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2014-04-12

Sn7 シンガポール*リトルインディア&アラブストリート

みなさんこんにちは!シンガポール担当コンシェルジュの小宮です。

今回は、シンガポールの観光名所の中でエスニックな「リトルインディア」と「アラブストリート」をご紹介いたします。この2つの異文化・生活圏は、シンガポール市街地のダウンタウンから北東地域にかけて広がっています。

まずは、リトルインディアの歴史的概要です。この一画は、英国の植民地時代に南インドからシンガポールに半強制的に移住させられた子孫の生活圏、インド文化が根付いている地域です。



リトルインディア






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MRTのリトルインディア駅から外に出ると、セラグーン通りを中心にリトルインディアの街並みが広がっています。この街の隅々からはインド文化独特の色彩、臭気、騒音、味覚、熱気などが、五感を通し押し寄せてくる様な迫力を感じます。


セラグーン通り


駅前大通りの交差点には、リトルインディア最大規模の市場「テッカセンター」があり、2階にはホーカーズ(屋台食堂街)もあります。道路の向かい側にはリトルインディア・アーケードがあり、アクセサリー、テキスタイル、香辛料などの店が入っています。



アーケード入口






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さて、リトルインディアの象徴はヒンズー教寺院です。まずは、スリ・ヴィラマカリアマン寺院ですが、リトルインディアを代表する最大のヒンズー教寺院です。



スリ・ヴィラマカリアマン寺院







寺院の屋根の上には、オドロオドロしく殺戮と破壊をつかさどる「カーリー神」を中心に、神々が祀られています。極彩色で折り重なるように飾られており、かなりグロテスクな感じがします。

寺院屋上の神像




セラグーン通りを北上すると、比較的すっきりとした感じのヒンズー教寺院がありますが、スリ・スリニバサ・ペルマル寺院です。「ヴィシュヌ神」を中心に祀る寺院で、奥の建物にはシヴァ神の彫刻や色鮮やかな神像があり、天井には宗教画が描かれております。



スリ・スリニバサ・ペルマル寺院





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次に、アラブストリートを含むサルタンモスクを中心とした1区画をご紹介致します。この地域は、アラブ圏の各国から移住した人々が街と文化を形成し、特にイスラムの宗教色が強く、唯一シンガポールでアラブ文化を味わえます。

アラブストリートは代表的なテキスタイルの街です。本通りの両側にはシルクやバテックの生地を仕立てる店、さらに、シルクや羊毛製の絨毯屋などが軒を連ねています。


アラブストリート



アラブストリートは車の往来があり、のんびりとした散策には不向きですが、1本外れた左右の脇道に入れば、車は入れませんので、ぶらり旅や午後の散策にはちょうど良いと思います。


交差点



お薦めはアラブストリート西側裏通りのハジ・レーンです。東京の原宿や青山の裏通りのイメージでしょうか?若手アーティストによるおしゃれな衣料品や雑貨のセレクトショップが建ち並び、若いシンガポーリアンや観光客がショッピングを楽しんでいます。


ハジ・レーン


アラブストリートからモスク通りにかけて、イスラム教にまつわる幾つかの壁絵が飾られています。1枚1枚にはアラブ世界が描かれており、雰囲気的にもアラビアンナイトのエキゾチシズムを感じる一画となっています。


モスク通り


モスク通りとブッソーラ通りの三叉路交差点に面して、シンガポール最大最古のイスラム教の寺院、サルタンモスクがあります。熱心な地元のイスラム教徒たちは、庭園内の水場で全身を清めてから礼拝堂に入ります。

サルタンモスク




金曜日以外であれば、海外からの観光客も入ることも可能ですが、基本的には男女とも、長ズボン着用で、靴を脱いで見学することになります。

さて、サルタンモスクの南側に観光客向けの歩行者専用散策路があります。ブッソーラ通りという名称で、エスニック雑貨、アラブ風の衣料、スパ&マッサージ、レストランなどが並んでいます。ヤシの木陰もあり、海外からの観光客に人気があり、こちらの散策もお薦めです。


ブッソーラ通り



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次回、S8は、シンガポールのイースト・コースト、プラナカン文化が薫り、食通が通うグルメの街「カトン」をご紹介致します。お楽しみに。(続)

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