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ウチの子の通信簿をもらいに
小学校へ行った
結果はオールDである
ウチの子ったら
いつもこんな調子だ
イタリアの小学校の通信簿は
A~Eの5段階に分かれていて
もちろんAが最高の評価
国語(イタリア語):D
英語 :D
歴史・地理 :D
算数 :D
理科 :D
・
・
・
だからもう、が~っかり・・・
・・・というわけでは、全くない(笑)
5段階評価ではあるけれど
下から3つはこのような表示になる
NS non sufficente → 不可
S sufficiente → 可
B buono → 良
その上に次の2つがくる
D distinto → 優
O ottimo → 最優秀
ottimoオッティモは文字通り「最高の」評価で
先生たちは6月の学年末にしか与えない
ウチの子の学年は
4人の担任の先生が3クラスを見る
先生のひとりが
「学年末にはすべて"ottimo "だと思いますよ」
と太鼓判を押してくれた
だから、大満足の結果だ☆
これを見た人はきっと
ただの親バカ自慢と思うかもしれない
まあ、学校の評価がすべてではない
という見方もあろう
けれどもこの裏には
私たちの努力が隠されている
私たち夫婦は
どちらもイタリア人ではない →こちら
イタリアでは「外国人夫婦」だ
何も考えないでいたら
このオールDはありえない
私たち家族全員の努力の結果なのだ☆
ウチの子はイタリア語を
母国語のひとつとして
完璧に身に付けてくれた
それはそうと・・・
日本へ一時帰国していたことで
2週間分の授業の遅れが気になっていた
ところが、意外なことに先生は
「日本から戻って、また、だいぶ成長したようですね」
とおっしゃった
そうなのだ!
旅は人間の成長のための
最高のツールだった☆
ヒトの子の親になると
「かわいい子には旅をさせよ」
をいつしか忘れそうになる
親が思うよりずっと、子供はたくましい☆
授業の遅れは
友達が競ってノートを貸してくれたから
難なく取り戻せた
(↑先生いわく、ウチの子はかなりの人気者らしい☆)
人は全く環境の違う場所へ行くと
ものすごい刺激を受ける
感受性の強い子供なら
きっとその何百倍、何千倍だ
テーマパークもいいけれど
たまには旅に出て・・・
一緒に過ごして
一緒に感じて
一緒に考える
これはきっと貴重な財産になる☆
* * *
・・・ と、ここで
この記事は終わるはずだった
ところが次の朝
ものすごいものを見つけたのだ!
↑”ウチの子”画
ウチの子の文字で
イタリア語の注意書きが3つあった
ANTICHI EGIZI →古代エジプト人
ALFABETO DEGLI EGIZI →エジプト人のアルファベット
REGINA NEFERTITI →ネフェルティティ女王
そういえば・・・
これに関連した質問を
ウチの子から2つ受けた記憶がある
(↑かなり曖昧(苦笑))
「ねえ、ママ、これもらってもいい?」
使ってない栞(しおり)だった
本の間に挟むのに使うんだと思っていた
「ねえ、ママ、これ"Queen"ってことは"女王様"ってことでしょ?」
私は何かをやりかけていて
「うん、きっとそうでしょうねぇ~」
と適当に答えておいた
(↑かなり反省(涙・・・))
それにしても
これ、いつの間にやったんだろう・・・?!
お昼に学校から帰ってきて
ゆっくり皆でご飯を食べて
宿題をやって
通信簿をもらいにまた学校へ行って
あんまりいい天気だったものから
郊外へサイクリングに行くことにして
5時からはスポーツ教室があって
その後はウチに戻って
一緒に手打ちうどん(笑)を作って
夕食を食べて・・・
こんな時間は
どこにも無かったはずだ!
しかもよく見ると・・・
こりゃ、すごいぞ!
定規も使ってないし
透かしのワザもみられないし
見たまんまをほぼ同スケールに
写し描いている
し・か・も~!☆
アルファベットの表を写した脇に
自分の名前まで
ヒエログリフで書いてあるぅ~!!!
