の専用バス」が待機しています。
このバスはリフト付きで、車いすが1台収納できます。
少人数の旅行にはおススメです。
どこから乗っても100円です。
その他、箱根湯本には観光のための人力車が駅前に待機しています。
外国人に人気が高いということですが、車いすをあずかってもらうこともできますので、旅館に行くまでや、帰りの日にちょっと観光するにはとても風情のある乗りものです。
乗り降りはイケメンのお兄さんが手伝ってくれます。
そうこう楽しんでいるうちに、箱根湯本温泉の玄関口につきました。
日帰りで楽しむもよし、ノンビリお泊りするのもよし、箱根は車いすに優しいところだといえます。
これから紅葉のシーズンに向けて、皆様も箱根に行かれてはいかがでしょうか?
お1人お1人のご要望に合わせた旅のプランお手伝いいたします。