2008-04-20

Ch7 西湖 杭州

春といっても、札幌もいわ山のあちこちには、残雪が見え隠れしている。家の窓から見える山鼻サンパークに設置された花壇には、整然と黄色や純白の水仙がみずみずしく咲いている。真っ赤なチューリップもそよ風に揺れて気持ちよさそうである。4月半ばにもなれば、北の街札幌にも春は訪れるのである。

今日のお昼は炒飯かな。豚の角煮の美味そうな匂いが階下から漂ってくる。そういえば、5年前、杭州ウォーキングツアーで泊まった望湖賓館で食べた東坡肉(トンポーロウ)入り炒飯はすごくうまかったな。懐かしさに、当時の杭州ツアー記念アルバムを探し出し開いてみた。

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杭州市の中央に位置する望湖賓館は西湖の畔にあり、近隣では、そこそこの立派な建物で、外国人向けのランクのホテルである。

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杭州ウォーキングツアーは、ひょんな事から始まった。私の北九州支店勤務時代、九州ウォーキング協会にセールスに行ったところ、「中国の桂林か、蘇州を歩きたいんだが」という事務局長の言葉に、「今度ウチが飛ばす予定の杭州に良いウォーキングコースがありますよ」「それじゃあ、百聞は一見にしかず、杭州まで下見に行きましょうよ」瓢箪から駒を地でいくように、2週間後に、杭州まで来てしまい、歩いて西湖を一周してみましょう、と、歩き始めたのである。

朝食後、準備体操もそこそこに、各自ばらばらに歩き始める。
「ちょっと待って。まずは、車に気をつけて下さい。なんせ、中国は車優先社会で、人権は後まわし。事故補償もままならないですからね」

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西湖の湖畔を下見風に歩く。公園の湖の歩道を時計と反対まわりに歩き始める。話によると、福岡の大濠公園のモデルになった湖である。

市の中心にある広大な西湖である。水上には屋根付きの観光船がゆっくりと流れに身を任せるかのように動いていく。遠くに霞む丘とのコントラストが美しく、癒しの世界を感じさせてくれる。

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湖の中央を歩きやすい専用歩道が続いている。緑が濃く、空気もきれいである。

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天気も良く、絶好のウォーキング日和である。快適なペースで、皆で元気に、あるけあるけ。

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西湖にはいくつかの観光シンボルがある。まずは、南の外れにある六和塔。その雰囲気は、奈良の斑鳩の里を彷彿とさせる。

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昼食は、杭州名物の東坡肉入りの炒飯である。沖縄のラフテーもしくは、長崎のトンポーロウに似ている。そのルーツかも知れない。

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杭州は、中高年で、ウォーキング好きで、日本人であれば、好きにならざるを得ないほどの、なんとも癒される街ではある。(続)

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category和食ルーツ探訪・華南旅情  time21:21  authorkomiya 

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