すんごい人がウチに居るもんだ☆
(↑か・な・り、尊敬!☆)
ん?!
で、古代エジプトのものだってことが
なんでウチの子にはわかったんだろう・・・(謎)
>>メールを送る >>他のイタリア関連記事を読む
ウェブトラベル本部の女性
Kさんからメールが届いた
いや、実際のところ
彼女からはいつも届いている(笑)
けれど、このメールは特別だった
お客様から私宛てに届いたメッセージとか
へぇ~・・・
あーっ!Sさんだ!☆ →こちら
「イタリア在住のパートナーさんならではのご提案」
「本当に思い出に残る旅」
ああ、本当に良かった☆
彼女の旅はきっと私にしかつくれなかった
だから、そのご縁が嬉しい☆
* * *
ご縁といえば!
あの日、劇場で
隣り合わせた男性のこと
Sさんには
ゆっくり話す間もなかった
だから、今日はその話にしよう
50歳前後の方
ひとりで観劇に来ていた
半分仕事、半分娯楽
ロヴィーゴ音楽院の学長と
一緒に仕事をしているという
学長をマエストロ(師)とよんでいた
パドヴァを拠点に
仲間と共に何年か前に音楽協会を設立させた
音楽院の学長を中心に
オペラ作品を制作しているらしい
それをパリなどに持っていって
公演するとか
その日もマエストロは
仕事でパリに居た
(ちなみに今回の『アイーダ』公演と
音楽院の学長は無関係らしい)
彼らのアクティビティは
子供たちへも還元させている
資金を集め、人を集め
作品をつくる
オーガナイズが彼の仕事だ
本職は別にある
音楽に対して
純粋な情熱を持った人だ
この人は言っていた
「音楽を勉強する人の数に比べて
有名になる人というのは
ごく一握りしかいない」
あらゆる芸術の道にいえることだ
彼らはそういう若い音楽家たちを
積極的に起用して
新人の発掘にも力を注いでいるという
「なにも有名な歌手ばかりがいいとは限らない」
その言葉が印象的だった☆
G・ヴェルディの『アイーダ』は
第4幕の構成だ
これらの話は
すべて幕間にしていたことになる
肝心のオペラより
私にはこっちのほうが楽しかった☆
実はこれだけではない
私がアルキテット(建築家)だということを知ると
さらにもっと深い話に入り込んだ
こういう議論は
なかなかできるものではない
こういう人には
なかなか巡り合えるものでもない
これもまた
Sさんのおかげだ☆
ガイドブックや書物には
どこにも書いてない
インターネットを検索してみても
決して出てこない
そんな発見とひらめきがある
これこそが
旅の醍醐味だ☆
→Sさんからのお便りはこちら
* * *
野外オペラ鑑賞の依頼が届いている
もうそんな季節か・・・
そういえば
空がだいぶ高くなってきた
↑広角をいっぱいに効かせて糸杉を見上げたら
こんな絵が撮れた☆
今朝の撮影 by Akiko Sugesawa
>>メールを送る >>他のイタリア関連記事を読む
ああ、私は何てことをしてしまったのだろう・・・!
Aさんから届いたメールに
思わず頭を抱えた
さくらメールだった・・
いや、
本物の、桜の、写真つきの、
メールだった
(↑ちょっと混乱ぎみ(笑))
私はイタリアに住んでいるから
友人が春の便りに送ってくれた、
・・・というわけではない
Aさんは、もうすぐトスカーナに来る人だ
「お客様」なのである!
私が日本へ一時帰国していたこともご存知だ
では、なぜ、
Aさんがこの私に
桜の写真を送ってくれたのか?
