2005-09-25

ペルーの首都・リマ

サン・フランシスコ教会の美しい回廊

約450年前、スペイン人達はクスコからリマへと都を移した。
そして、スペイン風の大きな街を築き、栄えた。

サン・フランシスコ教会の地下には、
何万人もの、植民地時代の市民の遺骨が葬られている。

それらは、とても綺麗に整然と並べられている。

蒸し暑いリマの昼下がり、一気にクールダウン。

美しいタイルが施された回廊など、
豪華な造りが見られる教会だ。





それらの古い建物が残っている都の中心が、今で言う「旧市街」だ。
数々のコロニアルな教会のや宮殿を見ることができる。

「旧市街」は現在も大変賑わっており、人と車であふれかえっている。

リマの海岸

リマはペルーの海岸沿い・砂漠地帯に位置している。
私が訪ねたのは12月。気候は日本の初夏ぐらいの感覚だ。
毎日、空は曇っていて、少し蒸し暑かった。
海岸線も白く、霞んでいることが多いそうだ。

ミラフローレス地区の通り

新市街は、旧市街とは全く雰囲気が違う。
ここに居ると、ペルーに居るということを忘れてしまいそうだ。
近代的なオフィス街やお洒落なレストラン、そして閑静な高級住宅街。

そしてリマでは、コロニアルな建造物の他、博物館も大きな見所となっている。
たくさんの古代の土器や織物が、信じられないほど良い状態で保存されている。

なかでも天野博物館は、素晴らしいコレクションとともに、
日本語での詳しい解説を受けることができるので、大変おすすめだ。

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2005-09-22

古都「クスコ」

クスコ中心部

クスコは、ペルー南部・山岳地域に位置する標高3,360mの都市。
今から500年ほど前にスペインに侵略されるまで、インカ帝国の首都だった街だ。

インカ時代の建造物で街の中心部に残っているは、「カミソリの刃も通さない」という石組のみ。スペイン人は、インカの神殿を壊し、この石組を基盤にして教会を建てた。頑丈すぎて、壊したくても壊れなかったのだろう。

現に大地震が起きた時、スペイン人の教会は崩壊したが、インカ人が造った石組みは、ビクともしなかったそうだ。すごい技術!その精巧な造りには惚れ惚れとする。

クスコは、かの有名なマチュピチュ遺跡観光の拠点となっている為、中心部の広場近くは、土産物屋・旅行会社・ホテル・お洒落な飲食店等が立ち並び、大変賑わっている。

マチュピチュがまだ発見されていなかったら、街の雰囲気も随分と違っていただろう。今もとても風情があるが、今よりももっと、歴史を感じさせる街だったかもしれない。
それとも逆に、近代的なビルを建てたりしていたかも・・・。

いったい500年前は、どんな「クスコ」だったのだろうか。
そして、もしもスペイン人に滅ぼされていなかったら・・・。
想像が膨らむ。

アルマス広場前の教会



アルマス広場前
ラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会


アルマス広場周辺の夕暮れ時は、
とてもロマンチック。

夜でも観光客や地元の人達で
賑わっている。





クスコの街角




クスコの町並みと言えば、坂の多い石畳の道と、赤い屋根瓦の家々。


旅行パンフレット等で見るスペインの町並みと、やはり似ている。







*クスコの街からは「マチュピチュ遺跡」ツアー、「聖なる谷」を巡るツアーの他、
 「マヌー国立公園」へのジャングルツアーも出ている。
 アンデス山脈の向こうはもう、熱帯雨林・アマゾン地域なのだ。

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