大雪山とは一つの山の名称ではなく、北海道の最高峰の旭岳をはじめ、２０連峰におよぶ標高２，０００ｍ級の山々の総称です。

ここは大雪山国立公園でもありますが、これらの山々を中心に北海道の中央に成り立つ、わが国最大の山岳を中心とした原始性の豊かな国立公園です。


大雪山連峰旭岳

さて、大雪山国立公園の北部には、大型の１０１人乗りの旭岳ロープウェイが
ありますが、国内で唯一、国立公園内の高山帯に乗り入れているロープウェイ
です。


ロープウェイ姿見駅

大雪山国立公園の山々の多くは、標高が2,000m前後ですが、緯度が北に位
置しているため、本州3,000m級の山々に匹敵する高山環境をもっています。


７月下旬のお花畑（イメージ）

本州中部では標高1,500m以上にならないとなかなか見られないダケカンバ
林が、大雪山では標高500mから1,600m前後の間に見られます。

その車窓からの景色は、雄大で、標高1400ｍ付近から森林限界を越えると
ダケカンバの姿がまだらになり、終着駅である「姿見駅」を降りると、そこは、
高山植物が咲き乱れるお花畑が広がります。


チングルマとエゾコザクラ（イメージ）

旭岳の見どころは、展望台からの大雪山連峰の景観です。夫婦池、すり鉢池、
姿見池の景色、高山植物のチングルマやエゾコザクラは見逃せません。動物
ではエゾシマリス、セキレイ等を見かけます。


家族連れで散策

山腹にあるロープウェイ姿見駅からの家族連れでも楽しめる１時間余りの散策
コースがお薦めです。姿見の池で１０分間の休憩をとり、折り返して姿見駅に
戻ります。


姿見の池と私

国内団体パッケージ旅行の一部としても気軽に参加できますので、是非一度、
旭岳トレッキングツアーに参加してみませんか？（続）