それは・・・
私が頼んだからである!(笑)
日本でいろんな桜を見るうちに
このブログのために記事をひとつ書きたくなって
そのために
ある特定の場所の桜のイメージが欲しくなった
なぜか偶然
Aさんの職場が近いことを知った
このブログを好きでいてくれたことは
知っていたから
勇気を振り絞って
この変なお願いをしてみた
本当に届けてくれたのだから
本当に驚いた☆
何てことを・・・
と困惑したのは
それを彼女がどんなに苦労して
届けてくれたのか
一目瞭然だったからだ
正直なところ
ケータイなんかについているカメラで
適当にカシャッとやってくれるんだと思っていた
それでも私には十分だった
ところがぜんぜん違って・・・
今回の旅のために購入したという
デジカメでわざわざ撮影してくれた
慣れないキカイを相手に
四苦八苦したに違いない
私の小さくて面倒な頼みごとに
気持ちよく応えてくれた
「うまく撮れるかわかりませんが・・・」
「大勢が繰り出してくる前に行ってきますね」
心遣いがとっても嬉しかった☆
どんな写真でもいいと思っていた
「自分のセンスのなさに、ちょっとがっかりなんですけど」
そういう謙遜気味の言葉とうらはらに
私は送られてきた2枚の写真にうっとりした・・・☆
きっと何枚も何枚も撮った中から
選び出してくれたものに違いない
ああ、どうしよう!!!
感動と驚きとで、何を書きたいのかも
すっかり忘れてしまった!(笑)
Aさんのためのトスカーナの旅づくりは
過去最高にエキサイトした企画だ
この感動は
ウェブトラベル本部のFさんにも
リアルタイムで伝えている
単純そうに見えて
ひっじょ~に難しいのが
トスカーナの旅づくり
がんばってよかった☆
桜の記事を書く前に
Aさんにお礼をしないといけない
そうだ!
花には花で返そう☆
* * *
では、Aさんへ
心を込めて・・・
トスカーナに春が来た、という感じの
この写真をお送りします
by Akiko Sugesawa
この写真、よく見てください
何か変だと思いませんか?
窓に、プランターが置いてあって
飾ってあるように見えます
でも植木鉢は無いんです!
壁は中世の建造物
鉄格子のはめられた小さな開口
ずう~っと昔
名も知れぬ誰かがこの小窓に花を飾り
それが根付いたのかもしれませんね
それはきっと、女性です
種がこぼれ落ちて増えている様子に
可憐な中にも
たくましい生命力を感じます
とっても女性的な歴史の発見だと思うのです
歴史に自分の名を残そうとしてきた
男性とは対照的に
アノニマスなまま
生命を繋いできた・・・
この場合
偶然そうなっちゃったんだ
と思うんですけども(笑)
歴史的な建物を見る人に
深い印象を与えています
* * *
ここまで書いてみて
私は自分で自分をクスッと笑った
私は建築の専門家だから →こちら
その立場で同じことを書くとすれば
全く違うものになる
「この建物は中世の修道院の
コンプレックス(複合建造物)で・・・」
なんていう始まりで
この小窓にはいっさい触れない
黄色い花など、もってのほかである!(笑)
ものごとをいろんな角度で見られるから
旅行の仕事は面白い☆
それにしてもAさんはいったいどうして私のために
こんなにもしてくれたのだろう・・・?
男性からもらう花も嬉しいけれど
女同士の花の交換もいいものだ☆
再来週
ここトスカーナでAさんにお会いできる
楽しみがまたひとつ増えた☆
トスカーナはこれから
本当にいい季節が始まる
* * *
続き・・・
この記事をご覧になったAさんは
写真の黄色い花について
「ちょっとハート型にみえます」とメールをくれた
そう見えてくれることが
とっても嬉しい☆
Aさんはきっと目でなく
心で見てくれた
Aさんの旅とは?
