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2008-08-09

Tu7 テントホテルの朝☆“クサールギレン”

明け方には、気温が極端に下がる砂漠。クサールギレンのテントホテルの寒い室内で、一晩中ベッドの毛布にくるまりながら、朝日が早く登って暖かくなってくれないかなぁとウトウトしていると、突然ジーンジンと目覚ましが鳴りました。

目が覚めないので、まずは洗面所で顔を洗うと、シャキッーンとします。その後、入念に重ね着をして、テントから出ると、つれ合いと二人でホテルの時計塔に登り、砂漠の東方向から朝日が上がるのを待ちました。

夜明け前の薄暗がりの中で、東の空が徐々に明るくなってきました。砂漠の手前に黒い森が左右に拡がり、乾いた風景の砂漠と草原の中にオレンジ色の太陽が、そろりそろりと登り始めました。

null 砂漠のご来光

太陽が昇りきるとあたりは明るくなり。気温も上がりはじめ、風も爽やかに柔らかく吹き始めました。写真でもわかりますが、黒い森はテントの前に僅かな幅であり、砂漠はその先に、遙か彼方まで続いています。

null テントホテル

ますます明るくなると、オアシスの中のテント群の雰囲気と、周りに拡がる砂漠の景色は決定的に違います。360度見渡すとテントホテルは6張りずつ輪になって立てられており、それが6ヶ所放射線状に時計塔の周りを取り囲んでいます。

null 宿泊したテント

テントの部屋に戻ろうと時計塔を下りていくと、砂漠に朝日を見に行った人たちとすれ違いました。前日の砂嵐がひどく、砂礫に足を取られてあまり歩き回れなかった、との事でした。

null テント群

部屋に戻ると宿泊したテントに朝日があたり、気温もじんわりと暖かくなり、昨夜の寒さが嘘のように感じました。時計が7時を回り、そろそろ、朝食の時間です。レストランに行く前に、つれ合いに、写真を1枚撮ってもらいました。

null 暖かーッ!

ホテルレセプション棟に併設されているレストランで、焼きたてのクロワッサン、デニッシュ、トーストなどと共に、砂漠のオアシスで取れた野菜や、果物が並んでいる、ブッフェスタイルの朝食です。

若いギャルソンがカウンターの角のスペースで、手動式のジューサーを使い、もぎたてのオレンジを一生懸命に絞っています。グラスに2杯、つれ合いの分も受け取り、テーブルに座り、一口飲んでみて、ビックリ!

思わず「こりゃ、うまい!」と叫ぶほど、甘みと酸味が調和した衝撃的に濃厚な味のフレッシュオレンジジュースでした。(続)

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