2011-08-29

信州旅行♪

涼景を求めて、信州を旅してきました。

松本で友人と合流の予定ですが、それまで時間があったので、特急あずさを塩尻駅で途中下車して、奈良井駅へ♪
駅を左に折れると、直ぐに風情のある宿場町が出現しました。

全長1キロに及ぶ日本最長の宿場町との事だったので、駅に戻って荷物を預け、改めて出発!
統一された街並みは、どこにレンズを向けても絵になります・・。
2階部分が張り出しているのも特徴らしく、軒高によってだいたいの建築年代がわかるようです。

宿屋や造り酒屋、蕎麦屋だけでなく、可愛らしい民芸品店も沢山あって、心が躍ります。名物の五平餅やおやきを食べながら散策できるのもポイント高いです。所々に清水も湧いていて、(暑かったけど)熱中症の心配もありませんでした。

あくる日は、友人と合流して松本から北上。JR穂高駅から安曇野散策へ。
天気が良ければレンタル自転車で巡る予定でしたが、あいにくの雨で、安曇野周遊バスを利用しました。
大王わさび農場で、広大なわさび園を散策。(東京ドーム11個分ですと!)清らかな川の流れと水車は、今のNHKテレビ小説「おひさま」でよく見る光景。その他、黒沢監督の映画の舞台にも使われたとか・・。

いいですね~。日本の原風景。

わさび農場を出た頃には雨も上がったので、当初散策予定だったコースを徒歩で巡りました。道のあちこちには、彩色された道祖神があり、癒されます。


途中、松本城下の大庄屋、等々力家を見学しました。江戸中期の立派なお屋敷。近くに鴨の狩場があって、松本藩のお殿様が狩りをされた際には、本陣として使われたそうです。

苔むした池庭も、門扉に残った百姓一揆の時の刀(オノ?)傷も、歴史を感じさせてくれました。

等々力家の向かいにある東光寺。履くと願いが叶うという仁王様の下駄が、これ見よがしに置いてあるし・・。

願い事をぶつぶつ唱えながら、思いっきり乗って来ました。ついでに、本堂下の「ご戒壇めぐり」まで。

願いが叶ったら、また来ます・・。

塩尻周辺には、ブドウ畑が沢山あったので、次はワイナリー巡りも楽しそうかも・・。帰ってきたばかりなのに、もう次回の訪問が楽しみです。



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category日々のこと  time22:18

2011-08-14

アルコバサの修道院

リスボンの北、約100キロの地点にあるシトー会の修道院です。ポルトガルの分離独立を果たしたアルフォンソ1世が建てました。現地では、サンタ・マリア修道院と呼ばれています。
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初期ゴシック様式、ファサードは18世紀に増築されたバロック様式です。シトー会だけに、内部は超シンプル!身廊の奥行が103メートルで、天井も高かったので、靴音や声がやたら響きます。


身廊を奥に進むと、悲恋の物語で知られるイネス・デ・カストロの石棺がありました。繊細な彫刻がとてもキレイで、見とれてしまいます。


隣には、死後夫婦となれたペドロ1世の棺もありました。側面には聖バーソロミューの生涯が彫られていて、6頭のライオンに支えられていました。ライオンの顔、よく見るとお茶目・・。
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内装がシンプルなだけに、壮麗な石棺が印象に残る建造物でした。



途中、城壁に囲まれた可愛い街・オビドスに立ち寄りました。4、50分で1周出来ちゃうほどの大きさの街で、素敵なお土産屋さんもいっぱい♪


特産のサクランボの果実酒を飲みながら、ふらふら巡りました。

ジンジャと呼ばれるこの果実酒、チョコレートの器に入れて提供してくれるので、飲み終えた後そのまま食べられて、おやつにもいい感じ?!

オビドスの街の突き当りに、古城を改装したホテル・ポサーダがありました。

レセプションの女性に頼んで、内部見学もさせて頂きました。内装も素敵で、場所も高台にあるので、開放感がありました。ちょうどチェックアウトする日本人の宿泊客がいらしたので、感想を伺ったら、レストランのお料理もとても美味しかったとの事。羨ましい~、と後ろ髪をひかれながらオビドスを後にしました。



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2011-08-12

シントラの文化的景観

シントラは、リスボンの西28キロメートルの地点にある、13~14世紀にポルトガル王室の避暑地となった街です。
シントラ山系の深い緑の中にあり、王宮を中心として貴族やお金持ちの別荘が点在している美しい景観は、1995年に世界遺産に登録されています。