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イタリアへ戻ったばかりのその日
私はレストランに居た
アンティパスト(前菜)が終わるころ
"プルン"という音がして
ふと外に目をやると
真っ赤なフェラーリがちらっと見えた
「あ、フェラーリ・・・」
と口にする間に走り去った
一緒に居た人が
「本物かどうかわからないよ」と言った
最近、偽のフェラーリが見つかっているらしい
そう言われると
さっきの"プルン"が安っぽく聞こえてきた
日本のスポーツカーのエンジン音と比べてみた
プレミアムがついているという車の助手席に
つい先日、日本で乗せてもらったのだ
高速道を疾走する
右ハンドルのスポーツカーの助手席で
私は学生のころを思い出していた
私が二十歳のころ
日本経済はバブルの影響で
何もかもが浮き足立っていた
親に買ってもらった
高級車を転がしている学生が
ゴロゴロいて
私もよく乗せてもらった
「そのまま、ずっと助手席に乗ってれば
よかったんじゃなぁい?!」
ああ、誰かさんの声が聞こえてきそうだ・・・
あのままだったら
私はひとり海外へ旅に出ることもなかった
その後の素晴らしい出会いの数々もなかった
面白い仕事もできなかった
スポーツカーの助手席にいるより
今のほうがずっといい☆
でも、いくら強がってみたところで
あの真っ赤なイタ車には
やっぱりこの私もメロメロになってしまう
→Ferrari
イタリアの企業家の中で
最も魅力を感じるのはこの人!
→☆ by Fredi Marcarini
フェラーリ会長の
モンテヅェーモロ氏
→Presidente Montezemolo
4月6日のにちようび
私が成田発ローマ行きの航空機の中にいる間に
フェラーリはF1で新たな快挙を成し遂げた
→F1世界選手権第3戦バーレーンBahrain GP決勝
序盤成績不振の続いた
ブラジル人レーサー、フェリペ・マッサ
その渦中にあって
決勝レースの約一週間前
モンテヅェーモロ会長は
マッサとライコネンについて
「我々は世界最高コンビのレーサーを抱えている」
とコメントしている
→Montezemolo&Massa
ふたりは会長の期待に見事に応え
バーレーンGP決勝を1-2フィニッシュで飾った☆
美しき車と美しき男たち
フェラーリの歴史はなお続いていく
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今日、私はシンドバッドに会った
「きっといつかお会いしたい人」のひとりだった
ウェブトラベルの社長のことである☆
ずっとずっと気になって仕方のない存在の人だった
お逢いできて、とっても嬉しい☆☆☆☆☆
今日はウェブトラベルの集まりがあったのだ
日付が変わっているので、正確には昨日になる
ウェブトラベルとは
「ウェブ」上で何もかもができてしまう「トラベル」会社だ
「ウェブ」あってこそ存在する「トラベル」会社である
その創始者が石井社長だ☆
これはもう、すごい発想だ
そう常に感じてきた
この天才に会って話をさせてもらえたのだから
それはもう、たまらない
既存の「トラベル」会社が「ウェブ」へ移っていっても
到底勝ち目はない
そんなオンリーワンの強みを持っている
私はもうウェブトラベルに夢中なのだ☆
3年前に「ウェブ」起業で大成功していた人たち
ふたりに直接会って話をしたけれど
石井社長は、そういう人たちとは違っていた
ギラギラ感がまったくない
飄々として航海にさっそうと乗り出すような
まさにシンドバッドなのだ☆
想像どおりの人だった
遊び心と冒険心に満ち溢れる
とにかくカッコイイ人だ
→シンドバッドはこちら
「ウェブ」界が成熟しつつある事実を
肌で感じられた
いいものだけが生き残り、そして成長していく
自然淘汰の時代に入っている
ウェブトラベルはそのひとつだと確信した
ウェブトラベルに出会えてよかった
石井社長が「発明」してくれたおかげだ
とにかくもう、素晴らしい☆
メチャメチャ楽しい一日だった
こんなにいい環境で
仕事をさせていただけるのが
とってもありがたい
たまたまの一時帰国が
大きな価値を生んでくれた
運命に感謝したい
そうだ!
