2007-01-15

灼熱の国・ブラジルへ行ってきます!

リオデジャネイロ・コルコバドの丘より

今回の旅は、残念ながら自転車持参ではありませんが、
前回の南米旅で周れなかったブラジル北部へ行ってまいります!

まずは、日本から丸一日強かけて到着するリオデジャネイロの街から、
バスで北上し世界遺産の街サルバドール経由でサンルイスへ向かいます。
そして近郊のレンソイス・マラニャンセス国立公園を訪ねます。
ここは、大砂丘のくぼみに無数のラグーン(湖)ができる不思議な光景で
知られている場所です。

その後さらに北上して、アマゾン河口の港町ベレンへ。
ジャングルの真ん中で栄える大都市・マナウスまで1,500km、
船でアマゾンをさかのぼります。
できれば大湿原・パンタナールにも立ち寄りたい!と思っています。

ブラジルの今は真夏。そして雨期真っ只中です。
リオのカーニバルも行きたいところですが、今回はおあずけ。
ブラジルのでっかい北部を堪能してきます!

帰国後また、このブログで紹介していきたいと思っていますので、
どうぞよろしくお願いします。
続きがあります

2007-01-01

富士山もある!麗しのチリ・湖水地帯

トレッキング中ビジャリカ山を望む

様々な気候・自然を持つ、南北に長ーい国、チリ。(その長さ約4,300km!)
北部は雨が非常に少なく乾いた砂漠地帯だが、
南部には湖水地帯と呼ばれる緑豊かな地域が広がっている。

神々しい山々が連なり、生い茂る森がその周りを取り囲む。
点在する数十もの湖から溢れ出た水は、川となって太平洋に注いで行く。
立ち込める木々の匂いを深く体に吸い込むと、身も心も生き返るよう。

旅の途中、雨に降られて足止めを食らっても、がっかりしない。
この雨こそが、この地方の豊かな自然をつくっているのだ。
それでも連日、湖畔の宿が沈みそうなくらいものすごい雨で閉じ込められた時は、
「雨の降らない地域に少しくらい分けてあげればいいのに!」
「いくら何でも降りすぎちゃうの!」と愚痴ったりもした。

穏やかで雄大なビジャリカ湖周辺は、夏はリゾート地として大変賑わう。
湖の畔の町、トレッキング観光の拠点として有名なプーコンからさらに北東に、
厳しい厳しい未舗装の道を自転車で登り、小さな湖の畔でキャンプをした。

その道は思ったよりも本当にキツくて、半泣きになりながら登ったけれど、
暗くなる寸前に到着した山に囲まれた湖は、透き通るように静かで、
日が暮れると月の光が湖面を照らしてさらに輝き、
疲れ果てた私達の体と心を優しく癒してくれた。

Huerquehue国立公園内Tinquilco湖トレッキングでは木々の香りを満喫できる

翌日は湖を拠点にトレッキングで森や湖、山の眺めを楽しんだ。
バテながらも、歩き慣れない体にムチを打ち山道を登っていくと、
富士山にそっくりの、大きな大きなビジャリカ山が背後にそびえていた。
ひとまず登りきりさらに進むと「ラゴ・ベルデ(緑の湖)」という小さな湖が、
ひっそりとたたずんでいる。

ラゴ・ベルデ

チリの湖水地帯の旅は、まさに「湖のオンパレード」。
静かな湖畔でのキャンプは最高に気持ちがいい。

プジェウエ湖の夕暮れアルゼンチンとの国境近く・ネチュルメの滝

とにかく、水と木と緑がいっぱいで、気持ちも豊かになってくる。

自転車旅の途中オソルノ山を望む
さらに南へ行くと現れた、もうひとつの富士山、オソルノ山。
ビジャリカ山と共に、日本人の間で「チリ富士」として親しまれている。

この豊かな湖水地帯は、国境を挟んでアルゼンチンにもまたがっており、
それぞれの国民にとって自慢の場所のようだった。

生まれ育った国と全く異なった景観を訪ねるのも刺激的で楽しいが、
山(富士山)あり、川あり、湖あり、魚介類あり、のこのチリ南部は、
日本人の私達にとって過ごしやすくて、とても心安らげたところだった。
「遠いけど近い国」チリで、色々な栄養をもらう時間を過ごしに、
いつかきっと、また行きたいと思う。
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