2011-04-22

Hm74 早春の北海道!◇ようやく開通・札幌駅前通地下歩行空間

今年の春、2011年3月12日、北海道の中心さっぽろの街に新たな名所が誕生した。
地下鉄さっぽろ駅から大通駅までの全長約520m、徒歩約10分の「札幌駅前通地下歩行空間」。長年、待ちに待ってようやく開通した、新しい地下歩道の名称である。

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駅前通地下歩行空間の起点

2004年に設計に着手、当初の予定では2009年度完成の計画であったが、工事は
難航し、2011年3月12日に開通。札幌駅前通における地下鉄さっぽろ駅から大通駅
までが地下歩道で結ばれて、隣接する駅前の各ビルに接続する為、利便性が格段に向上した。

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さっぽろ駅方向天窓の明かり

今日は高曇りの朝で、久々に日差しもあり、早春らしい天気となった。2,3日前まで
は、低気圧の通過が長引き、全道で雨やみぞれが降ったりやんだりのぐずついた天気が続いていた。

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地下通路中間点

札幌はやはり北国のため、春の雰囲気はまだまだ先の話である。例年の北海道観
光は、ゴールデンウイークあたりから本格的になるが、今年4月単月の内地からの
観光客の入り込みは、3月11日の東日本大地震の影響が大きく、前年度に比較して
約30%に低迷している。

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ビルへの接続階段

東日本大地震の1日遅れでこの地下道がオープンとなり、浮かれた気分では無くな
ってしまったのが正直、残念ではあるが、長年の夢であった札幌地下街のポールタ
ウン、オーロラタウン、JR札幌駅まで地下歩道が、兎にも角にも完成したのである。

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隣接ビル入口

そんな思いの中で、今日は札幌駅近くの札幌複十字健診センターに健康診断を受
けた帰り道にこの写真を撮っている。昼の地下通路の写真、特に節電ムードの漂う
昨今は、いかにも味気のないものであるが、これが夜になり、ススキノに近づいて
行くと見まがうほどの美しさに輝くのである。

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大通り手前の地下広場

この札幌市の沈滞ムードも、東日本大地震と、福島原発問題が長引き、日本全国的
なものとして受け止めなければいけない。しかしながら、東北地方の被災者への支
援は、経済活動の活性化なくしては不可能である。

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ポールタウン入口

そのもどかしさを払拭させる盛り上がりのきっかけに、北海道の観光や祭りを起爆剤
として活性化していきたいものである。

春の訪れと共に、北海道・道央観光が早く復活するようにと願う、早春の新たな一ページであった。(続)

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category北海道・見どころ味処  time16:41  authorkomiya 

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