4月2日はシンドバッド記念日としよう
お~とっとっ・・・
弟の誕生日に重なってしまった(涙)
そんなわけで私はウェブトラベルの集まりの後
大家族の集まりに駆けつけた
こんな素晴らしい一日の最後に
美味しいご馳走までいただけて
何たる幸せ☆
日曜、成田からの直行便でイタリアへ戻ります♪
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2008-04-28
かわいい子には旅をさせよ☆国際版
ウチの子の通信簿をもらいに
小学校へ行った
結果はオールDである
ウチの子ったら
いつもこんな調子だ
イタリアの小学校の通信簿は
A~Eの5段階に分かれていて
もちろんAが最高の評価
国語(イタリア語):D
英語 :D
歴史・地理 :D
算数 :D
理科 :D
・
・
・
だからもう、が~っかり・・・
・・・というわけでは、全くない(笑)
5段階評価ではあるけれど
下から3つはこのような表示になる
NS non sufficente → 不可
S sufficiente → 可
B buono → 良
その上に次の2つがくる
D distinto → 優
O ottimo → 最優秀
ottimoオッティモは文字通り「最高の」評価で
先生たちは6月の学年末にしか与えない
ウチの子の学年は
4人の担任の先生が3クラスを見る
先生のひとりが
「学年末にはすべて"ottimo "だと思いますよ」
と太鼓判を押してくれた
だから、大満足の結果だ☆
これを見た人はきっと
ただの親バカ自慢と思うかもしれない
まあ、学校の評価がすべてではない
という見方もあろう
けれどもこの裏には
私たちの努力が隠されている
私たち夫婦は
どちらもイタリア人ではない →こちら
イタリアでは「外国人夫婦」だ
何も考えないでいたら
このオールDはありえない
私たち家族全員の努力の結果なのだ☆
ウチの子はイタリア語を
母国語のひとつとして
完璧に身に付けてくれた
それはそうと・・・
日本へ一時帰国していたことで
2週間分の授業の遅れが気になっていた
ところが、意外なことに先生は
「日本から戻って、また、だいぶ成長したようですね」
とおっしゃった
そうなのだ!
旅は人間の成長のための
最高のツールだった☆
ヒトの子の親になると
「かわいい子には旅をさせよ」
をいつしか忘れそうになる
親が思うよりずっと、子供はたくましい☆
授業の遅れは
友達が競ってノートを貸してくれたから
難なく取り戻せた
(↑先生いわく、ウチの子はかなりの人気者らしい☆)
人は全く環境の違う場所へ行くと
ものすごい刺激を受ける
感受性の強い子供なら
きっとその何百倍、何千倍だ
テーマパークもいいけれど
たまには旅に出て・・・
一緒に過ごして
一緒に感じて
一緒に考える
これはきっと貴重な財産になる☆
* * *
・・・ と、ここで
この記事は終わるはずだった
ところが次の朝
ものすごいものを見つけたのだ!
↑”ウチの子”画
ウチの子の文字で
イタリア語の注意書きが3つあった
ANTICHI EGIZI →古代エジプト人
ALFABETO DEGLI EGIZI →エジプト人のアルファベット
REGINA NEFERTITI →ネフェルティティ女王
そういえば・・・
これに関連した質問を
ウチの子から2つ受けた記憶がある
(↑かなり曖昧(苦笑))
「ねえ、ママ、これもらってもいい?」
使ってない栞(しおり)だった
本の間に挟むのに使うんだと思っていた
「ねえ、ママ、これ"Queen"ってことは"女王様"ってことでしょ?」
私は何かをやりかけていて
「うん、きっとそうでしょうねぇ~」
と適当に答えておいた
(↑かなり反省(涙・・・))
それにしても
これ、いつの間にやったんだろう・・・?!
お昼に学校から帰ってきて
ゆっくり皆でご飯を食べて
宿題をやって
通信簿をもらいにまた学校へ行って
あんまりいい天気だったものから
郊外へサイクリングに行くことにして
5時からはスポーツ教室があって
その後はウチに戻って
一緒に手打ちうどん(笑)を作って
夕食を食べて・・・
こんな時間は
どこにも無かったはずだ!
しかもよく見ると・・・
こりゃ、すごいぞ!
定規も使ってないし
透かしのワザもみられないし
見たまんまをほぼ同スケールに
写し描いている
し・か・も~!☆
アルファベットの表を写した脇に
自分の名前まで
ヒエログリフで書いてあるぅ~!!!
すんごい人がウチに居るもんだ☆
(↑か・な・り、尊敬!☆)
ん?!
