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2011-12-04

En5 シェークスピア・グローブ座

我々夫婦はその日の夕方、テムズ河畔のシェークスピア・グローブ座を訪れました。ここは、日中に観光客がラフなスタイルで、気軽にシェークスピア劇を楽しめるところです。

nullこの白くて丸い小さな劇場では、16世紀の芝居小屋に近い雰囲気の中で、シェークスピア劇を味わう事ができます。

オープンエアの劇場の効果を堪能するためには、1階の立ち見席の真ん中あたりで見るのがベストです。

グローブ座外観


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nullこの劇場は、400年の時空を越え、16世紀の芝居小屋を忠実に再現した建物です。昔から観客は屋根のない3階建ての小さな芝居小屋場の中で、シェースピアの世界に酔いしれたのです。


グローブ座券売所


nullレンガ造りの立派な券売所以外は、1階は土間の立ち見席、2、3階が桟敷席になっています。当時の劇場は円形で中央部は平土間、屋根もなく、椅子もありません。当然、雨が降れば濡れるような建物です。再建されたグローブ座の観客席もそれに近い雰囲気でした。


グローブ座劇場

屋根がないため、雨の日の観劇は少々厳しいですが、21世紀の現在、見事によみがえったこの劇場でたくさんの人々がシェークスピアの名作を楽しんでいます。

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null我々夫婦が観劇した時にも小雨がぱらついていましたが、演じる方も見る方もかなり真剣で、楽しんで演じているのが感じられました。10ポンドの2階の桟敷席は、板張りのベンチ席でお尻が痛くなりましたが、正面に舞台と楽団席が丸見えで、ちょっぴりお得な感じがしました。


舞台真上の楽団席


null私はグローブ座のシェークスピア劇を生で観たことは初めてでしたが、事情通の方は事前にインターネットで良い席を予約します。

また地元のシェークスピア好きな人は、グローブ座の券売窓口で舞台のかぶりつきの5ポンド立見席当日券を、わざわざ並んで買うそうです。

舞台正面と立見席


その日の演目は、日本人には定番の人気がある「リア王」でした。券売所はかなり混雑をしていて長い列でしたが、我々夫婦のチケットは売れ残りらしい2階の柱の陰の桟敷ベンチ席でした。

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null我々が演劇を見た場所が2階の所為もありましたが、演技者の早口英語のセリフが聞き取りにくく、半分もわかりません。それは仕方ありませんが、本場のシェークスピア劇の雰囲気はそれなりに楽しめました。

終劇後、帰路につく観光客

グローブ座は、お目当てのシェークスピア劇の演目を見ようと、世界中から訪れる観光客でいつも混雑しています。興味とお時間のある方は、生のシェークスピアを観劇してみてはいかがでしょうか?(続)
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