2005-05-13

テニアン PART8 
















テニアンを初めてこのブログで紹介した時にも触れてますが、テニアンは第二次世界大戦中に広島と長崎に原爆を投下したB29が飛び立った場所としても有名です。
この写真はその原爆が格納されていた場所です。
テニアン北部に位置し、当時の滑走路がそのまま残っています。
私はこの場に立った時、とても複雑な思いがしました。
私は広島で育ち、22年間住んでいました。
父が4歳の時、広島に原爆が落ちました。
父は市内(原爆投下地点)より少し山手におりましたので、幸いなことに直接的な被害には遭っておりませんが、黒い雨は浴びたそうです。
だから、父は被爆者で、私は被爆2世となるわけです。
しかし父は健在ですし、私も健康そのもので、アメリカを憎んだことなんてありません。
だって、それは戦争中に起こったことなんですもの。

戦争は指導者以外全ての人々が被害者だと思います。
ある意味、指導者ですら被害者だと言ってもいいかもしれません。
思想、世論、教育など全てが戦争を中心に動いてしまい、正常な判断ができない状況にあるのですから・・・。

日本軍が太平洋諸国、アジアでした事、非常に申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
だからと言って、私が何ができるかといって、大きなことができるわけではありません。
唯一私にできること、それは「知ること」でした。
「無知」は、時に人を傷付けることがあります。
だから、正しい知識だけは付けようと思い、第二次世界大戦についてはたくさんとまでは言いませんが、文献を読みました。

今、思うことは、少しでも多くの人が「正しい知識」を持って、「平和の大切さ」を実感して、平和な地球の時代が来ることを祈るだけです☆
categoryサイパン&テニアン  time22:38  authorotani 

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