で、古代エジプトのものだってことが
なんでウチの子にはわかったんだろう・・・(謎)
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2008-04-19
オペラ観劇の幕間に☆イタリアの不思議な巡り合い
ウェブトラベル本部の女性
Kさんからメールが届いた
いや、実際のところ
彼女からはいつも届いている(笑)
けれど、このメールは特別だった
お客様から私宛てに届いたメッセージとか
へぇ~・・・
あーっ!Sさんだ!☆ →こちら
「イタリア在住のパートナーさんならではのご提案」
「本当に思い出に残る旅」
ああ、本当に良かった☆
彼女の旅はきっと私にしかつくれなかった
だから、そのご縁が嬉しい☆
* * *
ご縁といえば!
あの日、劇場で
隣り合わせた男性のこと
Sさんには
ゆっくり話す間もなかった
だから、今日はその話にしよう
50歳前後の方
ひとりで観劇に来ていた
半分仕事、半分娯楽
ロヴィーゴ音楽院の学長と
一緒に仕事をしているという
学長をマエストロ(師)とよんでいた
パドヴァを拠点に
仲間と共に何年か前に音楽協会を設立させた
音楽院の学長を中心に
オペラ作品を制作しているらしい
それをパリなどに持っていって
公演するとか
その日もマエストロは
仕事でパリに居た
(ちなみに今回の『アイーダ』公演と
音楽院の学長は無関係らしい)
彼らのアクティビティは
子供たちへも還元させている
資金を集め、人を集め
作品をつくる
オーガナイズが彼の仕事だ
本職は別にある
音楽に対して
純粋な情熱を持った人だ
この人は言っていた
「音楽を勉強する人の数に比べて
有名になる人というのは
ごく一握りしかいない」
あらゆる芸術の道にいえることだ
彼らはそういう若い音楽家たちを
積極的に起用して
新人の発掘にも力を注いでいるという
「なにも有名な歌手ばかりがいいとは限らない」
その言葉が印象的だった☆
G・ヴェルディの『アイーダ』は
第4幕の構成だ
これらの話は
すべて幕間にしていたことになる
肝心のオペラより
私にはこっちのほうが楽しかった☆
実はこれだけではない
私がアルキテット(建築家)だということを知ると
さらにもっと深い話に入り込んだ
こういう議論は
なかなかできるものではない
こういう人には
なかなか巡り合えるものでもない
これもまた
Sさんのおかげだ☆
ガイドブックや書物には
どこにも書いてない
インターネットを検索してみても
決して出てこない
そんな発見とひらめきがある
これこそが
旅の醍醐味だ☆
→Sさんからのお便りはこちら
* * *
野外オペラ鑑賞の依頼が届いている
もうそんな季節か・・・
そういえば
空がだいぶ高くなってきた
↑広角をいっぱいに効かせて糸杉を見上げたら
こんな絵が撮れた☆
今朝の撮影 by Akiko Sugesawa
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2008-04-11
花の贈り物☆トスカーナへ!
ああ、私は何てことをしてしまったのだろう・・・!
Aさんから届いたメールに
思わず頭を抱えた
さくらメールだった・・
いや、
本物の、桜の、写真つきの、
メールだった
(↑ちょっと混乱ぎみ(笑))
私はイタリアに住んでいるから
友人が春の便りに送ってくれた、
・・・というわけではない
Aさんは、もうすぐトスカーナに来る人だ
「お客様」なのである!
私が日本へ一時帰国していたこともご存知だ
では、なぜ、
Aさんがこの私に
桜の写真を送ってくれたのか?