リスボンを出て、40分ほどで到着。山の中腹の王宮前から散策スタートです。レプブリカ広場から見た王宮の外観。
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円錐形の屋根が可愛らしい、王宮にしては簡素な印象。円錐形の屋根は、巨大な煙突だそうで、王宮内には大きな鍋が並ぶ炊事室もあって、煙突に繋がっていました。

中は部屋ごとに趣が違っていて、楽しめました。アラブの部屋は、タイルがとてもきれいで、中央の噴水などアルハンブラ宮殿の中にあってもおかしくない感じ・・。


白鳥の間の天井には、27羽のそれぞれ違ったポーズをとる白鳥が描かれていて、何とも優雅な空間。


紋章の間の壁には、それぞれ狩猟の光景を描いたアズレージョが飾られていました。きっとこの山深い地で、王族達も狩猟を楽しんだのだろうな、、と想像を掻き立てられます。


王宮から出て後ろをふり返ると、頂上付近には古~い城跡が・・。これは7~8世紀頃にムーア人によって築かれた城壁の跡だそうです。


そういえば、この世界遺産、建造物だけの登録ではなくて、
周りの自然と建造物の調和が、評価されているのでした。
王宮の他にも、ペナ宮や、ナポレオンが「シントラの協定」を結んだ宮殿ホテルなど、山中に見どころはいっぱい。
次は、是非ここに1泊して王族気分を満喫したいな、と思いつつ、リスボンに帰りました。



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2011-08-10

リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔

世界遺産巡りは首都リスボンのベレン地区からです。 ベレンの塔は、テージョ河の河口にマヌエル1世の命により建てられた、船の出入りを監視する要塞。
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ツアー参加だった為、外観のみの見学でした。近くに寄ると、サンゴや貝の彫刻など、海洋王国らしい装飾も見られます。(これがマヌエル様式と言うらしい・・。)数十メートル横には、発見のモニュメントもあり、横浜の山下公園のような横に広い公園になっていて、気分爽快でした。
 その後、道を挟んで内陸に建つジェロニモス修道院へ。こちらもマヌエル1世が建てた修道院です。レース細工のような繊細な彫刻が美しい南門。

中央の像は、エンリケ航海王子です。マヌエル様式の最高傑作と言われる建造物で、天井アーチにはロープや貝が彫られていたり、修道院内の円柱には悪魔の姿もありました。また、出入口付近には、インド航路を発見したヴァスコ・ダ・ガマの棺も有りました。


午後は古い街並みが残る迷路のようなアルファマ地区を徒歩散策しました。

イスラムの影響を色濃く残す「リスボンの下町」で、狭い路地の両脇に所狭しとカラフルな建物が並びます。外壁のタイルも、太陽の光に照らされて、とてもキレイ。

街中がテーマパークのような、素敵な街並みでした。



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2011-08-06

伊豆・下田に行ってきました。

下田に海水浴に行って来ました~。関東近郊の海にしては、砂浜の色も白く、遠浅で泳ぎやすいので、このところ3年連続海水浴に来ています。
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写真は、ソテツが南国気分を盛り上げる入田浜ですが、ここに来る前に多々戸浜でもガッツリ泳いで、若干日焼けしています。  下田が好きな理由の一つに、歴史探訪があります。黒船に乗ったペリーが来航、幕末開港の舞台となった下田。ペリーロードや龍馬に関する史跡は、昨年巡ってしまったので、(まんまと龍馬ブームにのせられました。)吉田松陰がペリーの艦隊で密航しようとした際、隠れていた医師・村山行馬宅を訪れました。「吉田松陰寓寄処」として公開されていて、場所は下田の中心街がら車で5分位の蓮台寺温泉が湧くエリアにあります。

当時、疥癬という皮膚病を患っていた松陰先生は、役人に見つかるのを恐れて、夜中に湯に浸かりに来ていたそうです。湯は茶色に濁っていて、湯温も高め、なるほど皮膚病に効きそうです。湯に触らせて頂いた後、ガイドの男性から、松陰先生や村山医師のお話、県の史跡に指定された建物の説明を受けました。

 途中、熱川バナナ・ワニ園にも立ち寄りました。温泉熱を利用した巨大な植物園&動物園?で、本園や分園など3つのパートに分かれていて、シャトルバスで移動しながら見学しました。私はといえば、目玉のバナナやワニよりもレッサーパンダに夢中♪ こんな所で30匹以上のレッサーパンダに会えるとは思いませんでした。間近で見られるし、穴場かも・・。

 美味しい金目鯛やお寿司、ワサビの効いたお蕎麦なども堪能して、伊豆の自然を満喫しました~。



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category日々のこと  time12:22