それは・・・
私が頼んだからである!(笑)
日本でいろんな桜を見るうちに
このブログのために記事をひとつ書きたくなって
そのために
ある特定の場所の桜のイメージが欲しくなった
なぜか偶然
Aさんの職場が近いことを知った
このブログを好きでいてくれたことは
知っていたから
勇気を振り絞って
この変なお願いをしてみた
本当に届けてくれたのだから
本当に驚いた☆
何てことを・・・
と困惑したのは
それを彼女がどんなに苦労して
届けてくれたのか
一目瞭然だったからだ
正直なところ
ケータイなんかについているカメラで
適当にカシャッとやってくれるんだと思っていた
それでも私には十分だった
ところがぜんぜん違って・・・
今回の旅のために購入したという
デジカメでわざわざ撮影してくれた
慣れないキカイを相手に
四苦八苦したに違いない
私の小さくて面倒な頼みごとに
気持ちよく応えてくれた
「うまく撮れるかわかりませんが・・・」
「大勢が繰り出してくる前に行ってきますね」
心遣いがとっても嬉しかった☆
どんな写真でもいいと思っていた
「自分のセンスのなさに、ちょっとがっかりなんですけど」
そういう謙遜気味の言葉とうらはらに
私は送られてきた2枚の写真にうっとりした・・・☆
きっと何枚も何枚も撮った中から
選び出してくれたものに違いない
ああ、どうしよう!!!
感動と驚きとで、何を書きたいのかも
すっかり忘れてしまった!(笑)
Aさんのためのトスカーナの旅づくりは
過去最高にエキサイトした企画だ
この感動は
ウェブトラベル本部のFさんにも
リアルタイムで伝えている
単純そうに見えて
ひっじょ~に難しいのが
トスカーナの旅づくり
がんばってよかった☆
桜の記事を書く前に
Aさんにお礼をしないといけない
そうだ!
花には花で返そう☆
* * *
では、Aさんへ
心を込めて・・・
トスカーナに春が来た、という感じの
この写真をお送りします
by Akiko Sugesawa
この写真、よく見てください
何か変だと思いませんか?
窓に、プランターが置いてあって
飾ってあるように見えます
でも植木鉢は無いんです!
壁は中世の建造物
鉄格子のはめられた小さな開口
ずう~っと昔
名も知れぬ誰かがこの小窓に花を飾り
それが根付いたのかもしれませんね
それはきっと、女性です
種がこぼれ落ちて増えている様子に
可憐な中にも
たくましい生命力を感じます
とっても女性的な歴史の発見だと思うのです
歴史に自分の名を残そうとしてきた
男性とは対照的に
アノニマスなまま
生命を繋いできた・・・
この場合
偶然そうなっちゃったんだ
と思うんですけども(笑)
歴史的な建物を見る人に
深い印象を与えています
* * *
ここまで書いてみて
私は自分で自分をクスッと笑った
私は建築の専門家だから →こちら
その立場で同じことを書くとすれば
全く違うものになる
「この建物は中世の修道院の
コンプレックス(複合建造物)で・・・」
なんていう始まりで
この小窓にはいっさい触れない
黄色い花など、もってのほかである!(笑)
ものごとをいろんな角度で見られるから
旅行の仕事は面白い☆
それにしてもAさんはいったいどうして私のために
こんなにもしてくれたのだろう・・・?
男性からもらう花も嬉しいけれど
女同士の花の交換もいいものだ☆
再来週
ここトスカーナでAさんにお会いできる
楽しみがまたひとつ増えた☆
トスカーナはこれから
本当にいい季節が始まる
* * *
続き・・・
この記事をご覧になったAさんは
写真の黄色い花について
「ちょっとハート型にみえます」とメールをくれた
そう見えてくれることが
とっても嬉しい☆
Aさんはきっと目でなく
心で見てくれた
Aさんの旅とは?
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2008-04-09
フェラーリの赤☆F1バーレーンGPを制覇!
イタリアへ戻ったばかりのその日
私はレストランに居た
アンティパスト(前菜)が終わるころ
"プルン"という音がして
ふと外に目をやると
真っ赤なフェラーリがちらっと見えた
「あ、フェラーリ・・・」
と口にする間に走り去った
一緒に居た人が
「本物かどうかわからないよ」と言った
最近、偽のフェラーリが見つかっているらしい
そう言われると
さっきの"プルン"が安っぽく聞こえてきた
日本のスポーツカーのエンジン音と比べてみた
プレミアムがついているという車の助手席に
つい先日、日本で乗せてもらったのだ
高速道を疾走する
右ハンドルのスポーツカーの助手席で
私は学生のころを思い出していた
私が二十歳のころ
日本経済はバブルの影響で
何もかもが浮き足立っていた
親に買ってもらった
高級車を転がしている学生が
ゴロゴロいて
私もよく乗せてもらった
「そのまま、ずっと助手席に乗ってれば
よかったんじゃなぁい?!」
ああ、誰かさんの声が聞こえてきそうだ・・・
あのままだったら
私はひとり海外へ旅に出ることもなかった
その後の素晴らしい出会いの数々もなかった
面白い仕事もできなかった
スポーツカーの助手席にいるより
今のほうがずっといい☆
でも、いくら強がってみたところで
あの真っ赤なイタ車には
やっぱりこの私もメロメロになってしまう
→Ferrari
イタリアの企業家の中で
最も魅力を感じるのはこの人!
→☆ by Fredi Marcarini
フェラーリ会長の
モンテヅェーモロ氏
→Presidente Montezemolo
4月6日のにちようび
私が成田発ローマ行きの航空機の中にいる間に
フェラーリはF1で新たな快挙を成し遂げた
→F1世界選手権第3戦バーレーンBahrain GP決勝
序盤成績不振の続いた
ブラジル人レーサー、フェリペ・マッサ
その渦中にあって
決勝レースの約一週間前
モンテヅェーモロ会長は
マッサとライコネンについて
「我々は世界最高コンビのレーサーを抱えている」
とコメントしている
→Montezemolo&Massa
ふたりは会長の期待に見事に応え
バーレーンGP決勝を1-2フィニッシュで飾った☆
美しき車と美しき男たち
フェラーリの歴史はなお続いていく
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2008-04-03
ウェブトラベルとは何ぞや?☆記念すべき日
今日、私はシンドバッドに会った
「きっといつかお会いしたい人」のひとりだった
ウェブトラベルの社長のことである☆
ずっとずっと気になって仕方のない存在の人だった
お逢いできて、とっても嬉しい☆☆☆☆☆
今日はウェブトラベルの集まりがあったのだ
日付が変わっているので、正確には昨日になる
ウェブトラベルとは
「ウェブ」上で何もかもができてしまう「トラベル」会社だ
「ウェブ」あってこそ存在する「トラベル」会社である
その創始者が石井社長だ☆
これはもう、すごい発想だ
そう常に感じてきた
この天才に会って話をさせてもらえたのだから
それはもう、たまらない
既存の「トラベル」会社が「ウェブ」へ移っていっても
到底勝ち目はない
そんなオンリーワンの強みを持っている
私はもうウェブトラベルに夢中なのだ☆
3年前に「ウェブ」起業で大成功していた人たち
ふたりに直接会って話をしたけれど
石井社長は、そういう人たちとは違っていた
ギラギラ感がまったくない
飄々として航海にさっそうと乗り出すような
まさにシンドバッドなのだ☆
想像どおりの人だった
遊び心と冒険心に満ち溢れる
とにかくカッコイイ人だ
→シンドバッドはこちら
「ウェブ」界が成熟しつつある事実を
肌で感じられた
いいものだけが生き残り、そして成長していく
自然淘汰の時代に入っている
ウェブトラベルはそのひとつだと確信した
ウェブトラベルに出会えてよかった
石井社長が「発明」してくれたおかげだ
とにかくもう、素晴らしい☆
メチャメチャ楽しい一日だった
こんなにいい環境で
仕事をさせていただけるのが
とってもありがたい
たまたまの一時帰国が
大きな価値を生んでくれた
運命に感謝したい
そうだ!
4月2日はシンドバッド記念日としよう
お~とっとっ・・・
弟の誕生日に重なってしまった(涙)
そんなわけで私はウェブトラベルの集まりの後
大家族の集まりに駆けつけた
こんな素晴らしい一日の最後に
美味しいご馳走までいただけて
何たる幸せ☆
日曜、成田からの直行便でイタリアへ戻ります♪
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